千頭利地蔵さんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

千頭利地蔵

千頭利地蔵

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悪い子バビー/アブノーマル(1994年製作の映画)

5.0

腰が抜けるド級の傑作。 
外には毒ガスが充満していると刷り込まれてきた主人公が行う、相手の顔にラップを巻いて"息をしているか確認する"という最もイノセントな殺人
究極の子供部屋おじさんが価値観を何にも
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ユーロビジョン歌合戦 〜ファイア・サーガ物語〜(2020年製作の映画)

4.8

あの田舎街で月日が育んだ二人の関係性の行間にボンクラ好きとしてはもう泣いていたので、最高の映画でした

ミスター・アーサー(2011年製作の映画)

3.6

水玉のドレスを見て
「ミニーを殺して奪ったの?」
を筆頭に全体的に皮肉・煽りセンスが抜群

ぼくとアールと彼女のさよなら(2015年製作の映画)

5.0

主人公もレイチェルも互いに全くロマンス的引力を持ってないのが良い。

他人に心を深入りして傷付くのを避けるために極力他人との接触から逃げてきたボンクラが、意図しない単純接触により、初めて他人に向き合い
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プールサイド・デイズ(2013年製作の映画)

4.4

序盤の地獄の親戚の集まり感、本当に辛いし、その分プールでの解放感がたまらないですね。 

少年が少し大人に近づく第一歩としてのイニシエーションが至宝のように詰まっている逸品

透明人間(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

ステルススーツコンバット、確実に訓練してないと動けない立ち回りしてて笑っちゃった

コリアタウン殺人事件(2020年製作の映画)

3.6

全く作為的に感じないPOV撮影のなかで、闇から浮かび上がる人物のショットだけやけに上手いのびびっちゃうよ

リング2(1999年製作の映画)

3.6

主役の女の行動原理が何一つ分からない以外はかなり好みな要素しかないんだよな

誕生日(1993年製作の映画)

4.8

傑作だ…。希死念慮のある明るい女と、フレーム越しでしか世界を感じられない男のつかの間の行きずり、狂った家族、セックス。
こんなに山本直樹度が高い映画があるとは…

フリークス・シティ(2015年製作の映画)

3.5

なんで無駄に野沢雅子なんだ?と思ったらラストの構図で謎が解けるなど、台詞回しも含めて全体的にふざけている吹き替え版おすすめです

フューリーズ 復讐の女神(2019年製作の映画)

3.5

ルール判明時、斬新さに「ウオオ!!?」と声が出た。設定と少ない予算をかけるポイントが良かった

クリッシュ(2013年製作の映画)

4.1

カール君、理想的な悪役すぎる。自分の家に人を連れくると「ようこそ、カールの世界へ」とか言うし、一人称が「このカール」だし、自分の机にチェスと地球儀があるので嬉しすぎる。デザインセンスが本当にガッカリな>>続きを読む

スカイ・キッズ(2008年製作の映画)

3.6

マフィアのボスが良い奴すぎる、と言うよりは、少年たちにかつての自分と弟を重ね合わせてしまう一連のドラマが予想以上にエモくなりすぎてしまい、そのまま転がしていったらメチャメチャ気の良いおっさんになっちゃ>>続きを読む

アングスト/不安(1983年製作の映画)

4.1

この映画における恐怖の構造というのは、おそらく「理解できない」という感情と「理解できてしまう」という感情、どちらに傾いてもそれが恐怖に繋がるようにできていることにあるだろう。 

被害者は恐怖を伝染さ
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

ことごとく快感原則をズラしてくるので最後まで気持ちよくさせてくれないの凄かったな

アダム・ドライバーがちっちゃい車に乗ってぶりぶり現れる一連の流れが一番面白かったです

悪魔のいけにえ(1974年製作の映画)

5.0

おそらく一番繰り返し観ている映画だ…。 
ここに表出されている世界全てが、その時たまたま存在していた現場の要素なくしては成立しなかったと思わせる圧倒的な一回性。 
もう「怖い」とか「面白い」とかの打算
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カルト(2012年製作の映画)

4.8

映画内のジャンルのギアシフトでここまでの可変みたことないな

コーカサスの女虜、もしくはシューリクの新しい冒険(1967年製作の映画)

3.7

「ほぼマリオカートみたいになるカーチェイスがある」と聞いて見たんですが、ほぼマリオカートダブルダッシュだったな

ZOMBIO(ゾンバイオ)/死霊のしたたり(1985年製作の映画)

4.8

ハーバート・ウェスト君、自分の研究以外の物事の優先順位が最低値で全くコミュニケーションがとれないなど、狂人としての質が高く大満足なところに偏執狂の性欲ゾンビ狂人との対決まで持ってきてくれて、最高に嬉し>>続きを読む

トッツィー(1982年製作の映画)

4.0

属する性別と逆の姿に扮することで、対外的な視線、ひいては自分が異性に向けていた視線を意識できる、という点では「マルコヴィッチの穴」でも描いていたことだけど、本当に当事者にしか身に染みて分からないことだ>>続きを読む

汚れた血(1986年製作の映画)

5.0

こんなの、もう鑑賞者に完璧に恋をさせてしまった時点で勝ちだよな

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.7

めちゃめちゃ変な映画なのに崇高さまで感じるように撮れてるの何なんだよ

インヒアレント・ヴァイス(2014年製作の映画)

3.4

PTAで唯一苦手だったかも。自分が探偵物メソッド的話運びに全く向いてないだけなんだろうな

ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.1

たぶん俺フィリップ・シーモア・ホフマン、ツボなんだよな

スターシップ・トゥルーパーズ(1997年製作の映画)

5.0

恥ずかしながら初めての鑑賞だったのですが……これ、最高の〝アニメ〟じゃん!!と叫んでしまった。 

そんな心地の良い誇張の詰まった世界観の中に、人体欠損とか男女混合シャワーシーンとかを、あまりにもあっ
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爆裂魔神少女 バーストマシンガール(2019年製作の映画)

1.9

敵の一部に山口貴由漫画の敵キャラ造形っぽい悪趣味があって、そこだけは一見の価値ありです

キラー・スナイパー(2011年製作の映画)

4.8

終盤笑いが止まらなかったな。どういうプロット組んだらこんな話になるんだよ