Hidekoさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

Hideko

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ビューティフル・ボーイ(2018年製作の映画)

3.7

原題: Beautiful Boy

薬物にはまり込んでしまった心の穴って一体どんな穴だったんだろう。些細なキッカケから摂取した薬物で依存症になり、その結果穴が開いたのか…。あぁ、これは卵が先か鶏が
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カプチーノはお熱いうちに(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原題: Allacciate le cinture
英題: Fasten Your Seatbelts

主人公の美しい女性エレナは乳癌になってしまい後半はその闘病の様子が描かれます。段々とやつれて
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ポネット(1996年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原題: Ponette

母親を交通事故で亡くした4歳の娘ポネットを演じたのは、ヴィクトワール・ティヴィソル。あの幼さにして、驚嘆の演技力。彼女の能力を引き出した監督 ジャック・ドワイヨンにも大きな
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ニューヨーク 親切なロシア料理店(2019年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原題: The Kindness of Strangers

本作、邦題から、様々な事情を抱えた人々が温かい美味しいロシア料理に癒され、優しい人たちに助けられるお話?と思いきや少々違っていました。
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ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

4.1

原題: La Belle Époque

戻ってみたい過去のある時に戻れるサービスというのは… 当時を忠実に再現した映画のセットで体験するというもの。元イラストレーターで妻からは別れを言い渡されたヴ
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カフェ・ソサエティ(2016年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原題: Café Society

1930年代。ある青年のハリウッドの煌びやかな社交界(カフェ・ソサエティ)での体験と、故郷のニューヨークに帰ってからの成功を描いた本作。

キャスティングがとても良
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カミーユ、恋はふたたび(2012年製作の映画)

3.5

原題: Camille redouble
英題: Camille Rewinds

フランス在住の日本人の知人に勧められたのと、マチュー・アマルリック目当てで鑑賞。

残念〜。マチューの出番がほんのち
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海の上のピアニスト イタリア完全版(1998年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原題: La leggenda del pianista sull'oceano
英題: The Legend of 1900

広い世界に出て活躍することが必ずしも人生に幸せをもたらすとは限らない
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

原題: The Father

知人のお母さんが認知症で色々話を聞いている身として、患っている本人目線の本作は、ハッとさせられる部分が多く、心に深く刺さりました。

患者本人からはあんな風に感じたり
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カセットテープ・ダイアリーズ(2019年製作の映画)

3.8

原題: Blinded by the Light

Bruce Springsteenの曲を全く知らなくても大丈夫。本作のメッセージは伝わると思います。勿論知っているに越したことはないけれど。

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7月14日の娘(2013年製作の映画)

3.5

原題: La fille du 14 juillet
英題: The Rendez-Vous of Déjà-Vu

2021年 MyFFF “CANNES Special Edition”にて鑑賞。
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パリの恋人たち(2018年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

原題: L'homme fidèle
英題: A Faithful Man

ここでの評価が高くないようなので、覚悟の上鑑賞しました。

面白かったー!

ハリウッドの王道ラブストーリーが苦手(『タ
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5時から7時の恋人カンケイ(2014年製作の映画)

4.0

原題: 5 to 7

小説家志望のアメリカ人青年ブライアンと家庭を持つフランス人女性アリエルの恋。

不倫…。

結婚という契約の元、タブーとされることは重々承知の上なのですが。ですが好きになって
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輝ける青春(2003年製作の映画)

4.0

原題: La meglio gioventù
英題: The Best of Youth

イタリア映画祭2021出品作品。

6時間という超長尺に観るまでにかなり迷いましたが、今観なければ一生観な
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燃ゆる女の肖像(2019年製作の映画)

4.0

原題: Portrait de la jeune fille en feu
英題: Portrait of a Lady on Fire

聞こえてくるのは風の音。波の音。暖炉の薪がはぜる音…。生活
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すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

3.7

原題: Score: A Film Music Documentary

本作を観て敢えて言うならば、映画には音楽という観点から見ると2種類ありますね。

・音楽が素晴らしい効果をもたらしているもの
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ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

3.7

原題: Making Waves: The Art of Cinematic Sound

現代の映画制作に於いて、音響は単に録音か、コンピュータで簡単に創っているものだと思っていましたが、全く違いま
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47歳 人生のステータス(2017年製作の映画)

4.0

原題: Brad's Status

主人公のブラッドは今の自分が持っている幸福に気付かず、元大学の同級生の成功を羨んでばかり。本作の設定では47歳になっているけれど年齢関係ないと思います。

自分
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ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

4.0

原題: Les vacances de Monsieur Hulot
英題: Mr. Hulot's Holiday

大好きな世界観!ユロ氏の歩き方!そうあの歩き方😂

ツボだらけでどこを書いたらい
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

4.8

原題: Khane-ye doust kodjast?
英題: Where Is the Friend's House?

