かれんさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

かれん

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誰がハマーショルドを殺したか(2019年製作の映画)

3.5

ドキュメンタリーのはずなのにフィクションを匂わす演出もあって、戸惑っているうちに全貌解明はとんでもない方向に進んでいく。
映画の最後に「…てなことがあったとかなかったとか。」と言われた気分。
真相はい
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マルモイ ことばあつめ(2018年製作の映画)

3.4

細かい時代考証はさておき日本が統治していた時代があり、彼らの言語や名前を取り上げようとしていたのは事実であるから、当事国の視点で観れば居心地の悪さを感じずには居られない。
ドラマとしては愛すべきキャラ
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バルーン 奇蹟の脱出飛行(2018年製作の映画)

3.5

秘密警察の捜査が迫りつつある中での熱気球の制作、脱出決行はまさに命懸けで、観ていられないほどハラハラした。
日本に生まれ育った自分が祖国を逃れたい人たちの気持ちを身をもって理解する機会は少ないけど、現
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在りし日の歌(2019年製作の映画)

4.0

素晴らしい。
非常に丁寧で、なおかつ無駄のない描写で人の営みを見せてくれました。
久しぶりの映画館に足を運んで観る価値は存分にありました。

余談ですが、主演の中国人の女優さんが黒沢あすかさんに激似!

ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ジャンポケの斎藤さんが昔酷いいじめに遭っていたことをメディアで明かしたら苛めた人から連絡が来て、謝られることはなく「名前だけはバラさないで」と言われた、結局そういう人間は変われないと感じた、というエピ>>続きを読む

ザ・コア(2003年製作の映画)

3.0

壮大すぎる規模のSFパニックムービー。とてもヒロイックでザ・USA的。
科学的に正しいのかは知らないけど、地球の中心への旅はまあまあ楽しめます。映像に関しては2003年のCGはこんな感じだったんだ〜と
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アス(2019年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

まったくわかんないな。
アメリカ社会を描いてるということは理解するけど色々無茶すぎない?
クローンと魂が繋がってるのに、地下クローンが逆襲を企ててるのに地上人がなんの異変も来さずに暮らしてるとか、地上
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.2

「デジタルって便利だけど怖いよね!」ということ非常にベタに明快に、しかし飽きさせずに観せてくれる。時間いっぱい楽しめるけど割とあっさり忘れそうな感じ。

残酷で異常(2014年製作の映画)

3.4

邦画タイトルの強烈なインパクトに惹かれて。グロテスクなものを観る覚悟をしてたのに、予想に反してなかなか手の込んだ不思議なSFと精神世界の物語でした。

ヴィオレッタ(2011年製作の映画)

3.3

ヴィオレッタの写真は完全に児童ポルノだし、写真家の母親が脱がす行為は明らかに虐待だけど、実際の写真はファッションと芸術を感じてしまうし、どうしようもなく魅力を放っている。芸術かぶれ故タブーを侵す毒親タ>>続きを読む

スポットライト 世紀のスクープ(2015年製作の映画)

3.3

新聞記者たちが主役であり、記事にするまでの奮闘のドラマだと理解しつつも、スキャンダルの全容の方が気になってしまい、消化不良感が拭えない。
研究者の言葉「カトリック教会の神父の6%が小児性愛者である」は
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ルイ・セローが見た LA美容整形の実態!(2007年製作の映画)

3.0

整形に反対ではないけど、実際の手術シーンを見ると恐ろしいのなんのって…!
特に印象深かったのは、アメリカの美意識の権化みたいなビューティーアドバイザーに言われるがままに各所手術をして、すっかりステレオ
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カラスの親指(2012年製作の映画)

3.4

もっとシリアスかと思っていたが、思いの外ハートフル路線でした。
能年玲奈の美少女っぷりが最高潮です。

ルイ・セローが見たポルノスターたちの実情(2012年製作の映画)

2.8

このルイセローという人は整形の回も、性犯罪者の回も良かったけど、本作は精彩を欠いている。
必死で暗部をえぐり出そうとするものの、ポルノ業界関係者の方は非常にあっけらかんとしていておじさんの空振り感が否
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フード・インク(2008年製作の映画)

3.5

穀物や家畜の工業生産の不自然さ、巨大企業と農家の不平等な関係などなど、げんなりする内容だったけど、終盤に希望の持てるメッセージが込められていたのが救い。
この映画を作られた時から現在までにどのように変
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ルイ・セローが見たLAの小児性犯罪者たち(2014年製作の映画)

