HACHI1965さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

HACHI1965

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女は冷たい嘘をつく(2016年製作の映画)

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補える力も無いのにばら撒いた残酷さと過剰なヒステリックが余韻として有り有りと残る稀に見る不愉快、嗚呼勘違いな駄作。

アウトレイジ 最終章(2017年製作の映画)

5.0

アウト・レイジ最終章にして最高傑作!
罵声の連発と暴力に焦点が向きがちだが、その物の情背景を語らせず敢えて「バカヤロー」の一言だけで解らせるシンプルな手腕は称賛に値する。見渡せばダラダラと喋らせ演出を
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フラッシュバック(1990年製作の映画)

5.0

「無関心になるな!」デニス・ホッパーが放つこの台詞がとにかくにも痺れる。反体制運動、ピースマーク、LSD、マリファナ、サイケデリック、ステッペンウルフ、ボブディラン、ジミーヘンドリックス、キンクス、ジ>>続きを読む

ウイークエンド(1967年製作の映画)

5.0

鑑賞するにあたりとても疲れる為「見ようか見まいか」と度々悩むのだが毒を食らわば皿までも、ええいっ!ままよと観てしまわせる狂おしい程に甘味な毒のお花畑でランランランとなるジャン=リック・ゴダールの傑作。

ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

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アメリカニゼーションの象徴でもあるマクドナルドの創始者を描いているとの噂を信じて鑑賞するも"えげつなさ"も無く何だか綺麗事として収めている事には、正直困惑を隠せない、マイケル・キートンを持ってしても鑑>>続きを読む

ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走(2016年製作の映画)

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中途半端で幼稚な内容には真骨頂であるエスプリさえも効いておらずそのつまらなさ加減には呆れるばかりR指定を逃れようとして作ったにしてもかなりお粗末な駄作。

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)

4.0

先ずは何よりも楽曲が良いこれだけでも洋楽好きにはお勧め出来る古き良きソウルミュージックやポップミュージック等、甘酸っぱくもほろ苦く琴線に触れる、無論ケビン・スペイシーも渋くて良いオヤジ泣かせを狙ったの>>続きを読む

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

5.0

初めてこの作品に映画館で出逢ってから幾度となく見直すがロマン・ポランスキーの作品の中でも"袋小路"か"ローズマリーの赤ちゃん"は別格の凄味を感じる。特に鑑賞者の脳に刻まれた経験値からなる深度による恐怖>>続きを読む

フィッシュマンの涙(2015年製作の映画)

2.0

独創的な世界観だけにのっぺりとした表面的な視察だけで終わってしまうのはとても残念、ベースとなる世界観は奇をてらった物としてだけただ、寒々と残る。

タンジェリン(2015年製作の映画)

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8ミリが欲しくて新聞配達をしていた中学生時代が青臭い日々として思い出されつつも鑑賞。物が溢れ様々な分野の職人的要素が間口を広げている時代にあってはスマホで映画を撮りきることはさほど特化した事とは思えず>>続きを読む

トランスフォーマー/最後の騎士王(2017年製作の映画)

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一作目で嫌になり半分も見ずにリタイアしご無沙汰していたシリーズだがもしかするとと?鑑賞しては見たが相変わらずのヘボ映画、懲りずに続けていた事は称賛に値するのか微妙だが、。スピルバーグを広告塔に立てるな>>続きを読む

At the terrace テラスにて(2016年製作の映画)

1.3

ザ・舞台劇。映画として見せる必然性が見当たらず。舞台劇に足の向かない不特定多数の人々へのプロモーション?であればテレビでもいいんじゃない。否、舞台でやるべき。

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

5.0

素晴らしい、当たり前だが見たものでないと知り得ない繊細さと大胆さは匂い立つ香りの様に溢れ触れた者を虜にする名作。

犯罪の女王(2016年製作の映画)

5.0

素晴らしい!撒き散らした毒を見事にすくい上げてみせるこの作品には"喉が乾いた時の強炭酸の如く"ガツンと来る爽快感に満ち溢れている、否が応にもイ・ヨソプ監督の次作への期待に胸が躍る。

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

5.0

映画監督リドリー・スコットでないと作れえない"エイリアン"にして傑作。*悔やまれる事はただひとつ細部まで緻密に作りこまれた驚愕の映像を映画館で観たかった。

ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

1.3

前作で作り上げた"怒りを抑えきれない獣ジョン・ウィック"の不在にはがっかり、アクションは水増しされたが芯となる物が欠けた事で魅力は無くストーリーは無いに等しい見所であるはずのガン・フーも前作ほどの工夫>>続きを読む

レイヤー・ケーキ(2004年製作の映画)

5.0

過剰な演出を多用せずに飽きさせる事なく観客を惹きつける緊張感と癖になる味わいパーフェクト!きっと見直したくなる。

秘密 THE TOP SECRET(2016年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ただただ垂れ流す病的な殺戮描写の応酬にはウンザリ、秘密を知らずしてリタイア。

