ろさんの映画レビュー・感想・評価

ろ

映画(647)
ドラマ(9)

華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

5.0


「人の心はのぞかない主義だが、隣人のギャツビーは例外だ。私が軽蔑する象徴・ギャツビー。だが実際には、彼は航跡に浮かぶ塵の痛ましい犠牲者だった」

2週間おきに盛大なパーティーを開く。
マーケットをそ
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フォーリング・ダウン(1993年製作の映画)

5.0


「今日は朝から不愉快なことが多くてとても・・・」

渋滞に巻き込まれたビルの首筋をコバエが這う。
どこまでも蛇行する車列の先で、工事中を伝える黄色いサインが点滅。
スクールバスから子どもたちのはしゃ
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欲望という名の電車/オリジナル・ディレクターズカット(1951年製作の映画)

5.0


「‘欲望’という電車に乗って、‘墓地’に乗り換え、エリジアン・フィールドで降りるのだけど・・・」

休職中の教師ブランチは妹ステラのもとを訪ねた。
ステラは夫スタンリーと二人暮らしだった。
到着早々
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ナイル殺人事件(1978年製作の映画)

5.0


今年は4月からBSで再放送されてるんです!ポワロのドラマが!
慣れ親しんできたあの音楽とポワロの口髭に心が躍る~!
毎週土曜日、欠かさず録画して夕食のおともにしています。

先日鑑賞した「砂に書かれ
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スリーパー(1973年製作の映画)

5.0


胃潰瘍の手術中に冷凍保存されてしまったマイルズ・モンロー(←名前からすでにおもろい)ことウディ・アレン。
再び目を覚ますと、なんとそこは200年後の世界だった!

なぜか眼鏡を掛けたまま、アルミホイ
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20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)

5.0


父が残したフォードのギャラクシーが燃えた。
消火活動にあたってくれた消防士たちを母はパーティーに招いた・・・。
55歳の母と暮らす15歳の息子ジェイミー、間借り人のカメラマンと修理工、それにジェイミ
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ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!(2005年製作の映画)

5.0


畑を荒らすウサギを退治しようと駆除隊を立ち上げたウォレスとグルミット。
町の人々はコンテストを心待ちにしながら、自慢の野菜を育てていた。
ウサギによる被害も収まってきたかと思われたある日、町中の畑が
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シンク・オア・スイム イチかバチか俺たちの夢(2018年製作の映画)

5.0


うつ病を患って2年になるベルトランは、今日もコーンフレークに数十種類の薬を浸して食べていた。
そんなある日、地元のプールで男子シンクロナイズド・スイミングのメンバー募集を知る。吸い寄せられるように練
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大いなる西部(1958年製作の映画)

5.0


「人がどう思おうと勝手だ。問題は自分自身さ」

おまえのことを好きなやつもいるだろうし、嫌いなやつもいるだろう。それでも、自分の思う正しさを貫け。
西部に到着したジムに向けられる嘲笑の一瞥。
そんな
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

5.0


無性に泣きたくなった。泣きたくなる瞬間がたくさんあった。
月曜日に読み終わったばかりの小説「ムーン・パレス」と重なって見えたし、私の好きな「フランシス・ハ」ととてもよく似ていた。

「インサイド・ル
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アンビリーバブル・トゥルース(1989年製作の映画)

5.0


「何を夢見てる?世界は明日、滅びるんだろう?」
「今は今日で、‘明日’じゃない」

「昨日どこにいたんだ?」「学校から電話があったわよ、もう一週間も学校に行ってないらしいじゃない」
両親の声が頭の中
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ミックマック(2009年製作の映画)

5.0


カラーから一気にモノクロになる。
空を背景に、縦長のクラシカルなクレジットが流れていく。ウワーッ!
主人公が路上生活をしながら大道芸で食いつないでいるところも、ほとんどセリフがないからサイレント映画
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レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ(1989年製作の映画)

5.0


淡いブルーの光の中、ネモフィラの花畑のように見えたのは凍てついた大地だった。
オレンジ色のトラクターで殺風景な畑を横切り、森を抜け、辿り着いたのは国際空港。
レニングラードカウボーイズ一行はアメリカ
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ゼロの未来(2013年製作の映画)

5.0


「真実は美しくない。でも人を自由にする」

もう本当に信じられない気持ちでいっぱいだ。
ヒッチコックの「マーニー」やピートさんの「インサイドヘッド」を観たときの衝撃がどっと押し寄せて、途中から動悸が
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チャップリンの殺人狂時代(1947年製作の映画)

5.0


「歴史的に殺しは一大ビジネス。戦争も紛争も、すべてビジネスです」

3年間に12人の女性が消えた。
みな小金持ちの中年女性だった。
彼女たちの消息を辿っていると、ある男が浮かび上がってくる・・・
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シリアル・ママ(1994年製作の映画)

5.0


「ママがシリアルキラー(連続殺人犯)なの?」
「あら、ママが知ってるシリアルは、食べ物だけよ」

ボルチモアの閑静な住宅街。
上品で優しい妻に温厚な夫、それに二人の子どもたち。
穏やかな朝、皆が出払
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スケアクロウ(1973年製作の映画)

5.0


「案山子はおかしな帽子におかしな顔をしてるだろ。あれはカラスを笑わせるためさ」

航海から帰ってきたばかりのライオネルは、赤いリボンがかかった白いプレゼントボックスを抱えていた。
出所し立てのマック
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FRANK ーフランクー(2014年製作の映画)

5.0


「なぁ、ジョン。いずれこう思うはずだ。“フランクになりたい”“フランクになれるかも”と。だけどな、フランクは1人だけだ」

すごくイヤだった。
サクセスに取りつかれたジョンがすごくキライだった。
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クルーレス(1995年製作の映画)

