HokutoNagaiさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

HokutoNagai

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デザート・フラワー(2009年製作の映画)

4.0

ワリスは、
砂漠の花だ。
焦がれた
環境の中で、
美しく咲いた。

どんな花も
その姿のままで
美しいという事を、
心に宿したい。

バベル(2006年製作の映画)

4.2

負が連鎖
するのなら、
正もまた
連鎖することを
信じたい。

ムーンライト(2016年製作の映画)

4.2

あるがままを
受け入れれば
いいのだ
という事が、

同時に、

あるがままでは
俯かずには
いられない
という事が、

太陽の光と
月の光が
肌の色を
黒と青に
変えるように、

あやふやなまま
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劇場(2020年製作の映画)

4.7

ごめんね、と
ごめんね、が
交差する。
その交点が
再び踊り出す
気配はない。
もはや、
そのボケに
ツッコミを
入れる君は
いない。

輝くライトに
照らされていた
劇場に、舞台に、
闇が落ちる。
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スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.9

実話とは
思えないほど
腐敗している。

きっと、
現在進行形で。

劇場版 ドーラといっしょに大冒険(2019年製作の映画)

3.9

まるでヨーダな
サルのブーツ。

太陽みたいに
輝くドーラ。

覚醒する
なかまたち。

ワクワクする
冒険譚が、
観ていて
ただただ
楽しい。

判決、ふたつの希望(2017年製作の映画)

4.6

重苦しい
裁判の過程で、
ふたりの心の
芯にある
大切なものが
浮かび上がった。

どんなに
冷たい雨が
降り続けようとも、
裁判所を出た
ふたりが視線を
交わした時、
見上げれば、
綺麗に晴れた空が
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ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.9

経緯が
どうであれ、
悲しい事故に
ならなかった、
その事実が
なによりも
美しい。

ガザの美容室(2015年製作の映画)

4.3

行き場が
ないからこそ、
美容室の中で
彼女たちは、
身勝手に
振舞うしか
ないのだろう。

未来が見え
ないからこそ、
美容室のすぐ外で
彼らは、銃弾を
撃ち合うしか
ないのだろう。

ファイナル・アワーズ(2013年製作の映画)

3.8

少女だけが
常に正義
だったのは、
愛してるの
意味を、
いくつも
知らなかった
からだろう。

愛は、
ただ、愛だ。

グレートウォール(2016年製作の映画)

3.8

軍隊の
鮮やかさと
獣の
濁色が
混じり合って
綺麗。

進撃の饕餮。

※読めないけど、
「とうてつ」と
読むみたいです。笑

みかんの丘(2013年製作の映画)

4.8

人を分かつのは
イデオロギーだ。
だが、よく考えろ。
その果実に
国籍はあるか。
その土に、
その水に、
その穀物に、
国籍はあるか。
人の命に、
国籍はあるか。

生まれて、
生きて、
笑う、
その
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ターザン:REBORN(2016年製作の映画)

3.7

美しい森と
川と大地。

ジャングルの
あらゆる
動物たちを
引き連れて
草原を走る
ターザンは、
まさに
百獣の王と
呼ぶに値する。

武井壮は
反省するがいい。

残酷で異常(2014年製作の映画)

3.5

彼は二度
死んだわけだが、

二度の死の
価値を足したら
±0くらいに
なったようだ。

死に方も
重要だってさ。

タクシー運転⼿ 〜約束は海を越えて〜(2017年製作の映画)

4.1

見始めは、韓国発、
ほんわかのんびり
ロードムービー
かと期待してたら、
とんでもなかった。

期待は裏切られた、
とてもいい意味で。

今も世界のどこかで
繰り返されている
似たような圧政に、
くそ
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ガガーリン 世界を変えた108分(2013年製作の映画)

3.9

ガガーリン
108分宇宙の旅

その短時間に
圧縮された、
彼が生きた
過去や未来、
関わった人々の
愛や苦悩や
あれやこれや。

無重力みたいに
あやふやで
どちらが
上か下かも
分からないまま、
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SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

