アイザワマコトさんの映画レビュー・感想・評価

アイザワマコト

アイザワマコト

映画(373)
ドラマ(0)
アニメ(0)

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

ひたすら会話劇なのに不思議と長く感じなくて面白かった。
評判より真っ直ぐな反核映画。
広島長崎の被害写真が出てこないのはアメリカ人の心情的な理由というよりも、現実の被害写真は強すぎて、物語世界とバラン
>>続きを読む

十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

-

むちゃくちゃ面白かった。空間の限定された会話劇でここまで面白い話作れるんだってびっくりした。これは何度も見直して参考にすべき作品だと思う。評判は知ってたけど、確かに映画史に残るベンチマークの1つだわ。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

-

ゴジラ強くて良かった。戦後直後の日本ってのもノスタルジーの距離感として良かった。
人間ドラマの部分でしょうもねーってとこは多々あったけど、ゴジラを見る映画なんだから良いんじゃないの。

ゴーストワールド(2001年製作の映画)

-

人生の節目で変わらなきゃいけない環境に置かれた主人公が、変われない、変わりたくない、なぜ変わらなきゃいけないのか迷う様を一緒にゆらゆら漂っていくような体験。
結末の解釈は人によって分かれると思うけど、
>>続きを読む

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

-

産まれ直しのお話を通してフェミニズムを語った感じで読後感は面白かった。
でもかなり長く感じた。人生辿り直すのでしょうがないとは思うけど。

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

-

前情報無しで観たけど結構面白かった。公式二次創作って感じなのね。
1時間経つまではキャラの行動原理の説明が多くて若干辛かった。

竜馬暗殺(1974年製作の映画)

-

題名からして結末はわかってので、その、龍馬に訪れるであろう「死」に向かう道程を一緒に歩かされるような体験。
全編にわたって増感現像したような湿っぽい画と死の雰囲気に満ちていて、鬱屈としてくるんだけど、
>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

-

とても面白かった。
人生は各年代ごとにそれぞれの闘いがあるけど、これは50代の人たちの闘いの話。でもどんな年代だろうと、自分を信じて不確かな未来に賭ける、というのは一緒だよってテーマが自然と伝わってく
>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

-

恐ろしいくらい良くできて最高だった。
キャラの世界観ごとにアメコミ、グラフィックノベル、バンドデシネ、カートゥーンってジャンルの違う絵の空間が味わえて、海外漫画文化フォローしてる人にはたまらんものがあ
>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

-

配信で観たが、退屈すぎて最後まで観れなかった。
同じように配信で観たスパイダーバースは一気に最後まで観れたので、5分10分単位での面白さの作り込みが全然違うんだろう。映画館の拘束されだ状況だと最後まで
>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

-

めちゃ面白くてジブリの作品の中で1番好きになった。
大病して以来、自分の命が終わるまでにあとどれくらい時間あるだろうとか、老人みたいなこと考えながら生活してるので、この映画に通底してる死へのイメージみ
>>続きを読む

ヒート(1995年製作の映画)

-

本来悪役になるような性格の主人公が刑事で、悪役はその反対という、キャラの性格逆張りでお話作るとどうなるかという映画。めちゃよく出来てた。2人が初めて顔合わせるのが、ちょうど上映時間の真ん中だったり、脚>>続きを読む

若き仕立屋の恋 Long version(2004年製作の映画)

-

「花様年華」が視覚の官能性を突き詰めた作品だとしたら、この作品は官能性を触覚で表現しようとした感じ。短編の方も観てたけど、これくらいの長さで見るのが間があって良かった。

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

-

「1917」が良かったので第一次大戦ものがリバイバルされたのかなという感じ。「1917」が作品性に振ったのに対して、この作品は塹壕戦はそんなもんじゃねぇ!って意気込みなのかひたすら救いがなくて、結果的>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

-

小学生の頃、初代仮面ライダーにどハマりしてたので、ポーズとかライダーキックのカッコ良さは刺さりまくったけど、映画として良い作品では無いと思った。
お話の作りが、シンウルトラマンと同じで、天ぷらの衣を変
>>続きを読む

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

-

とても良かった。
「君の名は」から新海誠は3.11に対して、「あの時何も出来なかった」という罪悪感に向き合って作品を作ってきたと思ってるんだけど、今回が1番直接的に向き合った作品になってた。
作品の中
>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

-

ウルトラマンの2次創作であるうえにシンゴジラの2次創作でもある感じであんまり良くないと思った。
ラスト近くで投下される絶望の物語上の位置と熱量がシンゴジラと一緒で冷めた。

リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

-

ポール・トーマス・アンダーソンの映画って観てる最中は退屈なシーン多くてつまらないんだけど、観終わったあと不思議と良い映画を観た感が残る。今回もそれだった。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

-

めちゃくちゃ長い割にそれほど面白くはなくて、おい!てなった。
丁寧には作ってあるけど。

レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

-

結婚15年目の人に勧められたんだけど、分かんなかった。。
なんというか、恋愛くらいの男女関係では問題になってこない部分の問題を扱ってて、それ知らないですって感じだった。
また15年後に観よう。

ケイ
>>続きを読む

シャッター アイランド(2009年製作の映画)

-

映画の作りとかはくだらないんだけど、人間の中にある暴力を我々はどうするべきなのかってテーマはかなり良かった。でも映画の作りがくだらん、、

ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

-

面白かったー。脚本の勝利だな。
人生の時間が逆方向にすれ違う、という発明。

ノマドランド(2020年製作の映画)

-

画がちょー良い。シネマスコープの構図の見本みたいな映画だった。
内容は、サンダース支持者が好きそうな感じだったけど、こういうものがハリウッドのメジャーから出てくるところが今の時代なんだろうなぁ。

吶喊(とっかん)(1975年製作の映画)

-

暴力と性愛以外、確かなことは何もないのだ、といのが胸に迫る。
ひろゆきみたいな飄々と賢く生きてるやつが最後時代に飲み込まれて死ぬのが面白い。

EAST MEETS WEST(1995年製作の映画)

-

最後の着地はケレン味効いてて良かったけど、そこまでは非常につまらなかった。岡本喜八の映画でつまらなかったの初めてだ。。

ゆきゆきて、神軍(1987年製作の映画)

-

中国のびっくりおじさん紹介的な映画なのかと思ってたら全然違って、切実な人の生き様を映したドキュメンタリーだった。
物語で整えられる前の、原液の人の感情に当てられた。すごい。

ブラック・ウィドウ(2021年製作の映画)

-

なんか全然面白くなかったので、スカーレット・ヨハンソンかわいそうだなと思った。。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

-

5作追ってくれたファンに対してもうちょい良いラスト用意出来なかったんかいって腑に落ちなかったなぁ。
このシリーズ後半は、スカイフォールを越えようとしつつかなわなかった感じだったな。観てる方もその感じ若
>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

-

面白かったー!
広島ヤクザを演じるの役者さん達楽しそうで良い。
役者やってたら、キャリアの中で一度は広島弁で恫喝してみたいよね。
お話は前作のほうがコンパクトにテーマが伝わってきて好き。

孤狼の血(2018年製作の映画)

-

面白かった!
ヤクザ映画は「暴力を他者に行使する」人間という生き物の生態を見てる気分になる。ナショナルジオグラフィック的な。
映画的には、人が変わっていき、誰かの意志を継ぐ部分に、「インファナル・アフ
>>続きを読む

ダイナマイトどんどん(1978年製作の映画)

-

最&高。今まで観た岡本喜八作品の中で一番好きだ。
「日本のいちばん長い日」とか「沖縄決戦」とか真面目なのを真正面からも撮れるけど、肩の力抜いた娯楽作も撮れる。岡本喜八みたいな作家になりたいよ俺は。。
>>続きを読む

愛のコリーダ 修復版(1976年製作の映画)

-

面白かったが、二人が性愛の沼に溺れていくパートがめっちゃ長く感じた。同じような意味をシーンを延々見せられて、見せなきゃいけない必然性があるのはわかるけど、それにしたって長いよ。
でも、観終わったあとの
>>続きを読む

バンド・ワゴン(1953年製作の映画)

-

流石に作りが古いので「面白い!」とは思えないけど、見どころ多くて良かった。
ラ・ラ・ランドの夕暮の丘で踊るシーンの元ネタと思しきものもあって謎に感動し、ラストもエンターテイメントしててgood。

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

-

構成も複雑でテーマ的にもめちゃ面白くて感動した。
痛みとともにともに生きていくキャラクターたち、beyond というか along with だなと思った。

イングリッシュ・ペイシェント(1996年製作の映画)

-

そんな大した話じゃないのにもったいぶって語ってて、長いよ!って観てられなかった。3日くらいに分けて観た。
でもアカデミー賞めちゃくちゃ取っててびっくり。欧米の人には砂漠とかオリエンタリズムで何割増しか
>>続きを読む

>|