Hiroさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.8

「海辺のポーリーヌ/Pauline à la page」
ノルマンディで従姉妹とバカンスを過ごすポーリーヌ。彼女とその周りの人々のお話。

エリック・ロメール監督作品初視聴です。個人的に好みドンピシャ
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.6

「Palm springs」
もし同じ日が繰り返されるとしたら、どんな1日がいいかなぁとか考えたけど、やっぱり同じ様に感じてしまう日々でも毎日少しずつ違う今日がいいなと思いました。

ずっと前から話題
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無法松の一生(1958年製作の映画)

4.2

「無法松の一生」
大学の授業で見たのですが、席の位置やその他諸々であまり集中できなかったので、家でもう一回。

なんでしょうね。この充実感。決して大きな出来事が起こる訳でもない。主人公が物凄く目を惹く
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.7

「SNS」
想像の数十億倍気持ち悪くて途中で見るの止めようかとも思いました。女性の方や、ショッキングな映像で体調を崩されやすい方は視聴注意かもしれません。

何度も「気持ち悪い」と思いました。まず彼ら
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ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.7

「Babyteeth」
ある病を抱えて生きる少女と居場所のない不良青年の恋。

所謂ボーイミーツガール的な映画なのですが、それだけに留まらない何だか不思議な映画でした。場面ことに題名が付けられていて、
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呪詛(2022年製作の映画)

4.2

「呪詛」
完全なる「見てはいけないものを見てしまった」感。自分から見たはずなのに、「もうやめてくれ、終わってくれ」と思いながら見た映画は初めてかもしれません…。

元々ホラー映画がそこまで好きではなく
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素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

4.0

「素晴らしき哉、人生!/ It’s a wonderful life」
名作と呼ばれる作品って名作すぎるが故に避けてしまうので、今まで見てこなかったのですが、凄く良い作品でした。クリスマスでもないのに
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

4.5

「雨に唄えば/Singin’ in the rain」
最初から最後までずっと楽しい。口角ずっと上がりっぱなしでした。凄い好きだこの映画。

ジーン・ケリーとドナルド・オコナーのダンスシーンがずば抜け
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.7

「華麗なるギャッツビー/The Great Gatsby」

ギャッツビーが幸せだったのかどうか、私にはわからない。もしかしたら、ずっと、デイジーに出会わないままでいれば幸せだったのかもしれない。夢を
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ディヴァイン(2016年製作の映画)

4.2

「Divines」
ただただ辛い。Netflixオリジナル、凄い作品を作ったなぁという感じ。ここまで救いが無い作品、そうそう無いんじゃないか。作品のタイトルまでも救いがなくて、辛い。

終わらない連鎖
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ホノカアボーイ(2008年製作の映画)

4.0

「ホノカアボーイ」
ほんの少し笑顔になったり、胸がぎゅっとなったり、きゅんとしたり。穏やかに進む物語の中で、忙しなく感情が動いていくのが心地良い映画でした。

ホノカア、初めて知った場所ですが、凄くい
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星の子(2020年製作の映画)

3.6

「星の子」
同じ家に住み、同じものを食べ、同じものを信じているように思っていても、見えている世界や感じ方は違う。それでも、「同じものが見たい」と願ってしまう両親のことを、彼女はこれからどうやって見てい
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.2

「鑑定士と顔のない依頼人/The best offer」
これぞミステリー!という映画でした。見終わって、もしかしたらあの時って…となる映画です。もう一回見たい。顔のない依頼人ってそういうことか。
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ゆれる人魚(2015年製作の映画)

3.7

「ゆれる人魚/The Lure」
ホラーでありミュージカルでありファンタジー。色々な要素が詰まっているのは確かなんだけれど、一つの作品としてとても面白い、いい作品でした。

ポーランド映画、初めて見ま
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Swallow/スワロウ(2019年製作の映画)

3.8

「Swallow」
誰もが羨むような生活を手に入れたハンター。しかし、日々彼女の孤独は積もるばかり。自己啓発書に書かれた「毎日何か新しいことをする」という言葉をトリガーにして、彼女は異物を飲み込み始め
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恋する遊園地(2020年製作の映画)

3.5

「恋する遊園地/Jumbo」
内気でミニチュア製作が好きなジャンヌ。彼女が働く遊園地に、新しい遊具が導入される。彼女はその遊具に「ジャンボ」と名前をつけ、いつしか恋愛感情を抱くようになっていた。

1
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そこにいた男(2020年製作の映画)

3.3

「そこにいた男」
短い時間でありながら、ちゃんと紗希の狂気が表現されていて中々面白かったです。こういう系のショートフィルムもあるのかと、新しい発見でした。

多分元になった事件は、新宿で起きたあの事件
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オールド(2021年製作の映画)

3.1

「オールド」
不思議な作品でした。ホラーでありながら、時間だとか人生だとか、そういう哲学的なことも考えさせられる作品だなぁという感じ。

個人的にストーリーが少し物足りないというか、大きな展開が起こる
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千年女優(2001年製作の映画)

