すいかさんの映画レビュー・感想・評価

すいか

すいか

映画(150)
ドラマ(0)

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.8

全編ワンカットという興味しか湧かない予告編を観て本当に楽しみにしていた本作。
第一次世界大戦の真っ只中の1917年、西部戦線におけるある1日を、兵士2人を中心に描いた物語である。

確かな情報もないま
>>続きを読む

ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.2

今年も終わりますね。皆さま、1年間ありがとうございました。


2019年、最後の一本はこの作品。
午前10時の映画祭にて。何度も観ているが、やはり映画館で観るのはワクワクする。
妻殺しの罪を着せられ
>>続きを読む

サウンド・オブ・ミュージック(1964年製作の映画)

5.0

お久しぶりです。大変ご無沙汰しておりました。
10月より転職のため、長年住んだ京都を離れて東京に来ました。あまりにバタバタ、日々慣れるのに精一杯で、こちらから遠ざかっておりました。またボチボチですが、
>>続きを読む

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.0

旦那様とメイドの恋。奥ゆかしくて、切なくて、美しい物語だった。

徐々に距離が縮まって、お互いを見る目が優しい色を帯びて、名前を呼ぶ声もちょっとずつ変わってくる…そんな2人の様子にドキドキした。
あん
>>続きを読む

アンダー・ユア・ベッド(2019年製作の映画)

4.0

痛く、苦しく、切ない作品だった。

はじめて名前を呼んでもらった女の子、彼女と一回だけ一緒にコーヒーを飲み、やっとの思いで話した飼っているグッピーの話を楽しそうに聞く彼女。そのグッピーをあげる約束をし
>>続きを読む

ムアラフ 改心(2007年製作の映画)

4.0

過去のトラウマから、心に壁を作ってしまった教師のブライアンと、教え子のアナ、姉のアニとの3人の交流を描いた作品。
宗教的な話題も多かったけれど、やはりヤスミン監督、優しく、キュンとする物語に仕上げてい
>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

4.2

タロン・エジャトンの素敵な歌声と、ダンスパフォーマンスと、奇抜な衣装を存分に楽しみながら、彼の半生を総ざらいできるような映画だった。想像以上にミュージカルであった。エルトン・ジョンのことは、有名な曲と>>続きを読む

ムクシン(2006年製作の映画)

4.2

オーキッド3部作の、最後。

前2作から時は遡り、10歳のオーキッドとムクシンの初恋が描かれる。
2人でいるのが楽しくて、だから一緒にいるということは、シンプルなのに大人になるとなぜか難しくなってしま
>>続きを読む

グブラ(2005年製作の映画)

4.0

幸せなことに、ヤスミン・アフマド特集にて、オーキッド3部作全部観られた!嬉しい。夏休みって最高だ。
こちら「グブラ」は、2作目である。

この作品はオーキッド家族だけでなく、他2つの家族の物語も同時進
>>続きを読む

ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年製作の映画)

4.0

ジェイソン・ステイサム、好きだ…トランスポーターシリーズでは危うく恋しそうだった。いや、恋をした。本作も予告を観た時から、ぐはっ、となっていた。と、言いながらもワイスピシリーズは未鑑賞という中途半端さ>>続きを読む

シークレット・スーパースター(2017年製作の映画)

4.4

インドの小さな都市に住む、音楽性抜群の天才少女インシアのシンデレラストーリー。
決してアーミル・カーンのムチムチマッチョでピチピチ感、そして下品な言葉や顔つきや腰つき…を鑑賞する映画ではない!けど、観
>>続きを読む

タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

4.6

ヤスミン・アフマド特集にて

2度目の鑑賞。
「タレンタイム」という、学校主催の音楽コンテストが物語の舞台。出場する生徒たちの、それに向かっていく日常生活を、友情、恋愛、家族模様を織り交ぜながら描いた
>>続きを読む

