もち米チマキさんの映画レビュー・感想・評価

もち米チマキ

もち米チマキ

2018.3.1〜

18歳♂
ミーハーな映画好き。
ジャンル色々、国も色々、年代も色々
強いて言うなら映画内の反復が好き。

グロテスク、エロティック描写についての注意喚起タグ
見易さについての敷居タグを使用。
全部主観ですがよかったら参考にしてください。

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映画(70)
ドラマ(0)

詩人の血(1930年製作の映画)

4.2

映研の特別講習【編集回(1)】で2話だけ鑑賞したのが面白かったので、そのまま先輩から借りて鑑賞。これも「ビリディアナ」同様TSUTAYAには置いてない作品。
先輩の家どうなってんだろ(^^;;


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モダン・タイムス(1936年製作の映画)

3.8

【機械に動かされなくとも人間は動けるのだ】

初チャップリン。

社会風刺といってもチャップリンのコミカルな挙動が魅力のマイルドな喜劇が主軸なんだろうなんて思っていたら、豚ダッシュという開幕マッハパン
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君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.9

【胸の中にある愛だけは鋳直されず】

夏の北イタリアの避暑地という舞台は言うまでもないが、衣食住、排泄、睡眠、性行為といった人間の原初的な営みの豊潤な描写や悪人のいない平和な展開、ブラックボックスでも
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ビリディアナ(1960年製作の映画)

4.6

【十字架は傾ければ✖︎になる】

僕の師匠である先輩から貸してもらったDVDで鑑賞。たぶん貰ってなかったら当分観ることなかった作品なので感謝、感謝。予備知識が本当に0の状態で映画に対峙できる機会って今
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転校生(1982年製作の映画)

4.4

【やっぱ自分に「さよなら」なんてできない】

「君の名は。」の元ネタになった作品として少し話題になりましたが、僕からするとやりたいことが両者でだいぶ違い過ぎてそんな風には思えませんでした。この作品を観
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ラブレス(2017年製作の映画)

4.0

【愛のために人があるのではなく、人のために愛があるということ】

ロシア映画初心者の僕ですが、ロシア映画といえばっていうキーワードが自分の中には一応2つあって、その1つが【キリスト教】。固定観念みたい
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蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

-

授業にて鑑賞。

初トーキー?のくせして、意気揚々と口笛吹きながら蒸気船を運転するミッキー張りに、余裕かましてその表現を乗りこなしている!既にそのサウンドデザインのクオリティは現代で考えても最高峰って
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プレーン・クレイジー(1928年製作の映画)

-

授業にて鑑賞。

ミッキーの作った飛行機は結局試作品のまま羽ばたかなかったが、その作品はしっかりアニメ映画として成立している、というかし過ぎている。まさかモノに生命を与える前に、生命をモノにしていたと
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サイコ(1960年製作の映画)

4.3

【犯人は誰なのか】

実は初ヒッチコック。
なぜ観てこなかったのかと非常に後悔。。。正に映画の教科書みたいな映画なんだけど、今観ても充分過ぎるくらい面白い。あと勝手に「犯人は誰なのか?」みたいなミステ
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.6

【厳格に整えられた奇妙キテレツホテルの変】

大学に入ってようやくフィルマークスだけじゃなく、現実世界にも(フィルマークスも一応現実世界ですが笑)ちゃんと映画好きがいるのだと肉眼で確認した僕。当然、彼
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水をかけられた散水夫(1895年製作の映画)

-

初の起承転結がある映画であり、初のコメディー映画じゃないでしょうか。今の時代でも十分通じるギャグです😀
実写で耳を掴んで、お尻ペンペンする人を観たのはもしや初かも...

きっと、いい日が待っている(2016年製作の映画)

4.1

【背が伸びるにつれていって、いい日の意味も変わっていった】

本作以外で、自分が観たことあるデンマーク映画といえば「ヒトラーの忘れ物」くらいしか浮かばない。だからデンマーク映画には、ロマンポルノにある
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HOUSE ハウス(1977年製作の映画)

4.3

【自分ちだもん、やりたい放題しますよ】

初大林ワールド。

まず最初に言わせてください。



とにかくぶっ飛んでる‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
この人は現実世界を生きたことがないんじゃないのか⁉︎
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

4.9

「恋愛に並走はない。が、故に愛おしいのだ」

別に台湾映画に詳しいなんて口が裂けても言えない僕だけど、台湾映画って重たくて暗いイメージが強い。そんな中で中学生の瑞々しい青春模様を爽やかな筆致で描くこの
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工場の出口(1895年製作の映画)

-

映研の講習会にて、一年生それぞれがスマホ片手に世界最古の映画をユーチューブで鑑賞。
兄弟、凄い時代になりましたよ!

それぞれが活き活きとした様で出口から出て行く場面を最初の映画にした背景には
「ここ
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天使のはらわた 赤い教室(1979年製作の映画)

3.7

【人に堕とされ、自らも堕ちる女のもののあはれ】

初ロマンポルノ。
学校のav資料室の「av」の文字が違う意味にこの視聴時間の間は変化していたに違いない。職員さんにこの映画のパッケージを見られるのが内
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.8

【スクリーンとは人間の恥部さえアートに変える思いやりの聖域だ】

舞台となる現代美術館の名キュレーターである主人公のクリスティアンがソファーの上でだらしなく寝転がる姿を映した冒頭のシーンから既に秀逸。
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ゲームの規則(1939年製作の映画)

