風呂敷の広げすぎは否めないが、全然面白い。確実に過去シーズンと違うもの、違う着地点、そして全く違うキャラを見せてくれる。それでいて、ずっと女性の声をまともに聞こうとしない男性という構図は揺るがない。デ>>続きを読む
面白さは右肩上がり。相変わらず自意識過剰の連中のせいでみんなが苦しむ作品。明らかにギャグは増えているのに、前シーズンよりむしろ切ない。 ジェシー・プレモンスが最高で、『ブレイキング・バッド』からどんど>>続きを読む
すごい。「この物語は実話である」というテロップを最大限に活かした物語と演出が肝だった映画版を、見事にドラマへと消化していた。モリーの捜査が全然進展しない、マージのようにトントンと上手くいかないことは、>>続きを読む
胃が痛い胃が痛い胃が痛い。ペイジを誰も守っていないのが本当に腹立つ。ビーマンさんは何であんなにアホなんだ。フィリップも大きな一歩を踏み出した一方で、エリザベスは常に踏みとどまる。マーゴさんもっと出てき>>続きを読む
ペイジが可哀想で可哀想で、だけどこれからもっと散々な目に遭うんだろうなと予測できる悲劇。主人公夫妻よりよっぽどメンタル弱者のビーマンさんはどうなってしまうんだろう。
スパイ・アクション? いいえ、ホームドラマです。まだ加速前だけど普通に面白い。ケリー・ラッセルの美しさと、マーゴ・マーティンデイルの演技でぐいぐい引き込まれる。いくらスパイとは言えセックスし過ぎだけど>>続きを読む
最初から最後まで、「お前らは一体何を言っているんだ」と言いたくなる難解さ。各キャラの物語は本当に上辺止まりで、好きになるかなと思ったらまた喧嘩してギスギスする、の繰り返し。そんなキャラを駒に、タイムリ>>続きを読む
このドラマのすごいところは、どの登場人物も全然好きになれないところ。それは本作の超常現象のきっかけが、全て人間の嫌な性に集約されているからで、そこをしっかりと演出できているから。「え、こいつとこいつが>>続きを読む
今年、『ベター・コール・ソウル』のシーズン5より面白く、刺激的で、完成度が高い映画を見ることができるだろうか。いや、できない。余りに全てのレベルが高過ぎて、特に演出は鑑賞側の感情の全てを刺激してくる。>>続きを読む
凄過ぎた。第二章の幕開けというべき位置付けだろうが、1話から演出と脚本のレベルの余りの高さに圧倒され続けた。そして今シーズンは一つのシーズンとして考えても完成度が高い。1話で何故急にジミーの元気が出た>>続きを読む
兄弟の対決に余りにも切ない一区切りがついた5話、「転落」という名の通り登場人物たちが堕ちていく9話、そこから最低限の浮上で第一部完的余韻が苦しい10話。全話胃痛もの。ストーリーテリングの巧みさは当たり>>続きを読む
セミファイナル回。誰かが死にかかっている時に、何もしなかったウォルターと何かせずにはいられなかったジミー。勿論関係性の違いはあるにしろ、『ブレイキング・バッド』と本作の違いを象徴している箇所であること>>続きを読む
今月末に完結するというのと、1話を見てひしひしと感じた『ツイン・ピークス』臭で鑑賞決定。むちゃくちゃ面白かった。登場人物の奇天烈さは少ないけど明らかに異常で、町の中にある様々な人間関係と闇が一気に溢れ>>続きを読む
この切なさは、『ブレイキング・バッド』では出ない。ウォルターという絶対悪の影で、悪徳ではあるが人の良さがにじみ出ているソウル・グッドマンがいかにして誕生したか。もう一つの(スラングとしての意味で)br>>続きを読む
緻密な脚本よりも壮大なテーマ、「選択肢」という今の時代にズドンと突き刺さるテーマを優先させ、第二章の幕開けとして非常に面白い。後半の脚本は正直微妙で首をかしげるところも多く、特にメイブさんはチョロすぎ>>続きを読む
終わってしまった。正直、ウォルターとハンクの対決だけでもあと2シーズンはいけただろう。早くから5シーズンで終わると宣言し、絶頂期に幕を閉じたことによって神格化されている感もあるが、いざ終わってみると予>>続きを読む
遂にタガが外れた。好きなキャラがどんどんいなくなっていく。それは死んでしまっただけではなく、ワタワタ慌てながらイラつくおじさんも失われた。ここにきてジェシーがひたすら恋しい。シーズン1で死ぬ予定だった>>続きを読む
堕ちていく速度はゆっくりだけど、最終回で加速したウォルター。本作の肝は明らかに今までなかったものを作ろうとした製作陣の意志の強さで、放送当時どころか今でも本作のフォロワーが現れては負けているのがその証>>続きを読む
