ぐっちさんの映画レビュー・感想・評価

ぐっち

ぐっち

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.9

白黒を挟むことで、色彩の鮮やかさが一層際立っていた。
すべてのシーンを額縁に入れてたい。そしてトイレに飾りたい。

ファルコン・レイク(2022年製作の映画)

4.2

湖のほとりでのバカンス、年上の少女、青年たちとの関わりなど、少年の成長物語として鑑賞しながらも、不穏な音楽が鳴り続ける...
他の成長物語作品とは一味違います。

⾼野⾖腐店の春(2023年製作の映画)

4.2

初日舞台挨拶にて鑑賞。
麻生久美子と藤竜也が商店街を歩いている姿、涙の演技、親子としてのやり取り、全てに日本映画の良さが詰まっていた。
「春」のダブルミーニング。
こういう映画が1番好きだし、これから
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

この時代に映画館でジブリ新作を観れること自体、宮崎駿からの挑戦状に思える。僕たちはどう生きるか。

フェアウェル(2019年製作の映画)

4.0

今まで「嘘」の悪い面ばかり見ていましたが、良い面もありました。
祖父母に会いたくなった。
最後のオチが好きです。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

MARVELで素晴らしいマルチバース作品が既に何作か公開されたため、若干の既視感を感じてしまった点が惜しかった。
ただ、母親の死を防ぐために過去に遡る、という設定は良かった。最後泣きました。

行き着
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バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(2016年製作の映画)

3.7

ベンアフレックはアゴが良いな。バットマンのスーツに最適です。
スーパーマン役の俳優がセクシーすぎてあまり応援したくない。

マン・オブ・スティール(2013年製作の映画)

3.6

スーパーマン役の俳優がセクシーすぎてあまり応援したくない。

カモン カモン(2021年製作の映画)

4.2

本作含め、マイクミルズ作品は観終わった時に心の瑞々しさのようなものを感じる。清々しい気持ちになり、先へ先へと進みたくなる。
それは、純粋な愛を見たことによる感動なのか。作中で流れるアンビエント音楽が邪
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

5.0

素晴らしいアニメーションが溢れている中で、それをさらに塗り替える作品。
ストーリーはさることながら、キャラクターみんな好き。
グヴェンの髪型、刈り上げが変わってないことに友情(愛情)を感じた。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

3.9

誰しも「最後のダンス」となる瞬間が必ず訪れてしまうということを再認識して、切なくなった。今、周りにいる人達を心のカメラで捉え続ける。

緑の光線(1986年製作の映画)

3.9

フランス映画ながら、かなり話が分かりやすくて楽しめる。
みんな服装がめちゃくちゃかわいい。
狙ったのかは不明だけど、男の服の色が黒なのか緑なのか分かりにくいのがミソだった。

怪物(2023年製作の映画)

4.3

鑑賞後の感想が映画館を出る前と出た後で一変した。
物凄く繊細なテーマで、是枝裕和だからこそ作品に落とし込めたと思う。
そして、誰しもが持つ夏の普遍的な思い出を想起させたのは、坂本龍一の音楽だからこそ。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

マーベルの中で一番好きなシリーズです。
爆音で音楽が流れる戦闘、それぞれの特徴的な戦い方、これぞ真骨頂。
最後のグルートの言葉について、観客が「アイムグルート」の意味を理解できたという解釈が素敵すぎる
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AIR/エア(2023年製作の映画)

4.1

NIKEの「エア・ジョーダン」誕生までの軌跡を描いた作品。
マットデイモンとベンアフレックの共演、グッドウィルハンティングを思い出して感慨深かった。
プレゼンシーンはマットデイモンの眼に注目。熱が伝わ
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

4.5

街中にあのアイテムや、音楽・効果音があのゲームなど、節々にこだわりを感じて楽しかった。ずっと映像を見続けていたいと思った。
Nintendoのクレジット映像を見て、小さい頃に友達とゲームした思い出が呼
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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

