Ikeさんの映画レビュー・感想・評価 - 13ページ目

マガディーラ 勇者転生(2009年製作の映画)

3.7

さっきまでの軽いノリが急にバーフバリ風の重苦しい雰囲気になった、と思いきや悪者退治をした途端にまたさっきの軽いノリに戻っている、情緒不安定な映画. 軽いノリで観ましょう. カッコ良かったです.

山猫(1963年製作の映画)

3.9

主人公のイタリア貴族ファブリツィオは旧体制側の人間でもあり、そして老人でもある. ファブリツィオはこの二つの自己要素を混同してやいないだろうか. なぜ彼があそこまで"引退した人"に自ら進んでなろうとし>>続きを読む

メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

Les twinsとドナルド・グローヴァーは宇宙人だった. 納得.

映画自体は可もなく不可もなく. 最後に何かしらやって欲しかったなぁ…締まりが悪いように感じられてしまう.

女と男の名誉(1985年製作の映画)

2.8

各人名誉が云々と口走るがどうもノれなかった. 終盤のあれはまさにチャイナタウンの劣化版. 監督が誰か思い返してみるとなるほど、ジョンヒューストンか.
とするとあそこはオマージュとして笑うべきとこだっ
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モンスター上司2(2014年製作の映画)

3.4

クリストフ・ヴァルツの無駄遣い.
2作目にしてもはやモンスター上司は存在してないけれど、3作目も作ろう.

ビリディアナ(1960年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

修道女ビリディアナは経済支援を受けている疎遠な叔父の元を訪れる. なんやかんやあって叔父は死に、修道院に戻ることを諦めた彼女は叔父の屋敷でひっそりと神の道を歩み続けることを決意する. まさにビリディア>>続きを読む

ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

3.8

ディザスターだけどアーティスト. エド・ウッドしかり、作った映画をいくらバカにされようと作る側はいつだって命をかけてやっている. からかうにしてもリスペクトを持て.
やるな、フランコブラザーズ.

ロープ(1948年製作の映画)

4.2

ウディ・アレンの夢と犯罪.
ワンカット(風)であることに大して意義は感じなかったが見応えがある.
特に最後のジェームズ・スチュワートによるまくしたては忘れられない.

ロマン・ポランスキー 初めての告白(2012年製作の映画)

4.0

僕の人生は振幅が大きい. 穏やかな人生とどちらが良いのだろう、なんてあなたがわからないのであれば誰もわからない.

反撥(1964年製作の映画)

3.6

B級映画制作会社コンプトンが低予算ホラーを求めていたので、ポランスキーらが提案してできた映画. 彼曰く、生活のために必要に迫られ作った映画はこれっきり. ところが映画はヒットし、次作袋小路へと繋がる.>>続きを読む

スーパーロペス(2018年製作の映画)

3.1

おばが踊る様子、ネギのパイ、黄土色のズボンのローテーションで笑った.
スペイン版シャザムは半分正しい.

裏窓(1954年製作の映画)

4.2

珍映画.
ヒッチコックお得意のラスト数分怒涛のたたみ掛けがすごい.

フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(2017年製作の映画)

-

てっきりウィレム・デフォーがジレンマを克服して何かをあの親子にやって魅せるものだと思っていたのだが…うん、これはこれで良いな…! と言った具合でウィレム・デフォーの家族関係が微妙な件とかが放ったらかし>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.2

先日原作を読了し満を持しての観賞でした. まず、なんと言っても題材がとてもいい. キリスト教の「教理」と「実践」のぶつかり合いに起因する葛藤&葛藤&葛藤. そして葛藤の末の結末. 司教側も奉公側もお互>>続きを読む

殺したい女(1986年製作の映画)

4.1

ペンギンでお馴染みダニー・デヴィートと、結婚記念日(数少ないウディ・アレンが出演のみの映画)のベット・ミドラーのえぐい演技をニコニコして観る楽しい映画. 何も残らないけど面白くてそれでいい.

三十九夜(1935年製作の映画)

3.4

車と並走しているカメラがギュインと車の後ろに回り、車だけ走り去るシーンにギョッとした.
ヒッチコック、36歳.

テキトーな邦題には中指を.

スウィート・スウィートバック(1971年製作の映画)

3.6

ブラックパワームービーの祖と言っていいでしょう.
メイキングが相当面白いです. メルヴィン・ヴァン・ピープルズは超人なんだね.

微笑(1957年製作の映画)

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歯を磨いてる男が最終的にどこを見ているのかが分からない. 1回目の洗面台前の描写は窓から見えるものだと思っていたが、もしかしたら違ったのかも.
ともあれこれはおもろい.

ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

3.7

リストを書かないと言いつつ書く、旅に行かないと言いつつ行く、もうこれ以上会いたくないと言いつつ会う男. 心ではわかっているのだ. 本当は自分に息子が居て、虚無的なこれまでの人生を埋め合わせてくれる人が>>続きを読む

荒野の決闘(1946年製作の映画)

4.0

ドクが咳してる途中に撃たれて死ぬなど史実とは必ずしも一致しない部分はあるが、良かったです.