HKさんの映画レビュー・感想・評価

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ウォー・パーティ(1989年製作の映画)

2.9

町おこしのために100年前のインディアン虐殺を再現して人を呼ぼう!というユーチューバーでも思いつかないドアホ企画が可決され、実行に移された。最初はちんたらやっていていたんだけど、そのうちに双方マジにな>>続きを読む

悪魔の事件簿(1989年製作の映画)

2.7

ひどいヴィデオジャケットとなんだかなあな邦題、おまけに原題はマックス・フォン・シドーの名作と同じもので、こりゃだめだとケースを棚に戻しかけたところで、キャストの豪華さに気づいて命拾いした。エリオット・>>続きを読む

ナイト・パトロール(1984年製作の映画)

3.0

ドジで間抜けな平警官のMラングストンが犬のクソを踏んづけている一方で、袋を被ったコメディアンがブレイクする。同じような袋男による強盗事件が発生してラングストンは相棒のPポールセンと事件を追うが、袋男に>>続きを読む

ミートボール3/魔女と童貞ボーヤ(1987年製作の映画)

2.5

映画出演中に文字通り昇天してしまったポルノ女王Sケラーマンだったが、天国の映画スタジオの入所リストに名前がなく、夏休みに川のリゾート地で働くPデンプシーの童貞喪失手伝えば入れて貰える、というストーリー>>続きを読む

ダン・エイクロイドとジム・ベルーシの ハーレーダビッドソン&クレイジーライダー(1989年製作の映画)

2.5

僕はどういうわけか死体を人形のように引き回す映画を好き好んでいる。この映画はタイトルから分かる通りにバイカー映画だが、チームのメカニックがばかげた事故で死に、彼を埋葬する旅に出るというロードムーヴィで>>続きを読む

結婚ダブルス/ミッキー&モード(1984年製作の映画)

2.7

カジュアルなタイトルとは裏腹に二重結婚者を描いた今なら炎上必至のコメディ。アイダ・ルピノの映画にズバリ『二重結婚者』というのがあるが、あのE・オブライエンがえらく深刻だったのに対しこのD・ムーアはあま>>続きを読む

バージン・バケーション(1985年製作の映画)

2.5

映画で描かれるフラタニティは多いけど、これは原題が『FRATERNITY VACATION』で、最初に観た高校生の頃はなぜティム・ロビンスとキャメロン・ダイのふたりが『フライトナイト』でお馴染みのステ>>続きを読む

愛して愛して子猫ちゃん(1970年製作の映画)

1.8

『何かいいことないか子猫チャン』(65)には幻のリメイクがあった!というのがこれで、出来ることなら幻のままでいて欲しかった、というのが大抵の人がこれを観て思う感想だと思う。なんたって70年作で、ニュー>>続きを読む

リトル・モンスター(1988年製作の映画)

2.5

夜な夜なベッドの下から呼ばれてないのに飛び出てジャジャジャジャーン!イタズラ繰り返すモンスターは狂騒的で『ビデオでーた』の推薦シール付きでレンタル開始された当時、すぐに連想したのはビートルジュースだっ>>続きを読む

狩り(1965年製作の映画)

3.8

これはスペイン・ヌーヴェルヴァーグの重要な1本で、なにスペインにもヌーヴェルヴァーグが?!と思われるかも知れないが『チェコスロヴァキア・ヌーヴェルヴァーグ』という本が出たように、そんなもの世界中である>>続きを読む

探偵マイク・ハマー/俺が掟だ!(1982年製作の映画)

3.8

みんながなにでこれを観たのか知らないが、ド田舎在住の俺はモチッ、VHSだ。レンタルのやつだ。当初、監督はラリー・コーエン(脚本)であった。が、ヴェトナムだのCIAだのといった政治的要素をふんだんに盛り>>続きを読む

謀略都市(1967年製作の映画)

1.5

フラー『拾った女』(53)のリメイクで、舞台はなぜかケープタウン。ジャクリーン・ビセットがバスでジェームズ・ブローリンに財布をすられるところから話ははじまる。実はその財布には、機密フィルムが入っていた>>続きを読む

