にいいぃぃぃさんの映画レビュー・感想・評価

にいいぃぃぃ

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映画(920)
ドラマ(7)

結婚(1964年製作の映画)

3.0

この監督は多分躁鬱なんだと思う。フレームから消えるまで惜しみ深く背後を捉え続けるカメラが印象的。三匹の子豚のテーマ。

(1966年製作の映画)

3.5

マジでどうやって撮ってる??
傘の運動に合わせた、顔のアップショットがタイミング、カメラの寄り共に良い。

ピロスマニのアラベスク(1985年製作の映画)

3.0

「脚本 K・ツェレテリ」ってどういうこと?脚本あるなら読んでみたい笑

天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

4.0

冒頭とラストのフリー素材みたいな上空の画と音楽には腰を抜かしそうになるけど、38分なのにちゃんと濱口竜介で、いつものごとく体感時間はあっという間。無料公開ありがとうございます。


小川あんの圧倒的な
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トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.5

財産整理のためにビノシュが青いシャンデリアの部屋に入っていく場面で、彼女の背後しか捉えていなかった被写界が青い壁面という抽象空間を媒介に一瞬で部屋全体に広がる。逆に、オリヴィエと共に協奏曲を手直しして>>続きを読む

話の話(1979年製作の映画)

4.0

全く意味わからないけど、日常の中で知らぬ間に淘汰している“何か”に語りかけられたような気がした。

ストーカー(1979年製作の映画)

4.0

寝落ち回数も含めれば三回目の鑑賞。
見る度に理解が深まる一方で、疑問も深まる。最も確かなのは見る度に面白くなること。初見時(半分くらいで寝た)はチェルノブイリ原発事故への批判が込められている(何処から
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正しい日 間違えた日(2015年製作の映画)

4.5

生きてることが楽しくなる。ホン・サンスでしかない。監督バンザイ。監督って面白い人デスネ。

慶州(キョンジュ) ヒョンとユニ(2014年製作の映画)

3.5

古墳での360°パン、許せてもユニの家から一人帰る朝方のシーンで終わらせるべきで、その後のサスペンスチックな展開は稀に見る蛇足っぷりだった。性機能不全(妻との不和)に悩む男が亡き友との思い出の地を巡礼>>続きを読む

秋のマラソン(1979年製作の映画)

4.0

仕事も女もこなすために始終東奔西走。走ってるシーンが全部最高すぎる。冒頭の花瓶への素早いピン送りは象徴的。とにかく被写界深度の妙に尽きる。キノコ狩りの横移動。とにかく馬鹿馬鹿しくて最低なんだけど憎めな>>続きを読む

戦火を越えて(1965年製作の映画)

2.5

『ルカ爺さんと苗木』がよかったから期待していたけど、馬車の操車が実は、、ってよくある話のオチの撮り方から何か違和感を感じてたら予感が当たった。単純に切り返し、ショット割が巧くない人なんだなぁと。単体の>>続きを読む

名前のない男(2009年製作の映画)

4.0

アスファルトにこびり付いたカピカピ💩拾いには手が擦り切れるほどの精を出せるのに、どうして茶碗にへばりついた麺はほったらかしにするのだろうか。

中国の出稼ぎ労働者の長尺ドキュメンタリーをアテネフランセ
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苦い銭(2016年製作の映画)

3.0

梨を頬張る一家団欒の場で交わされた会話が無慈悲に淘汰され、過去も未来も意味をなさない飽和した今を生きる出稼ぎ労働者達。延々と終わりの見えない労働。得をする者が見えない労働。労働が労働として完結してしま>>続きを読む

霧の中のハリネズミ/霧につつまれたハリネズミ(1975年製作の映画)

4.0

これは掛け値なしでタルコフスキー 、とか言ってしまいたくもあるけどそれ以上にノルシュテインなのだ。勿論その幻想的な描写の数々には息を飲むし、切り絵アニメーションだからこそサウンドデザインの凝りようにも>>続きを読む

アオサギとツル(1974年製作の映画)

3.0

鶴の性別が雄の物語はひょっとしたら初めてかもしれない。二羽の羽色は燻んだ灰寄りの白。それと同じ色をした雨の平原、廃墟は掛け値ありだけどズームと水への意識もあってタルコフスキーの心象風景かのよう。鳥が鳥>>続きを読む

キツネとウサギ(1973年製作の映画)

3.5

これは普通に面白い。子供も観れる。音声付いたのは地味にでかい。キツネどんの溶けた家から出てきた金魚を通してウサギどんの回想に結ぶナラティブとそのアイデアに感動。バケツを起点に牛の突進を三次元→二次元に>>続きを読む

ケルジェネツの戦い(1971年製作の映画)

2.5

ロシアのミニアチュールなんて見たこともなかったけど、背景のヒビ割れもあってか断然テンペラっぽい。建築のパートとか特に構成主義の影響が色濃くて遠近感がないのも大きな理由。照明演出の存在もあってアニメーシ>>続きを読む