4.5

「千年女優」
なんて素敵なラブストーリーとか考えてたら、最後に一発ぶん殴られた映画でした。流石今敏監督。抜かりなさ過ぎて怖いです。

20年前ですかこれ作られたの…。いや、凄すぎるな。当時まだCGなん
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.6

「天使のくれた時間/The family man」
人生においていつも現れる、「あの時ああしていれば」をいかに減らすか。それはやっぱり、自分の意思で行動する事でしか解決されないのかもしれない。

家庭
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少女ムシェット(1967年製作の映画)

4.1

「少女ムシェット/Mouchette」
“人は選択肢が無いから自死するのであってその逆では無い”

これ程までに、映画というものが単なる娯楽ではなく、映像を使った一つの芸術作品であることを実感させられ
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トップガン(1986年製作の映画)

3.5

「トップガン」
いい意味で裏切られました。もっと空中戦で戦ったりする、結構「男」の物語なのかと思っていましたが、蓋を開けてみれば青春と恋愛の物語でした。

オープニング、超かっこよかったです。そのオー
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整形水(2020年製作の映画)

2.9

「整形水」
イェジ、あなたは整形する前にまず人としてちゃんとする方が大事だよ…。

韓国のアニメーション初めて見ました。内容はファンタジーとホラーの混合みたいな感じ。ラストは意外な終わり方だったのです
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ボヤンシー 眼差しの向こうに(2019年製作の映画)

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「ボヤンシー/Bouyancy」
Bouyancy。浮力、打撃を受けてもすぐに回復する力。陽気さ。
この映画にこのタイトルをつける意味を考えさせざるを得ませんでした。
海はずっと広いのに、彼らが居る世
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ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ 4K 完全無修正版(1975年製作の映画)

2.9

「Je t’aime moi non plus 」
ジャケットと全然雰囲気違くて笑ってしまった。素敵な恋のお話かと思いきや、ただのクズ男の話でした。登場人物ほとんど好きになれない映画、初めてかもしれま
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インサイド・ヘッド(2015年製作の映画)

4.0

「インサイド・ヘッド」
怒りも憎しみも戸惑いも、不安も悲しみも、喜びも全部、自分のもので「私は今どう思っているのか」を受け止めることこそが一番大事だけれど、一番難しいんだろうな。

正直ただ楽しいだけ
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MOTHER マザー(2020年製作の映画)

3.3

「マザー」
登場人物全員があまりにも遠くて、同情することも、涙を流すことも、怒りを抱くこともできず、ただぼんやりと気持ち悪さだけが残る、そんな映画でした。

周平の気持ちがずっとわからない。彼にとって
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.7

「Mr.ノーバディ/ Nobody 」
ゴミは出せないけど人は殺せちゃうんだなぁと思って、何だかそのアンバランスさに笑ってしまいました。

アクション映画、普段はあまり見たりしないのでそこまで期待して
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.9

「フォレスト・ガンプ」
何年かぶりに見たのですが、やっぱり良い映画でした。オープニング、何回見ても好きです。

まさに「人間万事塞翁が馬」のような人生で、哲学的でもあって、でもユーモラスでもあって、素
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

3.7

「バードマン」
不思議な映画でした。決してストーリーが物凄く面白いとか、そういう訳ではないんだけれど、リーガンの内面世界にどんどんと引き込まれてしまう。

最早マイケルキートンの為に作られた映画なので
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シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.9

「シェフ」
本当に単純なストーリーなんだけど、それ故に余計なものが何も無くてただただ楽しい映画でした。好きです。

とにかく出てくる料理が全部美味しそう。日頃コンビニの料理ばっかり食べてる自分が惨めに
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落下の王国(2006年製作の映画)

5.0

「落下の王国/The Fall」
下半身付随となった上に恋人をも奪われ、自暴自棄になったロイは、同じく怪我で入院していたアレクサンドリアと出会う。
彼は彼女に自作の御伽噺を聞かせるのだが、それには彼の
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バブル(2022年製作の映画)

2.0

「バブル」
設定とか色々突っ込みたい所はあるんだけど、とにかく勿体無いですね。これだけ綺麗な映像で、ストーリーがもっと骨太なものだったら凄くいいものになっていたと思うのですが。

いやー、まじで澤野弘
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愛を読むひと(2008年製作の映画)

4.2

「愛を読む人/ The Reader」
ただただ美しい物語でした。愛するということの重み、罪を償いきれない重み、それら全てを背負ってハンナは生きていたんだと思うと、彼女がマイケルに出会った事は偶然はな
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.9

「幸せの回り道/A Beautiful day in the Neighborhood 」
記者として成功し、愛する妻との子供もいるロイド。ある日、国民的な人気を誇るフレッド・ロジャースへのインタビュ
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THE MOLE(ザ・モール)(2020年製作の映画)

3.8

「ザ・モール」
元料理人のウルリクは謎に包まれた北朝鮮の実態を暴くために、約10年間のスパイ活動に身を投じる。

これは一体何処までが本当で、何処からがフィクションなんでしょうね。100%ノンフィクシ
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