Gattさんの映画レビュー・感想・評価 - 16ページ目

Gatt

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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

4.1

思春期の女の子を描いた作品なのに、
僕のような40代のオジさんの心をも擽ぐる作品でした!
勿論父親の立場の目線もあって、
女の子の気持ちの難しさとか、心配したり、コミュニケーションとろうと奮闘したりと
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明日を継ぐために(2010年製作の映画)

4.0

「アーティスト」のジャン・デュジャルダンがオスカーを受賞した年、同じく主演男優賞にノミネートされていた今作。デミアン・ビチルの印象的な父親の姿。配信にて漸く観られました!

メキシコからの不法移民の現
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足跡はかき消して(2018年製作の映画)

3.9

2018年の話題作(ロッテントマト支持率100%!!)でしたが、日本では上映せず。レンタルを心待ちにしていたが、配信レンタルのみのようで、この映画の為にビデオマーケット会員になりました。

観る前はベ
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波止場(1954年製作の映画)

4.2

マーロン・ブランド主演でも、白黒の古めかしい映画はなかなか手に取り難いもので、名前だけは知っていても避けてきた映画だったが、町山さんが「男なら観るべき!」「ロッキーの原点!」と仰るので、鑑賞。良かった>>続きを読む

イン・アメリカ/三つの小さな願いごと(2002年製作の映画)

3.9

このジャイモン・フンスー無茶苦茶好き!優しく強い愛に溢れた凄い存在感。

小規模作品の地味な雰囲気の中でも、家族愛がぎゅうぎゅうに詰まっていた。
一家4人でアイルランドからアメリカへ越してきた家族。過
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ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

4.0

清々しいカッコ良さ。このシリーズは気持ち良い。誠実で真っ直ぐなストーリーをスピード感溢れつつも愛くるしいキャラクターで魅せる。2作目も面白かった!

監督は宮崎アニメの大ファンだそうで、嬉しい影響感も
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凪待ち(2019年製作の映画)

4.1

あぁ、白石監督!また俺の顔を痙攣らせ、心を掻き回してくれた。まだ3作しか観ていないけれど、堪らなく癖になりそうだ。

香取慎吾の演技は、素晴らしかった。堕ちて行く、堕ち続けていく。彼のせいでもあり、外
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ベティ・サイズモア(2000年製作の映画)

3.7

おもいっきり変な話だけど、嫌いじゃなかった(笑)。最後の展開は、予想を超えていくというか、モーガン・フリーマンが今までにない動きをするので、レネーと一緒にふわふわした空間に飛ばされていくような感覚にな>>続きを読む

ゴッズ・オウン・カントリー(2017年製作の映画)

3.8

牧場舞台の同性愛ものという点で「ブロークバック・マウンテン」を思い返し、悲劇的なものを想像していたけれど、この映画のラストは清々しい希望がありました。

色んな事情もあって、牧場を継がなければいけなか
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いつか晴れた日に(1995年製作の映画)

4.3

英国ものは、長閑で美しく気品ある中でも、人間関係のエグさが溢れているのが堪らなく好き。w
脚本も面白いし、コメディキャラも配置されてて、間延びしがちな時代恋愛物語に終らせない面白さがあります。

最も
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

4.0

コロナで館内独占で鑑賞。
レネーの歌声を満喫して来ました。

ジュディ本人とは違う声とは承知の上でも、ステージ上での貫禄スターのパフォーマンスを実演してました。
昔のレネーの「健康的さ」「ライトさ」が
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

4.2

最初の家の前での軽い会話で知り合っちゃう2人。カントリーの流れる軽妙さに、重めの犯罪劇かと思っていたのが、逆に軽い新鮮さを感じてしまったスタートだった。
ガスステーションの悪ガキと兄貴夫婦を加えての犯
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ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

3.7

#Metoo運動で、消えたオスカーノミネーションw。イケメンかなぐり捨てて実物の変な人に変貌w 訛りありの下手に演じる演技って、なかなか難しいでしょ。フランコは熱い俳優さんだから尚更(笑)

個人的に
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スプリング・ブレイカーズ(2012年製作の映画)

3.9

突き抜けていく春の休暇。

全編に渡り快感を追い求めていくのだけど、エロかっこよさがじわじわと刺激してくる。
カリスマエロバイヤーのジェームズフランコのワイルドさや羽目を外す4人の女の子たちの可愛いさ
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ザ・セル(2000年製作の映画)

3.9

ターセム・シン&石岡瑛子の創った作品群の中でも、ダークな精神世界の映像化が特に強烈で、圧巻な作品。

当時映画館で観て、ちょっとトラウマなほどな美しさとショックさだった。
久しぶりに観るとSMチックな
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ロマンティックじゃない?(2019年製作の映画)

3.8

映画というより、テレビショーのような内容なのだけど、ラブコメネタのコテコテさを下地にしつつ、気軽に笑えるような楽しい映画。
頭打って目覚めたら、大っ嫌いなラブコメ世界。でもその中で素直な自分に気づいて
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ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)

4.0

無茶苦茶面白い!
前作までが全て予告編とすら思えてしまった。この迫力に没頭!!カーレースから離れてしまったけれど、自分には良かったかも。
ヴィン殿はダークヒーローですね!ヴィン・ディーゼルが渋くてカッ
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ワイルド・スピード(2001年製作の映画)

