「思い出を思い出した”だけ”」
ロックバンド「クリープハイプ」の尾崎世界観が自身のオールタイムベストに挙げる、ジム・ジャームッシュ監督の代表作のひとつ「ナイト・オン・ザ・プラネット」に着想を得て書き>>続きを読む
「英雄とは何か」
お馴染みコンゲームシリーズの劇場版第3作。今回の舞台は地中海に浮かぶマルタ島。当代随一の腕を持つコンフィデンスマンが受け継いできた「ツチノコ」の称号をかけ、3人が真剣詐欺勝負をする>>続きを読む
「油物は頭皮にくる」
ドラマシリーズの劇場版。原作はよしながふみの漫画。
原作はチラッと見た程度でドラマは未視聴なまま映画に挑んだが、ダイジェスト映像を見てたお陰もあり、あんまり問題なかった。まあ>>続きを読む
「寄せ集めごった煮バイオ」
ミラ・ジョヴォヴィッチ版が完結したのが6年前。新たに仕切りなおして映画化した新生「バイオハザード」。原作的には1&2に当たるので、クリス&ジル、レオン&クレアがメインとな>>続きを読む
「死ぬことで解放…されたりはしない」
「岬の兄妹」の片山慎三監督の最新作。姿を消した父親と、父を捜す娘の姿を描いたサスペンス。
まず佐藤二郎の演技がいつものおちゃらけじゃなく至って真面目な演技なの>>続きを読む
「どんなものでも終わりは来る」
カツセマサヒコによる長編小説デビュー作を実写映画化。監督は松本花奈。飲み会で出会った主人公"僕"と"彼女"は付き合い始めるが、それは長く続かない恋だったというお話。>>続きを読む
「マッチョ達のロードムービー」
齢91歳にてバリバリ監督・俳優している御大クリント・イーストウッドの最新作。落ちぶれた元ロデオスターの男と親の愛を知らない生意気な不良少年が親父の元へ帰るべく旅をする>>続きを読む
「好きだから決着をつける」
時代劇オタクの女子高生が映画制作に挑む姿を、SF要素を織り交ぜながら描いた青春ストーリー。監督は長編映画初デビューの松本壮史。
めちゃめちゃキラキラした青春映画だった。>>続きを読む
「東日本大震災と生活保護」
中山七里の同名ミステリー小説を映画化。監督は瀬々敬久。宮城の職員達が殺された事件を捜査中、容疑者に東日本大震災を被災した人物が浮かび上がる。
いやあ、これは久しぶりにか>>続きを読む
「60年代ロンドンの光と闇」
「ベイビー・ドライバー」のエドガー・ライト監督の最新作。ロンドンに上京するも上手くいかない主人公が、ある部屋を借りて見た夢の中の少女、サンディに影響を受けて徐々に頭角を>>続きを読む
「惰性で続けた決着の時」
潜入捜査官の主人公、玲二の奮闘を描くシリーズの3作目。FINALと銘打っているのでこれにて完結。
正直3作目があったことがまず驚き。前作の終わりを全然覚えてなかったので冒>>続きを読む
「時代が追い付いて抜かしていった」
みんな大好きSFアクションの金字塔「マトリックス」、なんと18年ぶりの続編。公開前は1作目の続編やらリブートやら言われていたが、普通に3作目「レボリューションズ」>>続きを読む
「本当の親じゃなくても」
第16回本屋大賞を受賞した瀬尾まいこのベストセラー小説を映画化。血のつながらない父親と娘の半生の物語。
正直見る前はそんなに期待してなかっただけにやられた。これはズルいわ>>続きを読む
「世の中やっぱイケメンなんですよね」
1961年にも映画化された名作ブロードウェイミュージカル「ウエスト・サイド物語」を巨匠スピルバーグ監督が映画化。
元ネタというか原作を見たことがないガワだけ知>>続きを読む
「切っても切り離せない相棒」
MCUのダークヒーロー、ヴェノムの続編。宿敵カーネイジとの戦いを描く。
前作はヴェノムカワイイがGoogle検索でも出てきたぐらい、最悪な生き物じゃなかったんだが、今>>続きを読む
「マスカレード・ナイト」の続編。お馴染み東野圭吾の小説「マスカレード」シリーズの第3作目が原作。
前作はオチ以外が面白かったと言ってたと思うんだが、今回はオチも含めて面白かった。でも正直前作よりも人>>続きを読む
「このセンス、吉か凶か」
ウェス・アンダーソン監督の最新作はやたら長いタイトル。架空の雑誌「フレンチ・ディスパッチ」の最終号の内容を描く。
いやこれは今まで以上にウェス色が出ているが、それ故に今ま>>続きを読む
「大いなる力には、大いなる責任が伴う(3回目)」
MCU版スパイダーマン3作目。前作のヴィラン・ミステリオの映像でピーターがスパイダーマンだと世界中に知れ渡り、かつミステリオ殺しの汚名を着せられると>>続きを読む
「いつでも見守ってる」