ネマツァデ!!!!キミの家はどこなんだぁぁぁ???

そもそも何故アハマッド
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アニエスによるヴァルダ(2019年製作の映画)

4.5

原題: Varda par Agnès
英題: Varda by Agnès

本作がアニエス・ヴァルダ監督の遺作となったとのこと。とても元気そうに見え、またもう90歳になっていたのでしょうか?本作で
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ジャック・ドゥミの少年期(1991年製作の映画)

4.5

原題: Jacquot de Nantes
英題: Jacquot of Nantes

ジャック・ドゥミの作品はまだ『シェルブールの雨傘』と『ロシュフォールの恋人たち』しか観たことがないですが
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83歳のやさしいスパイ(2020年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

原題: El Agente Topo
英題: The Mole Agent

83歳のセルヒオ。妻を亡くしたばかりだが、生きるのに意欲的で新聞広告で見つけたある老人ホームの内定調査の職を得る。ホームに
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顔たち、ところどころ(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

原題: Visages villages
英題: Faces Places

アニエス・ヴァルダとJR。なんて魅力的な2人の旅なんでしょう!歳の差なんて何処へやら!JRの写真スタジオ付きの車でフラン
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ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

4.5

原題: Daguerreotypes

アニエス・ヴァルダ監督の住むパリ14区のダゲール通りに住む人々の暮らしを捉えた1975年製作の本作。

香水と小間物を売る老夫婦のお店、パン屋、肉屋、美容室か
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おかえり、ブルゴーニュへ(2017年製作の映画)

4.0

原題: Ce qui nous lie
英題: Back to Burgundy

フランス ブルゴーニュ地方のワイン農家のお話。父親の病気の知らせで、10年ぶりに実家に帰ってきた長男ジャン。ジャンは
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モンテーニュ通りのカフェ(2006年製作の映画)

3.5

原題: Fauteuils d'orchestre
英題: Orchestra Seats

パリのカフェでギャルソンの仕事を得たジェシカ(セシル・ドゥ・フランス)とそのカフェの周りに生きる人々…著
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ファーゴ(1996年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

原題: Fargo

冒頭「この映画は実話であり…」と出てきますが、エンドクレジットの最後に「フィクションです…」と記述が…。ラストの粉砕機の事件は実際にあったと聞きましたが。初っ端からコーエン兄弟の
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落穂拾い・二年後(2002年製作の映画)

4.0

原題: Les glaneurs et la glaneuse... deux ans après
英題: The Gleaners and I: Two Years Later

2年後…。亡くなっ
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落穂拾い(2000年製作の映画)

4.0

原題: Les glaneurs et la glaneuse
英題: The Gleaners & I

監督の目の付け所。他の誰にも真似できないでしょうね。

現代の落穂拾い。拾う全ての人々も逞
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最高の花婿 アンコール(2018年製作の映画)

3.5

原題: Qu'est-ce qu'on a encore fait au bon Dieu?
英題: Serial (Bad) Weddings 2

揃いも揃って海外移住を決意してしまった娘たち4
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最高の花婿/ヴェルヌイユ家の結婚狂騒曲(2014年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原題: Qu'est-ce qu'on a fait au Bon Dieu?
英題: Serial (Bad) Weddings

敬虔なカトリック教徒である一家の4人の美しい娘たち。上から3人ま
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私の知らないわたしの素顔(2019年製作の映画)

4.0

原題: Celle que vous croyez
英題: Who You Think I Am

ジュリエット・ビノシュ。いつまでも美しく、本作でまた新たな魅力を見せてくれました。

SNSという
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

原題: Le bonheur
英題: Happiness

オープニング…タイトルに似合わず、不穏な音楽とどこか悲しげなひまわりの映像。

建具屋の夫フランソワ、家で仕立てをする妻テレーズ、ピエロ
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5時から7時までのクレオ(1961年製作の映画)

4.0

原題: Cléo de 5 à 7
英題: Cléo from 5 to 7

アニエス・ヴァルダ監督2作目。冒頭のタロットカードのシーンからカラー映像と思いきやその後はモノクロでした。

歌手である
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ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

3.5

原題: La Pointe-Courte

「ヌーヴェルヴァーグの最初の映画」と呼ばれる本作はアニエス・ヴァルダ監督の長編映画デビュー作でもあるそうです。

南仏の漁村。村人たちの生活。綺麗に洗い上げ
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