母の過去を探る旅に出る姉弟。そこに待ち受けていたのは想像を絶する母の人生だった。
レバノン内戦下での過酷な状況の中で姉弟を産んだ母は自分の生い立ちと姉弟の出生の秘密を隠してきたが、それはあまりに残酷だ>>続きを読む
ドゥニの作家性が超新星爆発を起こしたような作品であり、正直よく分かりません。ただこういう事ではないかという考察をしてみました。
魚がナレーターを務めている点、これが非常に特徴的だろう。魚は人間にとっ>>続きを読む
田舎、地元残るのカスばっか問題。
田舎に住んでいてもやることないし、未来がないから都会に引っ越そう、田舎もんは大体そう思うものだ。そして残るのは元ヤンか向上心のない輩ばかり。そうすると田舎はさらに廃>>続きを読む
田舎怖えな。その一言に尽きるが、僕の地元も割と田舎でヤンキーや暴力団が跳梁跋扈しているが、地元とは距離を置いているのでその実情は知らない、というか知りたくなかったので極力地元では人とつるまない。
でも>>続きを読む
ジェイソン・ライトマンって何故か最近話題になりませんが『ジュノ』以降殆ど傑作しか撮ってないんですよね。特に脚本家ディアブロ・コーディーとの作品は傑作しかない。
その中でも特に今回はヤベーです。
ヤベ>>続きを読む
ただバンクシーを賛美するわけでなく、アートと政治、社会、人々との関わりや反現代資本主義であるバンクシーの絵が高値で売られるという皮肉的な現実などが描かれていて、深くバランスの取れたドキュメンタリー。>>続きを読む
これ評判良いですけど、個人的には決して手放しで褒められた作品ではないです。
怖さという点では確かに怖い方ではあります。他の平均的なホラーと比べて。でも面白くない。
この作品の問題点は、脚本のユルユル>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
フランソワ・オゾンという監督は一つ一つのシーンや脚本の細部まで徹底的にこだわる監督と言える。結果的に常に過激で美しく残酷な映画を撮り続けてきた。
それにしても今回はやられた。黒い長髪の女性の髪が次々>>続きを読む
レベルが低い大学の映画研究会という名の飲みサー、ヤリサーに、ただ金だけ与えて、そいつらがドラッグキメて作ったような正気の沙汰とは思えない映画。
なので正気ではない僕はゲラゲラ笑って楽しかったが、点数>>続きを読む
別に好きじゃないのに3回くらい観てる。
いやー何が悪いってさ、スクリーンであのセガールを殺し、現実世界じゃ刑務所に入ってボクシングチャンピオンになったダニー・トレホを1番最初に、しかも気付いたら死ん>>続きを読む
うーん、これはダメだったなあ
この手の話は主人公に共感できるかできないかで大きく評価が変わってくるが、僕は全く共感できなかった。むしろイライラした。
ずっと喚いてるし、なんだかんだ恵まれてる気がして>>続きを読む
「楽しくないね」「それは風船より大事?」「何もしないを毎日やっている」等のパワーワードで現代人を滅ぼしにくるプーさん。もうこれはハーメルンの笛吹きプーさんですよ。現代人を解放する天使か、路頭に迷わす地>>続きを読む
プレデターシリーズと言えば作品を作るたびにどんどん相手が小物になり、全く威厳が無くなってしまったクリーチャーですが、今作は久し振りのガチンコバトルに熱くなり、今までの全過去作の要素を正当に受け継いだ上>>続きを読む
安定したメンタル、忘れないユーモア、決して大き過ぎない半径1m以内のトラブル、最高です。
友達や家族の為にゆる〜く頑張る、こういうヒーローになりたいよね。
前作からは少々トーンダウンしてしまった>>続きを読む
原作は主人公響が天才天才と言われ過ぎて、こちとら凡人は生まれつき何しても無駄と言われているようで悲しくなる漫画。でも面白い。
絶対に超えられない天才との壁、それによって生じる嫉妬と劣等感。彼女の存在>>続きを読む
ステイサムとメガロドンのガチンコバトルを期待していたのだが、ステイサムが4割程度の力しか発揮しないので不満でした。
メガロドンが情け無いんですよ。ワイスピのロック様やヴィン・ディーゼルの方がステイサ>>続きを読む
練りに練られた脚本で、社会性の強い作品だった。
キャラの違う7人姉妹(全員ノオミ・ラパス)が多産が罰せられる社会で生き抜く話。
ある日姉妹の1人マンデイがいなくなり、政府機関によってその他姉妹も命を>>続きを読む
狂気、過去の栄光、欲望、ハリウッドの闇と名声、栄誉の中毒性が人を狂わせる。
プールに浮かび、死ぬという金と名声への欲望に取り憑かれた男の皮肉的な最期、ハリウッドの闇と狂気に飲まれた女が「変身」したサロ>>続きを読む
