東京マクラさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

東京マクラ

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バイオレント・ナイト(2022年製作の映画)

3.6

見る前に期待していた通りの内容で満足です。サンタさんが悪い奴等相手にバイオレンスなことをする。これが私は見たかったんです!

一見ありがちなアクション映画っぽいですが、捻った展開が何回かあるので、あー
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アナコンダ2(2004年製作の映画)

3.4

ヘビは苦手ですし、パニック映画もそんなに見ません。しかも1ではなく続編です。どうして見る気になったか自分でも分かりません。

意外にもかなり楽しめました。お約束をしっかりやってくれる姿勢に好感が持てま
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.3

始まりから終わりまで、淡々とした恐怖が続く作品です。これは褒めているんですが、見ていてずっと気分が悪かったです。自分がこのスタンスの作品を楽しめるテンションかどうかが重要かもしれません。

音楽が妙に
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キャプテン・フィリップス(2013年製作の映画)

3.5

ソマリア沖で海賊に襲われた船の船長の物語なんですが、海賊たちがいい意味で行き当たりばったりな行動をするので、何をしでかすか分からない緊張感が常にあり、画面に釘付けでした。映画を見てハラハラしたい気分の>>続きを読む

偶然と想像(2021年製作の映画)

3.6

「偶然」をテーマにした3つの短編オムニバス作品です。日常生活でふと訪れたた「偶然」にフューチャーし、それを映画的に想像し掘り下げていくというテーマが面白かったです。

こんな偶然あるのかと思う出来事は
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

3.7

情報過多な演出と奇抜な色彩。全シーンがキャンバスに描かれた自由な現代アートの様な映像でした。前作の時にも現行最高峰の映像技術だと思いましたが、それを超えたものが見れて衝撃です。鑑賞後頭の中で処理が追い>>続きを読む

ライダーズ・オブ・ジャスティス(2020年製作の映画)

3.5

復讐×アクションものの映画だと思って鑑賞しましたが、心にしこりを抱えた登場人物たちが繰り広げるドラマ部分の比重が大きい作品でした。

似た者同士である親子だからこそ生じる葛藤。父と娘の対比と共通する課
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プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

この映画の食事シーンは作品の雰囲気とマッチしています。食事のシーンで不快感の抱く作品は気持ち悪くて好きです。個人的にはご飯のホカホカ感がないのがポイントかなと思ったりします。

この作品、「食事」が大
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search/サーチ(2018年製作の映画)

3.6

この作品はミステリー映画なんですが、一人で姿勢を正して真剣に見るというよりは皆で考察しながら楽しむのに適した作品だと思います!

ネタばらしまでにしっかりヒントが提示されているので、誰が怪しいか話しな
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ベルファスト(2021年製作の映画)

3.6

生まれ育った故郷に対する想いはそれほど強くありません。それはいつでも帰ることができる前提があるからかもしれないと、この映画を見て思いました。

当たり前がなくなってしまう経験をしていない自分にとっては
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怪物(2023年製作の映画)

4.4

今まで観た是枝監督の作品の中で圧倒的に一番好きです!
まず映像が素晴らしすぎました。画面を通して感じることができる子どもたちが見ている世界は、これ程までに美しいのかと感嘆しました。
また、彼等は幸せな
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雑魚どもよ、大志を抱け!(2023年製作の映画)

3.2

物語の最初で登場人物たちの関係性や家庭環境をテンポよく見ている側に示してくれたので、複数の登場人物たちそれぞれのキャラクターがすっと入ってきました!
また、みんな個性的なので立ち位置や役割が分かりやす
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BECKY ベッキー(2020年製作の映画)

3.0

鑑賞した方の多くがおっしゃっていますが、R18指定、痛々しさが段違いにアップした『ホーム・アローン』です。

刃物や尖ったものを見るとゾクゾクしませんか?この映画を見ている最中はずっとそんな嫌な感覚で
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

4.2

まず、めちゃくちゃ面白かったです!タイムループもの映画は同じ場面の繰り返しになってしまい画面に飽きることがあるんですが、絶妙な取捨選択で無駄を排除しており、見ていてとても楽しいです。久しぶりに映画でこ>>続きを読む

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.6

主人公ほど極端ではないですが、「孤独を大切にする」という感覚に凄く共感しました。自分から積極的に一人になりにいく訳ではないですが、ふと一人になりたくなる時があります。主人公と同じく自分はその感覚を結構>>続きを読む

RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.6

個人的には幽霊や怪物などの怖さより、人間の怖さの方がゾクッとするタイプなのでお母さんがもの凄く怖かったです。何を考えているか分からない恐怖にハラハラしぱっなしでした。

主人公が車椅子という設定がしっ
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おろかもの(2019年製作の映画)

3.2

結婚を控えた兄の浮気に気が付いた妹がその浮気相手と接触し、一緒に結婚式をぶっ壊そうとする作品です。

自分にも妹がいるので、もし結婚を控えた妹が浮気していることを知ったらどうするだろうかと自分に置き換
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

3.7

青春×社会派の映画は初めてかもしれません。両方の要素の落差が凄いので、感情移入も強くしてしまいました。「頼むから皆幸せになってくれ!」と願いながら鑑賞していました。

