すいかさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

すいか

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いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち(2017年製作の映画)

3.9

前作に引き続き、おもしろかった!

合法ドラッグを作成する側から、今度は摘発する側に。新たなメンバーも加わり物語は進む。前回同様、みんな根は真面目、研究者だけあって探究心旺盛、でもどこかテキトー、肝心
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ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.0

か、かっこいい、かっこよすぎ、デル・トロ!
って感想はそれだけではないけれど…早く次回作観たくてたまらない。どんどんと、研ぎ澄まされていくシカリオ・アレハンドロが観たい。

冒頭のショッキングな自爆テ
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いつだってやめられる 7人の危ない教授たち(2014年製作の映画)

3.9

設定、キャラクター、ストーリー、どれもよかった!
ばっちりキメてドヤ顔でナイトクラブに入っていくシーン、ときどき垣間見える真面目さ(みんな根は真面目 笑)にクスッとなった。皆個性的で、それぞれの魅力が
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ローマの休日(1953年製作の映画)

5.0

旅行中の夜、なんか映画でも観るか、と、なってこちらを選択。吹き替え版は初めてだった。うーむ、やはり字幕の方がいいなあ。でも、良かった!

もう何回も観ているけれど、毎回オードリーの美しさに見惚れて、ア
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恐怖の報酬 オリジナル完全版(1977年製作の映画)

4.1

目的地へニトロを運ぶ、その過程を描いている作品。ニトロは少しでも衝撃を加えたら爆発する。にも関わらず目的地までのえげつない悪路…それを乗り越える4人の男たち。
シンプルな設定だから、頭を使わず、何にも
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

4.8

恥ずかしながら、Queenといえば…We Will Rock You…?程度の知識しかなかった。
観終わった今、Apple Musicで、Queenのプレイリストをヘビロテ中。
この映画を観なかったら
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(2000年製作の映画)

3.6

高校生の頃話題になってて、題名だけは知っていたこの作品。20年近く経ってスクリーンで観ることになった。

妹殺しで逃亡する女性と、彼女が逃亡先で出会った人々と織りなす人間模様を描いている。
ほとんど引
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.1

レビューをさらーっと読んだだけでなんかすごい作品らしい、ということが伝わってきて、早く観たい観たいと楽しみにしていた。ついに鑑賞。いやー、すごかった。

本当だ。今が、旬、なんだ。
まさに今現在起こり
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愛しのアイリーン(2018年製作の映画)

3.9

おおぉ…なんだ、この映画は。強烈だった。ストーリーも、登場人物も。
ボタンが掛け違えられていくかのように、悪い方へ進む物語。不快感と嫌悪感が湧くシーンが満載。でも、ところどころコミカルで、バランスがよ
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シネマ歌舞伎 歌舞伎NEXT 阿弖流為〈アテルイ〉(2015年製作の映画)

4.5

南座新開場記念上映にて。
本当は実際会場で観られれば一番良いけれど、なかなか難しいので、シネマ歌舞伎やゲキ×シネは、嬉しい企画。本作もようやく観る機会に恵まれて嬉しい!

劇団・新感線で上演される、い
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マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)

3.7

キャリーはコミュ力ゼロでもダメ女でもないじゃないか!と、思った。
なんだかかわいい魅力的な女の子だったなあ…会話の返しも、ちょっとひねくれていて、ところどころ思わず吹き出しそうになったり、賢いな〜と感
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ハナレイ・ベイ(2018年製作の映画)

3.6

確かに、これは、希望の物語、だった。
人との関わりって大事なんだな…ひょんな出会いが、すごいきっかけを与えてくれたりする。

息子の死から、10年という時を経て再生に向かう女性を、吉田羊さんが素晴らし
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

3.9

ホラーが苦手で、今まで観た経験はほぼない…けれど、みなさんのレビューを読み、これはいけるかもしれない、と思い、行ってきた。結果、観てよかった。皆さまありがとうございます!

広がるトウモロコシ畑と麦畑
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こねこ(1996年製作の映画)

3.9

ひたすら猫がかわゆいロシアの映画。ロシア映画はほとんど観たことがないので、映される市民生活が新鮮だった。食器やインテリアも可愛くて楽しめた。
フィルム上映で、映像にも温かみがあって、とてもよかった。あ
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チョコレートドーナツ(2012年製作の映画)

4.2

心の叫びが、ひしひしと、伝わってくる作品だった。主人公の3人は、魅力的で、素敵な家族だった。ルディは、タフで、周りを変える力を持ったすごい人だと思った。

ただただ、家族を守りたくて闘った。それなのに
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日日是好日(2018年製作の映画)

4.0

二十四節気とともに綴られる、主人公とお茶の24年間。心が、すぅっと爽やかに、そしてほっと暖かくなるような、素敵な作品だった。

茶道。全ての所作に決まりがあって、なんて窮屈なのだろうと思ったけれど、先
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男と女(2016年製作の映画)

3.4

話題が出なかったら、多分観ていなかったであろう作品。結構よかった。

主演2人が何せ美しいため、ビジュアル的にも結構楽しめた。しかし、それ以上に演技が素晴らしいと感じた。なんだろう、俳優さん本来のオー
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アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.9

再上映にてようやく鑑賞。パンチの効いた作品だった。

トーニャの、メンタルが強すぎる。気が強いだけじゃない強さを感じた。
そしてあの母親。紛れもなく毒親なのだが、トーニャにスケートをさせたのも彼女だし
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彼の見つめる先に(2014年製作の映画)

