Masatakaさんの映画レビュー・感想・評価

Masataka

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.3

原作既読だが、意外なほどに新鮮な気持ちで観れてとても感動した。基本的にアキコさんと同じタイミングで泣く。つまりアキコさんに一番感情移入していたということか。でもこの映画の観客の目線は、アキコさんや初期>>続きを読む

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

ヴィム・ヴェンダースが切り取った東京、流れるPale blue eyes 。それだけで泣けてくる。
彼がこれまで撮ってきたロードムービーとはまるで対極のようなミニマルな生活を送る男だが、それでもやはり
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.4

これまでの長い作品の歴史の中で、漫画、アニメ、映画、ゲームなど数多くのメディアミックスやリブートがなされてきたスパイダーマンだからこそのマルチバース。そこに説得力があるし、オタク的な面白さもある。前作>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

3.8

言ってしまえば単なるエア・ジョーダン誕生秘話ではあるものの、そこはさすがベン・アフレックとマット・デイモンのコンビ、面白い映画を作ります。情熱が人を動かす。JUST DO IT.である。ナイキの社風(>>続きを読む

おさるのジョージ/Curious George(2006年製作の映画)

4.1

黄色いおじさんとおさるのジョージの出会いを描いた、2006年の作品。現在のTVシリーズの黄色いおじさんは、ジョージが何をしても決して怒らない菩薩のような人だが、本作のおじさんはかなり雰囲気が異なる。非>>続きを読む

REBEL MOON ー パート1: 炎の子(2023年製作の映画)

3.5

Netflixでもスター・ウォーズがほしい!という作品。ビジュアル美術やVFXは、どうしてもスターウォーズを想起させオリジナリティは薄いものの、クオリティは結構良い。
ストーリーは七人の侍オマージュで
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.8

原題Leave the world behind に対して邦題が終わらない週末。ずいぶん意訳だなと思ったが、ラストまで見るとなるほどと思わせる良い邦題だと思う。
ジャンルとしては終末もの。少し消化不良
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

3.6

なんか説教くさいな。。などと思いながらも寓意がわかりやすいしエレメント達の生活描写は面白く、街並みの映像も美しくイマジネーションに溢れている。子どもに見せたい映画。

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

4.4

まず舞台設定というかコンセプトが良い。戦後間もない、自衛隊すらいない時代、やっと復興し始めようとした時にゴジラによって理不尽なまでに蹂躙される。そもそも初代ゴジラが1954年というまさに戦後の映画なの>>続きを読む

ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.1

映画の主人公が「殺し屋」の場合、ジョン・ウィック、あるいはノーカントリーのシガーなどのように、どこか人間離れした技能や思想を持つ人物を想像するし、冒頭からモノローグで自分の哲学を語る本作の主人公もきっ>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

4.0

サイレント映画を観る人なんか殆どいなくなってしまった現代だが、今の映画文化(もっと言えば映像・動画文化全般)は、先人たちの築き上げてきた幾多の仕事で成り立ってきたんだということを思い返させてくれる。そ>>続きを読む

レプタイル -蜥蜴-(2023年製作の映画)

3.4

ベニチオ・デル・トロの渋さを堪能できます。あのタレ目が良い。
ハードボイルド映画らしい重厚な雰囲気と音楽が好きなので観てられるが、果たして万人受けするのかはわからない。登場人物の深掘りがあれば、もっと
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アントマン&ワスプ:クアントマニア(2023年製作の映画)

3.5

ほぼスターウォーズでした。スターウォーズ的な異星(異世界)文化のワクワク感があり、そこは非常に楽しい。ずっと量子世界にいるため、アントマンらしさがちょっと弱い。もう単独作品でも三作目だから普通に戦って>>続きを読む

フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.7

スピルバーグの成功譚的自伝かと思って見始めたが、むしろその両親たる夫婦の物語だった。アーティスティックで奔放な母と現実的な(でも優しい)父と、子供時代から才能を迸らせる少年。スピルバーグ自身は、むしろ>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

3.9

良作です。トム・ハンクス主演によるスウェーデン映画のリメイク。まぁそりゃあ外れないよなという感じ。
偏屈ジジイが徐々に心開いていく系の、ありがちな設定ではあるが、脇役達のキャラクターが良く、主人公の過
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.0

飛行機で鑑賞。
飛行機で観たせいかウタのライブシーンもちょっと退屈で寝てしまった。或いはたんなる時差ボケかもしれない。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

飛行機で鑑賞。
マルチバースものって流行っているのか(異世界転生だって広義の意味ではマルチバースと言えるかもしれない)、近年色んなところで目にするようになったが、これはその中でも異色であり、中国系の家
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

