toroさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

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マネーボール(2011年製作の映画)

4.2

野球との孤独な戦いっていう話。

チームの金銭的な格差、監督やスカウト達の古い体制、選手達との立場の違い、何よりジンクスや過去に囚われている自分との戦いを一人孤独に、でもモノに当たり散らしながら戦う姿
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チェブラーシカ(2010年製作の映画)

3.8

わにのゲーナの話。

このストーリーやとゲーナが主役でチェブラーシカ脇役やんと思ってたら、実際に原作絵本は「わにのゲーナ」と知って納得。

キャラクター(特にゲーナとシャパクリャク)や、全体の雰囲気も
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プロジェクト X(2012年製作の映画)

3.8

イベントの企画者がブレーキを踏む気がないと、そりゃあ事故は起こりますよっていう話。

アメリカの学生ホームパーティー映画を見る度に、どういうモチベーションでホストをするんだろうと思ってたけど、この映画
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HACHI 約束の犬(2009年製作の映画)

2.5

人は物言わぬ動物に自分の感情を移入するっていう話。


日本犬が出ているからか、昔観た『ハチ公物語』に似た構図があったのか、所々日本映画っぽい雰囲気があった。

かごの中の瞳(2016年製作の映画)

2.4

関係への嗜癖状態が強い夫と、遅い春が来た妻っていう話。

スペインの姉夫婦がヤバイ。

ジェームス役のジェイソン・クラークは身体も大きいし顔も怖くて強そうだし、配役に合ってないように感じてしまった。

レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

3.7

対立より融和の方が格好いいっていう話。

孤独で影のあるクールでワイルドな男より、他人に心を開いて受け入れる男の方が強いし格好いいんだぞ、と。


Emmet : I'll never grow up
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LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

4.5

全ての創造力は素晴らしいっていう話。

突出した才能と努力で築き上げた創造も、名もなき人達がマニュアルやルールに則り大勢の力が加わった創造も、無邪気に思いつきの創造も全てがawesomeなんだ!、と。
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好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

他人に見返りのない愛情を与えれるようになったら大人っていう話。

フーシが魚のフライをひっくり返すだけの動作に何故か慣れてる感じが出てるなーと思ったら、グルナン・ヨンソン料理人の経歴があって納得。
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イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

4.0

ジョークはアートになるっていう話。


ティエリー=バンクシーとか、MBWがバンクシーのアートプロジェクトの一環だとか、どこまでが本当の話かわからないけど、それに拠って観る側の視点が変わって対象の価値
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ブルーバレンタイン(2010年製作の映画)

4.2

それでも美しい思い出は残るっていう話。

上昇志向と現状維持、主体的と客体的どちらが悪いとかではなくて、時間と共に埋められない差異が広がってしまう。

リアルで観ていてつらい。

エンドロールの花火と
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ゴジラ(1954年製作の映画)

3.6

原爆の恐怖と科学者の功罪っていう話。

芹沢博士が戦争の犠牲や罪を忘れて繁栄していく国や人々に対する憎念でゴジラに同調しつつ、犠牲や罪を忘れられず新しい時代に居場所を見つけられない寂寥感と共に消えてい
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ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

3.8

急激なお金や名声は良からぬモノも呼んでくるっていう話。

ドクタードレーやアイスキューブ、スヌープドッグやトゥパックの名前くらいは知ってるレベルの知識で見たけど、楽しめたし、互いの関係性やN.W.Aの
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

4.2

会議で対応できるのは想定内の事案だけっていう話。

ゴジラが暴れるシーンが本当に気持ち悪くて怖くて、そして美しい。



金井内閣府特命大臣:えっ、動くの?
柳原国土交通大臣:そりゃ、生き物だからな。
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つぐない(2007年製作の映画)

4.0

無垢や無邪気では済まされない償えない罪の話。

ものづくりの分野では特に子供っぽいことを良しとする傾向にあって、確かに美点はあるけど、純真さや無知という事の怖さも存在する。


同じ出来事が時間が戻っ
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引っ越し大名!(2019年製作の映画)

1.2

百姓は土が、侍は主君が家になるっていう話。

時代劇の作られる本数が激減して、時代劇ならではの美術や技術、撮影方法の伝承が途絶えてなくなってしまうと言われてた時期から考えると、こういう映画も作る意義は
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アスファルト(2015年製作の映画)

3.4

孤独を癒す日常と非日常の出会いの話。

静かなユーモアで良い雰囲気で各キャラクターも良いんだけど、もう少しエッジが効いてるとより好みの映画だった。

ボーダー(2008年製作の映画)

2.1

ロバート・デ・ニーロとアル・パチーノが共演しましたよっていう話。


残念ながら、二人が共演してるという事以外に、面白いと感じる事が自分には出来なかった。

アイリッシュマンでも実年齢と演じる役柄の設
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サンセット大通り(1950年製作の映画)

4.5

夢遊病者を急に起こしてはいけないっていう話。

実在の人物が実名で出演していたり、その役柄と状況が似たような俳優や監督を使っていて、演技なんだけど現実の風格や悲哀も相まって凄まじい作品。

ただ、そう
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オンネリとアンネリのおうち(2014年製作の映画)

