8637さんの映画レビュー・感想・評価 - 14ページ目

Plastic Love Story プラスチック・ラブ・ストーリー(2013年製作の映画)

2.9

今では繊細なタッチで感動させてくれる中川龍太郎監督だが、こんなに暴力的な愛からの感動もあったとはね。
ドキュメンタリーシーンが染みた。彼は彼女を愛してたなぁ、って。
繋がりは分からなかったなぁ。。

ちゃんと伝える(2009年製作の映画)

3.0

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最初こんな映画を園子温監督が撮るなんて思わなかった。
しかしだいぶ園流の感動が詰め込まれていて良かったと思う。

急に父が死んだなぁ。人生何が起こるか分からないというのは本当の事で。

「ヒミズ」のホ
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来る(2018年製作の映画)

4.9

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この映画の恐怖はホラーではない。「人間みんな」である。
5番目くらいに好きな映画です。初見は映画館、今回4回目。

まず過去の思い出を回顧した後、現実がとんでもない彩度で描かれる。全体的に照明の当て方
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ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999年製作の映画)

2.9

音楽は心地良くて良かったと思う。欲を言えば最後のライブにもう少し時間を割いて欲しかったかな。

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.3

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2回目。初見は昨秋、新宿武蔵野館でのフィルム上映。

この映画が1970年代に存在していたなんて。今ではこんなチープな合成画の特撮は古臭いが、あの頃、黒澤明や山田洋次の人間ドラマが量産(されたと見る)
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キミサラズ(2015年製作の映画)

2.9

おそらく全編スロー用カメラで撮影されてる為観づらいしチープな感じはするけど、雰囲気だけは伝わってきた。

avec mon mari アベック モン マリ(1999年製作の映画)

2.9

大杉漣が久々に憎みたいような役で驚いた。
結構絶妙で微妙な映画。

アナザサイド サロメの娘 remix(2017年製作の映画)

-

「サロメの娘 アナザサイド(in progress)」と併せて観たが、殆ど二つに変わりはなく、同じのを二回観たのかと思って途中でやめた。

何度でも流れる「透明な、馬」という言葉にはマジでイラッときた
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海辺の映画館―キネマの玉手箱(2019年製作の映画)

3.8

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映画の歴史と日本の歴史、混ざり合うべくして混ざり合ってスペクタクルを成している。個人的に言えば、一瞬シネスコサイズになった瞬間に、もうちょっとリアクションして欲しかったというのはあったが。

場違いな
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VHSテープを巻き戻せ!(2013年製作の映画)

2.9

興味深いですね。一番歴史とドラマを感じる録画機器だと元々勘じていたのだが、愛好家が日本にもこんなにいたとは思わなかった。
制作時期はまだ日本でサブスクリプションがそこまで目立ってなかった時代だったため
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ジャーマン+雨(2006年製作の映画)

2.9

人生はキツい。この手の映画はよく作られるが少し違う。「ウルトラミラクルラブストーリー」がヤバかったのでこちらも、衝撃的な展開が多かったりそれに対抗しようとするゴリラーマン似のよし子がめちゃくちゃだった>>続きを読む

ロックアップ(1989年製作の映画)

3.0

父と観た。スタローン主演だからタイトル的にも山岳系アクションなのかと思っていたが、アクションとドラマを織り交ぜた上手い牢獄映画だった。

日本で囚人の映画って少ないよね。裁判までは行っても、「ショーシ
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潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

3.1

恐ろしい。トラウマは感じなかったけど、瞬きでしか主張できない残酷な彼の頭の中は美しかったから。

「永遠の門 ゴッホの見た未来」でももの凄い撮影表現を見せたジュリアン・シュナーベル監督の作品である為、
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.9

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おそらく映画館では観ないだろうと思ってU-NEXTで2年ぶりの再鑑賞。
当時集中して観てなかったしあまり覚えてなかったから、初見の気持ちでとんでもないものを観させてもらった。

スタイリッシュな映像な
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ウルトラミラクルラブストーリー(2009年製作の映画)

3.0

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うわぁ、怖い。
一見陽人の町子先生への一途な恋愛映画かと思いきやビジュアル色強めのスプラッター群像ラブストーリーやん。それはそれでいいのだが、こんな淡々とした映像に首無しの元彼が登場したり、脳味噌を熊
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君が世界のはじまり(2020年製作の映画)

3.7

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青春に退屈さを感じてしまったら終わりである。勉強は意味分からなくて、だからと言って逃げ出してもやることなんてなくて、だけど午後には友達とわちゃわちゃしてられる。その瞬間の楽しさが"青春"のやりがいであ>>続きを読む

コンフィデンスマンJP プリンセス編(2020年製作の映画)

3.9

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なかなか面白かった。ていうか泣いた。純情すぎるコックリの愛と、それに救われる人々の涙のせいで泣いた。

ドラマ・劇場版第一作同様派手なコメディセンスを持ちながら、その中に映画好きが一番楽しめるような玄
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ピンカートンに会いに行く(2017年製作の映画)

