Teriyaki88さんの映画レビュー・感想・評価

Teriyaki88

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ウンギョ 青い蜜(2012年製作の映画)

3.4

お芝居はいい感じですが、おじいさんメイクのクオリティが安っぽい。

エロくて、はかなくて、切なく、色々な臭いを連想できる詩的な映画ではあったように思う。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.3

日本の制作環境で、これほどの物量を実現できたのには素直に感心しました。

ただ演技の質をきちんと管理徹底できなかった品質の低さがキツいのと、その上、ゴジラという大きな事象を、政府という大きな視点でのみ
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MERU/メルー(2014年製作の映画)

3.8

随所に山や雪の質感と夜空が伝わる美麗なタイムラプスがただただ美しい。人類初登頂を目指す姿のドラマも美しい。

ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

3.5

撮影技法、CGなどエンターテインメント映画として水準をクリア。役者陣の演技も、MIっぽい決まりのビートを刻みつつ、演技の行間で個性を表現。ハラハラ感やワクワク感を演出したいがために段取り感が惜しかった>>続きを読む

ターミネーター:新起動/ジェニシス(2015年製作の映画)

3.2

元々が単発の企画ものが当たったもので続編も構成はかなり難しいし、やればやるほどありがたみが薄れてしまうが、そこにGAFAの脅威を連想させる隠喩的表現手法を取り入れたのは良かった。
ターミネーターロボッ
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ラスト・デイズ(2013年製作の映画)

3.3

企画や構成がちょっと?ではあったが、舞台、衣装、ステージング、芝居、カメラワーク、編集の品質は高かった。
見た後に何か残るかというと、特筆するような発見はなかった。人類が滅びた後の世界をシミュレーショ
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.8

ファンタジーの殻を被った哲学でした。もちろん瑣末なことを気にして皮肉なればツッコミ所も満載であるものの、描かれているものは新しくて鮮やか。
因みに哺乳類が滅んだ後に知的生命体になるのはタコとか軟体動物
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ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

3.9

映画の作りは非常によく出来ていて、一工夫、ふた工夫、さらに、そして、の展開が全体の緊張感を押し上げて、ハラハラしながらあっという間に時間がすぎる。
勧善懲悪でもなく、老人にも深い闇があり、その辺りの設
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.8

メメントを思い出される時系列に加え、電車の窓から見る風景から始まる一工夫趣向を凝らしたミステリーサスペンス。アートワークも今っぽく、独特の時間を創出。
ワインオープナーをひねって飛び出したのは赤い、、
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CAVE ケイブ(2016年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

最初から観たわけではないが、ディセント的なものなのかなと見守っていると、三角関係で洞窟にいくサスペンスとでもいうのかな。みなさんも2:1でお出かけの際は、目の前でいちゃつくのはやめましょうってことかと>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

4.0

体外受精の遺伝子操作に関するニュースを観て再視聴。オープニングにトップカットから素晴らしい画力。
伏線の張り方など構成も良く、テーマは普遍的だが表現が秀逸な切り口。

「勝てないと思ったから、帰ること
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ゴースト・イン・ザ・シェル(2017年製作の映画)

3.5

原作どうこうは全く気にはならないのだけど、国の文化の違いなのか、日本人だから気になるだけなのか、構成から細部に至るまですんなりとは受け止め難い。


...

モトゥコー...

...
...
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ランス・アームストロング ツール・ド・フランス7冠の真実(2013年製作の映画)

3.5

主人公の演技のレベルがハンパない。復帰して3位になった後のテレビを観ているシーンでみせた一連の芝居は幾重の感情が層となった絶妙な演技。

白鯨との闘い(2015年製作の映画)

3.7

鯨漁のシーンではどうやって撮ったのか、手間暇を惜しまない仕組み、アイデアも良質な惚れ惚れするようなシークエンスが楽しめた。

原作は未読で無知を承知ですが、映画としてみるに、衣装や船や小物が品質よかっ
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

なんとも不思議で個性的で芸術的な雰囲気が魅力的な映画。視聴後に断片的にフラッシュバックしてくる力がありつつ、一見するとなんの話やねんっ!となる。

私が受け取った結論は、ある愛情と情事へのトラウマの浄
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パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.8