3.7

ギャンブル依存症は自分だけじゃなく周りをも不幸にするっていう話。

児童文学が原作だからか、文化の違いなのか優しい世界の中に急に出てくるサイコパス感や、大人から見るとツッコまずにはいられない所が満載で
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ヴァン・ヘルシング(2004年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

ドラキュラの弱点は十字架でも狼男でもなく、油断と慢心っていう話。

上映時間が長い上にストーリーにツッコミ所がたくさんあるとはいえ、モンスターデザインは結構好みだった。

特に、ドラキュラの嫁達と、ウ
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デンジャラス・ビューティー(2001年製作の映画)

2.7

どんなにバカバカしく見える大会でも、偏見から入るのは良くないっていう話。

それでもやっぱり若い人だけ集めて主に外見を競う大会そのものや、その他この映画に出てくる諸々の価値観が前時代的だし、悪役の動機
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メン・イン・ブラック:インターナショナル(2019年製作の映画)

2.0

インターナショナルなのに、世界観は小さくなってしまったっていう話。

監督と製作が揉めて監督降板寸前までいっただけはある内容。

Les Twinsは格好良かった。

ゾディアック(2006年製作の映画)

3.8

どんな事にでも答えが用意されている訳ではないっていう話。

何かしら問題や事件や謎があって、それの答えを追い求める姿勢は正しいと思うけど、ある程度の所で引き返さないと、人生を棒に振ってしまう。

ある
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エノーラ・ホームズの事件簿(2020年製作の映画)

2.3

独り言が多過ぎる人は精神疾患の可能性があるらしいっていう話。

ミリー・ボビー・ブラウンは表情のあどけなさ含め本当に魅力的で可愛いし、メインキャストは美男揃いで絵的には美しいけど、ホームズと銘打ってる
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太陽を盗んだ男(1979年製作の映画)

3.5

手段と目的と自己と社会を一緒に考えてはいけないっていう話。

撮影方法も熱量も凄いし、原爆を作ってる時の緊迫感も凄まじい。

個人的には城戸が原爆を取り返すシーンの荒唐無稽さで冷めてしまったので、アク
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ソニック・ザ・ムービー(2020年製作の映画)

2.0

力を持て余して大規模停電を起こす地球外生物vs政府から依頼を受けた科学者っていう話。

どう考えてもソニックが起こした被害の方が甚大で悪者っぽいし、ロボトニックは地球外に飛ばされる程悪い事はしてない。
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天才作家の妻 -40年目の真実-(2017年製作の映画)

3.9

人は一個人でも色んな側面や感情を持っていて、夫婦ともなるとより複雑に多面的な関係になるっていう話。

グレン・クローズの演技は勿論、ジョナサン・プライスも良かった。

ジョーンの若い頃役の女優さん綺麗
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

3.9

偽善かどうかは他人が判断する事じゃないっていう話。

キレイ過ぎる話だし日本からは見えにくい背景が色々あるんだろうけど、自分の才能を発揮出来る場所を見つけたという点では良い話の実話だし、サンドラ・ブロ
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E.T.(1982年製作の映画)

3.1

宇宙人に精神を同期させられて宇宙に連れて行かれそうになる話。

解説などでは、E.T.は「離婚」がテーマになってるとか言うけど、昼間からテレビ見て酔っ払ってる親父なんかそりゃ離婚されるだろとしか思わな
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マイ・プライベート・アイダホ(1991年製作の映画)

2.7

捨てる神あれば拾う神ありっていう話。

リバー・フェニックスとキアヌ・リーブスはやっぱり男前。

クルーレス(1995年製作の映画)

2.2

金持ちバカ学校の中でも成長はするっていう話。

ファッションもキャラクターもストーリーもハマらなかった。

Vフォー・ヴェンデッタ(2005年製作の映画)

2.8

国民が政府を恐れるのではなく、政府が国民を恐れるべきっていう話。

全体的な雰囲気は良いけど、何となく重厚さが足りなくて軽い感じがしてしまった。


V: People should not be a
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バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

3.3

他人の不正を許せない気持ちは、自分の不正を肯定する要素になる事もあるっていう話。

初タイ映画。

主役のリンの表情の作り方もかわいいし、友人のグレースもかわいいし、男の子も男前だし、改めて見るとタイ
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48時間PART2 帰って来たふたり(1990年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

監察官は悪くないっていう話。

これだけ腐敗しきって無茶苦茶な事をする警察を監督してるただ職務に忠実な真面目な人なのに、顔が悪人顔で嫌味なヤツっていうだけで殴られるのは監察官が可哀想過ぎる。

前作よ
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48時間(1982年製作の映画)

2.5

警察で長く働いていると性格が悪くなるっていう話。

1982年の映画で、エディ・マーフィーの映画デビュー作で、80年代アクションコメディの原型になった作品で、この映画から色んな事が始まったと思うと凄い
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長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)

2.7

ネコの可愛さは武器になるっていう話。

ネコの特性が出るギャグパートなど面白い部分もあったけど、最後がいまいち理解出来なかった。