読人さんの映画レビュー・感想・評価

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映画(478)
ドラマ(6)

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.5

脇毛好きの青年を家に招いたことから始まる不条理ホラー。不穏と不快と不気味をこれでもかと積み上げて観客を揺さぶってくる作りはアリ・アスター監督を想起する。四つの悲劇によって、崩壊していく家族の様相が本当>>続きを読む

HiGH&LOW THE MOVIE(2016年製作の映画)

3.1

劇場版一作目にしてアクションは既に完成されており、見応えは抜群。ただザワがハイロー初見で良かったな......と思うくらいにはドラマ部分が粗末。終盤の琥珀さんのパートは邦画の悪い所が出ていなと感じた。>>続きを読む

マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.2

ミステリとしてもサスペンスとしても半端な印象は拭えないが、お仕事映画としてはまぁアリなのかなぁ。お客様誰でも犯人に成り得るみたいな緊張感は序盤だけで、中盤はクレーマー対応のエピソードが多い割に本筋の関>>続きを読む

地獄少女(2019年製作の映画)

3.4

実写映画としては手堅い出来で、残すべき原作の風味を吟味しつつ一作の映画として成立させている印象。

地獄少女側の人間味を取り払ったのは賛否あるだろうが、個人的には生々しい人間の醜さと彼女等の非人間性が
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The Strange Thing About the Johnsons(原題)(2011年製作の映画)

3.6

アリア・スター監督の短編処女作。
息子の自慰行為を目撃してしまった父親、その日を境に息子は父親への性的虐待を始めるようになるのだが......。
他の短編でも言えることだけど、アリ・アスター監督は一体
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

2.4

結末は好きです。
出来が不快なだけでさ。

お前まじふざけんなよ。言わんとしてることは分かるけど、前作の設定と余韻をメッセージ性の為の踏み台にしてまで作ったのがこれなのかと心底呆れた。そもそも脚本の出
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シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

4.2

ヒーローになりたい。

思わぬ傑作。
『メガマインド』なんかもそうでしたけど、悪役がヒーローが当たり前に持つ物を欲して奮闘する話が好きだ。互いに欠点を持つラルフとヴァネロペの友情の描き方が素晴らしく、
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ドラゴンクエスト ユア・ストーリー(2019年製作の映画)

1.7

愛の有無で名作を作れるか否かが決まる訳では無いが、本作が伝播させたいそのメッセージを背負うにはファンを納得させうる愛が必要だろう。

端々から感じられる制作側の薄い理解故に、そのメッセージに真摯さが感
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スペシャルアクターズ(2019年製作の映画)

3.7

俺達の演技でカルト教団を打倒せよ。
まさかの心温まるいい話だった。話としての痛快さも好きな感じで、最後の大勝負のシーンは弟の台詞に観客の思いの全てが詰まっていると言ってもいいだろう。上田監督の良さが、
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冴えない彼女(ヒロイン)の育てかた Fine(フィーネ)(2019年製作の映画)

3.6

お疲れ様でした。
一期 二期又は原作を追ってきた人々に贈る完結編。突飛な『転』なんて必要ない。クリエーターとしての葛藤と男女の思いの擦れ違いから成る本作。キモイのオタクのキモイ妄想、だがそれがいい!
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ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

3.0

プロメアの脚本家繋がりということで見てみました。バッツのオールスター物 和風アメコミとしては完成度高くて好き。終盤のロボット&合体合戦は嫌いだけどな!!!海外の勘違い日本を先鋭化させたらこんな感じにな>>続きを読む

悪人伝(2018年製作の映画)

3.2

我らがマ・ドンソク兄貴扮するヤクザのドンが拳一つで道義を知らぬ悪をぶちのめす。つまり最高ってことですね。韓国ノワールにハズレ無し。話の筋道は極めてベタだが、キム・ムヨル演じる刑事とドンソク兄貴のコンビ>>続きを読む

ロケットマン(2019年製作の映画)

3.9

世界的ロックスター エルトン・ジョンの半生を描く、ロックンロールミュージカルムービー。『ボヘミアン・ラプソディの二番煎じかよ...』と思ってたけど、これがなかなかに良かった。タロン・エガートンの名演に>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

3.3

製作期間を鑑みるとスピンオフとしてはまずまずの出来。面白いけど、心に残るような何かは本作にはなかったかな。ミレニアム・ファルコンの操縦シーンこそ気分が高揚するけど、他は別に...。SW版西部劇とはよく>>続きを読む

記憶にございません!(2019年製作の映画)

3.4

面白かったです。政治性こそ名ばかりで不足していたけれど、記憶喪失の総理大臣の喜劇物としては十分だと思う。小池栄子さん いい役者だよね。登場人物こそ多いが、キャラ付けと配置の上手さで気になりはしない。突>>続きを読む

劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer(2019年製作の映画)

5.0

平成の時代を駆け抜けた平成ライダーの最終回の名に相応しい映画でしたね...前半のTVシリーズの地続きのような信長パートからの怒涛の後半が超気持ちいい。前半の『歴史では美しいとされているが、本当の今はも>>続きを読む

ONE PIECE STAMPEDE(2019年製作の映画)

3.7

オールスター物だけあって見応えはあったが、緩急がほとんどないことと冒頭三十分で一気に話がクライマックスに行くので全体を通すと緩慢な印象を覚えた。懐かしのキャラ達と戦闘が見たいなら満足することは請け合い>>続きを読む

デスプルーフ in グラインドハウス(2007年製作の映画)

