GOFEETさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

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ヒット・パレード(1948年製作の映画)

3.7

▶ハワード・ホークス自身による『教授と美女』のリメーク。
▶妖艶さと可愛らしさを両立させているヴァージニア・メイヨ様、『教授と美女』のバーバラ・スタンウィックに決して引けを取っていません!
▶『虹を掴
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教授と美女(1941年製作の映画)

4.0

▶ダニー・ケイ&バージニア・メイヨつながりでハワード・ホークスの『ヒット・パレード』を観ようと思っていたのだけれども、アマプラでリメイク前のオリジナル作品『教授と美女』を見つけたので、まずはそちらから>>続きを読む

虹を掴む男(1947年製作の映画)

3.5

和田誠の映画本によく出てくる〈ダニー・ケイ〉ですが、ちゃんと観るのはこれが初めて。
ダニー・ケイが音楽の教授のモノマネをする場面があるのですが、多分これがこの作品の白眉なんでしょうねぇ……
〈ダニー・
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プアン/友だちと呼ばせて(2021年製作の映画)

3.7

◆『バッド・ジーニアス』で、タイの現在を世界中に知らしめたバズ・プーンピリヤ監督の最新作。
◆プロデュースはあのウォン・カーウァイ。
◆『バッド・ジーニアス』で大ファンになった Aokbab も出演し
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ザ・ロストシティ(2022年製作の映画)

3.5

いやはや予想通りの展開にこころウキウキ!
この作品、40年前に冒険活劇の復活!と映画関係者がこぞって声を上げた、ロバート・ゼメキスの『ロマンシング・ストーン』を意識しているのは間違いないところ。
もち
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エルヴィス(2022年製作の映画)

4.0

プレスリーをはっきりと意識した当時、どんな感じだったかというと、
◆やたら派手な衣装を身に纏った
◆揉み上げの長い
◆小太りのおっさん!
という感じでしたねぇ……
僕らよりもひと回り・ふた回り上の世代
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日本侠花伝(1973年製作の映画)

4.0

◆冒頭、渡哲也の〈人殺し〉の眼に吃驚仰天!
◆個人的には全然タイプではない真木洋子ですが、その脱ぎっぷりと肌の美しさに感動!
◆大久保佳代子を色っぽくしたような、任田順好の怪演に脱帽。前半のエエとこを
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ヒッチ・ハイカー(1953年製作の映画)

3.5

すごい既視感の塊のような作品。いやぁ〜、実際これは絶対に観たことあるヤツですよねぇ……
アイダ・ルピノ監督!

昭和残侠伝 死んで貰います(1970年製作の映画)

4.0

《時は大正も末、所は深川。ここでなら、木場に名の通った料理屋のひとり息子高倉健の、義母への思いやり故の渡世人ぐらしも、また、たった一度の出会いから男を慕ってしまう辰巳芸者藤純子の想いも、それぞれの位置>>続きを読む

セインツ -約束の果て-(2013年製作の映画)

4.0

今読んでいる最中の「ショットとは何か」に何度も登場する、デヴィッド・ロウリー監督の長編第二作(なんと脚本も!)。
いやぁ〜、実にイイですねぇ……
ケイシー・アフレック、ルーニー・マーラ、ベン・フォスタ
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戦慄せしめよ(2021年製作の映画)

3.8

89分という尺を考えると、開始早々の30分間は少々もったいない気が……
本格的に太鼓が登場してからの映像には、正直参りました。
あと、個人的には〈笛〉が登場する楽曲も聴きたかったねぇ……

ざ・鬼太鼓座(1981年製作の映画)

3.8

加藤泰監督作品、しかも永年お蔵入りしていたとあっては足を運ばずにはいられない。 
よくわからないのは〈鬼太鼓座〉ではない森みつる演じる、人形浄瑠璃を模した〈櫓のお七〉の場面。本物を文楽劇場で何度か観た
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私のはなし 部落のはなし(2022年製作の映画)

4.0

途中、インターミッションが10分あって、本編205分のドキュメンタリー。いやぁ〜、なかなかの力作です。
是非とも聴きたいと思っていた〈当事者たち〉の声を、いっぱい聞くことが出来ました。

ちなみに、久
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

《劇場の大きなスクリーンで作品と遭遇するという体験は、いまでは、世界的に、都会に住むものたちだけに許された途方もない贅沢となりつつあります。―蓮實重彦―》
ということで、大画面で観てまいりました!『ト
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

明日『トップガン マーヴェリック』を観に行くので予習かたがたアマプラにて鑑賞。
実は『トップガン』を観るのはこれが初めて。
大ヒットした作品に限って結構な確率で見逃しています。
大ヒットしたので当然
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勝手にしやがれ 4Kレストア版(1960年製作の映画)

3.5

いやぁ〜、これはもうジーン・セバーグ様を見つめているだけで満足な一本。『悲しみよこんにちは』で魅せられたゴダールが直々に出演を依頼したのも宜なるかな。このあと決して幸せではなかった彼女の人生。なんとも>>続きを読む

