リアルな情景描写はこの時代から、そのSF的要素はそれでもやはり、この物語のいち要素でしかない
短編なのに、それで満足できる
人間というものは1つの側面だけでは語れない、多様な側面を内に秘めているということを痛切に感じた
二項対立のみでは語れない映画
原作未読なので、内容について。
虐殺器官というタイトルではあるものの虐殺器官自体は物語の一要素に過ぎず、この物語の肝は別にあると言った印象。
それこそ「人は見たいものしか見ない」という点で、勇気を>>続きを読む
前作同様非常にポップな雰囲気全開だったが、世界を覆う問題に切り込んでいるのも前作同様で、地に足がついた面白さだった
とんでもない映画を見た。
もちろん所々に散りばめられたギャグ要素やパロディは笑いを誘うが、それ以上に時代の風刺、社会の問題提起、それぞれが生々しく感じられた。
劇中のヒトラーの言動全てが怖いほどに大>>続きを読む
それぞれにそれぞれの生き方があるし、ライアンの生き方もナタリーの考え方も、そのうちの1つでしか無い
そこでの対立に間違いはなく、むしろそれぞれの物語を引き立てた印象だ
面白く、かつこんなにも感想を言葉にすることが難しい映画も初めて
5章構成でそれぞれが別の味を出していて、見る人を飽きさせない
決断であれ、別れであれ、人生の大きな瞬間に、そこにそれぞれの人の物語を見て、震えた。
天才的な数学的能力を持つ女の子を取り巻く大人たちの葛藤を描く。
大人たちはそれぞれ自分の正しいと思ったこと、そしてメアリーのためを思っての言動だったのではないかと思うと、結局正解はないのかなと思えてく>>続きを読む
それまで怪獣だったゴジラが、終始巨大不明生物という災害扱いだったのが斬新だったし、それにまつわる政府の動きが徹底してリアルで見応えがあった
多分監督の作風なんだろうけど、インド、今回に関しては世界の問題をユニークな視点で、ユーモアを織り交ぜて浮き彫りにしてて、ただ面白いだけでは終わらない映画だった
こんな映画を無宗教とか言われる日本じゃな>>続きを読む
裏社会の復讐ガンアクションと、一声聞いただけでは渋そうではあるが、そのイメージを覆す、非常にポップな映画だった
特にアクションシーンのBGMがノリノリで、主人公の"仕事"とのギャップも見どころ
オリジナルをだいぶ前に見たが、それと比べてより現代にウケる仕様にはなったと思う
スティーブンキングの世界観のせいか、やはり純度100%のホラーではなく、子供時代に誰もが体験したであろう畏怖の対象への>>続きを読む
偉大な一作目を抱え、大変な期待をかけられた作品と思われるが、その圧力をはねのけ、見事に見応えのある作品だった
アクションもミステリーもほどほどに、創り上げられた暗くて重い世界観の中、考えさせるストー>>続きを読む
だいぶ前衛的な印象を受けた
ただ、伝えたいメッセージは結構はっきりしている
敵が迫る中、その緊迫感を映像と何より音で体感した
セリフが少なかったのもその圧倒的臨場感の演出に一役買っている
ドイツ兵の姿が全然見られないところに他の戦争映画とは違うという印象を得た
物語は最後の瞬>>続きを読む
絶望的な状況でも、生きて帰るために前向きに問題を解決する姿、それを支え、創意工夫を凝らす人々の姿に魅入った