3.7

実は一本も観て来なかった大ヒットシリーズの一つ。今回初鑑賞。
個人的嗜好なんだと思うが、どっちが速いかとか、車種がとかは、やっぱりあまり興味ないまま進んだのだけれど、ラスト30分ぐらいからかな、鬼気迫
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ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)

3.8

「事件は現場で起きてるんだ!」感もありつつも、テロ組織の指導者を捕まえようとするCIAエージェントのストーリー。
架空の別テロ組織をでっち上げ、指導者に近づこうとする「嘘」が中心軸。
サスペンスとして
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.9

フローレンス・ピューの笑顔、、、

やっぱり、とんでもねぇ映画だった。この変態加減、大好物w
細部に渡って異様さが溢れているんだけど、北欧ならではの空気感と伝統儀式的な様態に美しささえ感じてしまう。
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ブレッドウィナー/生きのびるために(2017年製作の映画)

3.9

タリバン政権下を舞台にした家族物語。
イスラム原理主義支配で、女性の抑圧が大きく描かれているが、昨日女性の立ち上がる「スキャンダル(Bomshell)」を観たばかりで、そのギャップも勿論なのだが、男性
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スキャンダル(2019年製作の映画)

3.8

シャーリーズ・セロンである事を一瞬忘れるような、別の美顔に変身。相変わらずの徹底した役作りは、凄いです。カッコイイジャーナリスト感たっぷり!

映画としては、事実を伝えて女性の勇気を称える感じですが、
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

4.1

伏線回収の見事な美しさ。
少し人生哲学的な台詞もあって、ファンタジーそのものへの素晴らしさも感じる内容となっている。ティム・バートンの想いみたいなのがいっぱい詰まってる気がする。
最後の息子の語りは感
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アルゴ探検隊の大冒険(1963年製作の映画)

3.7

昔、昔、CGのなかった時代、レイ・ハリーハウゼンという偉大なクリエイターが居たそうな。
時は1963年。昭和東京オリンピックの前の年。

何もないからこそ、色んな工夫して、ひとコマひとコマ作り上げた。
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ハスラーズ(2019年製作の映画)

3.8

ジェニロペの本領発揮作!最初の登場ステージで笑いが止まらなかったw彼女のエグい魅力が溢れます♪

実話をギラギラ感満載で描いているけど、これもリーマンショック後の格差社会を生き抜くオンナたちのバトルで
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50回目のファースト・キス(2004年製作の映画)

4.1

やはり噂に違わず、心に響く素敵な作品でした!涙が出てきた。

「恋はデジャブ」みたいなのを想像していたのですが、一歩も二歩も違う。本当に純粋な真っ直ぐな男心を、アダム・サンドラーから感じてしまうのです
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.2

いやぁ!面白かった!
IMAX鑑賞。この映画の凄さは、ワンカットの作りと同時に、全ての出来事を追体験できる作りになっていること。伝令の1人になったかのような主観映像で追いかける。そういう面で非常にエン
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アンカット・ダイヤモンド(2019年製作の映画)

4.2

凄!最後のテンションの異常さは特に素晴らしい!ある種、「Lord of the Ring」。

主人公は、巨額な借金に追われ、とんでもない賭博を平気でして、従業員の愛人がいて、はっきり言って全く好感持
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イーダ(2013年製作の映画)

4.3

劇場公開時に気になったのに観に行けず、その後に噂通りに外国語映画賞を受賞した。レンタルを心待ちにしていたのだが、5年経ってもレンタルされない!パブリコウスキ監督のその後の作品「Cold War」を先日>>続きを読む

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

3.7

最近の敢えて使われるモノクロ映画の美しさは、目を見張るものがある。
兎角この映画に関しては、構図も際立って写真を繋げたかのよう。

話のスジは「政治に翻弄された10年越し恋愛」なのだけれど、会えない月
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母なる証明(2009年製作の映画)

3.8

ポン・ジュノ作品を少し更に
見てみようと借りた本作。
冒頭から変な雰囲気で、知的障害のコメディ部分が軽く、笑えず、過保護感さえ感じて、もう途中から少し飽きて来たと思ったら、サスペンス感強くなって引き込
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世界にひとつのプレイブック(2012年製作の映画)

4.3

再々見して、やはり傑作と言わざるを得ない。他のDVDを観る予定でいたが、思わずWOWWOWに見入ってしまった(この時期はラインナップがヤバすぎ。尚スターチャンネルにしないのは常に引きこもり廃人になりそ>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.2

見応え有りの傑作!
政治サスペンスだけど、良い意味で日本的な陰鬱さがあり、首尾一貫した重さのある作品だった。最後の最後まで、凄い緊張感。
正直、こんな揉み消しは実際行われているのではないかと疑いは、無
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ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

4.0

無茶苦茶テンション上がりました!
もう3作も出ているのに初鑑賞。今更ながら映画館で観たかった。
飛行シーンの迫力や蠢いて光輝く炎が、リアルな映像体験に誘ってくれました。
Toothlessが強さと可愛
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.8

アメリカの大人たちが、笑いながら観てる姿が思い描けますね。会話と演技が面白いです。
多分、推理ドラマファンの心を擽ぐるネタも満載なのでしょう。僕的には「ジェシカ・フレッチャー」映った時は感動したw
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

4.1

あぁ、キャリー・マリガンがこんな母役をやるようになったんね、、、でも流石の演技!じわじわ壊れていく感じが堪らないw
ジェイク・ギレンホール演じる旦那が、山火事消しに行っちゃうとこは、若い時の自分の感覚
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