愛は、作り出せるのか?
今のところ、その質問には
ノーと答えたい。
だけど、この映画を前にして、
その気持ちは少なからず
揺れ動く。
スティーヴンは嘘が得意。
彼の行動はまるで、
嘘みたいな形をした
雲みたいに、
浮かんでは消えていく。
天晴れだよ。
切り落とされていく
髪の毛みたいに、
彼の人生も
少しずつ少しずつ、
床に落ちて
棄てられる。
少年が大人になる、
ちょっとしたきっかけ。
精神の一瞬の成長期。
不安や危険や、
死についてだったり
この先の人生について、
を考えることが、
この歳頃の少年には必要だ。
我が子には
怪我をさせろ>>続きを読む
乱れる、堕ちる、眠る。
彼の脳は記憶を旅し、
身体は街を移動する。
繰り返し、
繰り返し、
繰り返し。
雲が形を変える。
何かが少しずつ変わる。
繰り返し、
繰り返し、
また、繰り返し。
それぞれみんなに、
言い訳はある。
過去は取り戻せないから、
言い訳は、言い訳でしかない。
だからこそ、
言い訳を話せるひとが、
そこにいさえすれば、
言い訳は言い訳のままで、
きっといいのだ。
丸かろうが、
平べったいだろうが、
数秒間だけ輝いて、
消えていく打ち上げ花火の
その刹那は、
恋に似てる。
9.11とはなんだったのか。
国家とは何だ。
幸せとは何だ。
個々の主義とは何だ。
想いとは何だ。
いつの間にやら、
僕らは作られた箱の中で、
ハリボテの人生を
生きているのかもしれない。
信じられようが、
信じられまいが、
君の中に揺るぎない
事実があればこそ、
生きて感じていること
そのものが、
素晴らしい真実だと
言えるのだ。
きっとね。
不完全と不完全が
交わりあったら、
片目と片目が
交わりあったら、
きっと何かが、
見えてくるんじゃないか。
ジャブでしか太刀打ち
できないような人生が、
ジャブだけだとしても、
色合いが少しずつ変わって
いくんだってこと。
苦し紛れなそのパンチは、
けれども、みんなが、
その重さを感じてる。
(界人く>>続きを読む
ドラえもんよりも
しずかちゃんの
お父さんの方が、
人を良い未来に
導いたってオチ(笑)
オトナが作った
オトナ用の
ドラえもん。
ちょっと違うね。
悪い奴がいただろうか?
彼ら彼女らは、
運命なのか、偶然なのか、
何かに泳がされ漂って、
そして、絶望のままに、
21グラムずつ、
失っていく。
車窓から見えるものには、
誰にでもきっと
何か思うことがあるはずだ。
イメージなのか、
記憶なのか、
どちらにせよ、
ぼんやりと、深く、
刻まれている。
エドワードのハサミは、
不安で脆い彼の心の
裏返しかのように、
ふとしたことで簡単に、
誰かを怖がらせたり
傷付けたりしてしまう。
だけど、だからこそ、
エドワードのハサミは、
不安で脆い彼の心の>>続きを読む
そこそこ感動
しちゃうんだけど、
感動って美しさ、
なわけではないんだね。
っていうことを
気づかせてくれた映画。
まとめます。
そこそこ感動できる
駄作です。
この映画の空気そのままに、
深夜食堂のめしも
慈しめいてるんだろう。
ふとしたきっかけや、
料理や、酒や、
おせっかいが、
交わりそうにない人々を
じわりと交わらせていく。
私(僕)は理性的だ。
そう言いながら、
ただ単に、世間体に
揺られているだけの
ひとにはきっと、
この映画で
語られている感覚は、
理解できない。
いつの間にか、
黒人も白人も
同志になる。
そうだよね、
肌の色が違ったって、
みんな血は赤くて
瞳は輝いてるんだから。
宇宙みたいな
想像の及ばない
世界に恋したら、
歳に関係なく、
旅立っていい。
これってまるで、
人生の歩みかた
みたいだな。
素晴らしい
ノンフィクションなのだが、
ドキュメンタリータッチ
なのがどうも苦手で。
あと、映像とはいえ、
高所も苦手で。
グルグル(映像が)
して意味が
分かりませんでした(笑)
でも、好き。
シリーズ通してずっと
希望に満ち溢れてるから。