『万引き家族』とも共通する是枝監督の初期作。
親や世間から見捨てられ、寄り添って生きる子供たち。観ているだけでしんどい。重苦しい。でも無視してはいけない現実。
周囲との同調や空気を読むことを強要する>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
異例の大ヒットだそうなので、めちゃくちゃハードルを上げて観たのだが、悠然と跳び越えて行きました。
前半は完全に伏線で、出来の悪いホラーを見せられるのだが、どこか間の抜けた間(ダジャレでない)やタラン>>続きを読む
久し振りに観た。
トーマスが走る部屋での戦闘はMCU史に残る名勝負。
アントマンはメンタルが安定していて見ていて落ち着く。泣かない、キレない、恨まない。他のアベンジャーズも見習え。
このレビューはネタバレを含みます
原作は読んでいます。原作が素晴らしいので、これを同等の質で映画化するのは無理なんじゃないかと思っていた。しかし、これは映画という形態をうまく利用した、とても面白いアプローチの作品になったと思う。
オ>>続きを読む
不幸な事故によって27歳の若さで亡くなったロシア出身の俳優アントン・イェルチンの遺作。
ネオナチに命を狙われたロックバンドが、ネオナチの巣窟から脱出しようとするという話。
ほぼ全編ネオナチとロックバ>>続きを読む
羊が紡ぐ兄弟の絆。
40年間も口をきいていない兄弟が、羊の殺処分という経済的、精神的大打撃によって絆を取り戻す。アイスランドらしい美しく、牧歌的な映画。
村の人たちにとって羊は家族であり、経済的な支>>続きを読む
ドイツ語の先生が1番好きな映画として紹介してくれた作品。かつて授業で観せたらねっとりとしたベッドシーンのことをすっかり忘れていて、気まずくなったという面白いエピソードが。
ドイツのトルコ移民は、移民>>続きを読む
ヌーヴェルヴァーグに強い影響を与えた作品。確かにトリュフォーの『突然炎のごとく』に似た話。原作は東京都知事として悪政を行った石原慎太郎。
端的に言うと童貞を怒らせると恐いぞ!っていう話なのだが、嫉妬>>続きを読む
おいおいSASUKE観に来たんじゃねえんだぞ!
全く刺さらない話だったが、とにかくトム・クルーズが飛行機から飛び降りたり、ロッククライミングしたり、パルクールしたりと大忙し。還暦近くになってすげーな>>続きを読む
時間潰しの為に観たのだが、なかなか良かった。キャラクターが全員しっかり描かれていて、さらに俳優陣はトップ俳優から、地味だけどしっかりこなす演技派が固められていて、このキャラクターたちを観るだけでも充分>>続きを読む
伊丹十三は僕が最も尊敬する人間の1人です。映画は今回初めて観ました。
では何故尊敬しているかと言えば、彼のエッセイ『女たちよ!』を読んで、彼のカッコよさ、思想、生き様、知識、その全てに入れあげてしまい>>続きを読む
女性をレイプしたのに、刑罰は腕立てと鞭打ち数回。さらに罰を受けたことに怒った犯人が被害者宅まで行って生きたまま当該女性を焼き殺したという事件が最近あった、ミソジニー蔓延の南アジアのトップランナー、イン>>続きを読む
先日のほん怖がチラつき全然怖くなく、脚本もガバガバで、蛮勇の名がふさわしい行き当たりバッタリの愚かな行動とご都合主義の展開の数々。
個人的にはダメでした。最初のシーンに若き竹内結子が出てたのは嬉しかっ>>続きを読む
計4時間の長尺の作品ですが、大大大傑作です。意図的に分かりにくく撮影されているので、集中して観る必要があり、集中力のない僕は2回、計8時間を費やして観てしまいました。暇人です。
当時の台湾の閉塞的な>>続きを読む
これ小林監督の中でも最高傑作ではないかと思います。
『仁義なき戦い』のような下の人間を利用し、搾取し、争いをさせるというモチーフは『NIGHT SAFARI』でも用いられていたが、自分たちが卑劣な手で>>続きを読む
全く成長しない変態ウディ・アレン。キャラクターとは作者の分身、体の一部を切り離したようなものだと脚本家の古沢良太さんが言っていたけど、まさにそれ。変態とヤバい奴しか出てこない。
ウディ・アレンの作品>>続きを読む
アンドロイドが感情を持ったらアンドロイドと人間の違いはなんなのかというテーマはフィリップ・K・ディック以降、数え切れない程作られており、このテーマを扱えば簡単に名作になると思ってもらっては困る。
こ>>続きを読む
今年ワーストではないかという感じです。
前作はギャグパートはいいがシリアスパートが見事にスベっていて、可もなく不可もなくの印象だったのだが、今回はギャグパートがシリアスパート並みにスベっている。
あ>>続きを読む