腰が抜けるド級の傑作。
外には毒ガスが充満していると刷り込まれてきた主人公が行う、相手の顔にラップを巻いて"息をしているか確認する"という最もイノセントな殺人
究極の子供部屋おじさんが価値観を何にも>>続きを読む
あの田舎街で月日が育んだ二人の関係性の行間にボンクラ好きとしてはもう泣いていたので、最高の映画でした
水玉のドレスを見て
「ミニーを殺して奪ったの?」
を筆頭に全体的に皮肉・煽りセンスが抜群
主人公もレイチェルも互いに全くロマンス的引力を持ってないのが良い。
他人に心を深入りして傷付くのを避けるために極力他人との接触から逃げてきたボンクラが、意図しない単純接触により、初めて他人に向き合い>>続きを読む
序盤の地獄の親戚の集まり感、本当に辛いし、その分プールでの解放感がたまらないですね。
少年が少し大人に近づく第一歩としてのイニシエーションが至宝のように詰まっている逸品
全く作為的に感じないPOV撮影のなかで、闇から浮かび上がる人物のショットだけやけに上手いのびびっちゃうよ
傑作だ…。希死念慮のある明るい女と、フレーム越しでしか世界を感じられない男のつかの間の行きずり、狂った家族、セックス。
こんなに山本直樹度が高い映画があるとは…
なんで無駄に野沢雅子なんだ?と思ったらラストの構図で謎が解けるなど、台詞回しも含めて全体的にふざけている吹き替え版おすすめです
ルール判明時、斬新さに「ウオオ!!?」と声が出た。設定と少ない予算をかけるポイントが良かった
カール君、理想的な悪役すぎる。自分の家に人を連れくると「ようこそ、カールの世界へ」とか言うし、一人称が「このカール」だし、自分の机にチェスと地球儀があるので嬉しすぎる。デザインセンスが本当にガッカリな>>続きを読む
マフィアのボスが良い奴すぎる、と言うよりは、少年たちにかつての自分と弟を重ね合わせてしまう一連のドラマが予想以上にエモくなりすぎてしまい、そのまま転がしていったらメチャメチャ気の良いおっさんになっちゃ>>続きを読む
この映画における恐怖の構造というのは、おそらく「理解できない」という感情と「理解できてしまう」という感情、どちらに傾いてもそれが恐怖に繋がるようにできていることにあるだろう。
被害者は恐怖を伝染さ>>続きを読む
ことごとく快感原則をズラしてくるので最後まで気持ちよくさせてくれないの凄かったな
アダム・ドライバーがちっちゃい車に乗ってぶりぶり現れる一連の流れが一番面白かったです
おそらく一番繰り返し観ている映画だ…。
ここに表出されている世界全てが、その時たまたま存在していた現場の要素なくしては成立しなかったと思わせる圧倒的な一回性。
もう「怖い」とか「面白い」とかの打算>>続きを読む
「ほぼマリオカートみたいになるカーチェイスがある」と聞いて見たんですが、ほぼマリオカートダブルダッシュだったな
ハーバート・ウェスト君、自分の研究以外の物事の優先順位が最低値で全くコミュニケーションがとれないなど、狂人としての質が高く大満足なところに偏執狂の性欲ゾンビ狂人との対決まで持ってきてくれて、最高に嬉し>>続きを読む
属する性別と逆の姿に扮することで、対外的な視線、ひいては自分が異性に向けていた視線を意識できる、という点では「マルコヴィッチの穴」でも描いていたことだけど、本当に当事者にしか身に染みて分からないことだ>>続きを読む
トッドの家のインテリア、良かった
めちゃめちゃ変な映画なのに崇高さまで感じるように撮れてるの何なんだよ
PTAで唯一苦手だったかも。自分が探偵物メソッド的話運びに全く向いてないだけなんだろうな
恥ずかしながら初めての鑑賞だったのですが……これ、最高の〝アニメ〟じゃん!!と叫んでしまった。
そんな心地の良い誇張の詰まった世界観の中に、人体欠損とか男女混合シャワーシーンとかを、あまりにもあっ>>続きを読む
敵の一部に山口貴由漫画の敵キャラ造形っぽい悪趣味があって、そこだけは一見の価値ありです
終盤笑いが止まらなかったな。どういうプロット組んだらこんな話になるんだよ