モキュメンタリーではないでしょ。リアクションが中途半端なので恐さも感じず、ただつまらない時間が続いた。
「廻廻奇譚」を聴きながら「"夜の帳"って何だろう?」と考えていた自分のまま、もうすぐ別れる友達と観に来た。予想外に面白かった。
"一難去ってまた一難"構造、TVアニメキャラの集合(らしき)展開といか>>続きを読む
バレーボウイズを知ったので2年ぶりに再見。この濃密さで30分は詰め込みすぎな気もするけど、「最良な結果なんてない」というようなメッセージを過去だけでなく現在によっても映し出せていた。
別れが流れ作業>>続きを読む
思いの外良かった。約30年間分の回顧が30分にしっかり詰め込まれた上に、元号と共に踏み出していく感動的な"これから"が見えた。短編だったこともありごく一部のカルチャー、ムーラボ作品のため大元はパロディ>>続きを読む
再見。「風船」よりも撮り方が凝られていた後半が面白い。実写でこの幻想を生み出せているのだから。
ナビのアニメーションまでメイド・バイ・中尾広道となるとまたそれも良いなぁ。
恐すぎる。何度も目を背けてしまった。一見カオスに見える瞬間がどの類の社会問題に触れていて、何故パルムドームを獲れたのかも分からなかった。アフタートークで伺う限り、"妊娠時に受ける様々な恐怖心のホラー化>>続きを読む
コロナ禍の無料配信時に観たものを思い出したくて再見。
こんなに酷かっただろうか。テロップはあれどセリフとしての"文字"がない上に、ど単調な生活を送ることに怠惰を感じてしまった。
風船の"視覚効果"は味>>続きを読む
意外な人に捧げられた映画だった。ずっとその意味を探していたが、雰囲気からしか感じ取れなかった。
「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」は未見。それでもこの映画だけの独創性を感じる。出演者は俳優>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
シリーズで一番の満足感!
こんなにも爽快に騙される瞬間。なのに悔しさではなく有終の美が覆い尽くす感動のフィナーレ。否、このシリーズのことだからまだまだ続くのかもしれない。
捉えようによっては詐欺師大讃>>続きを読む
これは凄いし、「Groovy」より観やすい形で性と死について語りきってる。
"汚す"が軟体的な"壊す"なんだと気付いた。性癖を抱えない自分にとっては、どちらも失敗作で括れてしまうから。
でも、クラブ>>続きを読む
スカッとジャパンの最終形態みたいな感じで草。
アクション映画を観慣れてないからこういうのがお決まりなのか、って思いそうだけど、この映画は先を行ってる方なんだろうな。
あと多分、阪元監督の映画をもっと踏>>続きを読む
渋谷を歩き回って疲れ果てて、中盤で大爆睡したので何とも言えないが...ウェス・アンダーソンの映画にしては静かすぎたのではないか?
それでも感じた面白みとしては、"一冊"にまとまった構造。邦画にありが>>続きを読む
昨日初めて、映画を観たくなくなるほど嫌な気持ちに襲われた。だからこそ、自分の好きで落ち着くコメディを求め始めた。もうこれを観るのは3回目だ。
そんな前置きで済ませようとして大事なこと言ってなかった。世>>続きを読む
"狐"種肯定映画だった。
詳細がなかなか難解だった。でも監督が監督なのでご愛嬌、って感じ。もはやウェス・アンダーソンの映画にストーリー性の巧妙なんて求めないけど、物語と映像美の相乗効果があるからこそ面>>続きを読む
完全にムーラボで味を占めた富田未来監督、ミュージカルという手段を使って現実を描き出した。前作に比べたら辛いけど、今川宇宙のコメディエンヌぶりが発揮されていて観やすかったと思う。
終わり方に戸惑っていた>>続きを読む
事あるごとに回想される二人の思い出がいつも飲んで踊るのワンパターンだったのはあれだけど、映像が稀に観る凄さだった。多分、自分にはにわかに信じがたい撮影方法してんだろうな。
仲良いときの二人の関係は羨>>続きを読む
女性が恋をする話に、なぜ男の自分がこんなにときめいているんだろう。それは多分、自分がそこに映る石川瑠華さんを好きだからなんだろうな。とにかく全力で可愛かった。
水への安息感と水くんへの焦燥の対比がどち>>続きを読む
時間、場所、立場、世界を行き来するカメラワークや編集がカッコいいけど、内容は単純にグロく、不条理で悲痛で、最後ちょっと切ない。
バラバラ殺人やってるのって「真・事故物件」だけじゃなかったのか...!>>続きを読む
監督は恐らく、闘う相手を間違えたんだと思う。東映や松竹で大規模に撮られて、対象が世間一般になったから不評になっただけだと思う。全然面白いじゃん!
