雄八eさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

雄八e

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セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

3.0

オカルトのようで、実際は超自然的なものがいたのかいなかったのかが分からない作りの映画が好きなんだけど、ネタバレにはなるがまさしくこれがそういう映画

自分には無い、おそらく生まれることのない、信仰心と
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コンジアム(2018年製作の映画)

3.0

キャストの怖がり方も顔も良かったし、ジャンプスケアばかりでなくちゃんと怖がらせるのも良かったんだけど、あまりにちゃんとしたオーソドックスな作りすぎて、しばらくしたら内容全部忘れちゃいそう

ゲーム・オブ・デス(2017年製作の映画)

2.0

かなり星三つ寄りの星二つ

カウントが結構な多人数で参加者以外もカウントされる、無関係者を殺す参加者の倫理観を揺さぶられる、ってのが斬新に感じた

が、肝心の大量殺戮は省略するなど、低予算故に設定を活
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新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争(1995年製作の映画)

3.0

ものすごギラギラしてる頃の椎名桔平を
バチボコギラギラしてる頃の三池崇史監督が撮ってる

三池監督の数々の傑作への萌芽は感じるものの、暴力もユーモアも荒削りで、やはり全ては磨かれて作り上げられていった
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X エックス(2022年製作の映画)

2.0

つ…つまんなかった…

「サクラメント 死の楽園」もそうだったけど、タイ・ウエストの映画は本当に中途半端
この映画も「若と老」「生と死」「貞淑と奔放」の対比と、ホラー映画へのオマージュはわかるけど、
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

2.0

面白そうなのに評判イマイチなのも観たら理由がわかった
トラウマ級の結末ってアオリ知ってたらもっとつまらなかったかも

全体的な意図は分かるけど、80年代、ジュブナイル、サスペンス、そして結末とどれも中
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血みどろの入江(1970年製作の映画)

3.0

ジャーロとかスラッシャー映画の歴史全然知らないんだけど「これ「13日の金曜日」じゃん!」となったぐらい、初代13金の全てが詰まってる

これをいきなり見せられたら確かに衝撃だよなぁ…

パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.0

どうしても「恋はデジャ・ブ」と比較してしまうが、本作は完成度は非常に高くまた「恋はデジャ・ブ」も古い作品のためリメイクやリブートではないにしろ、同じテーマ、作風の映画もこうして作られるべきなのかな?と>>続きを読む

花の詩女 ゴティックメード(2012年製作の映画)

2.0

擬人化されない、ギミックの集合体としてのロボの動きや、音響などは良かったが
思ったほど映像美を感じなかったし
意図的とはいえ話がシンプルすぎてあまりに物足りない

このままのクオリティで物語の大半が戦
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悪人伝(2018年製作の映画)

3.0

めちゃくちゃ面白かった

悪人が主人公だと最も悪い奴が出てきて悪としての筋を通せ、みたいになるのが、まぁ大筋そうなんだけど、マドンソクさんが最後まできっちり悪人でした

刑事までが正義感が暴走する悪人
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ある用務員(2020年製作の映画)

3.0

阪元裕吾監督作ながら、氏の独特のカラーや空気感を殺してVシネ風に仕上げてる
最も個性的な殺し屋勢や挟まれるブラックユーモアは阪元監督らしさを感じる

意識的だと思うが、ベースの話自体はありきたりなVシ
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消された女(2016年製作の映画)

2.0

実話を元にと言いながら思いっきりフィクションまみれな韓国人あるある映画

ラストの大どんでん返しのために整合性は一切ないし、設定が荒唐無稽すぎる

何故これを観たいリストに入れていたのか謎

11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち(2011年製作の映画)

2.0

若松孝二監督の描く三島由紀夫ってどうなんやろって思ったけど、低予算なのはともかく画に全く迫力がないのはこれは

井浦新の演技にも響くものがなく

家族も同性愛も内面もなんなら政治的視点も描かれず
結局
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シェラ・デ・コブレの幽霊(1964年製作の映画)

3.0

噂に尾鰭のついた幻のホラー映画だけど、期待していた内容とは違って割と上品なミステリーだった
本来はテレビシリーズのパイロット版ということで納得

ただ幽霊のビジュアルは当時としてはかなり怖いと思う

チェイサー(2008年製作の映画)

2.0

犯罪に巻き込まれる理不尽さとか
不甲斐なさからの無力感とか
描きたいことは分かるんだけど、どこにも感情移入出来なくて全くノレなかった

あとはまぁ韓国バイオレンスのお約束の警察と市長のクズ描写が、犯人
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.0

悪評よりは誠実だったけど
評判通り中盤で息切れしたんだなって

ゴア描写が目的の映画は苦手なんで、そのギリギリのラインなのはともかく、中盤からは何がしたかったのかよくわからない

ゾンビ映画とはまた違
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ルック・オブ・サイレンス(2014年製作の映画)

4.0

ドキュメンタリーながら時系列も含め、非常に意図的なものを感じる
それほど終盤での加害者家族の
じゃあ私たちにどうして欲しいの?
という問いが重い

前作だけだと悪を断罪で終わっていたのに、被害者視点で
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アクト・オブ・キリング(2012年製作の映画)

4.0

「アクト・オブ・キリング」
⭐️⭐️⭐️⭐️

まさかこんなに恐ろしい映画だとは思わなかった

そして暴力や恐怖、死を娯楽として楽しむ映画を観ることに対しての罪悪感をここまで叩きつけられるとは思わなか
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気球クラブ、その後(2006年製作の映画)