25日・最初の日(1968年製作の映画)

3.0

下北沢駅舎の改装工事後に突如として現れた、ロシア構成主義感満載の意図不明なレリーフを目にして爆笑したのを思い出す。最終的に前衛芸術自らの首を絞めてしまうロシア革命を、まさかそのタッチで表現してしまった>>続きを読む

フリークス(怪物團/神の子ら)(1932年製作の映画)

3.5

ストーリーラインは極々ありふれてるけれど、その落としどころが冒頭の予告通り悪寒が走るもので良き。なんとなくゲゲゲの鬼太郎の鬱回っぽい。 

健常者の描き分けが両極で所々いけすかない部分はあれど、33年
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夜よ、こんにちは(2003年製作の映画)

4.0

メタ的と言える「想像は現実的だ」という同僚の男の言葉は、キアラの微かな理性が望んだモロ氏の解放という夢物語と現実のせめぎ合いの中で揺れ動く。突如として聴こえてくる聖歌は、共産主義のアンセムでもありなが>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

4.5

鑑賞二回目。

開幕早々の不自然な赤い色彩のオンパレードと音楽の応酬は何度観てもワクワクが止まらない。ここまで仰々しくまくし立ててくる映画もおそらくないのではないか。有名なテーマ曲中で「ウィッチ」と言
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.0

ポジティブキモい映画といえば、やはり『ミッドサマー』などではなくコレでしょ。ひまわりを使った象徴的なクレジットから漂う腐臭はまさしく傑作の放つそれ。執拗な長回し・ズームなどで露悪的に描くことはせず、眼>>続きを読む

たまもの(2004年製作の映画)

3.5

赤い弁当箱、赤いシャツ、赤いボーリング球。そりゃあ男にも出血大サービスしてもらわないといけないけど、そのラスト5分はないよな〜。ポルノなのに絡みのシーンが一番退屈っていうのも。。なんてボヤきつつも終始>>続きを読む

コロンバス(2017年製作の映画)

4.0

後半ややだれるけど、ショットを重ねることで聞こえてくるモノの声を拾える監督はそうそう居ない。ここ最近じゃ一番期待の新人だと思う。相当計算し尽くされた作品であることは間違いない。今後の期待も含めてこのス>>続きを読む

田園詩(1976年製作の映画)

3.0

いつまでも観てられる、とは思いつつもそこまでハマらず。昨日、代々木公園で昼間中ずっとキャッチボールしてた疲労が祟ってあまり集中出来なかったのもある。カラー作品観てからイオセリアーニは判断しようかと。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

2.5

そりゃ勿論泣いたけど、一方でピクサーの感動の方程式というものが悉く見えすいてしまった作品だとも思った。涙溢しながらながら興醒めするというなんとも複雑な経験をさせてもらいました。

デラクルスというキャ
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エリ・エリ・レマ・サバクタニ(2005年製作の映画)

3.5

「コロナウイルス」、「COVID-19」はたまた「武漢肺炎」なんて名称付けてみて、そんでもってそれで揉めたり色々してるけど、結局そんなものは見えない不安に形を与えて、「安心」に幻惑させる気休めでしかな>>続きを読む

ブロードウェイと銃弾(1994年製作の映画)

3.5

舞台の裏側についての映画なのに舞台の内容は殆ど触れられず、何か呼応することもなくグランドホテル方式で進む形式は面白いし、内容と最高にマッチしている。知名度は低いけど、ウディの中でもなかなかイイ本だと思>>続きを読む

波のした、土のうえ(2014年製作の映画)

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一面に広がる代わり映えのしない土地。脚本にするならば柱はどう区分けしてあげればいいのか自分には皆目検討がつかない。しかし、此処で時間を過ごした彼ら・彼女らには見える界が存在することを作品は明らかに捉え>>続きを読む

シノニムズ(2019年製作の映画)

3.5

第2回 映画批評月間 Mois de la critique vol.2 『シノニムズ』+アフタートーク(ゲスト:五所純子、オリヴィエ・ペール、相澤虎之助)

主人公の視点を照らしたファーストショット
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ルカじいさんと苗木(1973年製作の映画)

4.5

「桃栗三年、柿八年、梨は十五年」

昨日見た『ロングデイズジャーニー』の監督はバスシーンでのオルゴール演出と、葬式場面での予告的な握手の長回しをとりあえず観た方がいい。多幸感で久々に泣いてしまった
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沓掛時次郎 遊侠一匹(1966年製作の映画)

4.0

蒼天と鮮血のコントラスト。迫力のローアングルとクローズアップ。群像と道具の落下によるリズム感のある奥行き演出がキメッキメな遊郭の死闘も、幻想的な河原での合戦も素晴らしいけど、その印象を残すには、嚆矢の>>続きを読む

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