はやしさんの映画レビュー・感想・評価

はやし

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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.3

男性は恋愛を引きずる 女性は現実的に次に行く そんな話だと思っていたけどもっと濃い内容の映画だった。
人の感情は単純ではない。満たされてると見えても水面下では何を思っているかわからない。本作は、一見豊
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21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.8

考えるな、感じるんだ!を地で行く映画。5分に1回以上の頻度で笑わせにくるので久々に頭を空っぽにして観れる作品でした。ちなみにネタはかなり際どめ(というかアウト)です。

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

18年越しの続編に抱いたあまりに大きな感情に、どんな気持ちで向き合えば良いのか分からず余韻を味わっています。
音楽の使い所も最高で、不意打ちでミーティアが流れた時には涙しそうになりました。
多くの方が
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ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

キャラクターと世界観の再現がすごかった。北海道の大自然は美しいし、グルメは美味しそうだし、ゴールデンカムイをあますところなく味わえた。
最後は白石とも合流し、これから3人で始まる冒険にわくわくしながら
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⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎(2023年製作の映画)

4.0

横溝正史とトリックを足して二で割った世界観でした。ホラー要素が強めのバディもの。
因州村、ともよく言われているけれど、そこに戦後の経済成長の闇が絡んで結局一番醜く恐ろしいのは人間の欲望だというお話なの
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

今、X Japanの紅を聴きながらこのレビューを書いています。
狂児とは見かけは似てない綾野剛が限りなく「狂児」で役者さんすご…となった。岡くんは終始「岡くん」でした。間の使い方や雰囲気が絶妙✨
カラ
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.3

ストーリーはギリギリ理解できた(?)けれど、台詞のひとつひとつの意味がどうにも理解できなくて…。映画というよりは演劇を見ているような感触だった。
トイのような砂漠の街のセットやカメラワークのセンスはい
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.8

前作のナイル殺人事件が「ううむ…」という感じだったのでちょっとはらはらしながらの鑑賞だったが、今作は面白い!
最後まで誰が犯人か分からなかったし、全員が事件や動機に絡んでいてキャラクターの印象も深い。
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キャラクター(2021年製作の映画)

4.0

夢中で引き込まれたという点では今年一番の映画かも。
両角の狂気ぶりサイコぶりが作品を不気味に盛り上げていて、話の雰囲気作りは最高だった。
最後の山城と両角の対決の場面は山城の本性が出たという事?明らか
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.5

カメラワークや独特の間の使い方など、ボトルロケッツよりはだいぶウェスアンダーソンみが感じられた。不思議な雰囲気は少しグランドブダペストホテルっぽい。

アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

3.3

ウェス・アンダーソン監督特集を見て視聴。初期作品ながら随所にらしさを感じた。ラスト20分の疾走感は爽快で、全てはここに着地するための前奏のようなものだったのだなあと思った。

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.5

難しかったけれど、少年の冒険成長譚として見れば直感的に楽しめた。
アニメ映画は新進気鋭の若手中堅監督のいろいろな作品があるが、やはりジブリは実家のような安心感があって良いなと思った。

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

4.0

今年一番で心に残る映画になりそうだなあと感じた。
光を取り入れた芸術的なシーンがたくさんあり、料理の場面は本当に美味しそうで、五感に訴えてくる魅せ方が好きだなあと思った。
主人公のサマイが現実に直面し
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異動辞令は音楽隊!(2022年製作の映画)

3.5

成瀬役の阿部寛の演技がハマっていていい味を出していた。見ると元気になれる映画。

オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

もっと多くの人に見てもらいたい映画です。
 
社会派要素の多いリメイク元の映画「幸せなひとりぼっち」よりコメディタッチの描写が多く、お隣さんの事情に次々と巻き込まれる様子にはクスリと笑えてしまう。猫も
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流浪の月(2022年製作の映画)

4.0

どのシーンも画を切り取ると美しい!町も公園もカフェも部屋も湖も、全て計算し尽くされて映像になっているような気がした。静かなピアノの音楽が映像と相まってよきでした。

役者の演技も素晴らしい。特に亮のD
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ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