「イヴの時間」の吉浦康裕が原作・脚本・監督を務めたオリジナル長編アニメ。見た目人間そっくりのAI「シオン」が、主人公サトミを「しあわせにしてあげる」とか言って転校してくる、ハ>>続きを読む
「SNSでイキるな」
ここ数作は不評が続いてる細田守監督最新作。仮想世界「U」と現実世界の間で揺れる少女の成長物語、とこう書くと氏の良作「サマーウォーズ」を思い浮かぶが、さて。
結論から言うと演出>>続きを読む
「我々は2人で1人」
最近アクションばっかりだったジェームズ・ワン監督の最新作ホラー。夢で見る殺人事件が、実際に起きてしまうという展開。
めっちゃ面白かったんだが、これホラーなのか。いやまあホラー>>続きを読む
「精神と時のビーチ」
シャマラン監督最新作。時間の流れが急速に早くなるビーチに来てしまった人達によるサバイバルサスペンス。
これは怖い。いつの間にか6歳が11歳になっている成長もヤバいが、腫瘍持ち>>続きを読む
「悪魔のせいなら、仕方がないよね。」
死霊館ユニバース8作目。今回は「エンフィールド事件」以来の久々の本編3作目になる。アナベルとかスピンオフとかで色々やってたけど、我が家に戻ったような安心感?でウ>>続きを読む
「総住民無個性時代到来」
映画化第3弾。世界無差別テロが仕掛けた爆弾を止めるべく各国にそれぞれヒーローが派遣される。
個性を持つものを殲滅して無個性だけの世界にする、と言った超分かりやすい動機のヴ>>続きを読む
「一般人がスパイに!?」
核戦争を回避するべく奔走する男たちの葛藤と決断を描いたサスペンス。実話。
1962年10月、アメリカとソ連の対立は頂点に達し、キューバ危機が勃発したとこから話は始まる。ソ>>続きを読む
「事実は小説より奇なり」
直木賞作家・佐藤正午の同名ベストセラーをで映画化。執筆途中の小説が実際に起きた出来事なのかフィクションなのか、とかいう話。
小説の内容が事実かフィクションなのかを軸にして>>続きを読む
「復讐はほどほどに」
キャリー・マリガン主演による復讐劇。監督はこの作品で長編映画デビューとなるエメラルド・フェネル。
まあ簡単に言えばある男に親友を殺された主人公が、その男に復讐するという流れだ>>続きを読む
「救いのない戦争映画」
日本の原爆開発を背景に時代に翻弄された若者たちの姿を描き、2020年8月にNHKで放送されたドラマ「太陽の子」を、ドラマ版とは異なる視点で描いていく劇場版。故・三浦春馬が出演>>続きを読む
「カタルシス無しの前半戦」
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督の最新作は、デヴィッド・リンチ監督によって映画化もされたフランク・ハーバートのSF小説の古典を新たに映画化したSF作品。宇宙最高の香料を巡って争い>>続きを読む
「過去に溺れる男」
記憶に潜入する男のSF物語。監督はリサ・ジョイ。クリストファー・ノーランの弟のジョナサン・ノーランの妻です。
ノーランイズムを継承してるかどうかは知らないが「インセプション」ぽ>>続きを読む
「良い子ときどき悪い子」
ディズニー&ピクサー最新作。親の前で本来の自分を抑えていることに悩む主人公の少女メイが、ある日突然レッサーパンダに変身してしまう。レッサーパンダってチョイスがなんか面白い。>>続きを読む
「ガバガバ暗殺者」
暗殺者から少年を守るべく戦う森林消防隊員を描いたサバイバルサスペンス。監督は「ウインド・リバー」のテイラー・シェリダン。
うーん、悪くはない、悪くはなかったんだが色々と中途半端>>続きを読む
「狂犬だらけの闘争」
続編。前作から3年後。新人刑事として登場した松坂桃李演じる日岡秀一を主人公に、新たな抗争が始まる。
前作の主人公である大上から、部下でバディだった日岡に主人公がバトンタッチ。>>続きを読む
「あくまでも、万引きは犯罪です」
吉田恵輔監督最新作。スーパーで万引きしたある親の娘が逃げて、スーパーの店長に追いかけられた時に事故り死んでしまったという導入。
これは重い。流石の吉田恵輔作品と言>>続きを読む
「圧巻の生パフォーマンス」
元「トーキング・ヘッズ」のフロントマンでグラミー賞受賞アーティストのデヴィッド・バーンが2018年に発表したアルバム「アメリカン・ユートピア」を原案に作られたブロードウェ>>続きを読む
「死ぬべき時は今」
ダニエル・グレイグ版ボンド、最後の作品。延期に延期を重ねて去年末にやっと公開された。前作スペクター以来、6年経過してるんで話忘れかけてたけど、ちょっと復習したおかげで見てる間にな>>続きを読む