3.5

カート・ラッセル演じるキチ男が耐死使用のアメ車を凶器に殺戮の限りを尽くす。冗長なガールズトークの末に待つデストロイ、後半戦は狂った女共が加わりカーチェイス戦へ。清々しいにも程があるジ・エンドが最高。>>続きを読む

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

3.8

銀行強盗に失敗した 互いに素性を知らぬ六人の男達、一人の男が裏切り者の存在を示唆したことから始まる疑心暗鬼劇。原点の作品だけあって、今も尚 発揮されている監督の魅力の元が詰め込まれている印象。最高のO>>続きを読む

王様になれ(2019年製作の映画)

3.3

pillows30周年アニバーサーリー作品だけあって、音楽の使い方が絶妙。ユウスケがピロウズにのめり込んでいく様はいつかの自分を思い出すようで、そういう意味でもなんとも微笑ましい映画だった。
ただ 個
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

3.7

全世界を敵に回した伝説の殺し屋 ジョン・ウィックが襲い来る殺し屋共をぶちのめす130分。VS寿司アサシン戦が僕は大好きです。泥臭いステゴロから雪合戦じみたナイフ投げ合戦、銃弾の雨を降らせて次々と死体を>>続きを読む

(2013年製作の映画)

2.3

食人のしきたりを守り続ける一家の話。
題材の割にグロも控え目であり。ホラーを謳っているが少なくともホラーではない。伝統に縛られ続ける少年少女達が、母の死を通じて自分たちが自分たちであることを見つめ直す
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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.6

青春映画としては話は凡々だが、青春を終えた大人達の選んだ道の再確認物としては嫌いではない。あくまでも主体はあおいの物語ではあるんだけれども。
そこに介在する一握りのファンタジー要素である過去のしんのの
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テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.8

午前十時の映画祭にて。
女二人のバカンスは一発の銃弾から逃走劇へ。それでも、この旅が最高なことに違いはなかった......。

最高と名高いラストシーンに嘘偽りは無し、多くの柵を超えた彼女達の旅程の結
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.5

日本最速試写会にお招きいただき観て参りました。

低所得者向け賃貸物件である半地下に住まいを構える無職一家、長男であるギウは友人からの誘いを受け街の高台に建つ豪邸に住むIT会社社長 パクの娘の家庭教師
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ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.3

T1 2の正当な続編というだけのことはある。
物語を上手く絡ませていることには感心するが、絶賛という程の出来ではない。百合映画とまことしやかに囁かれてるようですが、その辺はマジです。ただ緊張感がイマイ
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IT/イット “それ”が見えたら、終わり。(2017年製作の映画)

3.5

本日地上波初放送とのことで。

ホラー映画としてはそんなでもないけど、ジュブナイル物としては好き。様々な形で支配を受ける七人の子供達 ルーザーズが紆余曲折を経て気狂いピエロ ペニーワイズに挑む。脆弱だ
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神様メール(2015年製作の映画)

2.9

神様の娘が全人類に余命を通達したことで世界はパニックになる中、彼女は横暴な父を出し抜くために新・新約聖書を作ることを決めるのだった。

コメディかと思いきや、洒落たタッチで描かれるのはジェンダー 障害
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.5

認知症の祖母の死去を契機に家族に訪れる 避けようのないカタストロフィ。不可解な事象がグラハム家に襲う中、遂に事件は起きてしまう......。

2018年度No1ホラーと聞いていたが、なるほど....
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風と共に去りぬ(1939年製作の映画)

3.7

午前十時の映画祭にて。

南北戦争の時代を強かに生きた女性 スカーレットの物語。一見してラブロマンスにも見える物語の根底にあるのが、途方もなく人間臭い欲求や情感というのがいい。彼女たちは、確かに生きて
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.8

地獄に最も近しい天国。
期待通りの傑作で、今年の映画だとベスト5入りは固い。ジャンルは雰囲気こそそうなんだけど、分けるとなるとホラーではないな。カップル向けの映画であることは確か。
予想してたよりグロ
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かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~(2019年製作の映画)

3.1

まずは藤原千花を演じた淺川梨奈さんに拍手。漫画版とアニメのノリを完全に踏襲しきった演技が本当に凄かった。キャスティングに関しては、ポスター公開当初こそ『ヤバそうだなぁ...』と思ってたけど、動いてるの>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.2

ホラー映画としては前作から進歩がなく、良かったとは素直に言えない。ルーザーズの回想を順々にやっていく意図は分かるが、ジャンプスケアに頼りきりなのでパターンが読めてくるし ダルいよ。ババアの硬直は良かっ>>続きを読む

ウィッカーマン(1973年製作の映画)

4.0

『神よ、お助け下さい』

昨晩鑑賞したミッドサマーと類似した作品&名作カルト映画と聞いたので視聴。
行方不明の少女の捜索の為に一人 島を訪れたハウイー警部。その島ではキリスト教が普及しておらず、男根を
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爆裂魔神少女 バーストマシンガール(2019年製作の映画)

2.2

シン・ファンタにて。
片腕マシンガールのリメイク作品としては微妙の一言だが、露悪趣味増し増しな作風は好ましかった。欠損に次ぐ欠損、死屍累々の山超えた先のタイトルクレジットは熱かったが場面の濃さばかりが
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ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.3

Welcome to Zombieland 2 !!!

闇試写にて。
(公開前なので情報は最大限に留めています)
全米No,1を勝ち取ったゾンビ映画が帰ってきた。
擬似家族であるお馴染みの四人組の掛
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