宇宙という大舞台を手段にしてまで、「孤独と愛」を描きたいという感情に至った監督自身の経験に、関心が向きました。
感動のストーリーを裏返すと、「他人に生かされていることを直接強く実感しながら、淡々と生きていく感情」や、「深い友情や愛情に触れず、職を求め続ける感情」が想像できる気がしました…。
そしてまた感動に戻る>>続きを読む
「全てのものは変わっていくもの」とどこか諦観した気になっていた矢先に、「変わらなものがある」と強烈なメッセージを映画からもらい、号泣してしまいました。
人間の感情は不思議です…
レストランで赤ワインを注文したがノンアルのグレープジュースが提供され、このジュースが案外美味しく、なんとも言えない満足感を持って家路につく気持ちになる映画でした(笑)。
重々しいはずのテーマがこんなにも軽快に流れて、最後には心が温まってしまうという…不思議な作品でした。(笑)
「AIは人間を幸せにできるか」=「親は子を幸せにできるか」
2030年の人間の認識は、「親=AI、人間=子」になっている。
⇨のぞみが人間を守ることに積極的。
ということは筆者は、AIの技術的なリスク>>続きを読む
直接目で見る映像は、父・母・娘・息子の各々が喜怒哀楽を抱き、それを外部に表明するシーンを中心に構成されているが、当然人はそれ以外に、毎日当たり前のように朝起きて、通勤、買い出し、通学、宿題…をする。そ>>続きを読む
「芸術」そのものと正面から向き合わされた結果、感情を表す言葉が見当たらない…
そんな映画だったように感じます。
会話の進み方、人々の表情、声色、ボディタッチの少なさ、真面目な雰囲気、雨が多く重々しい気候など、北欧は日本と似ているところが多いのかなあ、という印象を受けながら観ていました。
個人的な視点ではあります>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
「AからCによってBになる」という枠で考えて、
最初は、自分のキャリア第1と思ってみても心のどこかで娘のことが気になる母親と、側から見ればキャリア第1に見える母親に自分の家族が幸せだということを示した>>続きを読む
間の取り方やボディランゲージ、冗談などから日本文化とアメリカ文化の違いを感じるとともに、音楽や人々の服装、街を走る車などから、時代の違いを感じる映画でした。「違いが自分を豊かにする」と思います。
時代>>続きを読む
特殊な形ではあれ、社会の構成要素の一つである「家族」の物語を通して、社会の複雑さを考えさせられる映画、だったと思います。
飛行機で映画を見て、そしてスマホを手に感想を考えレビューをのうのうと打ち込む…>>続きを読む
「こどもvs大人」の構造を強く感じました。後先をあまり深く考えずに、気持ちを思うがままに表現するこどもサイドと、現実を見ようとする大人サイドを対立させ、最終的に、こどもサイドに従って世界が傾く結びから>>続きを読む
今作のワークフローを調べれば調べるほど、「怒り」が湧き上がりました。
子供が親を訴えるという設定を思いつくほどの境遇を持つ監督や、感情を思いのまま表現する出演者の気持ちに、寄り添おうとしても共感しよう>>続きを読む
時系列は基本的に過去から現在に遡る形だけれども、登場人物それぞれの生い立ち・関係分かるシーンが散りばめられ、息子と父はもちろん、2人を客観的に見る周囲の登場人物の感情も想像しやすく、面白かったです。>>続きを読む