フェノミナ(1985年製作の映画)

4.0

たまたま出会ったフランコ・フェリーニにオリジナル脚本を読んで欲しいと言われたアルジェントだったが自分が考えた話しか興味ないね!と伝えて一緒に書こうと誘った。アメリカの精神分裂患者が昆虫と意思疎通出来る>>続きを読む

ハーレクィン(1980年製作の映画)

2.8

ヘミングス、パウエルというカルト作『ザ・サバイバー』(81)の監督主演コンビによるオカルトミステリ。脚本は『パトリック』(78)のE・D・ロッシュ。時期副総督の座を狙う政治家ヘミングスの息子は白血病で>>続きを読む

7thターゲット/第7の標的(1984年製作の映画)

2.6

いきなりスコボコにされるヴァンチュラ、さらに車運転してたら追い回され、やめて欲しくば金寄越せと脅迫される。そんな大金ないので、金持ちのオカンを頼るが、また女か!と言われて帰るヴァンチュラが切ない。『死>>続きを読む

死にゆく者への調べ(1972年製作の映画)

3.0

ソ連の物理学者リノ・ヴァンチュラが核燃料の視察で訪れたイギリスで拉致されるが、実は16年前にもヴァンチュラは拉致されており、その時はフランス人で、つまり東側に拉致されて転向し、あちらの人間に染まった頃>>続きを読む

ビジタースペース(1996年製作の映画)

1.5

オーソン・ウェルズの頓挫企画にチャールズ・ウィリアムズの『絶海の訪問者』があるが実現した映画化が『デッド・カーム』(88)でニコール・キッドマンのブレイクにつながる。それをSF化してリメイクしたのがこ>>続きを読む

おかしな夫婦・大逆転!?(1966年製作の映画)

2.9

大手下着メーカー社長のリチャード・アッテンボローの夢は誰にでもフィットする究極のブラを作ることで、だから今日もモミモミ開発に余念がないがシャーリー・マクレーンの妻がミシンが壊れてまいっちんぐとうるさい>>続きを読む

マクベイン(1991年製作の映画)

2.6

ヴェトナムで捕虜だった役にウォーケン、という時点で作った奴は只者ではない、というか、それはグリッケンハウスなので只者ではなく安物なのだが…さておきヴェトナムで助けられたダチは某南米独裁国でゲリラ組織を>>続きを読む

ボーイング・ボーイング(1965年製作の映画)

3.5

内容は恐ろしくしょーもない。プレイボーイのトニー・カーティスが、英仏独各社のスチュワーデスに三股掛けてよろしくやってる。ところがある日、シフトチェンジで彼女たちの渡米時間がバッティングしたからさあ大変>>続きを読む

悪女の構図(1989年製作の映画)

2.5

「ここに来てからというもの、わたしは迷路のネズミよ!」と今朝ジェニファー・ジェイソン・リーのヨメハンに言われて凹んだティム・マシスンの大工は、帰宅して大サーヴィスするも、夕食のワインには毒が盛られてい>>続きを読む

何がアリスに起ったか?(1968年製作の映画)

2.8

テメ、フザケんな!ぶち殺すぞ!あ、もう死んでるんだった…とジェラルディン・ペイジが怒っているのは旦那の残した遺産が切手帳だけだったから。浪費家で見栄っ張りのペイジはこの先どないしょ?と一計を案じる。そ>>続きを読む

グッバイ・ヒーロー(1968年製作の映画)

3.0

これはルメットがル・カレの『死者にかかってきた電話』(67)の後に作った映画で、まだ40代だというのに死んでしまったダチの葬式にジョージ・シーガルが同郷の仲間を誘って田舎に帰るというロード・ムーヴィー>>続きを読む

ある大阪の女(1962年製作の映画)

4.0

団玲子は父親の金策に恋人を頼るが役に立たず。仕方なく社長の妾となる。やがてそれが社長夫人にバレ、バーの女給になることを余儀なくされるが、元カレに貢いだ挙げ句、殺人未遂を犯すに至る…というこの作品は溝口>>続きを読む

