Harukiさんの映画レビュー・感想・評価

Haruki

Haruki

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ロスト・キング 500年越しの運命(2022年製作の映画)

3.9

リチャード3世の遺骨発見の立役者となった主婦フィリッパ•ラングレーの功績を描いた実話ドラマ。

シェイクスピアの『リチャード3世』を観劇したことをきっかけに、リチャード3世の真実の姿を追い求める。
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アグネスと幸せのパズル(2018年製作の映画)

4.3

平凡な暮らしをする主婦がジグソーパズルに出会ったことから、再び人生の意味を見つめていくヒューマンドラマ。

少々突飛でドラマ的なストーリーであるが、描かれる感情は非常にリアルで真摯なもの。

登場人物
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愛は霧のかなたに(1988年製作の映画)

4.1

ルワンダの森林でマウンテンゴリラの研究を18年間おこなった生物学者ダイアン•フォッシーの後半生を描いた作品。

フォッシーはゴリラたちと心を通わしながら、彼らへの畏敬の念と愛情を強めていく。

そして
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狼の時刻(1966年製作の映画)

4.0

孤島で静かに暮らす画家とその妻が、奇妙な出来事を通して心の闇に陥っていく様を描いた作品。

芸術家でありながら納得のいく作品を生み出せない夫ユーハンと、彼を献身的に支えながらも夫の元恋人への嫉妬を隠せ
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The Son/息子(2022年製作の映画)

3.8

前作『ファーザー』がとんでもなく素晴らしかったフロリアン•ゼレール監督が、父と息子の複雑な愛と葛藤を描いたヒューマンドラマ。

仕事は順調、再婚相手との間にも子どもが生まれ、幸せな生活を送るピーター。
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ユー・アー・ノット・マイ・マザー(2021年製作の映画)

4.0

一晩の失踪から帰ってきた母親が、母親ではない"なにか"に変わっている恐怖を描いたホラー。

ヨーロッパの民間伝承「取り替え子」を基にした、いわゆる"フォークホラー"のジャンル。

フォークホラーらしく
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偶然の旅行者(1988年製作の映画)

4.1

息子を亡くした悲しみから立ち直れずにいるライターの男が、動物病院に勤める訓練士の女性と恋に落ちる姿を描いたヒューマンドラマ。

メーコンは快活なミュリエルに惹かれていき、人生に輝きを取り戻していく。
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縞模様のパジャマの少年(2008年製作の映画)

4.4

第二次世界大戦時のドイツ、強制収容所の近くに引っ越した軍人の息子とユダヤ人の少年との哀しい友情を描いた戦争ドラマ。

戦争の不条理、ユダヤ人迫害の惨さを、痛ましい映像ではなく少年同士の瑞々しい友情を通
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世界の人々:ふたりのおばあちゃん(2023年製作の映画)

4.1

監督の父方の祖母(ナイナイ)と母方の祖母(ワイポー)の日常を捉えた短編ドキュメンタリー。

御年83歳と94歳。

年をとっても元気でチャーミングな2人の日常を、ただ淡々と映していく。

その姿の奥か
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チェイシング・コーラル -消えゆくサンゴ礁-(2017年製作の映画)

3.7

地球温暖化によって珊瑚礁が死滅している現状に警鐘を鳴らすドキュメンタリー。

ダイバー、科学者、写真家。
さまざまな才能が集まったチームが挑む前代未聞の撮影。

珊瑚礁の白化を映像に撮影し、問題の深刻
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.9

『サマー•フィーリング』『アマンダと僕』が素晴らしかったミカエル•アース監督の作品。

パリの街を舞台に、シングルマザーとその息子、そして家に住まわせる少女のドラマを静かに描く。

主人公エリザベート
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フリーダ(2002年製作の映画)

4.0

メキシコを代表する稀代の女性画家フリーダ•カーロの生涯を描いた作品。

一生涯の物語を上手くまとめられているかというと微妙だが、そもそもフリーダの人生が一筋縄ではいかない。

人生の歓びと痛みを謳歌し
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フレッチ/死体のいる迷路(2022年製作の映画)