4.0

公開当時見逃した作品。ちょうど再上映されていてラッキーだった。

冒頭の、2人がプールサイドでL字に寝転ぶカットが、なんだかきれいで印象に残った。
LGBT、障害、そういう背景はあるのだが、それがどう
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アマデウス ディレクターズ・カット(2002年製作の映画)

4.3

幼い頃母が観ていて、モーツァルトの奇声しか印象に残っていなかった。名作であると知り、ずっと観たかったが去年の午前10時の映画祭でも見逃して以来忘れていた。ようやく鑑賞。
モーツァルトについて伝えられて
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ビフォア・サンセット(2004年製作の映画)

4.1

ビフォア・サンライズも素敵だったけれど、こちらもまた素敵だ。
出会いと同じく再会もドラマチック。会話劇という共通の演出のせいもあると思うけれど、やっぱり2人の会話、距離感がリアルで自然。
パリの街を歩
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クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

3.9

現代版王道シンデレラストーリー。
以前ラジオで紹介されていてちょっと気になっていた映画。キュンキュン、ドキドキ、イライラ、ホロっ…まるで少女漫画を読んでいるようなのだが、ストーリーがしっかりしていて、
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.1

遅ればせながら、遂に鑑賞。
笑えた。斬新な発想に拍手を送りたくなった。

カメラを止めるな!そういう意味だったのか。観た人と、感想を言い合って、よかったよね〜おもしろかったね〜と盛り上がりたい!!
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タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.2

素晴らしい作品だった。序盤からテンポよく進むストーリーに一気に引き込まれ、中盤からは、あまりの悲惨さに、ただただ呆気にとられ、鳥肌が立ち、悲しみを感じた。

「1987、ある闘いの真実」で描かれていた
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1987、ある闘いの真実(2017年製作の映画)

4.2

軍が支配する国家権力と、民主化を求めた一般市民の闘い。
ソウル大生の警察による拷問死とその隠蔽事件、そして6月民主抗争ーー大統領の直接選挙制改憲を中心とした民主化を要求するデモを中心とした韓国における
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プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

4.0

しみた…まさにオアシスのような映画だった。仕事辞めて自分の好きなことしたくなったけど、現実そうもいかないので、とりあえず明日から通勤の時に目に入ったものの名前を言ってみようと思った。
ちょっとだけ、気
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.9

「僕」という人物像が、最初は掴めなくて、一体どんな方向に進むのか、興味をそそられた。静雄と佐知子との関わり、「僕」を取り巻く人々の人間模様がじっくり描かれ、少しずつ「僕」がどんな人間なのかが見えてくる>>続きを読む

ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(1995年製作の映画)

3.9

素敵な恋愛物語。
旅先の列車で出会い、意気投合した2人が、ウィーンで途中下車して一晩共に過ごす。シチュエーションはドラマティックだけれど、流れは至って自然で、無駄がなく、なんだかドキュメンタリーを観て
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遠い空の向こうに(1999年製作の映画)

4.2

よかった!
炭鉱で生きるか、アメフトで奨学金をもらって大学へ進学するか、非常に限られた選択肢しかない町で、宇宙工学に夢を持ったジェイクギレンホール演じるホーマーが、仲間とともにロケットを開発し科学コン
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.0

よかった。
年の離れた、不思議な2人のおしゃれなリアルロードムービー。
この映画を観ているだけで、フランスの田舎に行きたくなった。

写真家JRの独特な感性、お年寄りに対する優しい姿勢、独自のスタイル
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判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.3

全てにおいて無駄がなく、最後まで緊張感を持って鑑賞できた。

この映画を本当に考察しようとすると、まだまだ私には知識が足りない。
しかし、イスラエルとパレスチナ、対立する立場でありながら、お互いの傷を
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息もできない(2008年製作の映画)

4.0

暴力で覆われ、ヒリつく雰囲気をまとった作品だった。痛かった。
だからこそ、食事だとか、子供たちが遊ぶシーンには束の間の安堵感を覚える。普通ってことが、この作品の中では特別になっていた。

湧き上がる怒
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ブレス しあわせの呼吸(2017年製作の映画)

4.1

何事も、一番最初に挑戦して成し遂げる先人がいるから、今がある…しみじみ思った。
脊髄ポリオによって四肢麻痺、人工呼吸器がないと自分で呼吸もできなくなった主人公ロビンが、妻ダイアナをはじめとする多くの人
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最初で最後のキス(2016年製作の映画)

3.9

弾けるような若さ、美しいけれど暴力的で、残酷で、痛々しかった。その痛々しさを見守る親たち、きっともどかしいんだろうな…親の心子知らず。今でも私はわかってない。ごめんよお母さん…
レディガガのBorn
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プラトーン(1986年製作の映画)

4.2

戦争、しかもその最前線という想像を絶する非日常の中では、正義だの常識だの、どんどん壊れていく。
大学中退のインテリ新兵は、その矛盾を感じながらもその狂った世界の中で戦う。

負けると予感しながら、戦っ
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.9

一気に駆け抜けていくような、パワフルな映画だった。当時、あの世代に憧れていた年頃だったので、流れていた曲とか、ダンスとか、今観ても懐かしいを超えてやっぱりかっこいい。確かにあの頃、ずっと喋っていた。携>>続きを読む