Iri17さんの映画レビュー・感想・評価

Iri17

Iri17

言語学と社会学を勉強している大学生。映画大好き。全ジャンル、クラシック、最新作、洋画、邦画OK! B級ホラーから芸術映画まで幅広く観てます。点数甘い。フォローはお気軽にどうぞ〜

映画(760)
ドラマ(4)

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

3.9

なんと言っても作画力が圧倒的なのが魅力なのだが、少々難解でありながらサイバーパンクを軸にバトル、友情、恋愛などの要素も併せ持っている少年マンガなのだと感じさせてくれる。

大人も子供も楽しめる作品であ
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

5.0

アニメというものはマンガが基軸になっている。日本の漫画は手塚治虫の影響で映画的で、フランスのバンド・デシネは絵画的だ。

この作品はバンド・デシネ的な作品だ。動きの躍動感よりもワンカットワンカットの絵
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ギャングース(2018年製作の映画)

3.7

日本の子供の7人に1人は貧困。
貧困率はOECDで最低レベル。

これが日本の現実だけど、多くの人はそんな事実には目も向けない中で、入江監督は社会性と娯楽性を絶妙に融合させた。

前澤が座興で1億配っ
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パプリカ(2006年製作の映画)

4.4

今敏監督は『パーフェクト・ブルー』において夢と現実が混同した世界を表現したが、今作はより一層人間の夢の美しさとそれすら侵食しようとする科学の発展と傲慢な運用を描いた。

『パーフェクト・ブルー』以上の
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アストラル・アブノーマル鈴木さん(2018年製作の映画)

4.8

群馬のYouTuberが暴れ回る話という人生こじらせ女子映画だけじゃなく、僕は新自由主義社会における階級闘争であると思うし、群馬と東京を対比させることで中央集権に対するアンチテーゼすら感じさせるのが凄>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.6

どうやら何度もリメイクされてる作品らしいのだが、観たのは今作が初。毎年大晦日は午前中に映画納めを行うのが恒例だが、今年もしっかり納まりました。素晴らしかった。

プロットとしては『ラ・ラ・ランド』や『
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シュガー・ラッシュ:オンライン(2018年製作の映画)

4.4

前作でディズニーが作りあげてきたプリンセス神話を破壊したが、今作ではネット社会の功罪を絡めて、改めて現代のあるべきプリンセス像を提示した。

今作は間違いなくフェミニズム映画だ。前に進もうとする女性と
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こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.9

年末にほっこり気分になれる実話です。

まあ映画としての出来がいいとは思わないのだが、高畑充希の演技が素晴らしいし、人に迷惑をかけることはどういうことか考えさせられる作品だった。

ワガママに振る舞う
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シュガー・ラッシュ(2012年製作の映画)

5.0

全ての「不具合」を持つ人たちの物語。

アーケードゲームの世界が舞台だが、これは近年のディズニー映画の中でもとりわけ社会的だ。
バグを持つヴァネロペ、壊すことしか出来ないラルフ、彼らは社会から排除され
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

3.5

デヴィッド・ボウイかっこよすぎ。
坂本龍一の音楽も素晴らしい。

日本兵もイギリス兵も、信念に従って生きてきた。お互いそれが正義と信じて。神と呼んでもいい。
戦争がなければ間違いなく彼らは親友になれた
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家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

これはすごい。21世紀という時代を予期しているかのような作品だった。当時の社会を反映しているのかもしれないが、今の日本は確実にこの道を進んでいる。

横並びに並んで食事をする家族。彼らは向き合わないし
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

3.0

してやったりな演出が鼻に付くのだが、まあ面白い。

『ブラックスワン』や『マザー』程の深みはない。

特に言うこともないかな。

野のなななのか(2014年製作の映画)

5.0

1人の老人の死を軸に、戦争、国家、家族、愛の本質が語られる。

この映画を簡潔にまとめるなら
「この映画は芸術であり、日本であり、人生であり、家族であり、愛である。この映画は真理である。」
僕はそう感
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田園に死す(1974年製作の映画)

4.8

川上から雛壇がどんぶらこーどんぶらこーと流れてくるとか寺山修司だなぁ。

寺山修司は『書を捨てよ町へ出よう』を読んでから大ファンなのだが、この映画を観てもっと好きなった。日本にデヴィッド・リンチやホド
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華氏 119(2018年製作の映画)

4.0

『華氏911』『ボーリング・フォー・コロンバイン』のマイケル・ムーア監督作品。説明が分かりづらいものの、見応えのあるドキュメンタリー。

民主党の腐敗、共和党の異常さ、二大政党制の欠点が見事なまでにダ
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メランコリア(2011年製作の映画)

4.0

美しい映像と象徴的なカットを多用し、ラース・フォン・トリアー自身のメランコリックな心情を地球の滅亡に重ね合わせた作品。

目の前に自身の死が迫った時、普通の人なら恐れおののき、戦慄するだろうが、普段か
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あみこ(2017年製作の映画)