PNDCエル・パトレイロ(1991年製作の映画)

4.1

理想に燃える若きロベルト・ソサは一番の成績でハイウェイパトロール学校を卒業した。違反切符が縁で結婚するが、あまりにクソ真面目なためカミさんはうるさい。上司からはノルマ不足を注意されるし、俺は一体どうす>>続きを読む

盗まれた顔(1952年製作の映画)

2.0

悪い奴が悪いのは顔が悪いからだ!と唱えるポール・ヘンリードの博士が、愛した女に婚約者がいるからといって女囚をその女性そっくりに整形して結婚するという展開は『めまい』(58)を連想させもするが、それも束>>続きを読む

荒野に生きる(1971年製作の映画)

4.0

『レヴェナント』はスクリーンから手が伸びて頭を鷲掴みされてるような感覚になる破格の映画で凄かったが、どちらかと言えばこっちの方が好きかな、と思う自分は古いタイプの映画ファンなのだろう。同じくヒュー・グ>>続きを読む

暴力教室'88(1987年製作の映画)

2.6

俺にとって、ワタナベといえばケンでなくゲディ・ワタナベであるように、ベルーシといえば伝説のあの男じゃなくその弟のジェームズであり続ける。古の映画にあやかって付けられた邦題だけど、原題は『THE PRI>>続きを読む

ペンタグラム/悪魔の烙印(1990年製作の映画)

2.5

書いてる人もいるけど『悪魔を憐れむ歌』(98)の元ネタのような作品で、脚本も書いた監督のロバート・レズニコフは死刑の権利を訴えて時の人となった凶悪犯ゲイリー・ギルモアのインタヴューから着想したと語って>>続きを読む

暗殺者を撃て(1975年製作の映画)

2.6

CIAを引退したリチャード・ウィドマークはイスラエルで妻ゲイル・ハニカットと静かに暮らしていた。そこへ、かつての相棒オリヴァー・リードがやって来て、しばらく匿って欲しいと言う…てな導入からして完全にオ>>続きを読む

ニューヨーク麻薬捜査線(1975年製作の映画)

2.3

とあるアパートの一室でスーザン・ブレイクリーの射殺死体が発見された。駆け付けた刑事ヤフェット・コットーの表情が険しいのは、彼女が潜入捜査官だったから。数時間後、コットーのバディ、マイケル・モリアーティ>>続きを読む

チャップマン報告(レポート)(1962年製作の映画)

2.0

アメリカ在住の既婚女性に性生活を訊いて回るチャップマン博士(アンドリュー・ダガン)、その研究結果は…なんだって?!俺のヨメハンがまさか!そんな!!俺は絶対に認めないぞ…という夫たちの声が聞こえる映画だ>>続きを読む

フラッシュポイント(1984年製作の映画)

3.5

これは『ボーダー』(81)や『ボーダーライン』(80)といった国境警備隊主人公の映画の中でも異色作で、個人的には傑作。密入国防ぐべくレーダー埋め込み作業命じられてくさくさしていたらクリス・クリストファ>>続きを読む

恐怖の影(1971年製作の映画)

3.0

少女ソンドラ・ロックが部屋で人形に話し掛けるのは父のロバート・ショーが出て行った所為かも知れない。ある日のこと、ショーが愛人サリー・ケラーマンを連れてやって来て、離婚してくれ!大好きだったパパがもう帰>>続きを読む

護衛犬都市(1979年製作の映画)

2.8

赴任早々ヴィクトル・ラヌーの医者は警察に呼び出されて数時間前、強姦されたニコル・カルファンを診察するが、「飼わないと・・・飼わないと!」と奇妙な譫言を繰り返すので「なにを?」と訊くと「護衛犬に決まって>>続きを読む

ソー・スウィート、ソー・デッド(1972年製作の映画)

2.8

人妻連続殺人事件発生!その現場には、必ず被害者の浮気現場を隠し撮りした写真が残されていた。担当するファーリー・グレンジャーの刑事は妻のシルヴァ・コシナ(大好き)に相談するが、彼女はどこか上の空だ。「次>>続きを読む