*わかっていながら最後まで見たが、予想を裏切る事無くトンチンカンな
どうだとばかりに"一杯のかけ蕎麦"出来る泣いてくださ
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燃えよドラゴン(1973年製作の映画)

5.0

我々の世代に取ってブルース・リーは、
映画スターだけにとどまらない憧れの存在、学校をサボり全ての作品を見るべく映画館に通い続け手作りヌンチャクに始まりジークン道の通販本を真似て怪鳥音を叫び連れと殴り合
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天才バカヴォン 蘇るフランダースの犬(2015年製作の映画)

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中途半端なパクリにもならないパクリそれだけ。くだらないのは許せるがつまらないではしょうがない、前半15分でリタイア、自称クリエイターフロッグマンの幼稚なマスターベーション。天才赤塚不二夫のキャリアに泥>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.5

主演である綾野剛の演技力もさることながら、特筆すべきはやはりピエール瀧の存在感に軍配が上がる良作。

デスノート Light up the NEW world(2016年製作の映画)

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やはり監督によって映画の質が変わるというセオリーを見事なまでに実証した駄作。
前作メガホンを取った金子修介の力量を褒めるべきだと実感、この作品の謳い文句である究極の頭脳戦、。どこを探しても見つからない
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無限の住人(2017年製作の映画)

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あいも変わらず話題作りだけは上手な三池崇史、裏を返せば"それだけ"の駄作。いい加減のり弁ちくわ乗せ、のり弁白身魚乗せみたいな量産映画づくり辞めたら。

Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!(2007年製作の映画)

5.0

ローワン・アトキンソンこそ近代映画での喜劇王バスター・キートンに値する人物であることは間違いない傑作。

泥棒は幸せのはじまり(2013年製作の映画)

5.0

メリッサ・マッカーシーが兎に角素晴らしい、笑えるスラップスティックな展開もさることながら彼女の醸し出すチャーミングな存在が終始飽きさせず見終えた後の余韻が微笑ましい良作。

ゴーストバスターズ(2016年製作の映画)

5.0

共同脚本執筆者であり産みの親ハロルド・ライミス亡き後の作品という事もあり、全編に渡り彼への敬愛に満ちている。出演者に始まり台詞まわし建物やオブジェに至るまで見直す度に発見があり製作者の思い入れに感服す>>続きを読む

female フィーメイル(2005年製作の映画)

1.0

実験的短編映画集なのだが、ただテーマを思索するにあたりその芯がボヤけている、
エロティカとは程遠く、ポルノグラフィーオムニバスとしか言い様が無い、松尾スズキ監督作以外あまり褒められた物では無い、奇をて
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ゴースト/ニューヨークの幻(1990年製作の映画)

1.4

ライチャス・ブラザーズのアンチェイドメロディが沁みる、。恋愛映画

アパートメント:143(2011年製作の映画)

2.4

無理のない視点設定への着目点の良さがあるだけに、脚本の希薄さが質を落としている様に思える残念だなぁ。

サガン -悲しみよ こんにちは-(2008年製作の映画)

2.6

サブタイトル"悲しみよ、こんにちは"の原作者であるフランソワーズ・サガンの自叙伝的な映画とはいえスキャンダラスな一面に焦点がより過ぎではとも感じる、これを観てサガンに興味を持たれた方には、是非にフラン>>続きを読む

悪魔が来りて笛を吹く(1979年製作の映画)

3.5

原作者である横溝正史が「この恐ろしい作品だけは、映画にしたくなかった」とするだけに、人間の深淵にある闇がじわじわと見る者へ戦慄と恐怖が真綿で締め付けられるが如く迫って来る。この映画では描ききれなかった>>続きを読む

2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

5.0

SF映画の金字塔にしてスタンリー・キューブリックの代表作。私の中でのSFに対しての基準に写実性と其れ等を裏打ちする世界観の設定がある、今作での其れは人間として生きるにあたり避ける事の出来ない衣食住が綴>>続きを読む

WE GO ON 死霊の証明(2016年製作の映画)

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伏線の回収はさて置き作品の軸であるベクトルがコロコロと変わるのは頂けない、駄作。

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

2.0

決して悪い映画では無いが、これ程までに
近代文明社会への対極の描き方には過剰とも取れる演出と脚本が必要だったのだろうか?とも考える物事はすべからず考察の深さは重ね続ける事でシンプルにあるべきであり足し
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ソウル・ステーション パンデミック(2016年製作の映画)

1.4

アニメとなった事で漫画ハッピーピープル?が素である事を露見してしまった感は拭えない、ストーリー展開に新しさは無いが、現代韓国の圧制による格差社会を垣間見れる機会と捉え、鑑賞すれば見れなくも無い、改めて>>続きを読む

尼僧ヨアンナ(1961年製作の映画)

5.0

尼僧ヨアンナを通し人間の業と1961年ポーランドの内政を深く炙りだした秀作、この作品が後の映画エクソシストへかなり影響を与えている事は否定出来ないだろう、鑑賞するにはいささかの覚悟も必要だが、近代に於>>続きを読む