気狂いピエロ 2Kレストア版(1965年製作の映画)

3.5

◆なんともアメリカの映画監督然としたサミュエル・フラーの佇まいに感動!
◆「映画とは、戦場のようなものだ。愛、憎しみ、アクション、暴力、そして死。要するに、エモーションだ」やて……カッコええ!
◆ “
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シャドウ・イン・クラウド(2020年製作の映画)

4.0

久々にB級映画を堪能しました。
アイデア一発のみの展開で、役者もクロエちゃん以外はほぼ知らない人ばっかなとこもいいし、87分という尺も素晴しい。
前半はほぼクロエちゃんのバストショットオンリーの展開!
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ジギー・スターダスト 2002年サウンドリミックス・デジタルレストア版(1973年製作の映画)

4.0

元々楽曲がいいことに加えて、ギターのミック・ロンソンの大活躍、ラブリーな観客と相まってなんとも素晴しいショータイムとなっております。是非是非オススメ!

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.8

『フォードvsフェラーリ』でクリスチャン・ベイルの奥さん役が印象的だったカトリーナ・バルフが今回も素晴らしい!
ケネス・ブラナーって勝手にええとこの子やと思いこんでいたのやけど、なんと北アイルランドの
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パリの家族たち(2018年製作の映画)

3.8

「母性というテーマは、汲めども尽きぬ物語の源泉です。あまりにもたくさん物語があるので、群像劇にするしかないと思いました。私はこのジャンルの大ファンで、繰り返し観ては、見落としていた小さなディテールを発>>続きを読む

エール!(2014年製作の映画)

3.5

このあいだ観た『コーダ あいのうた』のオリジナル作品。ちなみに〈愛〉大好き!フランス映画です。
う~ん、これはリメイク版の勝ちかなぁ……
なんとも可愛らしい作品なのですが、正直なところ出演者、ストーリ
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ゴヤの名画と優しい泥棒(2020年製作の映画)

4.0

ジム・ブロードベントとヘレン・ミレン、名優ふたりの競演とあっては映画館に足を運ばねば………
裁判所での裁判長と被告のやり取りに代表される英国人的な部分が作品全体に溢れていて、個人的にはとても気に入りま
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.8

個人的にはあまり相性の良くないウェス・アンダーソン監督作品ですが、冒頭レア・セドゥのオールヌードに吃驚仰天し、看守の制服姿で完全にノック・アウト!で、あとはどうでもいい感じになってしまいました……おっ>>続きを読む

ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート(2022年製作の映画)

4.0

中学生の頃、映画館で『ザ・ビートルズ レット・イット・ビー』を観たのを思い出しました(探せばどこかにパンフレットもあるはず)。
フェンダー・ローズを弾いている黒人が誰なのかわからず、必死で調べた記憶
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コーダ あいのうた(2021年製作の映画)

4.0

▶いかにも〈サンダンス映画祭〉好みの一本。
▶ルビー役のエミリア・ジョーンズと父親役のトロイ・コッツァーがとても魅力的で参りました。

▶TOHOシネマズ梅田・本館はけったいな作りのシアターが多くて正
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クライ・マッチョ(2021年製作の映画)

3.5

う〜ん、イーストウッドの主演はもうかなり厳しいのではないかい? 気になって、話が入ってこないよ…… 『グラン・トリノ』で一応自ら終止符を打ったイーストウッドですが、その後の『運び屋』は洒落が効いててな>>続きを読む

座頭市物語(1962年製作の映画)

3.8

この日の朝、たまたま見ていた朝ドラ「カムカムエブリバディ」の映画館のシーンで、この『座頭市物語』の文字が見えた時はなんかうれしかったですね。
で、映画を見た感想。
この手の作品がコンスタントに量産され
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ミス・マルクス(2020年製作の映画)

3.8


▶巷の評判はイマイチですが、個人的には結構楽しんだ一本。
▶ロモーラ・ガライってこんなにいい役者やったっけ?
▶最後、エリノアが踊り狂うシーンが好き!しかも後ろでエイブリングは寝てるし!
▶カールが
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.8

◆町山智浩がラジオで力説していたほどには感動しなかったかなぁ……
◆昨年公開された『007』もそうだったけれど、シリーズ最終回ということで、楽屋オチの答え合わせというか、壮大なるネタ振りに対する壮大な
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日日是好日(2018年製作の映画)

3.8

◆この映画、大袈裟にはなにも起こらないのですが、実際にはいろいろとあるんですよ、人生には!
◆四季がある国に生まれたことに感謝、感謝!
◆ホンマ、原作を読んだときもそうでしたが〈茶道〉に興味津々になり
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マクベス(2021年製作の映画)

3.5

▶2020年最初に選んだ作品はコレ!
▶ジョエル・コーエン単独初監督作品。
▶オスカー俳優、デンゼル・ワシントンとフランシス・マクドーマンドの共演。
▶ただし芸達者たちの演技も、このシェークスピア作品
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