HELLOPANDABOOKさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

ファミリア(2023年製作の映画)

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乱暴に言うと、シリアスな物語なのに、とても映画だった。暴力、事件、愛など、映画な要素がモリモリで、しまいかたも映画だった。金で解決しないで、カラダと心と生き方というか死に方と表裏一体の生き方でしまって>>続きを読む

オールド・ガード(2020年製作の映画)

3.5

"自分だけは大丈夫という、自分はこちら側だとか、自分の悲しみは世界の万物に値するという、とにかく浅はかな自己中な見えすいた力"、それだけの烏合の衆が世界を成立させている。全員がそれ。というのを教えてく>>続きを読む

聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-(2011年製作の映画)

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マスコミ、がんこなくせに手柄優先無責任感情論者、派閥、不景気、遠い海の向こうの話という自分じゃなければいい感、もろもろすべてが、今の時代とまるかぶり。戦争がどれほど悲惨でバカげていて、非人道的で人間の>>続きを読む

タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.0

続きそうかな、と思ったらやはり続編あるぽい。背景、人間関係、ほとんどシカトの展開で、さらにほとんど誰かと撃ち合ってるバキュンバキュン映画で、、、ああ、このまま終わったら、映画的に消化不良と残り20分く>>続きを読む

トリプル・フロンティア(2019年製作の映画)

3.3

欲の塊。悪さしてる中の小さな正義感とまみれて墓穴ほるマン。奪う行為に良いことなどない。働かなくなったらおしめぇだ。

ラブファイト(2008年製作の映画)

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恋愛ものだよね、そりゃ。さすがにこのタイトルで。この感じは、カボチャワイン、うる星やつら、転校生、など往年の強き女の子とメソメソ男の子の、王道パターン。そんなことを言いたいんじゃなくて、やはり2時間超>>続きを読む

ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.1

『ハングオーバー』シリーズや『アメリカンパイ』シリーズを見るような、コメディ。節々で、笑えるところがあってよかった。

グレイマン(2022年製作の映画)

3.0

シャ●●てるけどゴズリングはなかなかイカすオヤジ。映画だからだけど、ところどころツメがあまいのがつまらない。完全系なら、それこそ『96時間』のリーアムとか、『コンサルタント』のベンアフレックや『イコラ>>続きを読む

ちょっと今から仕事やめてくる(2017年製作の映画)

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何をもって、"ぽい"というのか定かではないし、乱暴なメモになるけど、成島監督作品のここまで見た中で、とても映画ぽい映画だと思った。個人的には、この監督ぽくない後半というか。また、"ぽい"という言葉を使>>続きを読む

フライ,ダディ,フライ(2005年製作の映画)

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勝手な解釈だけど、この監督の作品は幅広いが、とにかくどんなジャンルにしろ、小説を読んでいるかのような、いつのまにか没頭して読んでいるかのような映画。小説を立体化して映画になるものが多い中で、映画を小説>>続きを読む

ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年製作の映画)

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工藤夕貴『台風クラブ』、原田知世『時をかける少女』、宮沢りえ『ぼくらの七日間戦争』、つみきみほ『桜の園』をどこか思い出させるセーラー服。ティーンエージャー。話の筋とは別で、シーンや空気感的にそんな学
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ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

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いじめ、事件、事故。そういうので前編、後編に及ぶ映画になるかな、と思いながら、見てたら、あっという間に前編が終わった。物語は進行してないが、いろいろ考える要素が散りばめられていた。監督のつくりたい映画>>続きを読む

いのちの停車場(2021年製作の映画)

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不足気味な会話。説明、情報の少ないシーン。会話の代わりのようにBGMが流れてる。それは確信犯だろうな。不親切なようで、実際の我々の会話なんて、もっとボキャブラリーやら説明やら愛情やらが不足している。
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殺人者の記憶: デニス・ニルセンが残したテープ(2021年製作の映画)

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ジェフリーダーマーとだぶった動機と言っていいのでは。帰したくない、から、殺す、そこから屍姦。地獄。

八日目の蝉(2011年製作の映画)

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うつくしい、すき、ということは、こどものひとことにかなわない。掛け値も忖度も何もない、まっはらの気持ちを作品にしようとした。気づいたら、永作博美さんの演技にひきこまれていた。

彼女と彼女の猫 -Everything Flows-(2016年製作の映画)

3.5

うっかり油断。『あの花〜』を一瞬彷彿とさせる輪廻転生。新海監督ゆずりの青空と威勢のよい入道雲。言葉は通じ合わないが、概念のちと先でリンクする、無自覚ながらの良い意味の方の因縁を観てる側だけわかるストー>>続きを読む

ロストマン(2014年製作の映画)

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途中、節々でつめがあまく、まくられるパターン来た、と思うと、そのまま都合よくいくという、おそらく作った監督が、良い人間なんだと思う。笑。
まあ、なんともない、映画ではある。が、映画を作ったんだから、作
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.5