4.2

飛行機で鑑賞。
悲劇から逃げず真摯に作り上げた姿勢が素晴らしい。そして、先進国から搾取される途上国の立場を、ヴィブラニウムという架空の鉱物のメタファーを通じて描いている。現実ではそれが石油や天然ガスだ
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ブラックアダム(2022年製作の映画)

3.2

飛行機で鑑賞。
ブラックアダム以外にもドクター・ストレンジ的なやつとかアントマン的なやつとか複数ヒーローが出て来るけど、知らないしMCUみたいに個別作品やってないものだからいまいち気持ちが上がらず、ブ
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シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

2.9

オタクによるオタクのための映画。往年のウルトラマン好きを喜ばせるオマージュだったりがきっと多いのだろうけど、ほとんどわからん。
掟やら条約やら色々あるのがややこしいし、ウルトラマンの目的やメラフィス星
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孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.7

前作はプロットが練られていて面白かったが、本作はどちらかと言うとアクション映画寄りになった。日岡の耐久性が人間離れしているし、上林の「キャラ感」も強すぎる。いやそうはならんやろ、と。しかしヤクザ映画っ>>続きを読む

アテナ(2022年製作の映画)

3.8

長回しによる臨場感溢れるカメラワークがこの映画の見どころであるが、それ以上のものはあまりないかな。テーマ自体を否定するつもりはないけど例えば「1917」みたいな大規模な戦争映画と比べてしまうとどうして>>続きを読む

キングダム2 遥かなる大地へ(2022年製作の映画)

3.4

飛行機で鑑賞。
別に面白くなくはないけど、この戦いだけでは単純に物足りない。途中全部省略していいから合従軍との戦いやればいいのに。

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.7

飛行機で鑑賞。
前作未見でも、それなりに楽しめる。王道過ぎる作りでハズしようがない。しかし王道でもちゃんとヒットさせるクオリティの高さ。壮年のトム・クルーズの魅力は衰えない。偉大なアクションスターであ
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ブレット・トレイン(2022年製作の映画)

3.9

飛行機で鑑賞。
敢えてのキル・ビル的日本観、劣化タランティーノと思えなくもないが、実際こういうのは好き。列車+強キャラ達の群像劇的な趣は、「バッカーノ!」ぽくもあって面白い。原作未読だが、どちらかと言
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西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.2

西部戦線異状なし、All quiet on the western front なんとも皮肉に満ちた秀逸なタイトルである。
戦争の悲惨さや、異常さを描いた作品は数あるが、これほど「無意味さ」を感じる作
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

3.9

ポリコレや陰謀論へのアンチテーゼ的な作品に見えて、それを消化しきれてないような気もする。しかし政治的な部分はちょっとした皮肉程度に捉え、本質的な面白さはジョン・ウィックとかイコライザー的な、舐めてた奴>>続きを読む

呪詛(2022年製作の映画)

4.0

怖すぎる。勘弁してほしい。設定やなんかは既視感ある(2ちゃんねるの洒落怖みたいな話)ものの、ひとしきり怖がりながら観た後は、よく出来ていると感心してしまう。
まず、視聴者に実際に人の想いが現実の見え方
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ワールド・オブ・ライズ(2008年製作の映画)

3.6

機内で見た⑦
ディカプリオ演じるCIAエージェントが、本国の上司(ラッセル・クロウ)に振り回されながらも中東の現場で頑張る話。リアリティがありそうで無い。ディカプリオはこういう役合いますね。

THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

3.9

機内で見た⑥
まさにダークヒーローといった感じ。冒頭のモノローグの雰囲気が好き。ロバート・パティンソンが孤独を深める青年を演じている。あと、マスク取った時の目の周りが黒いのも地味に良い。バットマンは人
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MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.5

機内で見た⑤
題材が題材だけに終始暗い雰囲気ではあるものの、被害にあった人々の苦悩をしっかりと描いていてよかった。外国人記者が日本という異文化に徐々に溶け込んでいく様子も趣きがある。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

3.8

機内で見た④
中盤がわりと普通に戦争映画で、これキングスマンなんだっけ?という気になるも、ちゃんとキングスマン的な盛り上がりもある。ラスプーチンなど歴史上の人物が出てくるのも面白い。

マトリックス レザレクションズ(2021年製作の映画)

2.9

機内で見た③
何で今更マトリックスの続編を作ったのか、作る必要があったのかわからない。しかもただひたすら昔を懐古するような内容である。

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

3.7

機内で見た②
雰囲気は好き。マット・デイモン×アダム・ドライバーの組み合わせも最高。ただもっとミステリーだと良かった。

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.4

機内で見た①
ラミ・マレックの敵役が良かった。ボンド、人殺しすぎ。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.3

思えばサム・ライミ版の初代スパイダーマンの成功があってこそ、今のマーベル作品の拡がりがある。その意味でも本作は感慨深く、集大成的作品と言ってもいいかもしれない。
今後、ピーター・パーカーはアベンジャー
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