Iri17さんの映画レビュー・感想・評価

Iri17

Iri17

言語学と社会学を勉強している大学生。映画大好き。全ジャンル、クラシック、最新作、洋画、邦画OK! B級ホラーから芸術映画まで幅広く観てます。点数は甘めで、ジャンルとかその日の気分によって基準が違うので参考にしないでくださいm(_ _)m
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ロング,ロングバケーション(2017年製作の映画)

3.0

青山シアター試写にて。

アルツハイマーの夫と末期ガンの妻の深い愛がとても感動的。色々な苦難が立ちはだかりながらも、お互いを愛し続けようとする夫婦が尊い。全体的に盛り上がりに欠けるものの。ドナルド・サ
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ビジランテ(2017年製作の映画)

4.6

不愉快極まりない映画だ。日本の腐った部分を片っ端から出したような映画で、日本という国の暗部を描いているからこそたまらなく不愉快(いい意味)。くだらないもののために意地を張る一郎、ただただ利己的に生きる>>続きを読む

キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

これは酷い。悪い続編の最たる例。全てが雑。魅力的なキャラクターを全く引き立てられてないし、無駄遣いしている。前作のキャラクターを意味もなく殺す続編って大嫌いです。意味のある死ならいいけど、ロキシーもマ>>続きを読む

シーズ・オール・ザット(1999年製作の映画)

1.7

王道ティーンムービーだけど、最初から最後まで全く笑えるシーンがないという驚きの映画だが、レイチェル・リー・クックの可愛さが尋常ではないので、それだけでも観る価値あり。こんな可愛いヒロインが存在していい>>続きを読む

伊藤くん A to E(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

始まって1時間が鬼のように退屈で、これはもう1点台かなと思っていたけど、ラスト30分はとても面白かった。

脚本と演技に全くリアリティがない。いつもすごくいい演技している岡田将生が最初からものすごい大
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ヴァンパイア(2011年製作の映画)

5.0

本当に岩井俊二監督の作品はどれも素晴らしい。まず映像が美しすぎる。全てのシーンが恐ろしいほど美しく、レイプシーンでもハッとする程引き込まれてしまう。不謹慎だけど。

この映画のヴァンパイアは怪物ではな
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ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

2.8

試写で『ルイの9番目の人生』を鑑賞しました。

監督はアレクサンドル・アジャというフランスの映画監督で、『ヒルズ・ハブ・アイズ』や『ピラニア3D』を撮った監督です。
ホラーしか撮った事ない監督ですが、
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

5.0

『リアリティのダンス』の続編で、ホドロフスキーの自伝映画第2弾。正直『リアリティのダンス』が全く好きになれなかったので観に行くか迷ったが、橋本愛さんがラジオで最も影響を受けた作品として挙げていたので急>>続きを読む

ロング・グッドバイ(1973年製作の映画)

3.3

私立探偵フィリップ・マーロウが殺人容疑をかけられて失踪した友人の謎を調査する、所謂よくある探偵物である。ストーリー自体もありがちで、かなり先が読める展開なのだが、エリオット・グールド演じる主人公フィリ>>続きを読む

海炭市叙景(2010年製作の映画)

3.6

重く、暗く、辛い話のオムニバス映画。
北海道の美しい景色と人間の醜さが、元ソニックユースのジム・オルークの美しい音楽に乗せて映し出される。

佐藤泰志さん原作の映画なら山下敦弘監督『オーバーフェンス』
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カレ・ブラン(2011年製作の映画)

3.5

ディストピア社会を描いた作品だが、セリフが少なく説明も殆ど無いので集中して見る必要がある。
映像は素晴らしく、ブロッキングがお洒落で『ロブスター』を思い出した。
ただ思わせぶりなシーンは多いが大して意
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ぼくらと、ぼくらの闇(2017年製作の映画)

4.2

衝撃的な作品。嘘と罪悪感が友情を引き裂き、狂気が襲う。邦題は『ぼくらと、ぼくらの闇』だが、実際に人を殺してしまうのと、周りで見ているだけでは、抱え込む闇など比べ物にならないほど違うはずだし、善良な少年>>続きを読む

ドグラ・マグラ(1988年製作の映画)

3.5

夢野久作の怪作を映画化したものだが、原作が日本三大奇書とか、読破したものは必ず狂うと言われているほどのイカれた小説なので、映画化なんか無理だろって思ってた。でも思ったより頑張ってたし、これは合格点だと>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

5.0

アングラ趣味、自己嫌悪、友達0、非モテ、妄想癖、双極性障害、コミュ障、そんな人たちのための映画。ほぼ全部当てはまる僕には最高だった。

中盤の逆ファイトクラブ的な展開が映画好きにはたまらないし、イケメ
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ヒトラーに屈しなかった国王(2016年製作の映画)

3.8

記念すべき劇場100本目は尊敬するホーコン7世の伝記映画!