ラブラブ・ニート・ハイテクブティックホテル・イン・ユニバースなサイエンスフィクション。
劇場ブーストが効いていると思いますが、大味でもありつつ、展開の起伏も巧みで、楽しい時間を過ごせた。
テーマは、諸
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10 クローバーフィールド・レーン(2016年製作の映画)

3.6

世紀末終焉ガチなのか変態なのかわからないまま進む展開は成功したのでは。
破滅願望と束縛願望のそれぞれの狂気や恐怖が描かれていて、低予算ながらも質は高い。

前作をあまり覚えていないけど、おそらくアナザ
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グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

4.1

それぞれが自分の人生に新たな視座を得ていくワンシチュエーション群像劇的な構成。
自分の願望を知らない人、何かに怯えてしまう人、両親が独特な人、全て当てはまるという方は必見かも。
若さをテーマに人生を芸
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マギー(2015年製作の映画)

3.5

異色のゾンビ映画。映像と音楽が素晴らしい。感情の移り変わりが丁寧に描かれている個性的な映画。

しかし、展開が少し残念。娘がいる父親だと違うかもしれないけど、他の人間に迷惑をかけるかもしれず、不治のゾ
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キングスマン(2015年製作の映画)

3.8

コミカルなムードに設えられたスパイアクション。軽快なテンポ感が心地よく、喉越しの良い仕上がり。Lジャクソン先生のまくしたて芸も健在です。

モンスターズ/新種襲来(2014年製作の映画)

1.0

病的な潔癖かもしれないが、ただの彩りとして写実的に闘犬やらの表現を入れて、殺された犬のシーンを無邪気に挟み込める制作者たちの作る映画なんてゴミ以下。
どんな映画であれ命への尊厳や道徳観念が一定水準以上
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ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション(2015年製作の映画)

3.7

どうせミッションは成功するんだろイーサンハントさんよ〜的な定番感とは、ある種相反せねばならない鮮度と期待感にも応えていく難しさがある最新版。
しかしまあよくも上手に作るものだなと感心するハラハラ感と同
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ヴィクター・フランケンシュタイン(2015年製作の映画)

3.0

ハンドメイドで人体を作る物語は、現代においてクローンとか人工知能とかもあり、命と倫理問題が高度化、複雑化している中で、手作り人造人間を改めて映画化するのは、どこにフォーカスを当てるのかが非常に難しかっ>>続きを読む

X-ミッション(2015年製作の映画)

3.9

エクストリームネズミ小僧の傑作。
まずどうやって撮影したんだ?どうやって合成したんだ?という画力に圧倒される。

極限のエクストリームで唯一生き残これるラインと、個々の人生の生き様のラインをオーバーラ
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チャイルド44 森に消えた子供たち(2015年製作の映画)

3.8

原作は未読で、冒頭の流れからあれ?そういう話なの?とひと時困惑したが、ともかく素晴らしい演技が随所に良い。

第二次世界大戦後のロシアとドイツの間にあった異質な社会の歪んだ空気感。
汗とタバコと血生臭
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モンスターズ/地球外生命体(2010年製作の映画)

3.8

男女が地球外生物がたまに出てくる中、メキシコからアメリカへ移動するロードムービー。
道中で少しづつ自分に素直になり、距離を縮めていく二人のハラハラ感と、モンスターがいつでてくるかわからないスリル。言葉
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スーサイド・スクワッド(2016年製作の映画)

3.3

バットマンと同じ世界でのアナザーストーリーだとは知らずに視聴。細かいバックストーリーが登場人物それぞれにあるようで、それを知っているともっと感情移入できたのかなと。
それでもなかなかにユニークで、ハリ
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グランド・イリュージョン 見破られたトリック(2016年製作の映画)

3.7

超オメデタイ系。テンポが良く、見せ場も華やかで喉越しがすこぶる良い。
どこかチャーリーズエンジェルを思い出す設定と展開です。

ブラック・シー(2014年製作の映画)

3.5

照明に往年のハリウッドっぽいこだわりがあり、黄金のきらめきと船内のライトと海の暗さの対比など光のコントラストが印象的。っていうかそこ目立ちすぎ。
緊迫感の演出も上手く、最後まで観れる品質は保有。

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