ごろうさんの映画レビュー・感想・評価

ごろう

ごろう

20170801〜

ブレードランナー 2049(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ホログラムを彼女とし、赤の他人を父親とすることに命を賭けるレプリカント"K"の惨めな生き様が、現象界から抜け出せない全人類の惨めさを背負っているところがこの映画の妙だと思うのだが、なんで最後の〆のシー>>続きを読む

ブラッド・スローン(2016年製作の映画)

3.5

父親としての責任を果たそうとすればするほど父親でいられなくなるという異常事態に放り込まれても狂気に陥らなかったのは彼が父親であったからという絶対的合理に痺れる。

トレーニング デイ(2001年製作の映画)

3.5

机をバンッ!と叩き''pay the bill''からの、小雨の降る朝の四車線道路を全身黒でデカいレザージャケットでキメたアロンゾが大きい歩幅で堂々横断するショットがサイコーにカッコいい。これぞ映画的>>続きを読む

ファントム・オブ・パラダイス(1974年製作の映画)

5.0

素肌につたう汗よりも厚塗りのファンデーションの上をつたう汗こそがフェティッシュだというかのように、作り物としての映画のファントム性をおっぴろげて磨ぎ澄まし爆走することで実に映画らしい魅力に満ち溢れた素>>続きを読む

百円の恋(2014年製作の映画)

4.0

「憎まねぇと殴れねぇだろ」は気持ち良かった

オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

4.0

戦いとは男にとって受肉の儀式に他ならない。
神よ、俺は男だ、かかってこい。
己の拳を本物の男のペニスにするために"Wanna fight?"と一言やっと虚勢を張ってみせたED男の矜持とその切ない結末に
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ホドロフスキーのDUNE(2013年製作の映画)

3.5

「階段の脇から槍がシュッシュッっと出てきて…」「城がデレレレレっと舌を出すと宇宙船がドゥルルルルっと飲み込まれて…」と正真正銘のホドロフスキーのDUNEをホドロフスキーが目をキラキラさせながら話す。絵>>続きを読む

IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

4.5

冒頭雨水に乗ってスイスイと進む折り紙の船の軽やかさはこの映画そのものなのではないかと思ってしまうほどに、ギャグとホラーの絶え間無い交代が一切の淀みを許さずに青春を描き切っていた。沈滞したら負けと言わん>>続きを読む

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.0

レイシズムというテーマにすべてが穏便に調和してしまっていて、良薬口に苦し的なアイロニーが感じられず、映画としていまいち豊かさに欠けたかという感じだった。

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.5

隣のおじさんがいちいちビクつきすぎで1人4DX状態に入っていた。このおじさんエイリアンに喰われちゃえばいいのにな〜と思いながら見てたせいか、王の中の王の貫禄あふれる堂々たるラストに熱狂した。

散歩する侵略者(2017年製作の映画)

3.5

宇宙人という確信犯的ファッションが刹那的逃避行の余韻を準備しているのかと思っていただけに、最後の説教臭いラブアンドピースには興ざめしたが、概念セックス世界を救うと考えればまあ笑って許せる。

サイコ(1960年製作の映画)

4.0

もはや何ものにも支えられず重力に任せてバスルームの床に押し付けられた顔があろうことか目を見開いてこちらを凝視しているという強烈な矛盾こそが死体の死体たる不気味さであって、人はそこに引き込まれるように見>>続きを読む

ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

3.0

ジャームッシュはつくづく「すれ違い」が好きで、ボタンの掛け間違えのようなユーモアを持った作品が多い。微妙な遠さが笑いを生むとはこのことなのだなと理解する。一方で、「変な顔」ことスティーヴ・ブシェミはや>>続きを読む

パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.0

社会的連帯とも本物の孤独とも距離を置く主人公アリーは、虹の彼方が夢の地でないことを知りつつも旅に出るしかないということを、陰鬱な鐘の音とひょうきんなサックスの音の不協和が教えている。途中、主人公が車を>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

3.5

パターソンはどこか醒めていて、常に何か面白いまたは感動的なネタがどこかにないかと遠目に観察しているようだ。彼にとって詩は夢を見るためのもので、逆に言えば、夢うつつな妻ローラとは対照的に、彼は自然に夢を>>続きを読む

新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.0

まさかの『300〈スリーハンドレッド〉』展開にはやられた。白目剥いて笑うとこは感動もへったくれも無くただのギャグ。逐一おもしろく、とにかくウケた。サイコー!

少林寺拳法(1975年製作の映画)

3.0

ナニを貪る犬の咀嚼感に笑い、The Killing Machineというこの映画のテーマを全無視した英題に納得してしまう。

ドライヴ(2011年製作の映画)

4.5

俺も背中にサソリ飼いたい。
ライティング、色使い、構図、演技等、全てがキレッキレ。

ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!(2013年製作の映画)

4.0

みんな色々あるけど、色々あるから、飲むんじゃい、闘うんじゃい
っていう素直な思いがアクションとコメディに結晶してる。

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団(2010年製作の映画)

3.0

ややしつこくて飽きてくるが、ラブパワーと自尊心パワーでイエイ!って感じ。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

3.0

自分が今までに見たエドガーライト作品はフィルムを脇の下に擦り付けてんじゃねーかっていう匂いがしてたと思う。
けどこの映画ではそういう匂いをあまり感じられなかった。
「俺はこーいうのが大好きでたまらない
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暴力脱獄(1967年製作の映画)

3.5

「あと2年で刑期が終わるのに、お前がトラックに乗って逃げるのを見てつい」と、後悔しているものの、後悔しきっていないドラグラインが好き。
そりゃあんな爽快な逃げ方を目の前で見せられたら、問答無用で付いて
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RE:BORN(2015年製作の映画)

2.5

アクション目当てで観に行ったが、正直いまいちだった。
全体としてゼロレンジコンバットのスマートな動きを堪能できない映像、そしてアクションだった(マガジンを使った即席スペツナズナイフ、フラッシュライト、
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花に嵐(2015年製作の映画)

4.0

ありささんに罵られたい、花ちゃんに蹴られたい、舞さんと咲さんもいいかも、古谷さんみたいに女を家に囲いたい、花ちゃんとやりたい、、、
え、キモっ、そんなありえない欲望にまみれていいの?俺の気持ち悪い欲望
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雪之丞変化(1963年製作の映画)

4.5

めちゃくちゃ好きな作品。
鋭く引き締まり輝く映像。
太陽のように照る役者。
晴天の下、風に波打つ幟のショットがお気に入り。

ダンケルク(2017年製作の映画)

3.5

滾らなかった。
スピットファイアとメッサーシュミットよりも海だった。
トム・ハーディーよりもジャック・ロウデンだった。

山椒大夫(1954年製作の映画)

4.0

面白い、カッコいい、美しい。
木や泥や髪が時折まざまざとしてる。
香川京子がきれいかわいい。

トップガン(1986年製作の映画)

3.5

ドッグファイトがまじカッコいい。
ドラマはベタだが王道でいい。

ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

4.5

ファイナルカット版最高だね。
SFとして、映画として、洗練されてると思った。