ハミングバードさんの映画レビュー・感想・評価 - 97ページ目

ハミングバード

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日本列島(1965年製作の映画)

3.5

敗戦直後の日本には沢山の未解決事件があった様だ。社会派熊井啓監督が1965年に撮った作品。教科書等で知っている事件についても連合軍、アメリカの関与を匂わせる内容になっています。今になって思えば、その>>続きを読む

ロンメル ~第3帝国最後の英雄~(2012年製作の映画)

3.6

ナチスドイツ敗戦間近の時代の英雄ドイツ国防軍、ロンメル元帥の自決までの物語。ヒットラーに心酔した英雄ロンメルが、親衛隊主導のユダヤ人虐殺には反対の立場をとり連合軍のノルマンデイ上陸を阻止することに失>>続きを読む

友よ、風に抱かれて(1987年製作の映画)

3.9

 ベトナム戦争を扱った映画が最も増えた80年代後半に、コッポラが撮ったベトナム反戦映画。実戦場面が無く所謂戦争映画ファンにはマイナーとされているが、戦友の息子を戦場へ送らなくてはならない軍曹二人のベト>>続きを読む

共謀者(2012年製作の映画)

3.9

 都市伝説の様にしか知識が無かった、中国、韓国の臓器売買の犯罪をリアルに映像化。騙す者、騙される者、騙したと思って騙される者、そして必死の思いを利用される罪なき人々たち。おまけに中国という外国で賄賂で>>続きを読む

ロボコップ(2014年製作の映画)

3.5

ロボ・コップと言うより、政府も武器産業もマスコミも、そして兵士(警官だけどね)の家族もみーんな良かれと思ってやってるらしいんだけどいつも結果はなんか利己的なアメリカを皮肉って見えるから、ヒューマン・>>続きを読む

キック・アス(2010年製作の映画)

3.6

ヒットガールは強くて可愛い。そしてそれなりに面白い。
 アメリカ人は常に“ヒーロー”を求めている。小さい頃からヒーローを扱うアメコミで純粋培養されているが、この国のヒーローは必然ではないか。所謂、国民
>>続きを読む

キック・アス ジャスティス・フォーエバー(2013年製作の映画)

4.1

行き過ぎた子供の遊び心も大人になるとそうは行かない。子供時代を父親との訓練に捧げたヒットガールも父親から普通に愛されてもやしっ子に育ったキックアスも学園生活をサバイバルした後には大人になる。アメリカと>>続きを読む

大脱出(2013年製作の映画)

3.9

 難攻不落の凶悪犯専用の刑務所に、送り込まれた脱獄のプロとそしてその男を手配した本当の理由とは。お約束の様に、サディステックな刑務所の所長や凶暴な看守と凶悪犯同士の友情等見所満載の脱獄エンターテイメン>>続きを読む

ソルト(2010年製作の映画)

3.5

 冷戦終結後の仮想敵国がロシアというのも久々の気がするけど、そんなことどうでも良い位にアンジーのアクションが満喫出来る作品です。この映画、昔観たんだけどTVで改めて観てみてやはり何重ものスパイが沢山出>>続きを読む

ダブル-完全犯罪-(2012年製作の映画)

3.5

 奇妙なバディ物と言って良いかも。捜査官と被害者?の元妻の新聞記者。事件を追って二人が真相に近づいていく様子を楽しむ作品。二人の掛け合いは軽妙で楽しい。しかしながら事件の真相は案外、ありきたりです。面>>続きを読む

暗殺の詩/知りすぎた男どもは、抹殺せよ(1973年製作の映画)

3.9

“何か”を知りすぎた為に政府から精神病院に隔離された逃走男。そしてその男を匿う古城に住む夫妻。男を逃がす為に三人は共に行動するが、“何故、逃走を助けるのか”という三人の明確な合意が無いので微妙にお互>>続きを読む

アメリカン・パイ(1999年製作の映画)