面白さが倍々ゲームのようにシーズンごとに上がっていく。スカイラーの悪の部分に磨きがかかっていく序盤、ハンクの苦悩にクローズアップが当たる中盤、ジェシーの純粋さが汚されていく終盤。全てにおいてウォルター>>続きを読む
『ベター・コール・ソウル』のあまりの高評価に、止まっていたマラソン再スタート。今一番注目されている(?)ソウル・グッドマンが初登場した「ソウルに電話しよう!」以降のエピソードが全て素晴らしい。取り返し>>続きを読む
現在絶賛ロス中。韓国が誇る超弩級のエンタメ・パワーにぶん殴られ続けた。16話、全話1時間20分近く、最終話は2時間近くというたっぷりの時間で、韓国と北朝鮮を跨る広大なラブコメを見せつけられた。主演の二>>続きを読む
『ブレイキング・バッド』以後を意識した作品だと思う。その真価が問われるのは、きっとシーズン2以降だろう。これほどスロースターターなドラマも久しぶり。ジェイソン・ライトマン監督回が好きです。
映画館に行けないので、ドラマ一一気見とかしちゃう。まずは前々から見ようと思っていて見れなかったこれ。アンチテーゼものとして作られたであろう原作コミックの世界が、実は実際に起こっていることをそのまま描い>>続きを読む
今年『ロニートとエスティ 彼女たちの選択』を見て、正統派ユダヤコミュニティの時代錯誤感をひしひしと感じさせられたが、本作はさらに時間を使って異常さを炙り出す。それはドラマシリーズならではの時間の使い方>>続きを読む
キャラ同士の掛け合いを最低限度に抑え、悪い権力者やゾンビとの戦いをじっくり書ききったシーズン2は抜群の面白さ。中盤は『ゲーム・オブ・スローンズ』並にメインキャラが死んでいく。一方で生き残る為に手段を選>>続きを読む
韓国×時代劇×ゾンビ以上でも以下でもない、と言えるかもしれないが、それでちゃんと面白いというのが素晴らしいと思う。一番最初のパンデミックが起こるきっかけが起こる遠因にもなっている、貧しい人々の生活や飢>>続きを読む
坂元裕二が去って以降、日本のドラマを引っ張るのは間違いなく野木亜紀子であり、去年一年間しっかりと充電した結果、今年は少なくともドラマ2本と映画1本が用意されている。そのトップバッターとなった本作は、テ>>続きを読む
最早古典的傑作コミックとなった『ウォッチメン』。この作品が響くのは今、この時代だからこそこのドラマが作られた、という解釈は正しいのか分からないが、ここまで勇気の要る制作はなかなかないだろうし、ファンの>>続きを読む
最初から最後まで楽しく見れました。漫画原作、アニメによって有名コンテンツと化した本作を、これまでの様々な実写失敗例から学び、ほぼ原作踏襲、実写化にそぐわないものはカット(アニメで大塚明夫がやっていたナ>>続きを読む
日本人キャストがみんな良い。窪塚と平岳人だけではなく、奥さんもお母さんも娘も同僚の刑事も味があって渋い。ロドニーも面白かった。ケリー・マクドナルドが逆に浮いている。はっきり言って物語ははちゃめちゃなん>>続きを読む
本当に面白い! 実に真摯な性教育であり、登場人物が全員魅力的な青春ドラマであり、ユーモア満載のコメディでもある。自分の性自認を自覚していったり、隠れた自分を引き出したり、成長物語として最高です。性にき>>続きを読む
ギリギリ予習間に合った。前回は解放を目指す物語ではなく、解放へのスタートラインに立つ物語だった。そしてシーズン2では解放、そしてその先の選択の物語かと思いきや、自由を手にするまでにも選択肢が存在し、そ>>続きを読む
テレビドラマの一つのシーズンとして、一つのドラマの完結編として恐るべき完成度を誇りつつも、何度も映画を観ていると錯覚させられる時間の使い方と計算され尽くした構図を誇る大傑作、それが『Mr.Robot』>>続きを読む
とうとう覚醒したディレクター、サム・エスメイル。5話でぶっ飛ばされ、全然違うテイストの6話でもう一度ぶっ飛ばしてくる。前シーズンの鬱憤(ダメではないが、このシーズンを見てしまったら物足りない!)を一気>>続きを読む
映画版を見ていないのだが、映画版と本作を見ることで分かるのは、ポリティカル・コレクトネスがエンタメを面白くなくしているなんて事はまるでないということでしょう。西部劇を舞台にしたテーマパークで遊ぶ未来の>>続きを読む
一つのシーズンとしての完成度も非常に高かったシーズン1と比べて、つなぎのシーズンに徹していたことは否めないけど、圧倒的な面白さは健在。もう何も信頼できません。一方でシーズン2からは全てサム・エスメイル>>続きを読む