HAAALさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴダールの決別(1993年製作の映画)

5.0

「他者も1人の中に」ユングの集団的無意識のような、個人の中のたくさんの個人(声)が再現されていた。(スピーカーLとRで片方ずつ出るから壊れたのかと思った。)

女はどんな男にも神を重ねるみたいな感じの
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無防備都市(1945年製作の映画)

4.5

1つ1つのカットや、その間合いのリズム、シリアスながらにときおり挿入される些細なユーモア加減(「これで殴りました」は笑った)などなど、かなり生理的に合う映画だった。
"支配する側の悲しさ"について、ド
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ポネット(1996年製作の映画)

4.5

『マチルド、翼を広げ』や『ミツバチのささやき』でも感じたが、子どもが亡きものに想いを寄せる姿というのは胸を打つものがありいつも泣いてしまう。

人は時間が経つにつれ忘れるが、過去や死者の思い出(精神)
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

2.0

ふーん世の中にはこういう人もいるんだ
ニュースの延長的に観てたけど、あんまりリアリティを感じられなかった
奥さんかわいそう

パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

4.5

原作は読んでないが、「見えるものと見えないもの」を感じられる作品だと思った。
ステレオタイプのカウボーイでマッチョな男 対 いわゆる女々しくて繊細な男の子という(その対比自体が既にステレオタイプな)対
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右側に気をつけろ(1987年製作の映画)

5.0

音楽は一曲(断片)という考え方を教えてくれたのはゴダール
夢想家達のヒーロー

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

4.0

塚地みたいな人たち同士のやりとりとか、地域のコミュニティ的なものに実際に見たり体感したことがあるわけではないのに、それっぽい、半ドキュメンタリー的な面白さがあった。

M(1931年製作の映画)

4.0

振り返ってガラス越しに見るMの文字に驚く瞬間がすごく好き
おもちゃ屋のショーウィンドウに並ぶおもちゃたちに惹かれた、へんな足とか笑
メトロポリスのときも思ったが、大衆の怖さの描き方がリアル。

アメリカの影(1959年製作の映画)

5.0

一見めちゃくちゃに思われるカットとカットの、連続と反発で生まれるリズム。
画面や俳優たちから生のあたたかさを感じる、臨生体験。

恋する寄生虫(2021年製作の映画)

1.0

〜あなたの未来に、ライフカード〜
みたいなナレーションがいつ挿入されてもまったく違和感のない映画、というかCM

ほんとうのピノッキオ(2019年製作の映画)

4.5

ファンタジーだけどかなりリアリズムで面白かった。
特に音響が生っぽい感触を演出していたのが気に入った。一見地味な作品に見えるが、映画館のほうが面白いと思う。(慣れるまでは木の軋む音が不気味に感じた。笑
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万事快調(1972年製作の映画)

3.5

観客の感情を見透かしたようなことを言うのが憎い。
スーパーの暴動(?)のシーンは、熱意と虚しさの両方がこみ上げてきて目を見張った。

天はすべて許し給う/天が許し給うすべて(1955年製作の映画)

3.5

ここまで世間や周りを気にするなんてばかげていると思ったが、自分の過去を思っても、かなり気にしているものなのかもしれない。
この時代では小さい街だが、現代だとインターネットがその役割を持つ気がする。
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エクソシスト3(1990年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

途中で悪が勝つんじゃないかと傾いた自分の心の弱さを実感した。
カラスやメリン神父が出てきてくれたので、いや負けちゃだめだと思いとどまらせられたけど、危なかった。。。

リュミエール!(2016年製作の映画)

4.0

色んな映像を観ながらこれはこういう構図で〜などと話してくれるので、面白い授業を聞いている感覚で楽しめた。
こうやって一つ一つ映像を観ていると、何か特別なシナリオや芸を人に行わせるよりも、全体的な街や、
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

2.5

リドリースコット対ハリウッドの決闘に見えた。
押井守の本に、リドリースコットはディテールを描きたい人と書いてあったので意識して観ていたせいか、民衆や動物・虫・戦争周りはリアルなのに、室内ばっかりの話な
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メイド・イン・USA(1967年製作の映画)

3.5

最後の問いかけの答えは観客が考えることなのかもしれない。
車内の右に座る男、左にはアンナカリーナ。
右も左も無いという意見は、右であるということ?
左翼零年。

ゲームの規則(1939年製作の映画)