マリオだった。とても、マリオの世界観を体現した90分だった。
横スクロールをリスペクトしているのか、横スクロールの絵面でのギミックが随所に見られたように思う。もちろんそれに限らず過去作のオマージュは多
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.3

奇怪な展開、難解な用語の連続に頭がおかしくなりそうだったが、結局は「家族に向き合う」がテーマと理解して良いのだろうか。とてもシンプルにこの話を捉えた結果、ようやくこの映画の意図がすとんと落ちたような気>>続きを読む

ストックホルムでワルツを(2013年製作の映画)

3.5

歌手の女性のサクセスストーリーかと思いきや、欲しがるあまり結局何も手に入れることのできない女性の物語で見ていてとても辛かった。上を目指し続けることが幸せではないと考えさせられるあらすじが印象的だった。>>続きを読む

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ワンピースはアラバスタ編までしか読んでおらず、観ても分かるか不安だったけれど、本作は終始ウタという女の子の物語でありあまり問題はなかった。

アニメはグランドラインに入る頃までしか見ていなかったので、
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エンパイア・オブ・ライト(2022年製作の映画)

4.0

エンパイア劇場の屋上にヒラリーとスティーブンがいて、ニューイヤーの花火が打ち上がるシーンがこの映画の最高潮でした。そこに至るまでの2人のいい感じになっていく様子や、静かな情感たっぷりの映像と音楽が素晴>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.3

映像や音楽や演出など世界観の雰囲気作りは良かったが、主人公の行動に共感できず、少し長く感じられた。

博士と彼女のセオリー(2014年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

スティーブンを支えるジェーンから深い愛情と献身を感じ取っていたので、彼が介護士と生きる道を選んだことは割と青天の霹靂だった。ジェーンにこれ以上負担をかけたくない、という彼の気持ちを差し引いても。
最後
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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.8

お金や成功が全てだと思っていた主人公が、他にも大事なものがあると気づく物語。文字にしてしまえばありふれた物語のように思えるが、テンポ良く飽きずに鑑賞できた。クスリと笑える台詞まわしが多いのもあるのかと>>続きを読む

ルーム(2015年製作の映画)

3.5

閉じ込められてる日々の閉塞感からの何がなんでも脱出するという決意には鬼気迫るものがあり、グイグイと引き込まれてしまった。
脱出後の母親の心情も胸に迫るものがあり、一度破壊された日常はなかなか帰ってこな
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mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

3.5

クールなものに憧れて、背伸びをしたり悪ぶってみる、未熟さの残る少年の織りなすドラマという印象。最後は唐突に終わった感はあるけれど、主人公の未来が決して暗いものではないと示されているようですよかった。

希望の灯り(2018年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

みんなの支柱のような存在であったブルーノが、自分の希望の灯は見つけられなかったのだと思うと切なかった。
台詞も少なく淡々とした雰囲気だけど、ほんのりと記憶に残る作品。

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

3.8

乙骨憂太の「純愛だよ」を聞くために何周もしている。

かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

中学生くらいの時に癒えなかった傷を抱えた人に、「あなたは間違っていない」と全肯定を与えてくれるような映画。一歩一歩進もうとする主人公の再生の過程は苦しくも優しい人に満ち溢れていて、それだけに孤城メンバ>>続きを読む

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

4.0

どんなに讃えられようと、マーヴェリックの人生にはグースの死が影を落とし続けたのだなと実感。
前作をなぞる演出や音楽が素晴らしかった。また劇場で見たい📽

トップガン(1986年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

アクションものと見せかけて、結構ヒューマンドラマの要素が強くて面白かった。
戦争ものだと思っていたらメインは訓練生の話で、空軍じゃなくて海軍の話だったのも予想と違った。
常に夕日を背景に機体が飛行して
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ラブ・アクチュアリー(2003年製作の映画)

4.0

見て皆がハッピーになれる、そんな映画。
叶った恋も叶わぬ苦い恋も全部込みでとても暖かい。クリスマス🎄前に見たい一作に押したい。

THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.0

まず思ったのが「こんなクオリティの高い映画を2000円そこらで見ても良いのか⁉️」ということ。
とにかくバスケの試合がリアルで動く。動く。動きまくる。そこに乗せられた音楽も最高にクール。ひとりの人物に
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