3.2

思い出して
恥ずかしく
なるくらいの
過去がある。

それは、
生きてることを
最大限に
楽しんでいた
からこその、
暴走なのだ。

チリ33人 希望の軌跡(2015年製作の映画)

4.2

チリの歓喜は
人類の未来への
指標となりうる。

あの場所へ
戻りたいと
思う当事者は
33人のなかに
ひとりも
いないだろうが、

あの空間には、
人間の強さは
もちろんのこと、
弱さや醜さや
狂気
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.9

うつろうように
不完全だからこそ
人間は(生物は)
素敵なのだ。

辿り着いた
完全さは、
アップグレード
されるたびに
不完全なものの
多数の中に
沈んでいく。
繰り返す。

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.7

きっと、辻褄
合わせようとか
思わずに
観たほうが
いいのだろう。

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.2

当時、確か
シネマライズで
この映画を
観た後に歩いた
公園通りの坂道で、
とてつもない
虚無感が
脚の感覚を
奪っていったのを
思い出した。

セルマは、
自分にとって
一番大切なものを、
一番大切
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スクール・オブ・ロック(2003年製作の映画)

3.6

たるんでる
奴が叫ぶ
ロックは、
ホンモノに
感じちゃう
不思議。

ALONE アローン(2016年製作の映画)

4.7

彼の左脚に
絡みつく
様々な、
後悔というのか
懺悔というのか。

深く鈍く
重い左脚が、

現在の彼に
それらへの
決着をつけろと、

未来の彼に
どうありたいのかと、

渇いた砂の上で
問いかける
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アウトブレイク(1995年製作の映画)

3.8

これに似た
陰謀は、
そこかしこに
存在して
いるのだろう。

ウイルスは
人類の
最大の敵
なのだろうが、
ウイルスの
存在自体に
罪はない。

最悪な敵が
他にいて、
それはつまり
情報を操る
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コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.8

想像の範囲を
大幅に飛び越えて
拡散していく
ウイルスと、
真偽不明のまま
人々の心に
まとわりつく
憶測や情報、
それらにより
増幅される恐怖。
滲み出る狂気。

生きることを
願った結果、
心の美
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関ヶ原(2017年製作の映画)

3.7

1回観ただけじゃ
よく分からんのじゃ。
だから、何度か
観返す前提で…


●壱回め

気持ちを伝えに
行く場面で、
現代の通常では
全力ダッシュで
追いかけて
はぁはぁ言いながら
告白するのに、
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ザ・コール [緊急通報指令室](2013年製作の映画)

4.0

ふたりの女は
圧倒的な
大逆転を
選んだ。


ずっと
ドキドキしてて
辛かった。
癒されるかと
思われた
ラストで、
まさかの展開に、
ふたりの女の
怖さも知った。笑

ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男(2017年製作の映画)

4.1

ボルグと
マッケンロー。

プレイ
そのものも、
相反するような
キャラクターも、
当時の
ふたりは、
溜息が
出るほど
素敵だ。



だからこそ、
その後の
ボルグに
ついては、
知らない方が
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MUD -マッド-(2012年製作の映画)

4.7

そこら中に
散らばってる
裏切りの中で、
最後まで
信じ続ける
奴だけに
見えた
景色ってものも
あるんだぜ。

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.8

ほんわか
のんびり
可愛らしい、
魔物語。

ついでに、
高畑充希も
ふんわり
可愛らしい。

第九軍団のワシ(2010年製作の映画)

4.4

遥か遠くまで
見定める
鷲のように、
彼らは、
彼らの未来を
淀みなく、
見つめたのだろう。

ジャングル ギンズバーグ19日間の軌跡(2017年製作の映画)

4.2

ちっぽけで
臆病で
頼りなくて、

だけど、

強くて
狂えて
逞しくて。


地球上で
生きている
その意味を
教えてくれる、
そんな映画だ。