Iri17さんの映画レビュー・感想・評価

Iri17

Iri17

映画(918)
ドラマ(5)

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.3

撮影は確かにすごい。しかし、それはロジャー・ディーキンスのエゴだろう。

極めて退屈な時間だった。

完全に好みの問題。『ダンケルク』も気に入らなかったタイプの人間なので。

でも確かに勇気はもらえた
>>続きを読む

グッドバイ 嘘からはじまる人生喜劇(2019年製作の映画)

3.8

太宰の未完の遺作『グッド・バイ』をケラリーノ・サンドロヴィッチが独自の解釈を加え、さらにそれを別の人間が映画化という伝言ゲームのように作られた結果、ラストはとんでもないことになってしまう作品。

世界
>>続きを読む

魚座どうし(2020年製作の映画)

5.0

『あみこ』や『回転てん子とドリーム母ちゃん』の山中瑶子監督の3作目の短編。

今までと違い長回しや暗い色調を基本としている点で、山中監督の新たな面が見られる。

『大人は判ってくれない』を意識したまさ
>>続きを読む

Red(2020年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

noteに詳しく書いたので以下そのコピペです。



まずこの映画、吹雪の中電話ボックスで話す塔子の元に赤いスカーフ(?)が風に吹かれてくるシーンから始まる。そして、場面が変わり自宅でハンバーグを作る
>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

noteに詳しく書いたので以下そのコピペです。



この作品かなり独特な雰囲気を持っています。突然何かが驚かしてくるようなホラー映画じゃなく、何かが近くに存在している、もしくは何も存在していないかの
>>続きを読む

テッド・バンディ(2019年製作の映画)

4.0

とても良かった。

バンディが実際に人を殺したシーンは見せない。
なぜなら誰もバンディが殺したところは見ていないから。

単純だが、映画的な盛り上がりやアクションを捨てて、殺害シーンを見せなかったのは
>>続きを読む

犬鳴村(2020年製作の映画)

2.0

呪われた子が失禁しながら転落死したり、マイルドヤンキーがとばっちりで呪い殺されたのが可哀想だった

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.2

作り込まれた脚本は先の展開が読めない。俳優陣は全員素晴らしい演技で怪しさを演出している。『最後のジェダイ』で脚本を失敗してしまったライアン・ジョンソンの威信をかけた作品。

次回作も楽しみ

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

5.0

最初のワンカットから、ビートルズのI Want to Hold Your Handsのドイツ語版が流れるオープニングで心を鷲掴みにされ、最後のワンカットまで一切無駄なシーンがない完璧な映画。

ジョジ
>>続きを読む

AI崩壊(2020年製作の映画)

3.6

いかにもテレビ局案件な映画で、つまらなそうなタイトルと筍みたいにキャスト全員がニョキニョキ生えたポスター、日本映画の悪いとこ詰め合わせか...と思ったら、内容は意外と良かった!

AIがシンギュラリテ
>>続きを読む

戦艦ポチョムキン(1925年製作の映画)

4.5

ソヴィエト政府のプロパガンダ映画ではあるが、そういう部分を差し置いても映画史に革命をもたらした作品。
二つの映像を繋ぎ合わせることで意味をもたらすモンタージュ理論を確立
した作品で、後の全ての映画作品
>>続きを読む

テリー・ギリアムのドン・キホーテ(2018年製作の映画)

3.0

ハリウッドで最も呪われた企画と言われたドン・キホーテを殺した男が遂に公開。

しかしこじらせ続けたテリー・ギリアムの映画制作の苦労とセルバンデスの『ドン・キホーテ』混合した快作に。

テーマは今までの
>>続きを読む

ポゼッション(1981年製作の映画)

4.2

俺が説明する代物ではない。是非観てください。

イザベル・アジャーニがすごいです。

ジャックは一体何をした?(2017年製作の映画)

4.0

意味は分からないけどヤクやってる17分間を味わった。映像でトベるとは思わなかった。さすがリンチ。尊敬。

あ、ヤクはやったことないのでマトリにチクらないでね

ラストレター(2020年製作の映画)

5.0

ずっしりと重い現実を描いているが、一瞬の夢のように美しい。
岩井俊二ワールド、、本当に好きすぎる…

人と人とを繋ぐメディアが簡略化され、希薄化されている現代。LINEやSNSのDMでコミュニケーショ
>>続きを読む

失くした体(2019年製作の映画)

4.8

精神と愛と身体性について

人によって感じ方が違って全部正解

シライサン(2020年製作の映画)

1.0

怨霊も働き方改革しててワロタ

名前知ったら呪われるって呪いのハードル低すぎるだろ

半日ずっと目を合わせてるとかめっちゃオモロイ

終わり方に(ある意味)びっくりしました
雑!!

