ナレーターさんの映画レビュー・感想・評価

ナレーター

ナレーター

映画(119)
ドラマ(0)
アニメ(0)

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

4.0

起床すると
アパートで育てる
たくさんの小さな植物に
水遣りをして
ユニフォームを着込み
軽自動車に掃除道具を詰め込み
缶コーヒーを買う

アニマルズの「朝日の当たる家」を
カセットで聴きながら
明る
>>続きを読む

枯れ葉(2023年製作の映画)

3.9

私は行ったことのない
フィンランド🇫🇮という国
穏やかなヘルシンキの街並み

淡く静かなペパーミントグリーンと
ブルーの壁紙に
赤いソファとオシャレな
フロアースタンド
そこは
仕事を失い、生活が厳し
>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

-

原作は浅井リョウ
まだ34歳の直木賞作家

原作が気になっていましたが・・・


映画化されたので
先に見ました

切ない映画です
「普通」でないと
生き辛い今の世の中

「普通に生きること」が、
>>続きを読む

愛にイナズマ(2023年製作の映画)

4.2

「月」に続いてみた石井裕也監督作品

やはり石井監督の家族を描く力は
すごい!

2時間20分ほどの長い映画でしたけど
監督にとって
ひとつとして無意味なシーンは
なかったのでしょうね

吹き出してし
>>続きを読む

(2023年製作の映画)

4.1

徒歩圏内の映画館でしか観ないはずが、
この作品はわざわざ新宿まで行ってでも
観たかった。

神奈川の津久井やまゆり園で起きた
悲惨だけれども
何ともやるせない事件。

これをもとに
辺見庸さんが書かれ
>>続きを読む

沈黙の艦隊(2023年製作の映画)

3.5

見たい作品がなかったためか
3ヶ月ぶりの映画館

これも
特に見たいわけではなかったけど
こんな映画もたまにはいいかなと

シンゴジラのような
映画に入り込める一体感、
心地よい高揚感を期待して

>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.0

安藤さくらさんは夫を亡くし、11歳の息子を
育てる明るく働き者のお母さん、
息子の心の様子を常に真剣な表情で
見守っている

職員室で担任、校長をはじめ、数人の教員に
息子から聞いたいじめについて問う
>>続きを読む

⻘いカフタンの仕立て屋(2022年製作の映画)

3.8

モロッコのサレという街が舞台

途中出てきた海は大西洋

「モロッコ、彼女たちの朝」から2年

主演も監督(女性)も同じでした

あの映画でもタジンなど
モロッコの食文化も興味深く
見ましたが、
今回
>>続きを読む

波紋(2023年製作の映画)

4.1

3・11によって人々の生活は
変わってしまった・・・

だから
あの日を忘れない



身につまされる、
いろいろと考えさせられた
魅力ある映画でした。

共感できるシーンが
何ヶ所かあって。

原発
>>続きを読む

エゴイスト(2023年製作の映画)

4.1

TOHOシネマズ日比谷の中では
小さなスクリーンで、
1日2回の上映だったためか
ほぼ満席

鈴木亮平さんが好き!

救急救命医から
ヤクザから
今回はゲイ、その役作りがすごいです。
仕草など、かなり
>>続きを読む

ケイコ 目を澄ませて(2022年製作の映画)

3.9

聴覚障害のケイコは、
ホテルの清掃の仕事をしつつ、
ボクシングジムに通い
プロボクサーの修行中。

試合をしていてもセコンドの声が聞こえないし
レフリーに状況説明もできない。
絶対的不利な状態にあるの
>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

4.0

平野啓一郎氏の芥川賞を受賞した「日蝕」は、
当時読んでみましたが、全く理解できず、
数ページで終わってしまいました。

でもこの作品はミステリーで
とても面白かったです。
本も読んでみたくなりました。
>>続きを読む

川っぺりムコリッタ(2021年製作の映画)

4.0

2006年の映画「かもめ食堂」を観て帰宅し
ランチにわざわざご飯を炊いて
おにぎり🍙を作りました。
映画の影響で
どうしてもおにぎりが食べたくなって。
「食」の力を感じました。

そして今回の荻上監督
>>続きを読む

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

3.5

一度も笑うことのない映画でした

子どもの愛らしさに微笑みが
出てもいいはずなのに

全体的に、私には理解できない
映画でした
なぜだか入ってこない

夫を残し
元夫を追って
いきなり韓国に行き、
>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.2

「なんとかなる」「諦めるな」と叫ぶ
タケちゃんは、母子家庭で家は貧しいけど
生きる知恵、生きる力のある素晴らしい子。
タケちゃんの4人の妹弟も
明るく可愛く育っている。

タケちゃんの母親、
久ちゃん
>>続きを読む

破戒(2022年製作の映画)

4.0

原作者島崎藤村は銀座泰明小学校の卒業生

泰明学校の前には藤村の碑があります

本を読む様な感覚で
登場人物の
丁寧な言葉遣いがすっと入ってきて
明治の頃に思いを馳せるができましたが、
「元気をもらえ
>>続きを読む

ボイリング・ポイント/沸騰(2021年製作の映画)

4.0

レストラン好きです。

家庭料理とプロが作るレストラン料理の違いは
どんな所にあるのか、
そのバックグラウンドに興味津々です。

夜のレストランの店内から厨房を
およそ90分、
一カメで撮っていて、
>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.1

