Tommyさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

港を離れる小舟(1895年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

波の上を行く躍動感と、構図に含まれた岸の人々に意図を感じた。

海水浴(1895年製作の映画)

3.8

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なんかちょっと面白いのがすごいな。次々に落ちていく反復?もう一度飛び込む全体での反復?

話の話(1979年製作の映画)

3.5

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雪に埋もれた食べかけの果物のカット、列車のカットと車通りのカット、果物に滴る水のカットが良かった

壁の破壊(1895年製作の映画)

3.8

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煙が集合していく映像的心地よさ。
テネットの大元の大元の大元って感じだ。壁が再生する映像は酷似してる。

自動ソーセージ屋(1895年製作の映画)

3.0

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ソーセージだけ加工レベルが違うのがツボ

こちらが元ネタなのかもしれないけれど、アリスギィの「全自動の帽子屋兼肉屋」のほうがギミック的にも映像的にも面白かったなあ。

変化する帽子(1895年製作の映画)

3.5

服装で人となりは伝わるし、映像的にはそれで伝える。

水をかけられた散水夫(1895年製作の映画)

3.8

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悪戯の視覚的な楽しさ。

銀行券(1907年製作の映画)

4.0

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コートを入れ替えたことで券がどこかに行っちゃうみたいなの、やっぱ基本的だよね

天文学者の夢(1898年製作の映画)

3.8

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カットによる瞬間移動やモノの消失というマジック。

背景とかが舞台芸術的だと思った

アリスギィとかと比べるとファンタジックで独創的な雰囲気が目立つ。割と記録映像的な趣もある初期の映画の中で、結構クレ
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バリケードを挟んで(1907年製作の映画)

4.0

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これまでは割と「動きで笑わせる」コメディタッチな映画ばかりだったが、ここに来て文字による物語の語りが入ることで、コミカルな動きで魅せるコメディでなく、少し感動的なタッチの映画になっていた。

ひょっと
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ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

4.5

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漂う閉塞感。

ハニカム模様の窓が良い味を出していた。
開け放たれた窓から聞こえる映画「フランケンシュタイン」の音。大きな問いをかける台詞。一方で、家の父親はハニカム模様の窓の向こうに、その巣の中に閉
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ビュット=ショーモン撮影所でフォノセーヌを撮るアリス・ギイ(1907年製作の映画)

3.5

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まあ、何か面白い要素があるようなものでもない気はしますが...

ただ、一つ今まで考えてもいなくて興味深かったのは、アリスギィが撮影していた当時、おそらく撮影された映像をその場ですぐ確認できるような、
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ソーセージ競争(1907年製作の映画)

3.8

一本のソーセージが次々に人を巻き込んでいくスラップスティックコメディ。

アクションがアクロバティックだし、汽車が乳母車を踏み潰すシーンなど、迫力もかなりある。

面白い。

キャスター付きベッド(1907年製作の映画)

4.2

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ベッドが電車の荷?を押す後ろからのシンメトリーなカットと、家具に隠れる男たちのカットが好きだった。トイストーリーの三角コーン的な。


ピエールエテックス「大恋愛」でもベッドが走るシーンがあったけど、
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マダムの欲望(1907年製作の映画)

3.8

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新聞を見ながらワイングラスを取ろうとして、中身のないことに気づかない(一方で観客にはもちろん見えている)みたいな状況が絵的に面白いことを確認する最近。(ピエールエテックスの「大恋愛」とかね。)

キャ
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フェミニズムの結果(1906年製作の映画)

3.8

据え置かれたカメラに対して、1カットで様々なことが起きる舞台芸術的な映画は割と好みであることを再認識。

明確な物語が少なかった時代に、物語を持たせ、しかもこのテーマで撮っていることが興味深い。
女性
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全自動の帽子屋兼肉屋(1900年製作の映画)

3.8

帽子がぽんぽん出てきて、ソーセージがスルスル出てくるコミカルさ。

キャベツ畑の妖精(1900年製作の映画)

3.5

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まだ首も据わってないような赤ちゃんをこんな扱いして大丈夫なんか、と少し心配になった。

La bonne absinthe(原題)(1899年製作の映画)

4.0

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よく見ずにやって滑稽なことになる
「大恋愛」のウエイターによるビールの回収やラストシーンを思い出した
やっぱり映画的コメディの基本の部分。

工場の出口(1895年製作の映画)

3.8

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犬とか馬車とか扉の開閉とか
どこまで演出があるのかわからないけれど、工場の出口にカメラを置いただけにも見える映像の中に映画的なものがチラチラ見える