りゅっくサックさんの映画レビュー・感想・評価

りゅっくサック

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マーベルズ(2023年製作の映画)

2.5

なんでしょう、こう…「言いたいことは分かるが!もっとこう…あるだろう!」っていうもどかしい105分。

エンドゲーム後のキャロルの成長とか、前作キャプテン・マーベルの時代から30年経ってる…感が全くな
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

2.7

ディズニーの自己啓発セミナーみたいな内容。
アニメ1~3作目を合成したキメラ“白雪ピノタジア ”
同時上映で先に流れる「ワンス・アポン・ア・スタジオ-100年の思い出-」(ディズニー+では今のところ見
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ザ・ミル(2023年製作の映画)

3.1

「ある日男が目を覚ますと高い塀に囲まれた独房に入れられていた。
部屋の中央には巨大な石臼があり、ただ一つ出来ることはそれを1日50回押すこと。
もしノルマを下回るか、同じ状況の“同僚”達の中で最下位に
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.6

ある過去の出来事から音楽を禁止された家系で、音楽の夢を抱いた少年ミゲル。
死者の日にひょんなことから死者の国に迷い込んでしまい、自分のルーツをたどり先祖を訪ねる。

あーwwはいはいw
「死者の国は良
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白雪姫(1937年製作の映画)

-

蒸気船ウィリーが伝説なら、こちらは原点。
世界初の長編アニメーション、世界初の物語を歌うミュージカル。
87年前に世界の映像業界はこの作品によって変えられた。
異常な表現力、ぬるぬる動くアニメーション
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蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

-

「すべては一匹のネズミから始まった」byウォルト・ディズニー

世界を変えた7分。
ウォルトディズニー自身が監督、製作をし、キャラクターに声を吹き込んだ。
ウォルト=ミッキーマウスという伝説。
伝説に
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ピノキオ(2022年製作の映画)

3.3

原作ピノッキオの冒険、1940年のディズニーアニメピノキオからの要素、現代的なアレンジ。
バランスが良くまとまっている。

原作からの引用された要素、1940年版アニメとセリフが丸々同じシーンもあれば
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.3

胎児の脳を移植された成人女性:ベラが成長していく様をエマ・ストーンが強烈に演じている。
彼女の周りは縛りつけようとする男、トロフィーワイフにしようとする男、社会が押し付ける“女性らしさ”、どうしようも
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.8

1日限定復活上映にて鑑賞。

「いやースラムダンクでしょ?友達んちで全巻読んだし〜アニマックス見てたし、歯医者でも読んだしwしかも有名な山王戦?今さら…?」
って、一昨年スルーしたどあほうです。

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ズートピア(2016年製作の映画)

3.6

今更ながら視聴、ランドでニックとジュディのカプが大人気でファンが多い〜!みたいな印象でした。
しかし蓋を開けたらかなりの社会派ドラマで驚いた。

動物に置き換えてるだけで、これ実写で撮ってたらウィル・
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リトル・マーメイド(2023年製作の映画)

3.0

これは実写版のリトルマーメイドではなく
『パイレーツ・オブ・カリビアン〜人魚の願い〜』という、パイレーツシリーズの最新作でした。

アリエルの人種変更、海の仲間達がリアルといった点は、一度海の世界に潜
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クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝(1994年製作の映画)

3.2

クレヨンしんちゃん映画2作目。
前作の「アクション仮面VSハイグレ魔王」はまだアニメのしんちゃんとしても、手探りな感じがあったけど
1年後の本作「ブリブリ王国の秘宝」ではもう絵とノリとギャグが完成して
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クレヨンしんちゃん アクション仮面VSハイグレ魔王(1993年製作の映画)

3.0

今やアジアで大人気のクレヨンしんちゃん、その映画第1作目。
この初期に本郷監督によって作られた映画クレヨンしんちゃん1〜4作品はマスターピースとも呼ばれることも多い。

まず「古いしんちゃん…いろいろ
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ヒメアノ〜ル(2016年製作の映画)

4.0

「お母さ〜ん、麦茶持ってきてー!」

人間ドラマと血とセックスのR15+、99分作品。
ヒメアノ〜ル=ヒメトカゲ(沖縄や奄美大島に生息する数cmの小さなトカゲ、強い者の餌)
めっちゃヤンマガっぽーいと
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ドクター・ドリトル3(2006年製作の映画)

1.3

「動物を軽視したドクター・ドリトル」
ホームアローンやジム・キャリーのマスクもそうだけど、一度終わった物の続きを無理やり作ると良い結果にはならない。

今作はエディ・マーフィが演じたジョン・ドリトル先
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カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

4.4

おじいさん+子供+空飛ぶ家
押しが弱くて当時からスルーしてたけど、これは舐めてた案件。
しっかりヒューマンドラマだしアドベンチャーだし、純愛。
もうタイトルを【103分で分かる人生】とかにしたほうがい
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2分の1の魔法(2020年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

【2分の1の魔法 】原題:ONWARD(前へ進め)
いやーー2分の1が2分の2になるとやっぱ思うじゃないですか!
でこぼこ兄弟が力を合わせてお互いを認めた時に願いが叶うと思いますやーーーん!!!!
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.4

ガーディアンズ(負け犬たち)の最終章。
素晴らしい【3部作】でした!!!
『え…これマーベルで初めて、他作品を観なくても分かるシリーズが誕生したのでは…?』

今回はアライグマのロケットが何故アライグ
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シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

2.9

【“辛い”という字に横線を一本足せば“幸せ”という字になる。幸せなんて辛さのすぐ近くにあるものよ。】

シン・ゴジラ(2016)から始まった庵野監督の大好き作品実写化シリーズ。
今では『シン・ジャパン
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

マイティ・ソー最新作にして最高傑作なんじゃないのこれぇ!?!?!?