4.2

小さい頃から放送しているコナン、子供の姿が本来の姿であるように思うくらいには愛着が湧いている。
コナンも哀ちゃんもいつかは元の姿に戻るとして、儚いロマンスを題材とした作品のように思えた。
黒の組織はザ
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蒲田前奏曲(2020年製作の映画)

3.7

蒲田に住む売れない女優を中心とした、全4章で構成されるオムニバス形式の映画。
オムニバス映画というと、章ごとに監督・脚本だけでなく主演も異なるイメージだが、本作は主演がすべて同じ。(最終章は出演がなく
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オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

トムハンクス作品を久々に観たからか、役作りか、老け込んで見えて役柄に合っていた。愛に一途なところも、誠実な演技とぴったり。
夫婦愛と隣人愛、2つの愛の在り方を感じられて、今自分の周りに居る人達をひたす
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青の終わりはぐるぐると(2007年製作の映画)

5.0

小山田壮平の出演作品。Youtubeで公式に公開されていることに今更気づきました。
フィクションでありながら、当時の粗削りな小山田壮平がそのまま映し出されています。
今もなお変わらず存在して歌い続けて
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

5.0

ここ数年の中でベスト映画。
アクション、ストーリー諸々良かったけど、1番染みたのは夫の愛。やはり自分は、人のやさしさに光が当たる映画が好きなんだと実感した。
作中でマルチバースに存在する自分が持つ特技
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ちひろさん(2023年製作の映画)

3.9

気持ちの浮き沈みについて。
金魚は水底で眠りながら夢を見て、目を覚ますと浮き上がる。
人間は水中でじたばたすると沈み、もがかなければ浮き上がる。
かなり前向きな捉え方で、沈んでいる時に思い出したい。
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コロンバス(2017年製作の映画)

4.2

建築の街を舞台にしていて、どのカットも構図やそこに写る建築物美しかった。
この作品を観て、田舎町の話×アンビエント音楽の流れる映画が自分は好きだと確信した。田舎特有の緩さを肌で感じられ、日常的な非日常
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花様年華(2000年製作の映画)

4.2

お互いの伴侶同士の不倫をきっかけに2人の関係が始まっている事と、その伴侶の顔が一切映されない事がとても印象的だった。その演出のためか、非倫理的な感情を抱かずに2人の惹かれ合う様を見守ることができた。>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

4.2

自分のやりたい事は何だろうとここ数年ずっと考えていたが、この映画の中に道標のような考え方を見つけた。
マサコ「いいわね、やりたい事をやっていらして。」
サチエ「やりたくない事はやらないだけなんです。」
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さがす(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

山内が殺される寸前のシーンでクーラーボックスのビール缶が見えた時、僅かに人の心を感じてしまったけれど、冷静におかしい。彼は猟奇的な殺人犯なのに。

ラストシーンのピンポン玉が消える演出について。自分で
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.9

映画を観たことで、自分は原作の絵から伝わる迫力が好きなんだと気付くことができた。原作を初めて読んだ時の衝撃を期待していたが、そもそも土俵が違った。
音について、とても良かった。
空想の中で鳴っていた音
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カランコエの花(2016年製作の映画)

4.0

カランコエの花言葉は「あなたを守る」
主人公はきっと「守る」ということを履き違えて、あのような結果になってしまったんだろう。
いつかLGBT映画という概念がなくなり、全ての作品が普遍的な恋愛映画として
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対峙(2021年製作の映画)

4.5

被害者の親と加害者の親、いくら話し合いをしても亡くなった子供達は戻らない。
とにかく観ているのが辛いなと、最初は思っていた。
正解のない話し合いがどんな終わり方をするのか予想もできなかったが、彼らが導
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.7

常に胸の奥に秘めた感情を隠し、人前では笑顔を見せつつ、モヤモヤを抱えて生きる主人公。夏帆の哀しげな表情や、虚勢を張った演技がとても良かった。

田舎的な砂田と都会的な清浦、2人の名前が対照的なようにも
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