辛い不妊治療を何年も続けても
子どもを授からない人はいる。

子どもを授かり産んでも
育てられない人もいる。

だから
養子縁組制度、
里親制度などがある。



それでお金を取ろうとは
何とも悲しい
>>続きを読む

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.5

平日の1回目なのに
混んでいました。
BL漫画のファンが多かったのかも知れない

この映画は、
見たかった一本ではなく
評価が高かったので
見てみました。

宮本信子さんで印象深い映画は
「阪急電車」
>>続きを読む

三姉妹(2020年製作の映画)

3.8

姉妹がいないので
子どものころから憧れ、
姉妹を産みたいと思ったけど
叶わず、
姉妹のある人がずっと
うらやましかった。


人は
幸せなふり、
元気なふり、など、
取り繕いながら
生きているんだね。
>>続きを読む

流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

切ない映画でした

後半
母親役の内田也哉子が出てきた辺りから
大泣きでした。

「はずれ」ということば、
私も使ってきたなあと
胸に刺さりました。

文の苦しみを理解した更紗が
「流れて行けばいい」
>>続きを読む

ツユクサ(2022年製作の映画)

3.8

小さな笑いが何ヵ所かあって、
心にふわっと優しい映画でした。

海辺の街って
傷ついた人を暖かく迎えてくれる気がします。

芙美さんに
奇跡が起きて本当によかった!
奇跡は起きるんです!

最後のシー
>>続きを読む

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.5

映画からは
いろいろなことが学べます。

自閉症をより理解したくて
観たいと思いました。


期待したほどのインパクトもなく
これといった出来事も起きないで
穏やかにお話は進んでいきました。
結局、
>>続きを読む

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

3.9

テレビでは、
ただ、面白くてレシピが役立つドラマと
思ってたまに見ていましたが、
この劇場版は、
LGBTの人も一緒に
「家族」を考える映画と感じました。

シロさんの家族、ケンジの家族、
それぞれの
>>続きを読む

老後の資金がありません!(2020年製作の映画)

3.5

老後の資金は2000マン必要なのか
4000マンなのかー


後藤家は、貯金額は少なくても
持ち家があったから
老後は気持ちを切り替えて
何とか暮らせそうで
よかった。

草笛光子さんは、
ほぼすっぴ
>>続きを読む

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.8

原作は東野圭吾
面白くないはずはない

原作本と映画を比べると
映画の方が
印象に残ることのひとつが音楽

イントロのキムタクと中村アンの
タンゴダンスのシーンは
引きの絵は
全く吹き替えなしだったの
>>続きを読む

空白(2021年製作の映画)

4.2

誰が悪いのか・・・
悪いのは
万引きをした少女か
執拗に追っかけて追い込んだ店長か
車を運転していた女の人か
こんな少女を育ててしまった父親なのか。

リアリティある事故の様子に驚いた後、
モヤモヤし
>>続きを読む

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

4.0

笑って泣いて
とてもいい作品でした

タナダユキ監督は
私は「ロマンスドール」以来

新聞の評価が高かったので
ストーリー等
予備知識なしで鑑賞
評価を信じて
映画を見ることよくあります



福島中
>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

3.9

「ノルウェーの森」以来の
村上春樹作品でした

思ったより混んでいて
カンヌ映画祭出品作品であることもあり
村上作品のファンは多いことを実感



大変美しいと思ったのは
手話のシーンと、
霧島れいか
>>続きを読む

キネマの神様(2021年製作の映画)

3.8

もともと志村けんさん主演で
作られるはずだった映画

沢田研二さんでは
ちょっとしっくりこなかったけど
若い時代の菅田将暉さんは
よかった!

沢田さんがお祝いで歌うシーンでは
「勝手にしやがれ」
>>続きを読む

モロッコ、彼女たちの朝(2019年製作の映画)

4.0

モロッコ🇲🇦というと
かつての「カサブランカ」が浮かぶけど
この映画は
モロッコを舞台に
モロッコの女性たちを女性監督が
描いたもの

夕刊の映画批評で高評価だったので
緊急事態中を他所目に
出かけて
>>続きを読む

青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

2.9

「北欧、暮らしの道具店」が
作った映画

ここでは
買い物したことがあるし
北欧生活に憧れるので
「かもめ食堂」を思い出して
見てみました

かもめ食堂は
後味が大変よく、
映画と一体化したくて、
>>続きを読む

いのちの停車場(2021年製作の映画)

3.5

東京は5月31日まで映画館がクローズされ
私にとっては
限りなく淋しい40日余でした
やはり映画は映画館で見たいのです


早速きょう一回目の上映で見たのは
主演の吉永小百合さんが
舞台挨拶で無念を語
>>続きを読む

あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

コロナ禍で
特に東京の二極化が進んだ
と言われているけど
もともと
昔からの名門不動の大金持ちがいる 
小金持ちとはちょっと違う

そこに生まれ育った人はほとんど
その世界が普通だと思い
その世界の中
>>続きを読む

ヤクザと家族 The Family(2021年製作の映画)

4.0

暴力シーンが多いだろうということから
鑑賞を躊躇していましたが
監督は藤井道人、
「家族」を扱った映画は大好き、
そして周りの薦めもあって観ることに


やはり
怖くて目を背けるシーンが多々


根底
>>続きを読む

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

今年初めて
映画館で見た映画

緊急事態宣言下
映画は不要不急か・・・

迷ったあげく
不要不急ではないと判断し
日比谷までwalk

出来るだけ、
空いているであろう
9時5分からの初回に
二重マス
>>続きを読む

>|