イリエさんの映画レビュー・感想・評価

イリエ

イリエ

「ここではないどこか」を疑似体験させてくれる作品が大好きです。

週に1本ペースで鑑賞しています。


ブログやってます。

「オーディオ フィクション アトリエ」

http://irie-gen.hatenablog.com/

映画(84)
ドラマ(0)

未来のミライ(2018年製作の映画)

4.0

生まれたばかりの妹が初めて家にくる、待たされるお兄ちゃん目線で進行するオムニバスっぽい物語。『となりの山田くん』の現代オシャレ版みたいな印象。主人公が4歳児というのが面白い。お尻をあげて寝たり、ジイジ>>続きを読む

怪獣島の決戦 ゴジラの息子(1967年製作の映画)

3.3

ゴジラの息子さん、超カワイイ! 藤子不二雄のSFに近いと岡田斗司夫氏が紹介してくれたので、興味を持ってみました。「怪獣映画なんて、そんなまじめにみるもんじゃない」という岡田氏の意見もわかりました。特技>>続きを読む

Wの悲劇(1984年製作の映画)

4.0

とんでもない事件を目撃した気分になりました。舞台女優を志望するパッとしない二十歳の子が、事件に巻き込まれ大先輩の身代わりになることで、いい役を手に入れます。タイトルの「W」、例えば劇中劇とシンクロする>>続きを読む

メアリと魔女の花(2017年製作の映画)

3.7

「ジブリ育ち」という紹介のされかたピッタリ。批判はあるでしょうが、物語として面白いです。ただ、期待してしまうんですよね。見たことのない世界、アニメの革新を。ラストや細かい部分は宮崎駿を越えるどころか、>>続きを読む

ガタカ(1997年製作の映画)

5.0

素晴らしい! 静かに押し殺した演技に神がかった掛け合い。スタイリッシュで、意外な展開も。SF映画だが、青春映画の要素もあり、運命に抗っていく。ジュード・ロウの「お前を見ても周りの目に映るのは、この俺な>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

4.0

キャラクターから小物まで、クセが強い(ポストカードは売れそう)。登場人物は、日の目を浴びない、ヘンな人たちばかり。主人公のふるまいは、いたずら好きの妖精にもみえる。その彼女が追いかけられる側になって、>>続きを読む

タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密(2011年製作の映画)

4.5

「ヤング・インディジョーンズ」と「パイレーツオブカリビアン」を足して割った上澄み液って感じです。どうして爆発的な人気作にならないのか不思議です。
元からのファンも大満足な出来だと思いますが、そもそも原
>>続きを読む

雨あがる(1999年製作の映画)

2.1

画が黒澤明らしく、日本って美しいなぁと思えます。ただ、冗長です。よく批判のある「殿が大根説」はちがうと思います。あれは味と受け取りました。問題は、誰もかれも台詞が浮いてる印象を受けてしまう点です。うー>>続きを読む

猫の恩返し(2002年製作の映画)

3.2

観る気もなく子どもとみていて、楽しんだ作品。猫の世界がユーモラスで愉快です。が、好き嫌いが分かれるかもしれません。リアリティー云々はNGかもしれませんが、猫の道を歩くとき、もう少し歩けなくてもいいんじ>>続きを読む

未知との遭遇 特別編(1980年製作の映画)

3.6

現在活躍するSF作家はみな影響をうけている、という噂も納得です。デザイン性や、想像力、根本的な優しさ。映画として、面白いんですけど、じーっと見て「あれは何?」みたいなシーンが多すぎません? 特にロイさ>>続きを読む

メトロポリス(1927年製作の映画)

4.5

リメイクしてほしいというか、ああ完全版がみたい! 普遍性のあるテーマが見事に織り込まれている、素晴らしい。群れをなす労働者の数が、強い画になっています。それに、水が血のように湧き出てくるなど、モノクロ>>続きを読む

ルパン三世 ルパンVS複製人間(1978年製作の映画)

5.0

何度みたか分からないが、細部のデザイン、音楽、声優さんなど、全てカッコいい。SFにオカルト、芸術作品のなかで走り回り、遺跡からロケットが飛び出す。最高のアニメです。改めてみると、五右衛門って死神みたい>>続きを読む

スフィア(1998年製作の映画)

4.0

原作に比べて評判が悪いようですが、普通に面白い映画でした。何より豪華俳優による密室での駆け引は魅力的。ハリーの頭のいい感じはサミュエル・L・ジャクソンにピッタリですし、シャロン・ストーンの情熱的で背中>>続きを読む

自転車泥棒(1948年製作の映画)

5.0

ここまで感動するモノクロ映画は久しぶりです。主役はダニエル・デイ=ルイス並みに有名な俳優さんだろうと思いきや、子ども役まで素人なのですね。台詞も少なく、想像する余地が多いためか、たまらない気分になりま>>続きを読む

猿の惑星:創世記(ジェネシス)(2011年製作の映画)

4.6

ああゴリラさん、最高っす。なんだ「フランケンシュタイン」かと思いきや、脱獄ものの面白さもあって、シーザー最高! 途中に挟まれるニュースでロケットの話をしていたり、自由の女神の模型を作ったり、オマージュ>>続きを読む

ジャンヌ・ダルク(1999年製作の映画)

4.0

もっと見たくなる。生々しい戦場。王様の義母、ヨランドの存在感、半端ネェっす。人を殺したことを自覚する終盤、ダスティン・ホフマンの素朴な語りかけに息が苦しくなります。ただ、納得できたような、できないよう>>続きを読む

シティ・オブ・エンジェル(1998年製作の映画)