5.0

とんでもないものを観てしまった。今まで観た日本映画でも1、2を争う。主人公のあみこの一つ一つの言葉、仕草、行動、その全てが僕のような社会的敗者に響き、共鳴する。

「365日に1日くらい人生の全てがど
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

2.0

デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督の過去2作品は満点付けてるぐらい大好きなんですけど、今回はダメ。カルト映画はシンボルと空気感だけでは成立しない。

恐らく『マルホランド・ドライブ』とか『ドニー・ダ
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来る(2018年製作の映画)

4.0

中島哲也監督作品はいつだって賛否両論で今回もそうらしいんですが、僕はいつだって賛!
確かに編集がごちゃごちゃしているし、脚本も煮詰まってない感じが否めないが、映像、演出の美しさ、俳優陣の演技だけで十分
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マチルダ 禁断の恋(2017年製作の映画)

3.0

本格的にロシア史を勉強していたので、無能として名高いニコライ2世が主人公として描かれるだけで僕は嬉しかったが、映画としてはさほど面白くない。
ロシアではニコライ2世の名誉を傷つける可能性があるため上映
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愛のむきだし(2008年製作の映画)

4.7

全世界の変態たちへ捧ぐ。

4時間の作品だけど、テンポがいいので長さを感じない。

コリント人への手紙 13章
これにこの映画のメッセージが詰まってると思う。
変態だって必死に生きてるんだぞ!変態だけ
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GO(2001年製作の映画)

4.0

日本は無自覚無関心差別大国なので、在日と呼ばれる人たちにレッテルを貼り、権利を奪い、デマを根拠に差別している。
一人一人を見れば善人も悪人もいるのは当然なのだが、半島の血の奴らは嘘つきで、暴力的だなん
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ブレードランナー ファイナル・カット(2007年製作の映画)

5.0

3度目、劇場では初めての鑑賞。

ポストモダンの到来を予見したフィリップ・K・ディックの傑作小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』を原作に、リドリー・スコットが創造主に対するレプリカントの反乱を映画
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動くな、死ね、甦れ!(1989年製作の映画)

4.9

無実の罪で投獄され、54歳という遅咲きのデビューを飾ったソ連の映画監督、ヴィターリ・カネフスキーのデビュー作。

学校にイースト菌を撒くというガチないたずらを平気でしてしまう不良少年ワレルカの冒険や、
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.6

天才エドワード・ヤン監督の遺作。少年ヤンヤンとその家族の重層的な物語。

人は大人になると歪んだ目線でしか物事を捉えられなくなる。無意味なものに囚われ、正しくない事を正しいと信じてしまう。
「真実の半
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湿地(2006年製作の映画)

2.5

原作を読んだ方がいい。映画は微妙です。

年に5件くらいしか殺人事件の起こらないアイスランドが舞台のミステリー。暗い話ではあるけど、本当にずっと暗いのでなかなか苦痛。本ならいいが映画ならもっと風景を活
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スノーデン(2016年製作の映画)

3.7

大学の授業で鑑賞。

世界を揺るがした男エドワード・スノーデン。彼は裏切り者か、英雄か。NSAの監視システムにより、世界中のほぼ全ての人間の通話やメールが監視されていた事実を暴露したスノーデンの伝記映
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スマホを落としただけなのに(2018年製作の映画)

1.8

スマホを落としただけでない話で草

犯人キモすぎワロタw

人をイラつかせるネット民風に書いてみました。イラついた方、すいませんm(_ _)m

まあ個人的には小中学で見せられた「麻薬乱用ダメ、絶対。
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(2018年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

ネットの評価を見ても、一緒に観に行った人と話しても低評価ですが、素晴らしいと思う。原作未読。

ある日手に入れた「銃」によって心の均衡を崩していく、主人公。そしてほぼ全編モノクロ。この辺は塚本晋也監督
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人が人を愛することのどうしようもなさ(2007年製作の映画)

4.6

敬愛する橋本愛が「ひたすら泣いた」「映画を観るきっかけになった」と色々なインタビューやエッセイで言及していたポルノ映画作品で、知り合いを警戒しながらレンタル店の18禁の暖簾を初めてくぐって借りて鑑賞。>>続きを読む

コンビニ・ウォーズ バイトJK VS ミニナチ軍団(2016年製作の映画)

2.0

『Mr. タスク』に登場したコンビニ店員の2人組のスピンオフ映画。

全編B級コメディな作品だが、全く笑えないし、『スコット・ピルグリム』みたいなプロフィール演出が駄々滑りで寒い。ミニナチが出てくるま
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Mr.タスク(2014年製作の映画)

3.4

序盤はコメディのように進み、セリフが多く説明的なので、かなり退屈。さらに時間軸や場面が行ったり来たりする突飛な脚本がうざったい。
しかし中盤、ホラーに急転直下。ここからは面白かった!ジャスティス・ロン
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吉原炎上(1987年製作の映画)

3.8

吉原という牢獄のような場所でプライドを持って生きる女性たちの姿を五社英雄らしい作品。

女優たちの演技が素晴らしい。狂気に囚われた西川峰子の演技は特に鬼気迫るものがあった。

金のために家族に売られ、
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