4.5

【恐ろしいのは、人間誰しも言い分があるってことなんだ】

鑑賞の経緯が映研の先輩からの勧めで鑑賞したということと、有名な映画の古典ということもあって、1回目は勉強するようなつもりで変に身構えてしまい面
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ラ・シオタ駅への列車の到着(1895年製作の映画)

-

「構図ガァー」
「アクションガァー」
って熱心なことを言うのは個人的には憚られるのだけれど、つい最近、初めて映画を作る体験をした僕には興奮するものが正直にありました。

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

3.4

【キングコング様】

まず普通に楽しい。
最初のシークエンスの追いかけっこからのキングコングの登場シーンには思わず「おぉっ!」ってなったし、ラストバトルなんかガンガンCGのくせに人間臭くて最高じゃない
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愛・アマチュア(1994年製作の映画)

4.6

【感覚と意味の間が埋まらないアンニュイな世界】

ハートリー三作目。
奇天烈な登場人物とチグハグな世界観・世界認識が織りなすアンニュイな作風が貫徹されているのは分かったけど、本作が一番ぶっ飛んでると思
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レスラー(2008年製作の映画)

4.5

【観客からの歓声が血肉となるとは】

仙台で本日、平昌オリンピックの男子フュギアにて見事金メダルを獲得した羽生結弦選手の祝賀パレードが行われたというニュースがありました。遅ばせながらというか、そもそも
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3-4x10月(1990年製作の映画)

3.0

【バットの使い方が分からぬもんで】

北野武の我流模索の実験映画。

ツッコミみたいな暴力と間
無意味でシュールな反復
添え物みたいな女たち
日常にある暴力装置
花と海のあしらい
不敵な笑みたち...
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KIDS/キッズ(1995年製作の映画)

4.9

【若者にとっちゃその瞬間こそが全てなんだ】

自覚的に時間を描く筆致、アメリカのレトロなティーンカルチャー描写が大好き。特にリンクレイターの映画は大好物で「バッドチューニング」なんか最高!
それ故に、
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映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ(2016年製作の映画)

4.1

【消費の都市東京で愛を求める人々よ】

子供のころに見た横浜のベイブリッジの夜景が忘れられない。家族連れ、カップルなどの大勢が【キレイなもの】を見に集まっていた中、僕は純粋にはその美しさを甘受できずに
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ダゲレオタイプの女(2016年製作の映画)

3.7

【死は静であり、そこに美宿る】

「ダゲレオタイプの女」という題とジャケットからして、相当静謐な雰囲気で描かれる作品かと思っていたので、そのギャップから結構展開に富んでいたなぁという印象強め。撮影場面
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アギーレ/神の怒り(1972年製作の映画)

3.3

【狂気の極北を目指して】

ハリルホジッチ監督解任で揺れる日本サッカーですが、アギーレ監督解任の衝撃も忘れるなということで本作を鑑賞しました。冗談です笑

人間という野性の故郷であるジャングルへの際涯
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恋恋風塵(れんれんふうじん)(1987年製作の映画)

4.4

「葉巻薫せ風向きに気づく/淡い青春」

冒頭のシーン。
一面暗闇の中、画面中央に何かを反射してプワプワ若草色に輝く水滴のような光が見える。なんだろうと見つめていると、微かに「タタンッ、タタンッ...」
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

3.8

【正義はゆっくり募り、突然として巨悪を討つ】

如何にもアメリカンな社会派ドラマ‼︎
過程に重きを置き、成果はさりげなくっていうクールなその筆致が大好きなんだ!
スピルバーグ作品には某恐竜映画、某宇宙
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スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

4.7

【近未来(⁉︎)プロパガンダ映画】

世界観と世界認識っていうのは混同されがちだけど全然違う。シナリオにおいてその2つを分けて考えるのは必須でしょう。(あくまで素人の意見です)

例えるなら
世界観=
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シングルマン(2009年製作の映画)

4.5

【死ある故に命美し】

凶悪犯罪を犯した死刑囚すら、己の死、刑の執行日には仏のようになるらしい。なんでも全ての感覚が研ぎ澄まされ刑務官の足音にまで感じ入るそう。

本作は自殺を志願する同性愛者の大学教
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ゴースト・ハンターズ(1986年製作の映画)

3.9

【人間よ、ヒステリーであれ、馬鹿であれ】


細かいことが気になる人にとっては地獄のような作品

「なんでその攻撃を使わないんだ!」

「乱闘シーンでさっきの人が変わったぞ!」

「会うのたったの2回
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霧の中の風景(1988年製作の映画)

4.8

【地平線は何処までも同じ距離で】

初アンゲロプロス。
彼の作品の中では一番予備知識不要と聞いて入門したは良いものの、次の作品には気軽に手が伸びなさそう、、、久々に心にズシンと来ました。


「はじめ
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ハート・ロッカー(2008年製作の映画)

4.4

【偉大な破壊に飢えて】

戦争映画のあるべき姿って色々あると思うんだけど、自分の口で戦争は悲惨だ定義するのではなく、あくまで【道徳なき戦闘】として戦争を描写し、観客に道徳の定義付けを委ねるべきってのが
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

4.1

【理想と幸福における現代の贅沢な葛藤】

タイトルが
「アメリカン・ビューティー」だし
ジャケットもなんかお洒落だし
アカデミー賞作品だし
てっきり心温まる話かと思いきや
未成年への性欲
家庭崩壊
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ザ・フライ(1986年製作の映画)

3.9

【究極の難病恋愛ドラマの金字塔】

昨年「君の膵臓を食べたい」という映画が若者の間で大ヒットしたそう。どうやら膵臓の病を患った少女と冴えない男子の切ない青春を描いた難病恋愛ドラマらしい。僕の周りにもそ
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