クルド人の主人公がただ普通の高校
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.6

まず、肉屋がベジタリアンを狩って、自分の店で販売するという設定が大好きです。これを思い付いた時点で監督の発想勝ちみたいとこある気がします。

笑える演出と不謹慎に感じる演出の線引が人それぞれ違うので、
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ゲーム・ナイト(2018年製作の映画)

3.0

マーダーミステリーだと思っていたのが、実は本当の事件に巻き込まれていたというストーリーです。

この映画はサスペンスを見るという心持ちではなく、コメディを見るという感覚で鑑賞した方が良いと思います。
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神は見返りを求める(2022年製作の映画)

3.2

最初はとてもハッピーで、どんどん雲行きが怪しくなってきて、最後の方はとても嫌な気持ちになります。吉田監督は観客の心情をジェットコースターのように上げたり下げたり、もて遊ぶのが上手いです。

私の人生の
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still dark(2019年製作の映画)

4.0

全盲の青年があるお店のナポリタンの味に惚れ込み料理人を目指すというお話です。40分という短い時間の中で、登場人物のキャラクターや関係性の中で生まれるドラマをしっかりと描いており、濃密で満足感がある一本>>続きを読む

LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.6

見た方の中で伝わる方がいると嬉しいんですが、この映画、不条理で意味の分からない展開・内容なんですが、見ていて妙な納得感がありました。

前半の伏線の回収を後半の展開でしてくれるというのも納得感の一役買
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.9

宗教対立が引き金となったレバノン内戦。現在の中東にも影響を残し続けている世界史としても重大な出来事を舞台に、「母の人生」という個人史を子どもたちが辿る物語です。

ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督は自身の作品
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.6

誘われて前情報無しで見に行きました。冒頭がゴリゴリのCGで鳥が空を飛ぶシーンから始まって、これはヤバイかもしれないと構えました。しかし心配は杞憂に終わり、田舎という狭い空間で、孤独でありながら、家庭環>>続きを読む

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.1

大学生の頃に車校で読んでから大好きで、原作は何周も読み直しています。しかし、どうしてもCGアニメであることに抵抗があり、敬遠していたのですが見に行って本当によかったです!

湘北メンバーがスクリーンの
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許された子どもたち(2019年製作の映画)

3.4

罪を犯してしまった子どもたちをどのように更生させるか。様々な考え方があり、未だに正解のない課題だと思います。未成年の犯罪について、今作は子どもが自分の犯した罪と向き合うことの重要性を描いた作品です。>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.4

女性がボクシングを通して社会と向き合う作品といえば安藤サクラ主演の「100円の恋」という作品があります。それを意識して鑑賞したのですが、爆発的な激情をボクシングにぶつける「100円の恋」とは180度テ>>続きを読む

355(2022年製作の映画)

3.3

スパイもの、秘密組織の暗躍が大好きな、まだまだ現役中二病の自分なので、CIAやMI6などの諜報機関が手を組む!これはアベンジャーズだ!とテンションが爆上がりしたのですが、組織名が出てきたところがピーク>>続きを読む

ゲーム(1997年製作の映画)

3.8

デヴィッド・フィンチャー監督の作品は「仕掛け」があり、その仕掛けを使いながら監督のメッセージを表現するものが多いです。そんな彼の作品をいくつか見て、作家性をある程度理解した後に今作を見たほうが、よりこ>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.2

物語も分かりやすく、アクションシーン多めで展開もさくさく進むので、とても見やすかったです!音楽の使い方も相まって、規模は全然違うんですが日本のテレビドラマのような雰囲気がありました。

「不死」という
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.5

始まりから終わりまで全てのシーンにおいて、どの一瞬を切り抜いても夢の中のような甘美で美しい絵です。一方で、その美しさの中に時折、生生しさや人間臭さが描かれるのが綺麗さ一辺倒だけでなく良かったです。>>続きを読む

キャッシュトラック(2021年製作の映画)

3.7

正体不明の男が善なのか悪なのかというミステリー要素と、派手な銃撃戦が味わえるアクション要素の2つが詰め込まれた今作品。

こういう角度で「強盗」を描いた作品は初めてだったので、とても新鮮で面白かったで
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アテナ(2022年製作の映画)

3.6

今作を観たほとんどの人が感じると思いますが、冒頭の映像が凄まじかったです。ここ最近観た映画の中で断トツ、圧倒的な臨場感と緊迫感、映画の開始から題名が出るまでの流れは完璧でした。一方で、凄すぎて冒頭がピ>>続きを読む

グレイマン(2022年製作の映画)

3.5

物語のテンポが凄まじく良くて、ストーリーも分かりやすく、なおかつアクションシーンも爽快で、ここ最近見た映画の中で圧倒的に見やすかったです。

この映画、もう何回見たか分からないありきたりの展開なんです
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ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

3.4

主演のマッツ・ミケルセンの渋い演技とイケオジパワーで重厚なシリアスな雰囲気がある一方、敵の一味の戦闘シーンになるとポップな雰囲気になるのでそのシーソー感覚が楽しかったです。

また、キャラクターのテイ
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