3.8

人を食ったような性格の記者が殺人事件の容疑者として事件に巻き込まれていくさまを描いたクライムコメディ。

ジョン•ハム演じる主人公フレッチの憎めないキャラクターがまず魅力的。

自由で皮肉っぽく、どこ
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インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実(2010年製作の映画)

3.9

2008年に起こった金融危機の知られざる真実に迫ったドキュメンタリー。

けっこうエンタメ的な演出になっていて楽しみやすい。

前提の説明になる前半はちょっと難しかったけど、右肩上がりにどんどんおもし
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ベン・ハー(1959年製作の映画)

4.1

帝政ローマ時代、ベツレヘムに生まれた青年が辿る壮絶な運命を描いた壮大な歴史スペクタクル。

ベン•ハーがある時は復讐に燃え、ある時は絶望の淵に落ち、そして再生するまでの軌跡を、イエスの存在と絡めて描く
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ドリスの恋愛妄想適齢期(2015年製作の映画)

3.7

60歳で独身を貫く妄想癖ぎみの女性が恋にときめく姿を描いたコメディ。

急展開で楽しいストーリーと、底抜けに前向きなドリスに惹き込まれる。

展開は少し型にはまっている気もするが、ドリスのチャーミング
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.7

やっと観た。
世界的に一番有名な日本映画とも言える、黒澤映画の金字塔。

百姓との身分違いの軋轢を乗り越えながら野武士の襲撃に立ち向かう侍たちの活躍を描く。

綿密かつドラマティックな脚本、美しく大胆
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フリーダ 愛と痛みを生きた肖像(2024年製作の映画)

4.0

20世紀を代表する女性画家フリーダ•カーロの、まさに愛と痛みに生きた生涯を捉えたドキュメンタリー。

彼女の作品や当時の資料を映しながら、フリーダの一人称視点で物語が語られる。

彼女自身の言葉をその
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ビューティフル・ゲーム(2024年製作の映画)

4.5

ホームレスの選手が集まる国際大会に出場するイングランド代表チームの姿を描いたドラマ作品。

さまざまな事情を抱える者たちがチームスポーツを通して誇りを取り戻すという設定は、『シャイニー•シュリンプス!
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戦艦バウンティ号の叛乱(1935年製作の映画)

3.9

18世紀末に起きた実際の事件を基に、英国海軍の戦艦で勃発した叛乱を描いた歴史スペクタクル。

港からの出発、タヒチへの道行き、タヒチでの滞在、そして帰りの航海での叛乱。

長い時間と幅広いドラマを高い
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マドゥ バレエ少年の夢(2024年製作の映画)

3.8

バレエダンサーを夢見ながらナイジェリアに暮らす少年が、イギリスの学校に入学して夢を追いかける姿を捉えたドキュメンタリー。

バレエは女性の踊りだというナイジェリアの偏見も気にせず、ただ一方で、苛められ
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.0

1955年、砂漠の町を舞台にユニークな人々が織りなす人間模様を描いた作品。

"劇中劇中劇"とでも言うべき多層的でメタ的な構成のもと、ウェス味満載のチャーミングで愛おしいストーリーが展開する。

今ま
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マルセル 靴をはいた小さな貝(2021年製作の映画)

4.3

貝の少年マルセルが生き別れた家族を探す姿をモキュメンタリーのかたちで描いたストップモーションアニメ。

アニメといっても、マルセルやコニーの周辺をストップモーションアニメで描き、人間は実写で撮影されて
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

原爆の父オッペンハイマーがいかにマンハッタン計画に関わり、戦後どのように生きたかを描いた歴史ドラマ。

まず映画として、総合芸術としては、さすがノーラン。

脚本、俳優陣の演技、撮影、編集、音響、劇伴
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ハウス・バウンド(2014年製作の映画)