3.0

悔しいけどめちゃくちゃ良かった

監督の性犯罪を知った後に観ると色々穿った観方をしてしまうけど、二十歳前後の性的な部分も含めた友人関係の、あの、あの雰囲気を、空気感も含めて描いているのが

何故園子温
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トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

3.0

「トップガンマーヴェリック」
⭐️⭐️⭐️

ものすごい評判なので期待値を上げすぎた分かなり冷静に観た

緩急や布石回収が実に80〜90年代的
違うのは憎まれ役がいい奴になるのと、ロマンスの相手が昔の
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ビヨンド(1980年製作の映画)

3.0

昔はビデオ屋に必ず並んでてパケ写と裏の半分飛んだ頭は親の顔ほど見たんだけど、なんかイマイチそうで手を出さず

当時手を出さなかったのは正解
あの時観てたら死ぬほどつまらなかっただろう

今観るとラスト
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女神の継承(2021年製作の映画)

2.0

長い

確かに最後の最後のオチは良かったけど、終盤までの雰囲気重視から終盤突然のウルトラゾンビ映画化のギャップの酷さとか、実は何が起きてたかも含めて前フリが長すぎて、90分ぐらいにしとけば良かったので
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グリーンバレット(2022年製作の映画)

4.0

やっぱり阪元裕吾監督は相当な手腕の技巧派なんだなと再確認
正直「ミスマガジンのメンバーで撮ります!」と聞いた時は不安しかなかったけどこれほどまでにキャストを魅力的に描けるとは

てか阪元監督はインディ
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.0

話を全く知らないで観たら結構楽しめた

基本的に僕はサスペンス系の作品のリアリティラインが気になるんだけど、本作は悪意の向き方が好みというか、荒唐無稽さがいい意味で振られてるというか

徐々に明かされ
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ワイルド わたしの中の獣(2016年製作の映画)

2.0

全然獣姦変態ものではなく抑圧から解放されようとして野生動物と共生しようとする人の話

ただ狼監禁して懐かせたり、 部屋追い出されたあとは狼の真似事したりと、行動が本質ではなく表層をなぞるだけなあたり、
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ヒストリー・オブ・バイオレンス(2005年製作の映画)

3.0

とても良かった…

舐めてた相手が殺人マシーンもの、だけど
イジメや強盗、脅迫に対する暴力も、徹底的に単なる暴力として描かれていて延々と不快感がつきまとう
僕の好きな暴力描写
他作ならハッピーエンドな
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タイム・アフター・タイム(1979年製作の映画)

3.0

展開など多少引っかかるところはあるものの公開年からするとかなり凝ったSF映画の佳作
当時のアメリカの様々な社会背景とHGウェルズの著作や思想を絡めた設定は面白い

マルコム・マクダウェルがとても魅力的
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葛城事件(2016年製作の映画)

4.0

まぁ完全に三浦友和のための映画ではあるんだが、それでもその演技力に引き込まれてしまう

一番誇張されたキャラが田中麗奈で、最悪な人間と家族像ではなく、本当にどこかにいそうな家族を描いている、誰もがどこ
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犬神の悪霊(たたり)(1977年製作の映画)

2.0

予想はしてたけどやっぱつまんなかった
東映にしては上品だけど
東宝ほど完成度は高くなく
松竹ほど陰湿でもない
ATGやロマンポルノの熱量もなく
石井輝男監督や牧口雄二監督のようなパワーもない
どれも中
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ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

1.0

恐竜共存世界もブルーも描かない
恐竜を自在に操れる魔法があるのにリアル社会よりも甘いセキュリティ
既存キャラ登場の必然性がない
アクションがつまらない
何より話そのものがあまりに貧相で何故最終作でこの
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心霊写真(2004年製作の映画)

2.0

レビューなどからじわじわ雰囲気ホラーかと思ったら、ガッツリジャンプスケアでゴリゴリ貞子コピーものだった

それなりに捻りもあるし演出そのものは丁寧だが、劇場側の調整もあるのかとにかく驚かせる時の音量が
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希望と絶望 その涙を誰も知らない(2022年製作の映画)

2.0

日向坂ファン以外には全く楽しめないのはともかく、理不尽な運営とそれに反発するメンバー描写があからさまに作為的で

タイトルや予告ほどメンバーの確執などもなく、ただただ仕事のしんどい裏側を見せてるな、的
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ソー:ラブ&サンダー(2022年製作の映画)

3.0

タイカ・ワイティティ監督続投で期待したのだけれど、要所要所でアガる要素はあったものの前作ほどノレず

エピソード豊富ではあるけれど全体として散漫とした印象を受けてしまった

恋は光(2022年製作の映画)

4.0

本当に素晴らしかった

全体的な話の展開としては特に目を見張るものや面白いことはないものの、キャラクターの会話劇と魅力と演技で最後まで引き寄せ続けるのは、さすがの小林啓一監督

単純に(今風に言うと)
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宇宙戦士バルディオス(1981年製作の映画)

2.0

TV版未観
設定の骨子はきっちりSFで当時としては相当良いと思うのだが、メロドラマの部分がどうしようもなく古さを感じる
ラストのポエムは本当に恥ずかしい

ロボットに対しても照れがあるようで出番は2回
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ベン(1972年製作の映画)

2.0

「ベン」
⭐️⭐️

ガキの頃観てはいなかったが本などで全てを知っていた「ウイラード」の続編
子ども心に続編なのにタイトルが全く違うってカッコいいなって思ってた

内容としてはショックシーンは増えたも
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