3.5

ポーキーズシリーズを思い出したけど、高校生のアホたちは何とも言えずスポーツと同等な爽快感を感じる。最初に、いつの時代もと書きはじめようと思ったが、最近の高校生はこんなアホな奴等が減少した様に思える。>>続きを読む

ある愛へと続く旅(2012年製作の映画)

4.0

 代理母で息子を授かり16年。イタリアに住む女性の元にサラエボの旧友から一本の電話が来る。そして反抗期にある繊細な息子を連れてかつて大学生時代に過ごしたサラエボに旅立つ。時代はサラエボ紛争の時代。その>>続きを読む

ガーディアン(2012年製作の映画)

3.8

アフガニスタン帰還兵元特殊部隊の刑事が、政府へも影響を持つ各国紛争地帯へ武器を流す大物相手に、唯一の証人となる孤児の少女を助けるために、たった1人で立ち向かう。正に、都市のランボー&レオン。単純であり>>続きを読む

風立ちぬ(2013年製作の映画)

3.0

 宮崎駿は本当はもっと違う何かを描きたかったのではないのか。そうとしか思えなかった。いつになったら本題に入るのかと期待していたらそのままエンディングでした。『荒井由美のひこうき雲』に思い入れがある世代>>続きを読む

アメリカン・ハッスル(2013年製作の映画)

4.1

 1970年代のこのバカ騒ぎ感がなんとも言えず楽しい。大詐欺師とそのビジネス?パートナーの愛人と本妻そして彼らを取引により利用するFBI捜査官。その誰もがイカれてる。彼らのイカレ方がまた面白い。これが>>続きを読む

FLU 運命の36時間(2013年製作の映画)

3.9

 ベトナム不法移民からの鳥インフルの感染。設定にリアリティがある。そして医療機関と地元の政治家の議論の遅さと現実を把握しない決定の遅さがこういう大感染を起こすのだろう。救助隊の男とシングルマザーの女医>>続きを読む

狼たちのバラード(2013年製作の映画)

2.8

正直に言えば、Vシネマ並みの作品です。恐らく日本のシーンは合成で、あとは日本を真似たセットの中での撮影のクオリティの低さが目立ちます。トホホ(;´д`)

101日(2010年製作の映画)

4.1

 戦争などこの期に及んで未だ他人事の日本とは大違いのクロアチアで製作された映画作品であるということ。予告編の宣伝による誤誘導により賛否両論の様子。故に、ネタバレになる内容については触れませんがシチュエ>>続きを読む

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン(2011年製作の映画)

3.9

 女性版“ハングオーバー”の評判に今まで未鑑賞でしたが、観てみると主演のアラフォー女優クリステン・ウィグの一人部隊のほんのり出来る女性応援歌でした。女性たちの次から次へ出る下品な台詞にひく人もいるかも>>続きを読む

銃殺(1964年製作の映画)

3.7

 人間が戦争を行うためには軍隊が必要となりその戦法もさることながらあらゆる規律により統制されることになる。戦地に向かわざる負えない者、志願する者の混在の中負けられない戦いに挑む。負けるイコール戦死ある>>続きを読む

伝説のロックスター再生計画!/寝取り男はロック★スター(2010年製作の映画)

3.7

デブの男優ジョナヒルは憎めない。こういう部下か友人が欲しい。いじり倒して楽しい奴の典型。なんというか、おデブさんに癒されたコメディでした。しかし、この作品がスピンオフとは知りませんでした。

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.0

この平和日本に生きていると、死刑制度にまで問題意識を巡らせることが出来るのは一部のインテリしか居ないはずだ。死刑制度とは何か?それよりも死刑判決に至る法律の闇は存在するのか?せいぜい我々はその一歩手>>続きを読む

ドラッグ・ウォー 毒戦(2012年製作の映画)

3.6

 香港警察の潜入捜査を描いた香港アクション。お馴染みジョニートーに望むものは、激しい銃撃戦のみ。迫力があって見応えがあるその銃撃戦は後半に用意されています。特徴のない顔の香港俳優は見分けが付けにくいで>>続きを読む

