春さんの映画レビュー・感想・評価

春

ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.9

だんだん裏社会に染まっていくマイケルの変化に見入ってしまった。犯罪や殺人をしている集団なのに蓋を開けてみると普通の家族のような空気感が垣間見える瞬間もあって、すごい世界だなと。
映像も音楽も重厚で良か
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.5

面白かった。よくあるパラドックスもの。これ好きな人は「バタフライエフェクト」も見てほしい。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

原作 和山やま× 脚本 野木亜紀子 で面白くないわけがない。応援上映だっけ?ってくらい周りから笑い声が聞こえてきて楽しかった!
原作と続編も読みます。

窓ぎわのトットちゃん(2023年製作の映画)

4.5

 あの時代にこんなに柔軟な学校があったのかと驚いたけど、あれはトットちゃんの家庭が経済的に豊かだったから受けられたという点が各所で強調されていてリアルだった。また、トモエ学園のような自由な教育が適用で>>続きを読む

ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.7

【ワンスアポンアスタジオ】
 この短編だけでも観に行った価値があった。ディズニーそのものが「文化」であり、この100年間世界のエンターテインメントを牽引してきたんだなと改めて。

【ウィッシュ】
 「
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ターミナル(2004年製作の映画)

3.7

面白かった!主人公が良い人なので見ていて応援したくなった

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.6

思ったよりコメディ要素強めで面白かった
ミラ・ジョヴォヴィッチがひたすらに可愛い

プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.7

脚本がエグい。序盤、自分は何の映画を見てるんだ…?という気持ちになったけど全部伏線。後半も所々予想できたところはあったけど、それを何重にも上回ってくる伏線回収の連続だった。すごい。すごすぎる。どうやっ>>続きを読む

⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.4

結局一番怖いのは人間。
全員のスピンオフがほしいくらい一人ひとりのキャラが濃くて、含みを持たせた人間関係の描写が刺さった。

ベルファスト(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

日本にいるとあまり意識することがないけど、戦争・紛争と宗教って切り離せない問題なんだなと改めて。ベルファストに住む人たちの朗らかな生活とそれを一瞬で破壊する戦争の恐ろしさ。
故郷を離れ新たな地を目指す
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

んんん最後これどっち?
単に主人公に幻覚・妄想の症状が再び現れてしまったということなのか、それとも思い出してしまった真実に耐えられないから症状が戻ったふりをしてロボトミー手術を受けることにしたのかどっ
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セブン(1995年製作の映画)

3.9

仄暗く退廃的な空気感がかっこよかった。
サマセットとミルズの凸凹コンビが最高。
ラスト半分くらい予想できたけどそれでも面白かったな。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.7

心を抉られるような残酷で痛々しいストーリー展開と、それに相反する美しい風景・音楽がずっと頭から離れない。
浅野いにお作品が好きな人は好きだと思う。

くるりのえいが(2023年製作の映画)

3.8

アーティストのドキュメンタリー映画を初めて観た。くるりのことをあまり知らなかったけどもっといろんな曲を聴きたくなった。
まさに「感覚は道標」というタイトルを体現したような2時間で、音楽ってもっと感性の
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ジョーカー(2019年製作の映画)

4.1

久しぶりに「映画観た」という充足感で満たされた良作。

アーサーは犯罪者だけど、社会から見捨てられ続けた被害者でもあって、誰からも理解されなかった男の成れの果てが「ジョーカー」なんだろうなと。
誰かが
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

3.5

芸術的で繊細な描写が美しい。
フランスらしい映画。

マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

3.9

すっごく良かった!
文芸版プラダを着た悪魔と聞いて観てみたけどまさにその通りで、文学とクラシック音楽の融合が美しくてうっとりした。
そして主人公のファッションがとにかく可愛い。
日曜の夜に観てまた明日
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「この道が続くのは続けと願ったから」

ゆっくりと自分の中に落とし込みたい作品。
眞人が経験したような不思議で壮大な冒険でなくとも、自分の人生と向き合う通過儀礼のような経験はきっと誰しもあって、それは
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A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

4.0

切ないな、辛いなと思いながら見てたけど、ラストですべてが報われた気がして泣きそうになった。
絵本のようなあたたかさがあってとても好き。

グランド・ホテル(1932年製作の映画)

3.0

これがグランドホテル形式の源流か〜と感慨深くなった。

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.5

最初何もわからなかったけど、後からじわじわと、この「わからない」という感覚こそ作品の本質なのかもしれないと思った。

メンタルヘルスによる苦しみは当事者にしか理解できず、フィクションのように感動的に乗
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怪物(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

「誰かにしか手に入らないものは幸せって言わない。誰でも手に入るものが幸せって言うの」

 今年観た映画の中で一番良かった。 「人は自分の見えるものしか見ようとしない」というディスコミュニケーションの本
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朝が来る(2020年製作の映画)

4.0

養子縁組を結ぶまでの過程や真実告知についての設定がちゃんとしていたり、その背景にある親たちの葛藤が丁寧に描かれていて、自然と作品に入り込めた。
正解のない課題と向き合うのは辛いけど、絶対に目を逸らして
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

4.1

誰も傷つけない映画っていいね
こんな授業受けてみたかったし、私も音楽をやっているのでモチベーションが上がった
最高にロックで楽しい2時間

ジョゼと虎と魚たち(2020年製作の映画)

4.4

終始一貫して映像と音楽が美しく、現代を生きる私たちのための上質なおとぎ話のような映画だった。
夢と現実、出会いと別れ、障害者と健常者の越えられない壁、それを想像の世界で越えようとする希望を感じた。
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