Iri17さんの映画レビュー・感想・評価

Iri17

Iri17

言語学と社会学を勉強している大学生。映画大好き。全ジャンル、クラシック、最新作、洋画、邦画OK! B級ホラーから芸術映画まで幅広く観てます。フォローはお気軽にどうぞ〜

映画(529)
ドラマ(1)

心と体と(2017年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

人付き合いが苦手で、感情を表に出すのが苦手な人間にとって、自分の気持ちが伝わらない、裏切られるということほど恐ろしいものはなくて、だからこそ気持ちを伝えることを恐れて、人と距離を開いてしまう。そういう>>続きを読む

ラッキー(2017年製作の映画)

4.5

孤独と独りは同じじゃない。時間は無限にあるわけじゃないし、全てのものに終わりは来る。90歳のハリー・ディーン・スタントン演じるラッキーはそれを知ってる。意識してこなかっただけだ。死期が近いことを知り、>>続きを読む

ワイルドバンチ/オリジナル・ディレクターズ・カット(1969年製作の映画)

4.2

時代に取り残された者たちを描いた最後の西部劇。

サム・ペキンパーの最高傑作とも言われる作品で、近代化が進む中、最後まで強盗団として生きて死んでいく男たちの姿を描いた作品で、僕はこの作品を改めて鑑賞し
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ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル(2017年製作の映画)

3.3

前作は未鑑賞。昔観た気もしますがはっきり記憶にはない。

ゲームの中という設定をフルに活かして、ロック様がいつもよりロック様でした。この映画を観て特に何も学ばず、何も感じなかったです。ただただロック様
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クソ野郎と美しき世界(2018年製作の映画)

3.0

これからは自由にやりたいことをやっていくんでよろしくお願いします!っていう御三方のメッセージ性がとても出ていたのは良かったのだが、正直ハズレの時の世にも奇妙な物語のような作品だった。

まず最初は園子
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ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

4.8

すごい面白い!バカップルが惑星を救う!本来ならこの手の主人公は好きになれないのだが、この2人のバカはすごい好きになれた。
僕なんかゆとりゆとりってレッテル貼られてバカにされてきて、遂に我々ゆとり世代が
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イカロス(2017年製作の映画)

4.7

劇映画のようなドキュメンタリー。

ドーピングをしてロードレースをしたらどうなるか?という検証から始まったのに、中盤から、検証に協力してくれたロシア人グリゴリーがロシアの国家ぐるみのドーピング事件に関
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マザー!(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

図々しいぞ人間ども!ここはお前らの家じゃないぞ!って感じの映画です。

恐らくジェニファー・ローレンスと家は母なる地球、ハビエル・バルデムは神を象徴しているのだろう。そしてストーリーは聖書のまんまだ。
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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.0

まるで日本のために作ってくれたかのようなタイムリーな映画だった。

報道の自由は民主主義の絶対的な価値である。だから政府やそのシンパの圧力や攻撃で、報道が抑圧される事はあってはならない。
もちろん報道
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.5

エクス・マキナとは機械によってという意味のラテン語で、演劇用語であるデウス・エクス・マキナから引用した言葉だろう。

リドリー・スコットが『ブレードランナー』で描いたテーマである人間とアンドロイドの違
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

支配欲に溺れた男が犯した「聖なる鹿殺し」と生け贄の話。

不快感MAXの映画だ。けたたましく鳴り響く不協和音、暗く動きの少ない長尺、理解不能な力。しかし、これらの不快感も全て聖なる鹿の伝説という不快な
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アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

5.0

タルコフスキーでした。ほぼ『ストーカー』です。

一行は皆問題を抱え、自らの救済のためにシマーに向かう。それは自己破壊と完全なる存在との融合であり、あらゆる生命体と一つになることで、孤独からの解放と贖
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ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

4.6

愛のビジネスに打ち勝て!現代版『モモ』!

主人公ティモシーの家にやってきたビジネスマン赤ちゃんボスベイビー。ティモシーは両親から自分への愛を取り戻すためにためにボスベイビーを追い出そうとする。ボスベ
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ライオンは今夜死ぬ(2017年製作の映画)

5.0

マルティン・ルターの言葉で「死は人生の終わりではなく、生涯の完成だ」という言葉がある。死に際して人は、過去を想い死ぬのか、未来に何かを遺して死ぬのかを描いた作品。

死に向き合う俳優が死んだ恋人の幻影
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アバウト・レイ 16歳の決断(2015年製作の映画)

3.5

超絶美少女として世界中の映画オタクをメロメロにしているエルファが男の子になった!しかも超イケメン!
っていう作品に合わない話は置いといて、非常に深い話でした。

この映画は、母親の葛藤や成長が主人公と
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ANTIPORNO アンチポルノ(2016年製作の映画)

3.0

フェミニズムだったり、性と思春期だったり色々なテーマが内包されているが、逆にそれによって焦点が定まってない印象。

まあ悪くはないが、対して面白くないし、日活ロマンポルノのリブートとしてはエロさも足り
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

4.9

昨年観逃してしまったのだが、あの伝説的な名作と同等のクオリティーで続編を作ったダニー・ボイルに拍手。

20年経っても大人になれない4人。それはスコットランドの姿でもある。知り合いのイングランド人が言
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トゥームレイダーファースト・ミッション(2018年製作の映画)

