Qールソンさんの映画レビュー・感想・評価

Qールソン

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マクベス(1948年製作の映画)

3.0

岩山の空虚さはマクベス的には正解なんだろうけど、ウェルズ的にはアウト。『Too Much Johnson』の後半みたい。
気の狂った王妃を医者が「何だアイツ?」って顔してずっと見てるシーンと、首吊りの
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オーソン・ウェルズの フェイク(1975年製作の映画)

4.0

娯楽は嘘つかないと面白くないって話。ウェルズの語りは、ペテン師として誠実すぎた男の一生って感じで激エモ。
中身も面白い。してやったり。

オーソン・ウェルズの オセロ(1952年製作の映画)

4.4

冒頭から激ヤバ。
地下水路のシーンは『上海から来た女』のクライマックス級。

狐の王子(1949年製作の映画)

3.4

長いけど西部劇的なノリで見やすい。
煙をあげる城をバックにヒロインが薔薇園を歩くカットが、主人公の描いた肖像画と対比になってて美しい。

巨人 大隈重信(1963年製作の映画)

3.5

大隈重信と伊藤博文のカプが楽しめる。二人が最初と最後にトンヤレ節歌うのが良い。
淡々と話が進む一方、浪人が大隈を庇って独り果てる姿や、玄洋社の青年が爆破テロ決行後、木陰で自刃するシーンのエモーションは
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緋色の街/スカーレット・ストリート(1945年製作の映画)

4.0

自画像が切なすぎる。
自分のものにならない愛と名誉が、芸術を介して永久のものになるという悲劇。

ババドック 暗闇の魔物(2014年製作の映画)

3.5

面白かった。
徐々におかしくなっていく母親と、異常にかまってアピールしまくる息子の演技が卓越してて、前半の不快指数は天井知らず。
息子が従姉妹に暴力振るった次のカットで、車の中で泣きわめいてるっていう
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ランペイジ 巨獣大乱闘(2018年製作の映画)

3.1

脚本がガチで関沢新一、高橋二三ラインでワロタ。これは最早2018年に対する挑戦。
登場人物に東宝俳優を当てはめて見ると楽しいよ。

HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.2

滅茶苦茶面白いやんけ!
怪奇現象起こっても、格闘で大体何とかしてしまうクンフーちゃんでクソワロタ。

レオパルドマン 豹男(1943年製作の映画)

4.0

ホラー演出が卓越してる。
トンネル抜けてからの豹登場シーンなんか鳥肌立ったし、ドア越しの殺人なんて斬新で何だか感心してしまった。
終盤の行進を横切っての逃避劇も詩的。

いちごブロンド(1941年製作の映画)

4.5

問答無用に面白い。主人公が超克する話って滅茶苦茶好き。
過去をキッチリ清算した後、ダメ押しと言わんばかりに大学生軍団をボコボコにするので最高に気持ちが良い。

あとハヴィランドマジ女神。

ジョンソンにはうんざり(1938年製作の映画)

3.4

複雑な建造物のカットとか、積み重なった桶の迷路、地面に散らばった帽子を踏みつけてワラワラ動く群衆など、前半はウェルズみある。
後半は東映の採石場みたいなロケーションに何の魅力も感じられず。でもオチの引
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ゾンビコップ(1988年製作の映画)

4.0

ゾンビ操って悪事を働く製薬会社VSゾンビ化した刑事っていう、もうそれだけでウキウキな話。
前半は痛快なバディ映画として鬼のようなテンポで話進んでいくのに、中盤から唐突にフィルムノワールっぽくなるのがウ
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SUPER 8/スーパーエイト(2011年製作の映画)

3.4

事故った列車が盛大に舞い上がって、空からドカドカ落ちてくるシーンで爆笑。
終盤の住宅地でドンパチやるシーンも良い。戦車や兵隊が背景で忙しなく動き回ってる最中、子供達は子供達のスピードで演技してるのすげ
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結婚のすべて(1958年製作の映画)

4.0

小林桂樹がずっとセックスセックス言ってるナレーションがウケる。
昔気質の姉とハイカラな妹の結婚観が、途中で逆転するのが面白い。
呼び鈴や家計簿など、ギミックの使い方も超一流。

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

2.5

こっちの方が日本の特撮っぽさある。
しかしながら前作以上の茶番に辟易。25分で十分。

メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

4.0

面白かった。
チンピラだが正義感は人一倍の主人公が、悪い大人達に翻弄され尽くすっていう、真っ直ぐに歪な若者映画。
相米っぽいと言えばそうなんだけど、全てを失った主人公が1人で「戦争」に打って出る様は『
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狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

4.5

傑作!暴走族VS街宣車って構図からして面白すぎる。
山田辰夫が国旗背景にスーパー右翼に入団するシーンと、小林稔侍のベッドシーンで滅茶苦茶笑った。
あと、スタッフに尾上克郎がいるw

グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

3.3

ロープを用いた空中ダンスと、ヒュー・ジャックマンがバーから家族の元へ走り出すシーンが良い。(電車乗るシーンは蛇足だけど)
ザック・エフロンを口説く時の酒場のダンスも面白かったけど、ピアノを一瞬しか使わ
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ブラックパンサー(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

王位継承の儀式を上手いことストーリーに組み込んでいる。主人公と父親との決別シーンが良い。
先代の罪に向き合うことで主人公の王たる資質を問うのは、『ソー バトルロイヤル』との差別化にもなっている。
不満
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

4.2

『ナイトオブザリビングデッド』のオチ考えるとめっちゃ泣ける。
あと窓の扱いに執念を感じる。
倒れてきた電車の窓にゾンビが大量にへばりついてるカットとか最高最高

沓掛時次郎 遊侠一匹(1966年製作の映画)

4.5

渥美清死んでからの大立ち回りからして鳥肌立った。敵の親分を井戸に追い詰め、相手の刀を即座に弾き飛ばすのがたまらない。
夫を斬った後、とどめ指そうとする三下の腕を叩き斬って制止する様や、農民を蹴り飛ばし
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レモネード・ジョー 或いは、ホースオペラ(1964年製作の映画)

5.0

ド傑作!!こんなに人がぴょんぴょん跳び跳ねる映画あるかね?
衝撃のオチには声出して笑った。

BRAVE STORM ブレイブストーム(2017年製作の映画)

2.1

ツマンネーだろうなぁって思って見たら、本当につまらなかった。
それも含めてつまらない。

gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

2.8

「gifted」当人である娘が終始蚊帳の外。大人が何かして、それに対する娘のリアクション映すの繰り返し。つまらない。

特急二十世紀(1934年製作の映画)

4.0

傑作コメディ。
クズ男にひたすら振り回されるヒロインが可哀想なんだけど、男の狂気に呼応する姿がたまらなく可愛い。
ステッカーおじさんのくだりは泣くほど笑った。

教授と美女(1941年製作の映画)

4.0

首を冷やすスタンウィックが最高に可愛い……。

機動警察パトレイバー2 the Movie(1993年製作の映画)

5.0

リズムが気持ち良すぎて頭おかしくなる。
シーン単位では、南雲隊長が車から降りる時のドアガラスの反射が超絶カッコいい。

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