5.0


「世の中はファッションばかりじゃない。ニュースを見ることもクールだぞ」

鼻の奥がツーンとした。
眼の奥がじんわり熱くなって、涙が落っこちそうになった。
ハイスクールの人気者シェールは、この映画を教
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ナポレオン・ダイナマイト/バス男(2004年製作の映画)

5.0


サーロインステーキ、アメリカンドッグ、ナチョス、リップクリーム・・・
登場人物それぞれを象徴するモチーフに、チョコペンやソースで記されるクレジットタイトル!
あああ~すき~このオープニング!思わず一
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ぼくを探しに(2013年製作の映画)

5.0


「記憶は魚と同じで深みに隠れる。池の表面を見て。暗くて平らだから何もいないと思う。でも釣り人は魚が好きそうな物を投げ込む。すると水面下で動き始める。そこで糸を引けば釣れる。魚じゃなく、記憶がね」
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マイ ビューティフル ガーデン(2016年製作の映画)

5.0


「彼女には人生への情熱があった。それと同じ種が君の中にもある。だから君が閉じこもって、実を結ばないのが許せない。バカみたいに自分を哀れむより、困難に立ち向かえ」

行動はいつも時間通りに、歯ブラシは
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

5.0


小学生のとき、新聞委員をしていた。
顧問は学年で一番厳しいと評判の国語の先生で、書き上げた新聞を提出するときはいつも、息を潜めて先生の前に立った。
卒業式の朝、アルバムにメッセージを書いてもらった。
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ブルックリン(2015年製作の映画)

4.9


「あなたのためなら何でも買ってやりたい。でも未来は買えない。あなたの望む人生はね」

わたしには故郷と呼べる場所がない。
生まれたのは千葉だけど、育ったのは愛媛、福岡、大阪・・・
その中で一番長く住
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俺たちに明日はない(1967年製作の映画)

5.0


「初めのうちは世界を征服したみたいだった。でももう終わりね。あとは逃げるだけよ」

物語の中にポンっと放り込まれた気がした。
強盗だと名乗る男についていくうち、犯罪を重ね、新聞に顔写真が載り、引くに
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ゾンビ/ダリオ・アルジェント監修版(1978年製作の映画)

5.0


「奴らは何なの?」
「地獄が満員で追い出された者たちだ」

いつまで放送できるやらとぼやき、やってられるかとスタジオを去っていくテレビクルー。
街の施設の半数以上が停止し、専門家は電波に乗せてこう呼
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エデンの東(1954年製作の映画)

5.0


「今夜、父さんの愛を買おうとした。でももういらない。どんな愛もいらない」

遠くから父を見ていた。
父の隣で笑う兄を見ていた。
肩を抱かれながら「俺の自慢の息子だ」と誇らしげに語られる日をずっと夢見
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ダーティハリー(1971年製作の映画)

5.0


「汚れ仕事ばかりだから“ダーティハリー”なのさ」

路肩に紺色のフォードのトラックが止まっている。
その隣を、ガムを噛みながら歩いてくる刑事ハリー・キャラハン。
曲がるとサンフランシスコの坂道がずっ
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

5.0


おもしろすぎる~!テーマ曲かっこよすぎる~!
これSFだけど、ヒッチコック好きのための映画だったんですね!
シャワーカーテンのレールがアップで映るカット、ナイトショーでのヒッチ特集、そして精神科の女
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ニューヨーク1997(1981年製作の映画)

5.0


「どのみち、俺は行くんだろう?」

1988年、アメリカの犯罪は4倍に増加。
ニューヨークは最も警備の厳しい刑務所となり、マンハッタン島として本国から隔離されていた。
そんなある日、大統領専用機がハ
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ロシュフォールの恋人たち(1966年製作の映画)

5.0


「生きている喜びを抱きしめて」

朝からサントラを聴いていたはずなのに、やっぱりスクリーンは格別ですね。
‘キャラバンの到着’からもう涙ドバドバ。サーッと鳥肌が立っちゃいました。

バーンと青絵の具
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

5.0


「未来へ!」

マーティの元に一本の電話がかかる。
「夜中一時にショッピングモールの駐車場へ来い!」
それは一週間姿をくらましていた友人ブラウン博士からの電話だった。
スケボーに乗って駆け付けたマー
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ロバと王女(1970年製作の映画)

5.0


「人生は楽じゃないのよ、庶民でも王女でもね」

ちょっともう、なにこれ~~
ツッコミ待ちなの?ほんとおかしくて笑っちゃったよ。

美しいお妃が亡くなった。
遺言は「私より綺麗な人と再婚してね」。
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ブラ! ブラ! ブラ! 胸いっぱいの愛を/ブラ物語(2018年製作の映画)

5.0


大きくへこんだサッカーボール、フロントガラスに張り付いた黄色いシーツ。
列車に引っかかったあらゆるものを持ち主に届ける。
それが車掌さんのちょっとした楽しみだった。
そんなある日、車体に引っかかった
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秘密の花園(1993年製作の映画)

5.0


子ども嫌いの両親は、パーティーに夢中だった。
華やかな裏で、毎夜置き去りにされるメアリー。
そんな中大地震が起こり、孤児となった彼女はインドからイギリスへ渡る。

薄暗い廊下、閉め切られた窓。
古く
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ジョン・F・ドノヴァンの死と生(2018年製作の映画)

5.0


「ときは永遠の一瞬」

カメラのフラッシュや記者が差し出すマイクやファンの歓声を浴びても、家族とテーブルを囲んでいても、誰かといるときは決まって孤独だ。
目の前にいる友人や兄弟や母親は、姿が見えない
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