2.6

ストーリーは短絡的で、キャラにはあまり深みがなく、決して面白い作品とは言えないが、アリシア・ヴィキャンデル演じるララ・クロフトがハマり役だった。アンジェリーナ・ジョリーの比ではない。

タンクトップで
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ダージリン急行(2007年製作の映画)

4.2

ダージリン急行の旅は、兄弟が家族の絆と自分自身を見つめなおす旅だ。
道に迷い、追い出され、流されながら3人は絆を取り戻す。

『ロイヤル・テネンバウムス』の時もそうだが、ウェス・アンダーソン監督の描く
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

2.3

ようやく鑑賞しました。でも個人的にはダメでした。

ヒュー・ジャックマンの性格が悪過ぎて全く共感できませんでした。

結局、フリークを見世物にして金稼いでいる金にがめつい男ですよね。なんか何も考えてな
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ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

なんじゃこりゃ〜、脚本も演出も演技もどこをとっても完璧じゃないか〜
広瀬すずは圧巻だし、松岡茉優は最強のライバルに化け過ぎ、もはや化け物。

2時間の映画で、どうやったらあんなに全てのキャラを深く描け
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ゼア・ウィル・ビー・ブラッド(2007年製作の映画)

4.5

ザ・金の亡者である主人公ダニエルは、まさにドラキュラだ。地面から石油を、他人から尊厳を吸い取り、どん底に落ちても決して死なない化け物。

競争心とプライドと嫉妬心の塊で、他人を出し抜き、上に立つために
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貞子3D(2012年製作の映画)

1.0

石原さとみが1番怖いよ!Judas PriestのMVみたいなことして!
幼さの残る橋本愛は可愛くて全然怖くないし、むしろ襲われても構わない

石原さとみの謎の状況理解力といい、染谷くんの正体不明感と
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素敵なダイナマイトスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

笑えるシーンがあって、グッとくるシーンがあって、不気味なシーンもある風変わりな作品。

70,80年代の描写がかなりリアルに描かれている。服装や髪型、風景、物もそうだし、何度か流れるママス&パパスの「
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アナと雪の女王/家族の思い出(2017年製作の映画)

1.3

退屈、冗長。キャラに頼っただけでなんの深みも面白みもない。
『リメンバー・ミー』だけでいい。

いつもピクサーの同時上映短編は面白いのに、なぜピクサーでもない作品を20分も観せられなきゃならないのでし
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映画 闇金ウシジマくん(2012年製作の映画)

2.6

原作の「ギャル汚くん」編の映画化。原作に忠実っちゃ忠実だけど、アレンジもある。良くも悪くもないアレンジだった。
ドラマ版の絶望的な状況を軽くコミカルに描く作風が好きだったのに、映画版は暗かったからあま
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シェル・コレクター(2015年製作の映画)

4.2

不思議な世界観。シュールレアリズム的要素も強く、家の壁などはドイツ表現主義も彷彿とさせる。
恐ろしさと不気味さと同時に美しさと妖しい魅力も漂う映画である。これで2時間あったらキツいけど90分だから、ち
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サブマリン(2010年製作の映画)

4.5

レトロな雰囲気でモダンな若者のリアルを描いた作品。

ちょっとヤバめな少年と変わり者の女の子の不思議な恋愛を描いている。最近そっくりのドラマがあった。『このサイテーな世界の終わり』。

演出も面白いし
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リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.8

このレビューはネタバレを含みます

ピクサーの映画を観る日が1年で1番涙を流す日という状況がここ数年続いている。今回も例に漏れず、素晴らしい大傑作だった。

音楽が紡ぐ家族の愛が美しい。音楽を禁止する事でバラバラだったミゲルと家族が、音
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仁義なき戦い(1973年製作の映画)

4.8

ヤクザというのは一般市民には基本的に関係ない世界に思えるが、『仁義なき戦い』に描かれるヤクザは現代社会そのままだ。

意味のない争いで人が殺しあう。そこに仁義などないが、下っ端や若い人間が利用され、命
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エル・トポ(1969年製作の映画)

4.5

ホドロフスキーの思想と人生を、聖書と重ねてマカロニウェスタンするカオスな映画。

イエスの受難を象徴的に描いたと思ったら、今度は即身仏が出てきたり、ホドロフスキーは今日もやりたい放題だ。
主人公エル・
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ナチュラルウーマン(2017年製作の映画)

4.0

LGBTQじゃなくても、自分と他の人との間にどうしようもない「違い」を感じている全ての人が共感できる作品だ。

大切な人を突然失う事は誰にでも起こりうる事だ。しかし、「違い」によって弔う事も想う事も許
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去年の冬、きみと別れ(2018年製作の映画)

3.0

全員、変態。

信頼できない語り手の方式をとり、次から次へと裏切られ、予想のつかないラストだった。
一方でこの映画が何を伝えたいのかという部分が全く伝わってこなかった点は残念。

そして、登場人物がほ
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ウィッチ・フウィッチ(2018年製作の映画)

3.9

ケータイで撮った事が功を奏して、『デス・プルーフ』みたいな映像でよかった。世界観も独特で、一般的な恋愛映画ともホラー映画とも違っていて魅せられた。

別に特別エロくないのに、映像が綺麗すぎないため妙な
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

1.5

この作品を絶賛した人の意見は理解するし、尊重する。しかし、僕はこの映画を個人的にイーストウッドの最低作品だと感じた。

理由は、保守の頑固オヤジであるイーストウッドのプロパガンダ映画のように感じてしま
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