ラブ&サンダー、ラブの意味の深さ。
ただの「愛してる!」だけではない、心まで寄り添い受け入れ、慈しむ心。
それはヴァルキリーやコー
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機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ(2021年製作の映画)

4.0

この時代の日本でやる意義のあった作品だなぁと思います。
最低限アムロとシャアが何をしてたかは知らないときつい。

キャストの皆様も素晴らしいですが、やはり監督の村瀬修功さん。
静と動の映像美、ハッとす
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マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)

4.3

これはすごい物を見た!!
ジャンルをなんと定義していいのか…。

初見では不可解な序盤も2回目を見ると、理由のある裏側が見えてくる。

霊?殺人鬼?幻覚?呪い?
もう何が何だかわからないが、中盤にとあ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

4.1

シン・ゴジラが大ヒットを記録し、オタクにも一般層にも届く特撮を生み出した庵野監督。
実はおっかなびっくり特報映像を見たりしてて内心「大丈夫か…これ…(期待)」という。

蓋を開けるとまさかのどストレー
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ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス(2022年製作の映画)

3.1

ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス
あのスパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームに続くMCUのマルチバース世界を広げる一作。
“マルチバースの危険な側面”がそこにはあった。

IMAX
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

3.0

ウェス・アンダーソンの狂気も振り切るところまで振り切ったな!というのが率直な感想。
拘りというより「強迫性」と言うべき洗練されたカット、カメラワーク、背景、構成。
もう悪魔に魂を売ったとしか思えない。
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シチリアを征服したクマ王国の物語(2019年製作の映画)

3.4

一言で雑に言ってしまえば、イタリアのクマ版平成たぬき合戦ぽんぽこ。
繁栄と衰退のお話。
時に争い手を取り合い、人間と共存し、その中でクマたちのアイデンティティが揺らいでいく様を
絵画のようなアニメーシ
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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

5.0

もう…本当ありがとうございました…という感じ。

ピーターはまだまだ子供だし、ヒーローとしてはやはり未熟者だったんだなぁと。
ただその未熟な優しさから彼がヴィラン達に対し、新しいアップデートされた価値
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エターナルズ(2021年製作の映画)

3.9

9月公開のシャン・チー/テン・リングスの伝説、そして今作エターナルズ。
当たり前の人種とセクシャリティの多様性。
マーベルがこれからの方向性が段々と分かってきた感じ。

MCUの新作を見てると思ったら
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ナイト ミュージアム エジプト王の秘密(2014年製作の映画)

2.5

2013年のLIFE!、2014年の本作、次回作は2016年のズーランダー2と続く
【どうした?ベン・スティラー3部作】の2作目。

この頃の彼は自己言及というか、中年オヤジの将来への不安と悟り、みた
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クルエラ(2021年製作の映画)

2.4

プラダを着た悪魔+ジョーカー=プラダを着たジョーカー。

衣装、演者、音楽、演出、CG、全てが良かったのになぜか残念でした。
そもそも私欲のために動物の毛皮を剥ごうとするキャラを「実は彼女にも暗い過去
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バイオハザード:ザ・ファイナル(2016年製作の映画)

1.2

バイオハザードの映画は作れば作るほど出来が悪くなっていく印象でしたが、最後の最後にワーストを更新。

主人公アリスには妻のミラ・ジョボビッチ
アリスを手助けするAIレッドクイーンには愛娘エヴァ・アンダ
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あの頃。(2021年製作の映画)

4.3

何かに対して「好き!」という感情になった時の衝動を思い出させてくれる作品。

剱さん達の少し後に同じく「好き!」の衝動に突き動かされ、モーニング娘。ヲタクになった自分には深く刺さりました。
綺麗な部分
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ノートルダムの鐘(1996年製作の映画)

3.7

レ・ミゼラブルと並ぶヴィクトル・ユーゴーの名作。
黄金期の再来と言われた90年代後半のディズニーでもトップクラスに映像表現が素晴らしいノートルダムの鐘。

容姿や移民というだけで迫害されてしまう世界、
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.1

すっっごい難しい。。。
インセプションなんかよりも難解。
でも把握しきれてなくても、絵の派手さですごい!となる感じ。
脚本を何百回と読み込んでるキャスト陣ですら、ノーラン監督に質問しながら撮影したと言
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あの夏のルカ(2021年製作の映画)

4.3

古き良きひと夏の冒険物語。
監督がジブリのファンらしく、全体的にかーなーりジブリの雰囲気がある。
北イタリアの異国が舞台なのに、すっごく日本っぽいのが最高。
子供たちの憧れがローマの休日(1953)で
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