クリスチャンベール、おじさんなってから良い役もらってよかった。ロバートデニーロ演じるギル将軍の終盤のスピーチが印象的。このスピーチは実話まま。ナチス時代の話で、陰謀論だけど、ナチスもナイなだけど、それ>>続きを読む

悪魔を憐れむ歌(1997年製作の映画)

3.0

最後、、これ、、?
最初おもしろそうだったのに、どんどん雑になる。雑になりすぎる。デンゼルワシントンもドナルドサザーランドも若い若い。みんなどんどんえらいことになる。若さって素晴らしい。

フリーランサー NY捜査線(2012年製作の映画)

2.8

ウィルスミスでもあったなぁ、売れたら、モテ男のプロモみたいな映画。50セントがモテてクールガイらしいプロモ。フォレストウィティカーやデニーロが出ててもこうなることもあるんだな。脚本とプロットはマジ大事>>続きを読む

オン・ザ・ロード(2012年製作の映画)

3.0

ひたすら長い。旅も、作品も、快楽主義も、ひたすら長い。くしくも、異国の監督が、矛盾だらけの場当たり的な国を象徴する一本を作った。ビートニクで名を上げたやつ、基本的に苦手。再認識。

グランド・ジョー(2013年製作の映画)

3.5

説明不足ぐあいがすばらしい。映画はこれでいい。楽しめる映画じゃないし、救いがある映画じゃないし、理不尽な環境と世界の中で、理不尽に慣れた人間が理不尽に麻痺した人間や理不尽に追いやられていく人間と絡み合>>続きを読む

プロフェシー(2002年製作の映画)

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モスマンを知らないとまったくわからん話。最初から最後までわからんまま、途中寝かけながらも完走。くその10倍つまらない、わけのわからない映画だった。リチャードギア、お疲れ様でした。

ヘンリー(1986年製作の映画)

3.4

サイコパスは一定数いるが、それがどちらに振り切れるかで恐ろしい別れ道になる。分別のない、やばいエリア。これが実話をもとにしてることに、サイコパスが多い種はどういうものか、というのが自ずとわかるが、それ>>続きを読む

警視ヴィスコンティ 黒の失踪(2018年製作の映画)

3.3

ベルリッチの元旦那、イケメンで鳴らしたヴァンサンカッセルも、だいぶハゲ散らかしてきた。ただ、サーフィンやヨガも趣味でやってる彼は、年老いてなおハリのある体躯で、体つきは凛々しい。しかし、役にはまったヒ>>続きを読む

21ブリッジ(2019年製作の映画)

3.3


終わりなところからまだ先があり、勧善懲悪というか、成敗しまくって帰結するとこは時代劇のようだった。司法取引、裁判うんぬんかんぬんで勧善懲悪しない社会で、映画の中だけでも、成敗。というところが面白かっ
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スティルウォーター(2021年製作の映画)

3.7

おさえた演技、丁寧なコマ割りとストーリーテリング。マットデイモン、カッコウから体型など、映画『プロミストランド』のときのいなたさを思い出させるほど、ピント合った役作り。すごいな。救いのない話だが、映画>>続きを読む

完全なる報復(2009年製作の映画)

2.6

おもしろそうで、ズッコケ映画だった。多くの善良な人々の死は娘のチェロ演奏に負ける。肝心なところが、チェスターくんの突然のメールからの急ぎ足の形成逆転。おそまつすぎ。だみだ、こりゃー

プレッシャー(2015年製作の映画)

3.3

マシューマコノヒー出てる?と思ってたら、マシューグードさんだった。若手のジョーコール、なかなかいいなと思って、プロフィからWiki飛んだら、サッカーのチェルシーにいたジョーコールだった。すべて微妙に掛>>続きを読む

コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリーだった。気になっていた作品のひとつ。ようやく見た。独裁者チャウセスク政権時から腐敗と収賄が蔓延っていたルーマニア。当時は、チャウセスクの子どもたちと言われ、劣悪な環境下の施設と孤児たち>>続きを読む

月に囚われた男(2009年製作の映画)

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タイトル的に月に魅せられた男の話と思ってた。ローコストでシンプルでも面白い映画は面白い。

クリーンスキン 許されざる敵(2012年製作の映画)

2.8

ショーンビーンもシャーロットランプリングも軒並み老人になりました。この映画だと、宗教じゃなくてその上に結局政治があって、市井の民をコントロールするために宗教が使われてる感じがして、たまらんな。脚本をあ>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.7

ジュディフォスター、だいぶお年を召したけども、すばらしい演技。劇中、一度も力んだりヒステリックな演技してないのに、強さと信義がはりめぐらされてる。オヤジが今更、いい子ぶるつもりはないが、ただ、この実話>>続きを読む

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.3

トムクルーズのミッションインポッシブル、古くはキーファの24シリーズなど、ハッカーが敵にも味方にもなるスピーディな解析合戦は、作品そのもののテンポも上がるから、見ててくたびれないのが良いところ。前作の>>続きを読む