僕はこういう映画
>>続きを読む

パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

5.0

もう観たのは一月前になりますが、アカデミー賞を受賞したという事で、改めて感想を書きます。

韓国の格差社会を描いた作品。ストーリーとして格差社会を描いただけでなく、もう美術からカメラワークに至るまで「
>>続きを読む

家族を想うとき(2019年製作の映画)

4.0

ケン・ローチ監督が引退を撤回してまで作った作品。

尊厳と人生を奪われた労働者階級の家族を淡々と描く。お互いのことを見ようとせず日々の生活に追われる人々。システムとルールのみによって回っていく世界。
>>続きを読む

永遠の門 ゴッホの見た未来(2018年製作の映画)

4.1

手持ちカメラで、台詞は少なく、どこか浮遊した印象を抱かせる作品だ。ゴッホという不遇のまま世を去った画家を独特の世界観で描く。

2時間観ても特に話が進むことがないスローな映画なのだが、撮り方が素晴らし
>>続きを読む

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

2.2

なんと今年観た映画一本もまだ書いてないという危機的状況なので、今日から思い出して1日一つ書いてきます。


この作品、結構話題になってたんですが、僕はダメでした…
いつものことなんですが、桜井日奈子の
>>続きを読む

屍人荘の殺人(2019年製作の映画)

1.5

面白いミステリー小説を全力でダメにした、およそ良いところが一つもない映画。なぜこんなことになってしまったのか...

小説にあったミステリー小説の魅力的なレトリックやギミックは姿を消し、チープなゾンビ
>>続きを読む

デイアンドナイト(2019年製作の映画)

4.6

善悪は幻想。嘘によって守られるものもあれば、真実によって傷つけてしまうものもある。時には犯罪によって救われるものもあって、もちろん犯罪の犠牲になる人もいる。極端な話をすれば独裁者に協力しなければ家族を>>続きを読む

松永天馬殺人事件(2018年製作の映画)

4.7

映画の虚構性、撮るモノと撮られるモノの間に必ず生じる対立関係、映画での出来事は客観的実在か、それとも幻想なのか。
映画が包含する暴力性と映画は誰のものかという命題が精液の雨というメタファーで表現される
>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

1.0

映画自体は良かった。でもこれは酷い。
映画自体は酷かったが、新しいものを生み出し、僕たち全員に希望を与えようとした『最後のジェダイ』の対極に位置する。

言うならば貧乏でダメダメだけど誰にでも性格のい
>>続きを読む

アリス(1988年製作の映画)

4.9

チェコの映画監督ヤン・シュヴァンクマイエルが、主人公のアリス以外を全て人形で撮影した何とも不気味な映画。
チェコと言ったらアニメーションの技術が非常に高いことで有名であるが、今作はまさにそんなチェコア
>>続きを読む

カイジ ファイナルゲーム(2020年製作の映画)

3.5

試写にて鑑賞。

藤原竜也演じるカイジのハマり役っぷりは健在。さらに吉田鋼太郎の名悪役の熱演も素晴らしかった。
話自体もダレることなくテンポよく進んでいき、予想を裏切る展開も多く、素晴らしかったと思う
>>続きを読む

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.3

スタンリー・キューブリックの『シャイニング』は神がかり的な魅力的なカット、ジャック・ニコルソンの取り憑かれたような熱演などで、映画史に強いインパクトを残した作品であるが、その一方で原作者スティーブン・>>続きを読む

籠の中の乙女(2009年製作の映画)

3.7

閉鎖的環境における人間の狂気が生々しく凄惨だ。当たり前だけどやはり人間を作るのは環境であることを実感させられた。

ヨルゴス・ランティモスの作品の中でも最も狂気に満ち溢れた作品。近親交姦、ネコ殺しなど
>>続きを読む

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

2.6

前作を何度も何度も観て、毎回爆笑していた人間にとって、あまりに無意味で蛇足な続編に感じられた。

作品の中では10年の月日が経っているのだが、登場人物の変化や成長がまるで見えてこない。アビゲイル・ブレ
>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

2.3

上映時間が3時間もあるのにその殆どを一発ギャグみたいなビックリネタを延々と観せられて辛かった。

前作との繋がり方も不自然。

結局ペニーワイズって?抽象的な話で終わっていいの?

なんとも煮えきらな
>>続きを読む

IDOL-あゝ無情-(2019年製作の映画)

3.5

やべえ社長が運営するやべえアイドルが多数所属するアイドル事務所WACKの離島合宿オーディションに密着した第二弾。
ところがどっこい、今回はオーディションそっちのけでBiS2期の解散に焦点が当てられてい
>>続きを読む

映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ(2019年製作の映画)

3.8

世界に居場所のないすみっコぐらしたち、全てのすみっコぐらしの心の琴線に触れる素晴らしい作品。

居場所がない、ルーツのない者にとって支えになるのは友の存在。ではそれはどうやって得る?すみっコにいるだけ
>>続きを読む

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.0

今敏監督の映画にしては珍しくどんな精神状態でも鑑賞できる、心温まるハートフルコメディになっているが、その演出力は相変わらず素晴らしい。

これは多分昔のアメリカの西部劇『三人の名付け親』が基になってい
>>続きを読む

>|