Guyさんの映画レビュー・感想・評価

Guy

Guy

時期と体調によるよねぇ〜

映画(1098)
ドラマ(1)

細雪 ささめゆき(1983年製作の映画)

3.4

昭和13年、五月雨があたりを濡らし古き良き日本の風景に湿度が蘇る。
時代の変わり目に苦悩する由緒ある大阪のまきおかの一族。
和と洋の境目の時代。
移り変わる西洋の文化の葛藤の中にも盛り込まれるコメディ
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犬神家の一族(1976年製作の映画)

2.7

娯楽作品を芸術映画の手法で作ってしまう市川崑監督恐るべし。
こう言った類の日本のサスペンスドラマはどうも苦手なのだけれど、こう絵に強烈なインパクトがあると魅入ってしまうものがありますね。
確かインタビ
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生れてはみたけれど(1932年製作の映画)

2.5

バイキンみたいな顔してらぁ
前半の子供社会と後半の大人社会の対照的な人間関係。
一見2人の兄弟の日常の無邪気な様を描いた作品であるがこのメッセージ性には大いに考えさせられるものがある。
サイレント映画
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淑女は何を忘れたか(1937年製作の映画)

2.6

何も起こらない安心感と人間の温かみと。
インパクトがあったり派手な作品では決して無いけれど70分の尺でこのオフビートは最高に心地がいい。

晩春(1949年製作の映画)

3.4

春も終わりに近づいて来たかなと言う事で今作を。
舞台である鎌倉は所縁の地でもあって冒頭の北鎌倉駅の風景や鶴ヶ丘八幡宮や海辺の風景は抜群のノスタルジーを演出してくれてそれだけでもう特別な作品になってしま
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長屋紳士録(1947年製作の映画)

2.5

殺風景な茅ヶ崎の風景には決して贅沢は出来ない生活環境が伺える。
子供を通して1人の女性の心の変わる様が美しい。
人間の美しさを見せてくれた。
我々にも訴えかけてくるような終盤の語りはグッときますね。

キッド(1921年製作の映画)

2.7

20年代にこの短さにしてこのストーリーと完成度は流石としか言いようがない。
夢の演出は圧巻。
ちゃんと感動しました。

サタデー・ナイト・フィーバー(1977年製作の映画)

2.5

80年代のザアメリカンムービー”ウォーゲーム“と同じ監督でしたか。
トップメニューからオープニングからハイテンションな音楽が鳴り響いて期待が高まる中いきなり始まるダンスシーン。
これこれ!80年代前夜
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レインマン(1988年製作の映画)

2.5

言わずも知れた名作。
“アイアムサム“のショーンペンにしろ今作のダスティンホフマンにしろ自閉症特有の純粋無垢な行動や優しさにグッとやられる。
昔は大袈裟な演技の方が簡単なんだよとか生こいてたけどとんで
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ショコラ(2000年製作の映画)

2.6

この手の作品は気を抜いて観る事が出来るアートフィルムには無い良さがあって気持ちがいいですよね。
ギルバートグレイプのラッセハルストレム監督作でしたか。
キャプテンジョニーデップはやっぱしかっこいい。
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マイケル(1996年製作の映画)

2.5

最近アートシネマばっかり観てましたもんで、一昔前の緩くてスーパーハートウォーミングなザアメリカンムービーが観たくなってしまいました。
そんでもって何本か借りて来ちゃいました。
まずはノーラエフロン監督
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続・夕陽のガンマン/地獄の決斗(1966年製作の映画)

3.5

クリントイーストウッド至上最も壮大でコメディックでファッキンクールな大傑作。
ゲッティウエスタンの最高峰にしてタランティーノの教科書でもある今作はThe Good The Bad The Uglyのク
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荒野の用心棒(1964年製作の映画)

3.1

オープニングクレジットからめっちゃカッコいいじゃん。
静と動、躊躇いのないヴァイオレンス、大胆なカメラワーク、アンチアメリカ西部劇これぞマカロニウエスタンのはしり。
“用心棒”がベースなだけあって観た
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ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習(2006年製作の映画)

2.5

とにかく下品なブラックジョークが最高。
彼の愛は本物なんだよ。
バカで切なくて笑える最強のコメディにして最強のロードムービー。
マジなのかマジじゃないのか解らないカザフスタンのアップテンポのBGMもあ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.3

このおもちゃ箱みたいなコメディをとるのに一体どれだけの手間とお金がかかっておるのだろうか。
小綺麗なのにアヴァンギャルドな話ももちろん面白いんだけどミニチュア模型などのトリッキーな演出に終始引き込まれ
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うなぎ(1997年製作の映画)

2.8

今村昌平2度目のパルムドール賞受賞作品。
程よく感じるジャポニズムな描写がなんともまったりしてていい。
特に最初の方の清水美沙が病院から戻って来たあたりからぐっとオフビートに収束していく様が気持ちがい
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人間蒸発(1967年製作の映画)

2.2

130分全編モノクロの記録ビデオ的に見せる気の狂った様な演出。
フィクションの実験映画。
スプリングリバーブをぶっ叩くノイズ、不安を煽る太鼓のBGM。宗教。所々出てくる露骨な和室のショット。滲み出るオ
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にっぽん昆虫記(1963年製作の映画)

3.0

本日5月30日は今村昌平監督の命日です。
日本ヌーヴェルヴァーグの代表作ともなる今作は映画史にも名を残す傑作。
静止画での演出は”ラ・ジュテ“を思い出させる。
戦時中戦後の歪んだ人間の記録。
不穏感と
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夢二(1991年製作の映画)