ホーコン7世は僕が歴史上の人物の中でも、特に尊敬する人物の1人で、この作品ではホーコン7世の苦悩など人間的な部分がしっかりと描かれていて、
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ナッシュビル(1975年製作の映画)

4.9

美しきアメリカとその裏側をグランドホテル形式で描いた傑作中の傑作。

20人以上のミュージシャンの華やかさと苦悩が描かれ、パルテノン神殿に集結した時に事件は起こる。現代のアメリカを予見したかのようなポ
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ジェイコブス・ラダー(1990年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

この作品は観る人によって評価が分かれる作品だと思う。死について真剣に向き合った傑作だという人、散々振り回してそんな終わり方はねーだろっていう人、は?意味不明っていう人。

僕は3つのちょうど真ん中くら
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バートン・フィンク(1991年製作の映画)

4.7

コーエン兄弟らしい面白いけど、よくわからない映画。

2回観てわかった!『8 1/2』だ!
箱の中身は想像通りのアレでしょう。2回観ると伏線とメタファーがたくさんある事がわかって、バートン・フィンクが
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ユダヤ人を救った動物園 アントニーナが愛した命(2017年製作の映画)

2.7

まず1番の感想は、主人公の勇気ある行動とかワルシャワ蜂起の悲劇とよりも、動物いたたまれな過ぎるだろって事。

僕はもともと動物園否定派でシャンシャンのニュースなんかも白い目で見ているのですが、まずこの
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フラットライナーズ(2017年製作の映画)

1.5

それにしても内容が薄い映画だなぁ

幽霊なんだか幻覚なんだかわからないし、キーマンだと思ったキーファ・サザーランドは結局何の活躍もしないカメオ出演的な役回りだし、詳しくは言わないけどエレン・ペイジが損
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否定と肯定(2016年製作の映画)

3.0

現代史に興味がある人はかなり楽しめると思う。今年の映画で1番イライラしたディヴィッド・アーヴィングを論破するのは痛快だが、映画としてちょっと見せ場が少なすぎる。史実だからしょうがない部分があると思うが>>続きを読む

ヘドローバ(2017年製作の映画)

4.5

なんだこれ!すごい面白い!

なんか日本映画の常識とか慣習とか方程式とかを全く気にせずぶち壊している。性器とかレイプとかヘドロとかをけろっと出して、批判とかそういうのを全く恐れていない。小林監督には全
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オリエント急行殺人事件(2017年製作の映画)

2.5

アガサ・クリスティの原作が名作なのだから、そりゃ面白い。でも一体何の為に作ったのかわからない作品だった。

この作品はシドニー・ルメット監督が1974年に素晴らしい映画を作っているが、今回はその作品を
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鋼の錬金術師(2017年製作の映画)

2.1

僕は原作のファンだから、ハガレンが実写化されると聞いてかなり不安だったのだが、不安的中…

全ての要素が薄口になってしまい、なぜ無理して作ったのか…
日本の安い制作費ではこの手の作品はどうも上手くいか
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彼女の人生は間違いじゃない(2017年製作の映画)

4.3

邦画でここまで気合いの入った映画はなかなか観れないので、キャストとスタッフさんに敬服。

僕が観てないだけかもしれないが東日本大震災があったのに、震災をテーマにした映画ってあまりなかったと思う。『シン
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

4.8

スター・ウォーズは全作観てきたが、今回は1、2を争うほど素晴らしい!

ライアン・ジョンソンはスター・ウォーズシリーズに新たな息吹をもたらしたのではないか。今までのスター・ウォーズとはかなり違った作風
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反撥(1964年製作の映画)

3.0

美しいが神経質で男性恐怖症のカトリーヌ・ドヌーヴ演じる主人公が徐々に心の均衡を崩していき、現実と空想の区別がつかなくなっていくシュールレアリズム的な作品。

演出や脚本、テーマ、どれも素晴らしいという
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リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

5.0

非現実的なリアル。僕はこの作品をそういう風に感じた。もちろん今の世の中には、いじめ、援交、貧困など、この映画が描いている問題が溢れている。この映画でチラっと流れる少年によるバスジャック事件のニュース映>>続きを読む

地獄の黙示録・特別完全版(2001年製作の映画)

4.9

言葉が出ない圧巻の作品だ。戦争の狂気と醜さを躊躇いなく描いている作品は多いが、コッポラ爺さんの天才的な演出の才のおかげで他の追随を許さない唯一無二の戦争映画であると言える。

前半のサーフィンをするた
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KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)

3.7

ハリウッドが日本を描くとだいたい何かを勘違いした似非日本になる事が多いのだが、この作品は非常に丁寧かつ忠実に描かれていた。おかしい部分は強いて言うなら、クボという苗字みたいな名前と中国みたいな獅子舞と>>続きを読む

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

4.5

素晴らしいよ!なんだこの映画!

『イレイザーヘッド』みたい!どんどん体から鉄が生えてくるという不条理極まりない展開。正直ストーリーは解せない。石橋蓮司さん演じるホームレスの男なんてなんの説明もないし
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アバター(2011年製作の映画)

1.2

ガバガバ脚本、トンデモ演出、大根演技。もはや一周回って面白い。変なシーンが多い、というか変なシーンしかないから笑える。

橋本愛はすごい可愛いけど、この頃は演技がド下手で、成長したなーと思った。

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全員死刑(2017年製作の映画)

4.0

『冷たい熱帯魚』をもっとおふざけ全開で撮ったような映画。
狂ってるが面白い!御託はいらねぇ!ただ黙ってこれを観ろ!

(1954年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

救いのない話である。ラース・フォン・トリアーか!と思わず突っ込みたくなるレベル。それでもこの映画がそこまで鬱映画にならないのはジョルソミーナの底抜けな明るさと少年のようなザンパノのおかげだろう。

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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

4.1

コーエン兄弟のゆるいブラックコメディなサスペンス。面白い!すごい面白い!が、何が言いたいのかサッパリ…

でも、コーエン兄弟はいつもちゃんとメッセージが込められてる。ただ毎度それが分かりづらい。お馴染
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.6

王道を往くコーエン兄弟作品。誘拐をテーマにしたダークコメディが多いコーエン兄弟の作品だが、今回もまさにその系統。少しコメディ色は薄いが、様々な人間の思惑が交錯する不条理な展開というのは、『ノー・カント>>続きを読む

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