ろさんの映画レビュー・感想・評価

ろ

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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

5.0



007に憧れて買った水着はスーツケースの奥にしまった。
パーティに呼ばれて行くと気になる彼女には恋人がいて、死んだ息子が好きだった曲をかけたら「しけた曲はやめろ」と言われる。
普段偉そうに授業をす
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ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

5.0


「最後から2曲目が終わったら映画館を出てしまうの。そしたら映画は永遠に続くでしょう?」

オーストリアからスイスへ亡命したトラップ一家のようにチェコからアメリカへやってきたセルマは市民ミュージカルで
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柔らかい殻 デジタルリマスター版(1990年製作の映画)

5.0



燃えているものが何であれ、その闇に舞う火の粉は美しい


あまりにも美しいバイオリンの旋律。
一面に広がる黄金の麦畑をパタパタと子犬のように駆けてくる少年セスは、大きなガマガエルを抱えている。
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バージニア・ウルフなんかこわくない(1966年製作の映画)

5.0


「君は毎晩酔っ払って私を傷つけ、それを楽しんでいる」
「傷つく?それを求めて結婚したのはあんたでしょ。まだ分からないの?」

会話のキャッチボールとともに肉付けされていく嘘があまりに魅力的だった。
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皆殺しの天使(1962年製作の映画)

5.0


「あいつらまだいるのか?もう朝の4時だぞ・・・?」

屋敷の一室からなぜか出られない20人の招待客と屋敷の主。
夜はまだまだこれからじゃないかと笑っていたオヤジは3日後にはやつれ、乱れてる君も素敵だ
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ウディ・アレンの影と霧(1992年製作の映画)

5.0


「人間には幻影が必要だ。空気が必要なようにね」

フリッツラングやキャロルリードのクラシカルで怪しげなムードの中繰り広げられる、ウディアレン節ニューヨーカー四方山話。

俺はアーティストだからと結婚
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コン・エアー(1997年製作の映画)

5.0



「だからウサギを箱に戻せと言ったじゃないか!」


軍を除隊したばかりのニコラスケイジが妻を守るために人を殺してしまい服役。ようやく仮釈放されるというのに、今度は護送機が凶悪犯にハイジャックされて
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マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

5.0



~Being John Malkovich マルコヴィッチになりたい~

ビルの7と1/2階にある会社では、天井が低いせいで人々はまるで進化途中のサルのように背を曲げて歩いていた。
ある日、書類整
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ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)

5.0



「あんた考えたことはねえか。俺たちがこんなに忙しいのは、死者がぞろぞろ墓から蘇っているせいかもしれねえって」

5番街のニューヨーク市立図書館。
その地下室で、本がひとりでに動き出し、読書カードが
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

5.0



不道徳を知らずして道徳は語れない。
という持論で不条理・不道徳を正当化しようと試みる私からすると、これは道徳の授業で流すべきでは・・・?と思ってしまうほど最高で(PTAに怒られろ)、早々に過去1ラ
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

5.0


ばーんと登場するオープニング、しまった牛乳必須の映画だったかと後悔した。

こちらを凝視するアレックスに思わず照れて目をそらす自意識過剰系オタクの逃避行。今回訪れたのは、謎のスラングが飛び交う近未来
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フィールド・オブ・ドリームス(1989年製作の映画)

5.0


「天国はある?」
「もちろん。夢がかなう場所さ」

幼いころ御伽噺ならぬ野球話で育ったレイは、家族とともにアイオワで農家として暮らしていた。
そんなある日、とうもろこし畑で不思議な声を耳にする。
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チルドレン・オブ・ザ・コーン<4K>(1984年製作の映画)

5.0



”見ているぞ、見ているぞ、とうもろこしが見ているぞ”


ある晴れた日曜日。
礼拝を終えた人々は、いつものカフェでおしゃべりを楽しんでいた。
そこへぞろぞろと入店する少年たち。
意味深な目配せを交
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マンディンゴ(1975年製作の映画)

5.0



「さぁさぁ、寄ってらっしゃい見てらっしゃい!純血種の”マンディンゴ”だよ!よくなついてとても丈夫だ!」


どでかいクジャクの扇でダイニングを煽ぐ双子の少年。
時にはロウソクを掲げて生きる燭台とな
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ボーン・コレクター(1999年製作の映画)

5.0


捜査中、事故で脊髄を損傷した科学捜査官リンカーンライム。
寝たきりになった彼が動かせるのは、頭と指一本のみ。
以来現場を離れていた彼に、捜査依頼が舞い込む・・・

貨物列車の構内で見つかった遺体。
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何がジェーンに起ったか?(1962年製作の映画)

5.0



かつて人気子役だった”ベビー”ジェーンはいまや酒浸り。
一方、大人になってから人気女優として引っ張りだこだった姉ブランチも、今では車椅子生活を余儀なくされている。
近所では「姉の足が不自由になった
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インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

5.0


高校入学を控えたライリーは親友とともにホッケーのサマーキャンプに参加することに。
ところがその前夜、ライリーの頭の中で赤いランプがけたたましく鳴り響く。その名は「思春期」。
ヨロコビ、カナシミたちが
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トイ・ストーリー(1995年製作の映画)

5.0



「あんたは俺の相棒だぜ」


大悪党ポテトヘッドに囚われたボーのヒツジたち。
そこへ保安官ウッディが駆けつける。
「銃を捨てろ!手ぇ挙げな!」

「アンディ、ごはんよー!」
「ウッディ、またあとで
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怪盗グルーのミニオン超変身(2024年製作の映画)