3.3

このルイセローという方は物腰柔らかそうに見えてガンガン攻め込んでいくので面白い。
非常に気になるのは取材を受けた性犯罪者のうち、倒錯しておらずグレーゾーンと思われる人が存在すること。そんな人も一緒くた
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鍵泥棒のメソッド(2012年製作の映画)

3.5

ライトに観られて、尚且つしっかりと惹き込まれる。
刻々と変化する人間模様がおもしろい。

フラワーショウ!(2014年製作の映画)

3.0

庭づくりへの情熱は理解できるし、完成した庭も嫌いじゃないんだけど。
なんだろうなぁ、題材としてちょっと弱いのかな。そしてそれを補うかのようなしつこい恋愛描写が気に触る。いちゃついてないではよ庭作らんか
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ハウンター(2013年製作の映画)

2.5

全くルールがわからない新種スポーツでめっちゃがんばる選手の一喜一憂を見せられてる感じです。
ついていけない。おばけ界のルールは知らん。

犬猿(2017年製作の映画)

3.8

ものすごくいやーなところをチクチクチクチク刺され続ける、しんどい作品。
ニッチェ江上さん、演技がうまい!

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

1.5

非常にチープだ…
すべての作品は作り手の自己満足で構わないけど、それを感じさせないほどのものであって欲しい。

疑惑(1982年製作の映画)

3.5

すごい豪華俳優陣。桃井かおりも岩下志麻も、それぞれにクセのある女役でどハマりしている。

女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.6

おもしろい!
前半は全員早口すぎて字幕を読むだけで精一杯。行き過ぎたロビー活動の現実にはうんざりさせられる。
しかしこの負けない女、とてもイイ。

ウインド・リバー(2017年製作の映画)

3.0

あまりにも厳しい自然環境で見ているだけで鬱になるわ…
ネイティブアメリカンのこともアメリカの警察制度もよく知らなかったけど、こんな感じなのかと。米国の暗部を見た気がします。

トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.0

なんだか重たいのを観る気にはならないし、短めで面白くて集中できるのなにか無いかなーと思ってる貴方におすすめ。

黒い家(1999年製作の映画)

2.5

途中まで面白かったけど、主人公が自宅を荒らされてるのを見ながら警察呼ばないところとか、めっちゃ臆病なのに単身で犯人の家に潜入するところで一気に冷めた。

コンテイジョン(2011年製作の映画)

3.3

タイムリーすぎる内容だといろんな人からお勧めされて。
ウイルスの脅威だけではなく、それを取り巻く周辺(CDC、WHO、製薬会社の利権絡みのゴタゴタも、パニックに陥る市民の様子などなど)の描写が優れてい
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翔んで埼玉(2018年製作の映画)

3.3

地元すぎて食わず嫌いしていましたが、観たらまんまと笑ってしまった。

美術館を手玉にとった男(2014年製作の映画)

3.5

なんとも興味深い話。悪気の無い(?)一人の天才贋作者にみんなが翻弄された挙句、最終的には彼に心を奪われている。
寛容な社会を見た。

羊の木(2018年製作の映画)

3.3

おもしろそうな雰囲気のまま終わった。
ヒューマンドラマと民俗学ミステリーとサイコパスなどなど要素が多すぎてまとまりを感じなかった。
あと、バンドの奏でる音楽の違和感…あれはなんなんだ…

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

3.0

殺人鬼も殺される女もまるで救いようが無い。ここまで醜さの詰まった作品は珍しいかも。こんなの観なけりゃ良かった!と思わされるだけの力強さはある。だが決してお勧めはしない。

最低。(2017年製作の映画)

2.8

原作小説をうまく映画化できなかったパターンなのか、はたまた原作がそもそもアレなのか。人間描写が浅い。
そんなことより何より…なんで高岡早紀の濡れ場が無いんだ!!

9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.0

カラクリの部分は面白い。でも登場人物の心理などにどうしても無理があるような。

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

3.5

どいつもこいつも救いようのない面々でうんざりする。
が、愚かで泥まみれな人生を笑ってエンタメとして消化してる自分もまた汚い人間なのかもしれない😥

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.7

つい最近に「彼らは生きていた」で戦争の実録映像を目の当たりにしたこともあり、諸所の演出が気になってしまった。ドラマティックに描きたいのだろうけど、死体はショッキングなものではなく、もっとカジュアルに存>>続きを読む

まったく同じ3人の他人/同じ遺伝子の3人の他人(2018年製作の映画)

4.0

とにかく驚いた。すごい内容だ…
人の人生に影響を及ぼすのは「遺伝」と「環境」のどちらか。それを本気で探ろうとした研究者が居たということ。
実験に倫理的な問題があったのも分かる、しかし重要な研究だったこ
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