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

5.0

終戦の日上映会にて。公開後ほぼ毎年観ているが、今日観られたことは記憶に残る体験になると思う。

昭和10年から始まるすずさんの物語。あの時代、あの日、あの場所で、生きていた人、生活が、人生があったこと
>>続きを読む

存在のない子供たち(2018年製作の映画)

5.0

見たくなくても知りたくなくても、目を瞑ってはいけない、頭の片隅にでも置いておかないといけない、そういう現実を突きつけられた気がした。
ゼインが、たった12歳という年齢で、なぜにここまで思い至ってしまっ
>>続きを読む

細い目(2004年製作の映画)

4.2

ヤスミン・アフマド監督の作品は、2年ほど前に観たタレンタイム以来。亡くなられていることも知らなかった。Filmarks でヤスミン監督特集の存在を知り、これは行かねばと思って行って来た。Filmark>>続きを読む

アルキメデスの大戦(2019年製作の映画)

4.0

良い意味で、想像を裏切られた。食わず嫌いは良くないなと思った。

絶対に沈まないと言われていた戦艦大和。これが沈んだという史実を、どのように描くのだろうか?がっつり戦争モノなのかな、と勝手に思っていた
>>続きを読む

天気の子(2019年製作の映画)

4.0

現代の東京、という超現実的な世界に、天気を操れる巫女=究極の晴れ女という非現実的な存在が混じりあって進む物語。「君の名は」に続き、新開監督はよくこんなすごい作品を生み出せるなあと、驚くばかり。設定とか>>続きを読む

プロメア(2019年製作の映画)

4.2

ずっと観たかった作品。ようやく鑑賞できた。中島かずきさん脚本のアニメーション作品って、どんな感じなのだろうと、ワクワク♫加えて、圧倒的な迫力の音と映像、というレビューを目にして、期待値が跳ね上がった。>>続きを読む

希望の灯り(2018年製作の映画)

4.0

旧東ドイツの大型スーパーが舞台。
どこか、がらん、としていて、巨大な棚がずらりと整列している様は、スーパーマーケットでありながら異空間を思わせて、一瞬、どこの国のいつの時代の物語なのかわからなくなった
>>続きを読む

さらば愛しきアウトロー(2018年製作の映画)

3.8

紳士な老人銀行強盗のお話。しかも実話。

脚色もあるとは思うが、ひと昔前の、警察と一風変わった強盗の対峙は、どこか、のどかで牧歌的に感じた。
少年の頃から犯罪に手を染め、16回も脱獄して、引退しない。
>>続きを読む

シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

3.8

男のシンクロ、というと真っ先に思い出すのは、「ウォーターボーイズ」で、勝手に日本独自のものなのかと思っていたが、そんなことはないんですね。

チームは皆、家族に、仕事に、健康に、何かしら問題を抱えて生
>>続きを読む

凪待ち(2019年製作の映画)

4.0

きれいで純粋な部分、卑怯で汚い部分、人間臭い作品であった。汚い方に比重が置かれているため、観終わった後は、疲労感が残った。

何が悪くて、誰が汚いんだろう。皆、程度の差こそあれ負の要素は持っていると思
>>続きを読む

神と共に 第一章:罪と罰(2018年製作の映画)

3.9

韓国映画は、重い社会派ドラマしか鑑賞したことがなかったので、こういう作品はとても新鮮!第1章と第2章、別々の映画館だが同日に観られることが判明したので、はしごすることにした。

おもしろかった!設定や
>>続きを読む

神と共に 第二章:因と縁(2018年製作の映画)

3.8

場所を変えて第2章。因と縁。

1章の終盤に登場したマ・ドンソク演じるソンジュ神…彼は一体何者なんだろう、から始まって、3人の使者の過去が少しずつ明らかになる。
割とシリアスな要素が多めであったけれど
>>続きを読む

COLD WAR あの歌、2つの心(2018年製作の映画)