設定があまりにも異世界なので新感覚だった。それに見合>>続きを読む
可もなく不可もなく、だった。つまらないものは無いにしても、10分の中でもっと理解しやすく表現してもらえれば面白かったかもしれない。
集ったこの作品群に共通点はない。コロナ禍に触れた作品も一つや二つしか>>続きを読む
やばい。不条理劇という名目で腐りかけた日本映画界を吊るし上げようとする、坂下監督のとてつもない手腕が見えた。
割とこの映画が買収されかけてる...かもしれないが、よくこの映画を地方で撮れたと思う。フィ>>続きを読む
正論の壁を越えられない先輩は、立場的に何も言われないヒモ予備軍でもある。そんな彼が保留にしている女性関係のこじれ。現状を映し出す映画なので理由は知り得ないが、分からない余地がある事が"好き"の最上形態>>続きを読む
とてつもない怒りを感じながら夜道を帰った。たぶん、中途半端に逃げた奴への怒りだ。映画の話には、映画に恋する者としていつも心を揺り動かされる。どうか、"衝動"だとか生半可な言葉を使わずに感想を書き終えた>>続きを読む
"死の需要"についての映画だったと思う。山内がいつから殺人に快楽を求め始めたかは分からないが、病み垢から成る界隈が本気で死を望んでいたことに間違いはない。そして、殺しも初めは軽い気持ちではなかった事も>>続きを読む
何も言えない悍ましさが怖い。
松浦祐也の気色悪さと完全変貌を遂げた和田光沙が生み出す陰湿が、逆にこの映画の単調な痛みに繋がっている。昭和映画的な哀愁があったり終盤にギミックが炸裂したりするが、割と不完>>続きを読む
延期になってもタクシーのデザインはずっと「TOKYO2020」で、家を出てすぐの地蔵を拝む癖がまだ残ってて、...顔についたケーキを舐めてくれる彼女はもうここにはいない。
過去に遡るという不思議な映>>続きを読む
165分あっても異常に展開が早い。小説家の物語だから生のモノローグが挿入しやすかった。雰囲気とキャストはこれまでの大林宣彦そのまんま。
忘れることができる人生は無責任だと思う。そのくせ、誰かを"忘れ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
この映画を認知してから5年間、15歳になったらまず初めにこの映画を観ようと決め、生きてきた。結局それは受験勉強で叶わなかったが。だが、初めてのR15+指定の映画をこれにすることができてとても幸せだ。>>続きを読む
この感覚初めてかもしれない。会話劇だけなのに心温まる前半から感動モノへの傾倒を予想していたが、シュールも詰め込まれていて、まさに想像通りの90年代ミニシアター系列感だった。
短編集だからこう感じただけ>>続きを読む
この映画の113分にかけた1000円は、Netflixベーシック1ヶ月分に値するだろうか。
この世で最も劣悪な承認欲求がこの爆破なのだとしたら...自分が幼心に感じていたサークルという存在への疑問点>>続きを読む
気付けば僕はこの映画の感想を延々と書いていた。自分の心の中で消費するだけしておいて、素直に言葉に出せなかったのだ。完璧でなくて良いと、マイペースな僕に誰もが言う。何度も消しては書き直して、結局誰が読ん>>続きを読む
この映画、極悪非道が過ぎる。タイトルを思い出してヒェッとなった。妹を探し、その為に復讐し、だんだんと安心感が剥がれていく。
ラストの衝撃。それでもこの映画はハッピーエンドだと言い張る。果たして、誰にと>>続きを読む
GYAO!で今日までだったので観た。面白かった。
序盤だけ取ってみると映画と青春が3:7ほどで「本質じゃなくてただの設定か...」と思っていたものの、溜まった不可解が昇華されていくラストが最高だった。>>続きを読む
確かにこれは「偶然と想像」だわ、ってなった。
"奇跡"なんて綺麗事なものでもない。偶然とはつまり興奮。偶然を幾重にも重ねて、観客に映画的興奮を起こすシチュエーションに巡り合う。そして監督はわざとなのか>>続きを読む
時代を遡って描く事で浮かび上がる現状の残酷さに慄いたり、オザケンもうちょっと流れると思った...と落胆したりと、綺麗事すぎる映画が観れなかったのが残念ではある。そしてこの演出では、佐藤が空っぽな人間に>>続きを読む
今回は映像を観に行ったので、とても楽しめた。何よりその映像表現のバリエーションの多彩さ。運良くその劇場の最大スクリーンで観れたから映像美の突出はひしひしと感じた。細胞が蠢くCGシークエンスが本編でも観>>続きを読む