5.0


山道をかっ飛ばす夜のスポーツカー。
その映像とともに映し出されるのは日本語吹き替え版の役者陣のお名前。本国のキャストの名前じゃないんや!と冒頭からなんだか嬉しく、胸が熱くなりました。

「ザ・フライ
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ミニオンズ フィーバー(2022年製作の映画)

5.0



ふいに「胸騒ぎの恋人」のバン・バンが流れ出すオープニングに震えがとまらない。
死亡遊戯よろしくトラックスーツでカンフーポーズを決めても肌の色と同化するせいでただのすっぽんぽんにしか見えないミニオン
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

5.0



まだ夏に体が追いつかず、人事異動や売り場替えに頭がついていかず、中途覚醒で寝不足で、それでも4連勤は終わり、ディスカスで取り寄せたDVDを再生した。

レストランの給仕係ブリジットは、夏の間ナニー
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リオ・ブラボー(1959年製作の映画)

5.0


「銃は練習の成果、素面はあんたの弟のせいで練習中だよ」

加勢しようとした親友は夜道で撃たれ、保安官のチャンスとデュードは犯人が逃げ込んだ酒場に乗り込む。
居合わせたガンマンたちは酒浸りのデュードに
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モンタナの風に抱かれて(1998年製作の映画)

5.0


風は馬の毛をなで麦をなで、山の斜面をすべりおりる。
なだらかな丘に牛や馬が住み、人々が暮らす。
そこへ母親に連れられ、暴れ馬と飼い主の少女がやってくる。
一歩進んではまた一歩さがる、心の傷が癒えるま
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捜索者(1956年製作の映画)

5.0



観よう観ようと思いつつ、トランボを観て以来食指が動かなくなってしまったジョンフォード。映画のおもしろさと個人の主観はまた別物なのに。切り離して考えないともったいないよな。どっちがいいとか悪いとかな
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リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

5.0


きらめく糸は鮮やかに弧を描きながら川の流れにのる。
4拍子のリズムで投げ込まれる毛針。
谷川の流れはゆるやかに、フライフィッシングのリズムを受け止める。

何かに挑戦したいという好奇心は形を変えてポ
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ライアンの娘(1970年製作の映画)

5.0


ローズは泣きながら海へ向かう。
足早に砂浜を歩く彼女を神父は引き留めて話を聞こうとする。
「夫がいて金にも困っていない。その上健康だ。君は一体何を求めているんだ」 
「私にもそれが分からないのよ」
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ソイレント・グリーン(1973年製作の映画)

5.0


職なし家なし、どこもかしこも人でいっぱい、人口爆発のニューヨーク。
地球温暖化で植物は枯れ、動物は絶滅。
市民には高機能濃縮野菜ソイレントシリーズが配給され、中でも新製品ソイレントグリーンは人気を博
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ベルリン・天使の詩(1987年製作の映画)

5.0


ちょうど8年ぶりの「ベルリン天使の詩」。
ビフォアサンライズかなカモンカモンかなと思うほど言葉が多く、ヴィスコンティの山猫並みに意識飛びそうになりましたがなんとか耐えましたよかった。

映画の中で撮
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

5.0


「幸せになるための人生の秘訣は、人生はままならぬものと受け入れることだ」

20時半に仕事を終え、パン屋で調達したフレンチトーストとドーナツにかぶりつきながら録画していた金曜ロードショーを観た。
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

5.0


「電子レンジでつくったメシは銃よりキケンだ」

退勤後、タイムセールのパン屋に駆け込み調達したぎとぎとのクロワッサンをカルディのドリップコーヒーで流し込みながら「フロムダスクティルドーン」を再生した
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

5.0


「まばたきすらしてはならぬ。たとえそれがどれほど奇妙でも・・・」

三味線を鳴らすと、その音色は海を割った。
流れ着いた島で、母と子は追っ手から身を隠しながら暮らしていた。

少年は病弱な母のために
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

5.0


まるでトムとジェリーのように、セビリアの理髪師を歌いあげていい調子の小鳥。その吹き替えをつとめるのは声優ダニエルことロビンウィリアムズ。彼の手にかかればあっというまに映画の世界に引きずり込まれてしま
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エアフォース・ワン(1997年製作の映画)

5.0


カザフスタンの独裁者を収監した米ソの特殊部隊。
祝賀パーティでアメリカ大統領マーシャルは宣言する。
「我々はテロに屈しない」
しかしその夜、大統領専用機エアフォースワンはテロリストに掌握されてしまい
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インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説(1984年製作の映画)

5.0


「あなた死にに行くつもりなの?」
「そうかもな。だけど死ぬのは今じゃないぜ」

パラマウントの山が銀色のドラにオーバーラップする、ここは上海。
ピンク色の羽扇子を広げ、めくるめく踊るダンサー。
歌い
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

5.0



この世に生まれる準備ができたソウルたちに与えられる”きらめき”。
それは生まれたあとも、生きていくために必要なものなのに、私たちはたびたび見失う。

何か映画を観るたび「よし、私も楽しんで生きよう
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ダンボ(1941年製作の映画)

5.0


コウノトリを待ちわびたサーカスの象ジャンボは可愛い小象ダンボを授かる。しかしその大きな耳のおかげでダンボは仲間たちから軽蔑され、見世物として笑われる日々。挙句、二人は離れ離れになってしまう。

「笑
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