4.0

なんと美しい映画なんだろう…
鑑賞して少し日にちが経ってしまったけれど、今でもあの美しさの印象は、鮮明だ。
つややかなモノクロの映像、美しい音楽、漂う静謐さと、情熱、哀しみ。全てが芸術的で、ため息が出
>>続きを読む

新聞記者(2019年製作の映画)

4.0

重く、やるせない物語であった。
今の日本の政治、マスコミの現状を切り取ったかのようなシチュエーション、セリフが多く、観ていて、時々本気で恐ろしくなった。
私は、マスコミ関係者でも政治関係者でもない一般
>>続きを読む

Girl/ガール(2018年製作の映画)

4.1

作品全体を通した静かな雰囲気が、トランスジェンダーである16歳のララの繊細な心情を引き立てている。決してドラマチックではない控えめな物語だが、ララとうまく重なっていて、心にすっと入ってきた。

思春期
>>続きを読む

日本のいちばん長い日(1967年製作の映画)

4.2

ポツダム宣言受諾から、玉音放送が実際流される8月15日正午までの24時間の官邸の動きと、当時実際起こった青年将校たちのクーデター未遂事件(宮城事件)を中心に描いた本作。「シン・ゴジラ」は、この作品のオ>>続きを読む

アマンダと僕(2018年製作の映画)

4.0

大事な人を失っても、自分の人生は終わらないし、生活しなくてはいけない。
不幸な事件で姉を失い、恋人や友人も同じ事件で大怪我を負った、24歳のダヴィットは、さらに母を失った7歳の姪っ子アマンダの面倒をみ
>>続きを読む

チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛(2017年製作の映画)

3.6

チューリップと絵画に沸く400年前のオランダ。そこで繰り広げられる、愛の物語。
再上映にて、やっと鑑賞できた。

全体的に暗ーい映像。そこに、ソフィアの青いドレスと、オレンジのチューリップが、鮮やかに
>>続きを読む

誰もがそれを知っている(2018年製作の映画)

3.9

妹の結婚式のために、故郷スペインに子供たちを連れて帰ってきたラウラ。結婚式の夜、娘イレーネが何者かに誘拐されてしまう…

登場人物が多く、それぞれの関係性を理解するのに集中力を要した。
ラウラの娘の誘
>>続きを読む

ザ・ファブル(2019年製作の映画)

3.8

凄腕の天才殺し屋が、一年間「普通に」生きたらどうなる?!
年末に原作にどハマりして、一気に読み切った。佐藤を含め登場人物がみんな良いキャラをしていて、爆笑の連続で。もちろん普通の生活にはならずに、だい
>>続きを読む

スノー・ロワイヤル(2019年製作の映画)

-

思ってたのと違う!

どんな映画かの知識もなく、皆さんのレビューは読まずに鑑賞したので、勝手に、しっかりストーリーがあってわかりやすい、尚且つ硬派な復讐劇なのかと思っていたのです…でも、途中から、あり
>>続きを読む

長いお別れ(2019年製作の映画)

3.9

「長いお別れ」
ゆっくりと、遠ざかっていなくなる。
とても、しっくりくる表現だと感じた。
でも、こういうお別れは、つらい。
両親は今は元気だけれど、いつか必ずお別れがやってくる。どんな形でやってくるの
>>続きを読む

パリ、嘘つきな恋(2018年製作の映画)

3.6

自分の中で、相手の存在が大きくなればなるほど、失いたくなくて本当のことを言えなくなる。この作品ほどドラマティックでなくとも、そういう経験が誰にでもあると思う。そんな時、なんとかなるさ、と優しく励まして>>続きを読む

僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.2

ベルリンの壁ができる5年前の1956年、東ドイツの高校で、生徒たちがハンガリー動乱で亡くなった人々に捧げた黙祷を発端とした一連の出来事を描いている。最初から最後まで、静かだが強い緊張感が漂う作品だった>>続きを読む