デンジャラス・バディ(2013年製作の映画)

4.0

メリッサ・マッカーシーとサンドラ・ブロックのコンビが面白い!女性のバディ物は珍しいけど気分を楽しくさせてくれる作品です。サンドラ・ブロックは今まであまり好きではなかったのですが、イメージが変わりました>>続きを読む

ザ・イースト(2013年製作の映画)

3.6

環境テロリストとにスパイを派遣し企業サイドの利益を、守る企業の存在という発想が普通に出てくるのが欧米らしい。地球温暖化や環境破壊が叫ばれて久しくあらゆる活動が増えたはずだけど、中には自作自演も存在する>>続きを読む

スコア(2001年製作の映画)

3.6

 デニーロ演じるベテラン金庫破りのプロフェッショナルは長年の友人の最期の仕事の依頼と若い共犯者という気持ちが乗らない二つの要素を抱えながら、この最期と決めたヤマに挑む。友人への義理果しながらもと若手と>>続きを読む

スターリングラード(1993年製作の映画)

4.0

やっと鑑賞出来ました。ドイツのロシア侵攻激戦地として有名なスターリングラードでのナチスドイツ軍視点の第二次世界大戦映画です。予想通りに激戦地での悲惨な実体がこれでもかと描かかれます。ラストは“Uボート>>続きを読む

スターリングラード(2000年製作の映画)

4.0

 ナチスドイツとソ連の死闘戦が繰り広げられた、スターリングラードを舞台に、実在のソ連軍伝説のスナイパーを主人公としたドラマ。このスナイパーはソ連軍の英雄であり多くのナチス将校を射止めたらしいですが、ド>>続きを読む

逃走車(2012年製作の映画)

3.3

どうしても、ワイルドスピードのカーアクションを期待する人が多いのか皆さんの評価はかなり低めですが、テレビの二時間ドラマ程度には楽しめる作品でした。設定が、シチュエーションスリラーにも取れ、追い詰めら>>続きを読む

チェインド(2012年製作の映画)

3.0

虐待されれば、虐待を以てトラウマを克服しようとする。人間の悲しい連鎖。しかしながら監禁被害に遭った少年の様に何も教育されずとも善悪の区別をつけることが出来るのも人間。後味が悪い種類の作品ですがサイコ>>続きを読む

LIFE!(2013年製作の映画)

4.5

 世界の歴史を写真ジャーナリズムで報道したあの『LIFE』誌の“写真管理部門”に勤務する男は、デジタル化による効率主義の犠牲となり『LIFE』誌とともにリストラの対象となる。LIFE=人生、そしてその>>続きを読む

ソウルガールズ(2012年製作の映画)

4.2

 失われた世代を経て、アボリジニの4人姉妹はご機嫌なソウルナンバーを引っ提げてベトナム戦争への慰問団へ登場!時代は、ベトナム戦争・キング牧師暗殺とアメリカの暗黒史の時代。アボリジニ差別に留まらず世界は>>続きを読む

ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

4.0

全盛期ですら、F1には興味を持たなかった私ですが、ニキラウダの名前だけは記憶がありました。まず、F1というスポーツが如何に危険と隣り合わせのスポーツかを改めて知り、かつ才能が必要ということを知った。>>続きを読む

新しき世界(2013年製作の映画)

4.1

弱みに付け込まれ潜入捜査官となった男や女たち。非公式任務の中では警察の不条理な命令は絶対である。ストックホルム症候群ではなくとも組織としての善悪とは別の情が生まれること自体人間である以上は当然であるは>>続きを読む

旅立ちの島唄 ~十五の春~(2013年製作の映画)

4.0

南大東島だけでなく離島の春は特別。上の学校に進学するために子供たちが旅立つからだ。ボロジノ娘は世襲制のバンドだ。大学名を冠にしたビッグバンドみたいなもんだ。卒業は必ず訪れる。残されたものたちの寂しさ>>続きを読む