3.0

「東京ウィンドオーケストラ」で松竹ブロードキャスティング的映画の面白みを完全に掴んだ坂下監督。今作の方が面白かった。キレッキレのコメディセンスだったり演者の演技の上手さを見せる展開も全て詰め込んだ脚本>>続きを読む

海炭市叙景(2010年製作の映画)

2.9

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この世界で生きるって本当に難しい。
この映画は救いようのない男達の物語であり、その中に影で彼たちを救ってくれる人もいる。

加瀬亮が管を足に落としてしまった瞬間が一番衝撃的だった。

DEATH NOTE デスノート the Last name(2006年製作の映画)

3.0

前編は数ヶ月前に鑑賞済。
サスペンス大作らしからぬ超チープが逆に稀で面白い。戸田恵梨香とか自然感がないし。騙されない気もしないが、ありきたりな感じもした。

前編だけ観ておこうと思ってたが観といて良か
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ポストマン・ブルース(1997年製作の映画)

3.0

SABU監督作らしくハイテンポで良い。
こちらとしてはポストマンの優しさも観てるので、警察からの言われようが酷くて許さない。映画だから笑えるけども。

祖谷物語 -おくのひと-(2013年製作の映画)

2.9

映像は良かったが河瀬直美監督の出演シーンくらいしか覚えてない。

散歩する惑星(2000年製作の映画)

3.3

何だこの残酷で悲しすぎる世界は。
全編にわたって俯瞰的なショット、二分に一回訪れる不条理な出来事。シーンとシーンの不気味の間、急に訪れる異世界的展開。
全体的にそうだけどラスト20分はめちゃくちゃトラ
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ニシノユキヒコの恋と冒険(2014年製作の映画)

3.1

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とにかく羨ましいっすね。
洒落た雰囲気を装う「モテキ」のような感覚。コメディセンスもそんな感じ。
しかしこんな映画はハイレベルな役者ではないと観ていけない。そういう意味ですごい映画だった。

あと個人
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めまい(1958年製作の映画)

3.0

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男は側から見たら自分勝手すぎる。人を殺めてしまって警察官をクビになった身分なのに、愛した女を見殺しにして、その後出会った彼女に似た2人目でさえも、1人目に勝手に寄せさせて、1人目と同じ目に合わせる。>>続きを読む

志乃ちゃんは自分の名前が言えない(2017年製作の映画)

3.5

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ずっと気になっていたけど重そうで観られなかった映画。

僕は映画でたくさん観てきたからかもしれないけど、吃音症を知らない人っていっぱいいるんだな。こういう理解をしていかなければ、僕も笑うことしかできな
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はちどり(2018年製作の映画)

3.0

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僕のFilmarksはあまり誰からも見られないので、それでも過激だったツイッターでの投稿より正直な事を言います。

僕はこの映画自体は好きな方なんだけど、登場人物誰一人好きになれない。というか皆嫌い。
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シンプル・シモン(2010年製作の映画)

3.3

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意外な良作。全てのタッチが優しくて、気持ち良くなれる映画。

時間で区切られた完璧な生活。イラストがあることで子供でも分かりやすい。
全体的にグザヴィエ・ドラン映画のようなタッチで好きな類でした。
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アンチェイン(2001年製作の映画)

2.8

基本字幕がチープだし試合の風景ばっかりだから退屈だったかな...

プラネティスト(2018年製作の映画)

3.0

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感覚を研ぎ澄ませながら観ていくしかない。島の景色はとても綺麗で、僕も彼らと共に一日をかけてあの島に行ったのかもしれない。

GOMAはこの島で何かを変えた。窪塚洋介は子供と楽しんだ。二人ともイレギュラ
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破壊の日(2020年製作の映画)

4.2

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超ゲリラ的傑作。製作発表から半年、撮影八日間、音響に四日間、公開前日に劇場へ納品といったぶっ飛んだリアルタイム映画。

当然物語はタイムリーである。疫病と原発というテーマだった元々の脚本を疫病を主体に
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ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ(1998年製作の映画)

3.0

半分くらい意味分からない。4人組が多すぎてどの4人組のシーンか分からないから楽しめなかったのかも。スタイリッシュなスローカットしか認められない。

積むさおり(2019年製作の映画)

3.1

音響の使い方が普通と違う。ホラー恒例の短さ勝負であったりその中でも感じる映像美、ラストの躍動感、、いいですよ。。

ワイルドツアー(2018年製作の映画)

3.5

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結構高評価が目立っていたので「これで終わりじゃないんでしょ?どうせ」って思ってたらそれで終わりだった。ので残念。

まぁでも全体的には良かったんじゃないかな。友情が愛情に変わる瞬間とか、顕微鏡のカット
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THE COCKPIT(2014年製作の映画)

3.6

ただただラップ音楽を作っていく過程が流されていく、ある種の実験映画なのだが、愛や少しの遊び心もあり、ループでこびりつくメロディが最後に完成品として表れると少し感動する。

それと同時に、どんなものでも
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嵐電(2019年製作の映画)

4.0

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とても好きな映画。現実感を捨てずに表現されるノスタルジックさが素敵。初見は昨年のTAMA映画祭授賞式。

嘉子と譜雨の恋は美しい。不器用な感じはあるけどそれが観てる側からしたら最高。台本読みがミュージ
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