3.5

浪漫三部作の三作目ともなると到底意味の有るとは思えないシュールでぶっ飛んだ映像やイカれた演出には奇しくも笑えて来る。
この三部作はコメディなんだと。
しかし強烈なアクとともに浮かび上がる幻想的で艶やか
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ミンボーの女(1992年製作の映画)

2.5

時計仕掛けのオレンジぶりにタイツチョッキン観ました笑
かなりシリアスな話なんだけど伊丹監督のテイストが盛り込まれて相変わらずの作風。
作品に込められたメッセージが胸に染み渡ります。

スーパーの女(1996年製作の映画)

2.6

凄いキャスティング笑
でも伊集院さんは絶対肉屋でしょ。
スーパーは大好きだけどこんな熱入りまくった副店長居たらやだな。
昔バイトしてた時にもこう言うおばさんいたわ懐かしい。
毒やアクはあまり感じ無かっ
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お葬式(1984年製作の映画)

2.8

高瀬春奈と宮本信子のモンタージュにやられた。
あのシーン最高。
絶妙な皮肉がシュールな笑いに変わってしまう。
伊丹十三さんが送る大人のブラックコメディ。
そしてこれまた変化球のATG作品なのです。

天然コケッコー(2007年製作の映画)

2.5

全体的にはゆったりとして良かったんだけど思ったより甘酸っぱかったっす。
夏帆の魅力がはじけてる。
学生服の2人とヒグラシが鳴けばそれはもう青春映画。
エンディングがくるりってのも良いね。

風の中の子供(1937年製作の映画)

3.2

どうしても“生まれてみたけれど”と比べてしまったけど今作も間違いなく傑作だった。
小津安二郎にしろ子供達の無垢な演出が凄い。
そして何と言っても山や川と清水宏の自然への拘りが抜群に感じられる。
じんわ
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按摩と女(1938年製作の映画)

2.6

シトシトと静かに降り注ぐ雨が切なくて。
按摩の儚い恋心と東京から来た女の行方。
宿に泊まる人々はどこへ帰るのか。
最後まで語られることのない悪人は誰だったのであろうか。
山の温泉地、美しく閉じ込められ
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有りがたうさん(1936年製作の映画)

2.3

何も起こらず何もせずひたすらにバスが進みゆったりと時間が流れて行く。
たったそれだけの古典的ロードムービー。
山道でのちょっとした交流や人情が優しい作品。

EUREKA ユリイカ(2000年製作の映画)

3.7

ツクツク法師が散々と空気を震わせる夏の日。
バス停にて母親に手を振る14歳の少女とB5サイズ単行本AKIRA5巻を読む兄。
次の停留所で降りる予定だった通学中の2人はバスのボタンを押すが静寂を切り裂く
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洲崎パラダイス 赤信号(1956年製作の映画)

2.7

洲崎ネオン街。
酒に女に金が今宵も蠕く。
店々から漏れる散々とした笑い声や陽気な音楽は心の孤独を一層に深める。
ダメな女とダメな男。
嫌味や残酷な演出は無くてゆっくりと人の愚かさを面白く描く今作は昭和
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台風クラブ(1985年製作の映画)

2.5

ATGという分厚いフィルターを通して観たから案外拍子抜けの青春ものだったかな。
まぁ相米慎二監督の18番の長回しや所々面白いシーンはあったけど何と言ってもピチピチの工藤夕貴がとても良かった。
生徒たち
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陽炎座(1981年製作の映画)

2.9

劇中でもこの芝居はデタラメに子供達が作ってる話って言ってたから感覚的な作品かと思ってたけど勿論そんな甘い作品ではなさそうですね。
なんでも人形の裏返しのシーンで松田優作が床になぞる文字そして度々登場す
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ツィゴイネルワイゼン(1980年製作の映画)

3.5

去年亡くなられた鈴木清順監督のお誕生日という事で最高作と名高い今作を。
やっぱATG作品なんだこれ。
何だこれ。
ナンセンスでシュールなコメディ。身体障害。セックス。不条理なパラレルワールド。”田園に
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野いちご(1957年製作の映画)

3.3

オープニングクレジット直後の夢のシーン。彼の狂気への美意識が伝わってくる。
ロードムービーの原点と言われてるけど脚本が圧巻過ぎてその感じがしない笑
しかしまぁベルイマンの視覚的刺激は最初の夢のシーン以
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第七の封印(1956年製作の映画)

4.7

生誕100年ですって。
顔のアップ、大げさな表情、混沌としたシークエンス、”裁かるゝジャンヌ“の影響が露骨に伝わってくる。
しかしその神性的な作風と儀式的な狂気を更に煮詰めてひっくり返したかのような今
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見知らぬ乗客(1951年製作の映画)

2.7

いやぁしかし金かけてるなぁ。
フォーリーグレンシャー扮するがい君のテニスのリアルな試合風景も嫌味がなくて素晴らしい。
ルースローマンも綺麗だなぁ。
ブルーノ先輩も腕伸びたっすね。
ヒッチコックの中でも
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ラヴ・ストリームス(1983年製作の映画)

3.1

浮き彫りになった血管に注射針を刺されそのまま一気にカサヴェテスの血を流し込まれるようなリアルな人間のリアルな狂気を体感させられる作品が好きなんだけど今作はかなり落ち着いた模様。
世間的にはカサヴェテス
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バルカン超特急(1938年製作の映画)

3.0

今作でハリウッドに認められた映画史に残るヒッチコックの超名作にしてヴァニッシュ系のパイオニア作品。
38年製なんて信じられない!
模型ちっくな蒸気機関車のセットにも心をくすぐられるしマーガレットロック
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