3.8

久々に母親の家で過ごす女性に降りかかる恐怖を描いたホラー。

前半と後半で思いっきり転調し、驚きとカタルシスを齎してくれる。

陽気で爽快で気持ち悪い、ジャンルレスな作品。

ストーリーや真相に大きな
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ジョージア、白い橋のカフェで逢いましょう/見上げた空に何が見える?(2021年製作の映画)

3.9

ジョージアの素朴で美しい街にて紡がれる、お伽噺のようなラブストーリー。

偶然に出会った男女が待ち合わせの約束をするも、邪悪な呪いによって外見を変えられてしまい、お互いの姿に気づかない。

ファンタジ
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わが谷は緑なりき(1941年製作の映画)

4.2

19世紀末、ウェールズの炭鉱町に暮らすある一家の姿を描いたヒューマンドラマ。

父、母、兄たち、姉、そして故郷。

自分を育ててくれたものへの追憶と愛を通して、産業革命がもたらした光と影、そして困難な
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虎を仕留めるために(2022年製作の映画)

4.4

インドの小さな村で集団レイプに遭った13歳の少女の父親が、村の慣習に抗いながら裁判へ持ち込もうとする姿を捉えたドキュメンタリー。

集団レイプをはじめ女性への性暴力が跋扈し、そして事件のほとんどが闇に
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シャーリー・チザム(2024年製作の映画)

3.9

アメリカで黒人女性として初めて下院議員となったシャーリー•チザムの大統領選挙活動を描いた歴史ドラマ。

黒人差別、女性蔑視の思潮に抗い、人々のための政治を取り戻そうと突き進む彼女の勇気と崇高な精神に胸
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エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事(1993年製作の映画)

3.8

1870年代のアメリカの上流社会を舞台に、不倫の恋に悩む男女の姿を描いた歴史ロマンス。

長い作品時間をそこまで感じさせない、ドラマティックなラブストーリーになっている。

掟や慣習に揺れ動く主人公の
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欲望の翼(1990年製作の映画)

3.9

1960年の香港を舞台に若者たちの恋愛模様を描いた群像劇。

若者たちの気怠く頽廃的な生き様、明確な起承転結を持たないストーリー、数奇な運命とすれ違う恋模様、詩的なモノローグ。

ウォン•カーウァイの
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マディのおしごと 恋の手ほどき始めます(2023年製作の映画)

3.8

シャイな息子の殻を破ってほしいという仕事の依頼を受けた女性が、なんとかその青年と心を通わそうとするロマンティックコメディ。

無難な展開ではあるし、驚きは少ない。
けど楽しく可笑しいストーリーであるこ
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カード・カウンター(2021年製作の映画)

4.3

軍刑務所を出所したのちにカード•ギャンブラーとして生きる男が自分の過去と対峙していくスリラードラマ。

ウィリアムは人と繋がりを持つことになっても、過去の罪やその罪悪感に囚われてしまう。

そんなウィ
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マイ・ルーム(1996年製作の映画)

4.5

白血病を患う姉、疎遠だった妹とその息子が心を通わす姿を描いたヒューマンドラマ。

姉ベッシーは叔母とともに父の介護を献身的にしながら、自身は白血病を罹患してしまう。
ずっと疎遠だった妹リーは反抗期の息
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セールス・ガールの考現学/セールス・ガール(2021年製作の映画)

3.9

アダルトショップでアルバイトすることになった女子大生が、店のオーナーと奇妙な友情を育んでいく青春映画。

2人のやりとりは軽妙でチャーミング、そしてどこかズレている。

何が正しいかわからぬまま生きて
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スペースマン(2024年製作の映画)

3.7

単独任務に就いて半年の宇宙飛行士が、究極の孤独の中で自分の過去や罪悪感に向き合っていくSFドラマ。

大きな蜘蛛の姿をした異形と対話するかたちで、主人公ヤクブは夫婦関係、父親との確執と対峙していく。
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