4.0

夏の夜は三たび微笑むはここからか?
ハイテンションすぎて追いきれない。笑

自動演奏楽器ってなんでこんなに虚しいんだろう。クラフトワークのマン・マシン的なものを連想した。人間も自動演奏楽器も大して変わ
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大学は出たけれど(1929年製作の映画)

3.5

高田稔ってどことなくキートン似てる
眉とか表情の雄弁さに驚く
サイレント映画見慣れてないからかもしれないが、俳優の顔で見やすさが変わる気がする。いかに顔で語れるかみたいな。

映画に愛をこめて アメリカの夜(1973年製作の映画)

4.0

最近ゴダールの思考の運動のことばかり考えて分裂症のようになってきたので、トリュフォーの指揮下、たくさんの人々が駆け回って映画がドンドン進行していく様子を見れて純粋に楽しかった♪

と共に、人間はほうっ
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彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

4.5

イメージや言語をぼそぼそ解説しながら動かしてくれるので面白い

"私は常にコミュニケーションつまりー愛情に失敗しているから
失敗するごとに孤独がいっそう分かるから"
でもこれ、発するものとしてゴダール
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

4.5

久々に見直し。
この物寂しさが主成分の笑いみたいなのがなんとも言えない気持ちになる。
刑務所では看守以外メインの3人しか映らず、壁の落書きや3人の掛け合いに呼応する声のみで他の囚人たちの存在を現してい
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草の上の昼食(1959年製作の映画)

4.0

なぜか勝手にジャンルノワールって(名前的に)ふざけてない感じかと思っていたので、こんなふざけてると思わなかった。笑

映画は自由なんだということを感じさせてくれる映画は大好き。
記者!オードブル!で笑
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中国女(1967年製作の映画)

3.0

主義に立って遊ぶ子どもたち

"今日の男性女性に世界をあるがままに受け入れ、世界に働きかけ動かす力を与えるのさ"って、ゴダールがおれ、俺のことねって思ってそうでうざいな🤣

大人は判ってくれない(1959年製作の映画)

5.0

なぜか直感的に「未来への郷愁」という言葉が浮かんだ。
「今」と相対して「今ではない(未だ来ていない)」時間を考えると過去も未来も同じなのかもしれない。
場所と時代は違えど、監督と自分との間で"幼い頃に
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ストーカー(1979年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

信念を燃やして駆け抜ける時間帯と、立ち止まって疑い始める時間帯の後者を担っている感じがする、タルコフスキー。
他の作品を観ていた時は(精神的に鬱屈としていたのもあって)ただただヒーリング的な良さを感じ
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鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

2.5

どことなくギャグ漫画日和を感じた。(特にリアクションの表情がそれを思わせるが、何度も繰り返されることでもはや全体がそう見えてくる)
ベテラン漫才師のような落ち方も笑ったけど、全体的に退屈してしまったの
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パーマネント・バケーション(1980年製作の映画)

3.5

「どの部屋も人間と似ている
新しい部屋は最初は物珍しい
だが やがてその物珍しさは消えて
嫌悪がじわじわとしのび寄ってくる」

から、後のパターソン
「僕もたまにはほかの女性の事を考えてみたい。」
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ワン・プラス・ワン(1968年製作の映画)

3.5

ゴダールの考えていること好きだから面白かったけど、ローリングストーンズ好きな人からしたら嫌じゃない?

以下好きなとこメモ。

"知的な革命家になるには知識人になろうとしないこと?"

"現実の道は困
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.0

うわ〜何から何までダサイ男だ逃げろ〜

アニエスヴァルダはあまり観たことなかったけど、意外と皮肉効いてるのね。
気持ち悪い男観が一致していたので好きになりました。

晩春(1949年製作の映画)

4.0

ちょっと驚くほど紀子の子どもっぽさや、頑なに結婚を拒む気持ちなど、まるで自分の姿を見させられているようでなんとも言えない気持ちになってしまった。

お父さんの台詞はもはや映画なの?現実?境目がぼやける
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モラン神父(1961年製作の映画)

3.5

ウーン
自分は映画を観ている時だけは女性への愛でメチャクチャになりたいので、
女性が神を愛するように男性を愛する、しかもそれが精神的というより性的な焦がれっていう話には基本的にイマイチ乗れません。。

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