ロスアラモス国立研究所で原爆を作るマンハッタン計画に参加し、「原爆の父」と言われたロバート・オッペンハイマーの生涯を描く。
ドイツが降伏し、ソ連と軍拡競争に突入したアメリカ。原爆を製造し、敗北寸前の>>続きを読む
シンプルなストーリーだが、サスペンスのように、時間を追うごとにテンポが早くなっていく展開は見応えがある。1時間25分と尺は短いが、それに合わせて計算されたような脚本と、高いカメラワーク技術には脱帽。登>>続きを読む
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古い建築スタイルを嫌い、先進的なデザインで勝負する、建築家ハワード・ローク。施工主からのデザイン変更に反発し、プロジェクトから降り、デザイナーの仕事から離れ、石切場で働くことになってしまう。そしてある>>続きを読む
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車のディーラー業で生計を立てる主人公チャーリーと、父親の多額の遺産を相続した自閉症の障害を持つ、兄レイモンド。遺産を巡ってチャーリーはレイモンドに接近するが。
良い映画だった。遺産目当てで施設から兄>>続きを読む
吃音症を抱えたアルバート王子と言語療法士ローグの友情を中心に描かれるが、戦争という暗い影や、国王にならねばならない責任感と治療の重圧のはざまで揺れ動く主人公の心情が上手く描けていたと思う。国王になって>>続きを読む
全体的に楽しめたが、脚本は荒めの作りで完成度はやや低いか。MI6諜報員ジェームズ・ボンドを演ずるショーン・コネリーは非常に魅力的で、何かオーラのようなものを感じた。サイレンサー付きの銃の音が印象に残っ>>続きを読む
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少し分かりづらい内容か。頂点に立った天才指揮者が没落していくというストーリー。成功に固執するあまりに、他者へのリスペクトが足りなくなり、自分自身に酔っていくター。協力者は減っていき、ター自身も精神的に>>続きを読む
戦闘シーンの描写は若干控えめで、主人公の戦争に対する心情の変化をクローズアップした内容だと感じた。イラク人を「野蛮人」と罵りながらも、心の中では武器を使って、その「野蛮人」を殺している自分たちは一体何>>続きを読む
1時間31分と短いが、登場人物のキャラの立ち方はうまく、シンプルなストーリーから、無駄なく濃密な人間関係の表現をしていて見事だった。シケモクがうまそうだ。
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ソ連が開発した高性能戦闘機 MiG-31 「ファイアーフォックス」をアメリカが盗み出す作戦に、軍を引退したミッチェル・ガントが選ばれる。が、彼はベトナムで心に傷を負っていて、軍部は健康面に問題ありと判>>続きを読む
古典的な巻き込まれ型ストーリーだが、テンポは良く、息をつかせぬ展開は見応えがあった。『トータル・リコール』にちょっと似てるなあと思ったが、オマージュ的なものを与えているのかもしれないと感じた。
ロシアの村でドイツ軍に対して戦車で待ち伏せを喰らわせるが、捕虜になってしまったニコライ・イヴシュキン。強制収容所に送られてしまうが、ドイツ軍将校クラウス・イェーガーからドイツ軍の訓練に参加することを持>>続きを読む
アルコール依存症のドン・バーナム。無職で兄の世話になりながら、小説家を目指すが、アルコールの誘惑から逃れられない。週末の旅行も兄と自分の恋人に行かせて、自分はアルコールに溺れる始末。
全体のテンポが>>続きを読む
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赤ん坊のときに誘拐されて、仮の夫婦に25歳まで育てられたジェームズ・ポープ。
『ブリグズビー・ベア』という仮想の子供番組を見て育つが、誘拐犯の夫婦は逮捕され、無事に実の両親の元に帰されるが…。
全体>>続きを読む
ジョン・スタインベックの原作を映画化。だが、原作のダイジェスト版という印象で、母親がコーヒーの砂糖を値切るシーンや、最後のローザシャーンの行動などは存在しない。全体的に『怒りの葡萄』を上手く表現出来て>>続きを読む
ベトナムで戦闘中に目を負傷したニック・パーカー。山岳民族に救出されて目の治療を受けるが、視力は回復せず。彼らから剣術の指南を受けて、友人に会うためにアメリカに戻るが、マフィア絡みの大きな問題に巻き込ま>>続きを読む
レマルクの名著をベースに映画化。だが、原作小説のダイジェスト版といった趣きが否めなく、やや短縮したストーリーだと感じた。
戦場の圧迫感を伝えるシーンはあるのだが、インパクトに欠け、原作のイメージは超え>>続きを読む
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警察のヘリパイロットである、フランク・マーフィー。ロサンゼルスオリンピックを控え、警備の強化のために最新鋭のヘリコプターである、「ブルーサンダー」がテスト的に配備されるが、大きな陰謀に巻き込まれていく>>続きを読む
大いに楽しめた。アクション性は強めで、ストーリー性は弱めに振られているが、完成度は高い。カメラワークやライティングが優秀で映像は美しい。場面場面でストーリーがダレることなくスムーズに映画は進んでいく。>>続きを読む
おなじみの二人は軍隊を飛び出し、中国の街へ。ストーリー的に若干バランスが悪いところもあるが、より娯楽性重視の内容になったか。ややマンネリ感があるが、その辺はしょうがないか
『兵隊やくざ』シリーズ2作目。若干テンポが悪いシーンも見受けられたが、アクション、戦闘、喧嘩などの要素はバランスが良く、1作目に比べるとエンターテイメントに振った作品と感じた。大宮と有田の息もピッタリ>>続きを読む
アクション要素は控えめでストーリー重視の展開。優れた短編小説を読んでいるかのような気分になる。カメラワークも良好。オーソドックス的ストーリーと言ってしまえばそうなるが、座頭市はもともと短編小説のキャラ>>続きを読む
あばれ者だが、忠義心に厚く、軍隊組織を嫌う大宮と、殺し合いや、筋が通らない軍隊が好きではない上等兵有田の二人のウマが合うというのは必然の流れか。
なんにしても、軍隊が理不尽の塊であり、自由への渇望と、>>続きを読む
ストーリーのテンポが速く、多少詰め込みすぎの印象は否めないが、「日曜洋画劇場」感強めの、エンターテイメント映画といった印象。もっとじっくりとストーリーを見せても良かったか。コメディ、アクションの匙加減>>続きを読む
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南米の油田で事故が発生し、大量の原油が流出し、炎上。原油の流出を止めるためにはダイナマイトで油田を爆破するしかない。訳ありの人間たちが選抜され、トラックにダイナマイトを積み、ジャングルの奥地に向かうが>>続きを読む
とにかく全てが破茶滅茶である。ハリウッドジャパン全開の世界観の中で、ヤクザや殺し屋など、登場人物たちの思惑と暴力が弾丸列車の中でぶつかり合う。
『キル・ビル』や『スナッチ』によく似たイメージの作品だ>>続きを読む
楽しめた。子供やファミリー向けにフォーカスされた作品だが、個性的なキャラクター達が生き生きと動き回り、飽きさせない。ドタバタ感は落として、ストーリーがもう少し練り込まれていれば、もっと評価出来たか。ミ>>続きを読む
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前作はエゴイズム全開で突っ走った主人公だったが、今作は『反省と贖罪』をテーマにストーリーは進んでいく。目が不自由というキャラクターだが、盲目的で直線的な生き方ゆえに、自身が光を失ったかのように感じるし>>続きを読む
前作、前々作とも未視聴だが、楽しめた。世界の崩壊を食い止めるために奔走する、ビルとテッド、そして彼らのファミリーたち。ユニークなキャラクターや、奇想天外なストーリーには好感が持てた。91分では尺が短く>>続きを読む
悪くはない。全体のリズムが良く、102分で入れ替わりコメディーをまとめたのは評価出来る。だが、コメディーホラーでありがちな展開が多く、新鮮味は薄い。もうちょっと捻った内容でも良かったか。
TVゲームのモブキャラが自我に目覚めて、単調な人生を変えていく話だが、ストーリー自体はありふれていて、予測可能でもあるか。中盤以降の展開が単調でフォーカスを絞りきれてないように思えた。ライアン・レイノ>>続きを読む
ストーリーは予想の範囲を超えなかったように思う。トム・クルーズ演ずるマーヴェリックは過ぎゆく時代の流れに逆らうように獅子奮迅の働きを見せるが、前作のオマージュ的シーンが多く、既視感を強く感じた。他のミ>>続きを読む