2.1

好みの問題ですが、「どうなるの?」がない映画です。タイトルで予想した通りに展開します(最後まで)。永遠を捨てて、恋をする天使、人間界最高。欧米で主に信じられている神様ありがとう、みたいな。天使って、図>>続きを読む

ライトスタッフ(1983年製作の映画)

3.9

面白くてためになりました。アメリカからみた宇宙開発の映画です。ザ・主人公といった雰囲気はありませんが、イエガーだと考えるとタイトルがスッキリ降りてきます。ベル X-1マッハバスターや、F-104スター>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

3.3

「俺たちに明日はない」「パーフェクトワールド」、あとなぜか「サイコ」を想起させます。違いは、人物の成長や変化が「女性蔑視を内在的なパワー」としている部分でしょうか。ロードムービーですが、フェミニズム映>>続きを読む

ルパン三世 グッバイ・パートナー(2018年製作の映画)

4.7

ルパン三世のファンとして、大満足させてもらいました。テレビ映画で、これ以上求めるのは、酷だと思います。満点じゃないのは、財宝の歴史的な意味合いと登場人物が無理やりっぽくて。ショパンは好きだけど、うーん>>続きを読む

ルパン三世 イタリアン・ゲーム(2015年製作の映画)

2.4

画がカッコいい。睨むようで、微笑むルパン三世の横顔、いいっすねぇ。007を思わせる二クスとの銃撃シーンも痺れました。でも、あとは、うーん。始めの、車で列車を追うシーン「カリ城」っぽくて楽しいんだけど、>>続きを読む

続・猿の惑星(1970年製作の映画)

4.0

これまで数回観て、徐々に面白くなりました。特にラストが、前作よりある意味すごいです。画が前作のインパクトに押されてますが、台詞のインパクトは絶望的でさえあります。
歴史的にベトナム戦争と重なっていたり
>>続きを読む

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.3

単純に面白いんだけど、一体何だったんだろう、と棘のように刺さって抜けない作品でもあります。雰囲気は「ラピュタ」に似ていますが、内実が別物。まず「土から離れては暮らせない」思想からの脱却、戦争をヒロイン>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

5.0

スターウォーズの大ファンとして、最高の接待を受けた気分です。ディズニーがやるスピンオフ作品に納税の義務はないと判断し、映画館に行かなかったのですが、後悔しています。これはクソ面白いです。まず、ここまで>>続きを読む

ホーホケキョ となりの山田くん(1999年製作の映画)

3.7

落語の「うどん屋」に後味が似ています。素晴らしい作品で、花札がおばあちゃんの頭飾りになったり、チャンネル争いの動きがタンゴになったり、アニメの面白さも存分にあります。台詞や絵も、こちらが想像する一歩先>>続きを読む

ゼロ・グラビティ(2013年製作の映画)

5.0

素晴らしい。映画館に行かなかった自分を責めています。プロットは単純ですが「生きようとすること」そのものの映画といえる気がします。セリフや演技でキャラクターがつかめるのも好印象。我々にだって日頃からある>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅(2016年製作の映画)

4.7

トランクに入っていけば、不思議な魔法動物園が広がっている…、大好きです。悪対正義という構図ではなく、生物が本来もつ性質との対峙に見えていいっすね。俳優さんも、セットや小物も、パン屋さんのロマンスも、め>>続きを読む

追憶の森(2015年製作の映画)

4.2

いい映画みたなぁって気分になれます。崖から落ちるシーン、臨場感があって痛みが伝わります。ただ、終わってから、うん? あれって謙さんが、●●ってことになるけど、どうなの、と。少しモヤっとしちゃいます。

悲しみよこんにちは(1957年製作の映画)

1.2

ごめんなさい、この映画、私にはつまらないです。そんなに悩まなくていいんじゃない? ってくらいの葛藤で、誰にも感情移入できません。「中学生日記」なら20分で同じ内容ができそう。キャスティングが良かったの>>続きを読む

王様と私(1956年製作の映画)

3.4

実在するので当然ですが、異世界のエキゾチックぶりが生々しいです。あどけない国王にも親しみがわきます(「エトセトラ、エトセトラ、エトセトラ~」)。SF好きだからかもしれませんが、ファーストコンタクトもの>>続きを読む

華氏451(1966年製作の映画)

4.0

ディストピアの金字塔ということで拝見。この空気感、クセになります。「実在しない人間の物語は読んだものを不幸にする」本を焼く仕事をしている上司からの一言。オシャレな街並みに、美しい建物。逆さになったモノ>>続きを読む

007 スペクター(2015年製作の映画)

4.4

キャラが分かりやすい上に、答えがあるのもスッキリして私は好きです。絵作りがクリストファー・ノーラン系で、シンプルに楽しめました。カインとアベルというか、ファザコンというかで迷いますが、している行動と悩>>続きを読む

ジャックと天空の巨人(2013年製作の映画)

2.8

ニコラス・ホルト目当てで。おとぎ話の続きのよう、シーンやストーリーもシンプルです。その分、セットの美術や衣装、鎧などユニークな点が多い。ただ、説得力が低くて残念。蜂にびっくりして落ちるくらいなら、これ>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

4.0

007シリーズを最近になって「カジノロワイヤル」から見ています。新人スパイだったと思うのですが、もう引退間際の設定? 過去の自分との対峙ってこと? あの組織はどうなったの? これは、脱マザコン話? 何>>続きを読む

セッション(2014年製作の映画)

4.2

絶賛したいんだけど、うーむ、最近のスポーツ界のハラスメントを連想してしまう(あと、鉄腕dashの「グリル厄介」)。力を引き出すための罵声とそれに応える姿から、狂気がみえる。映画としては見応え十分。母の>>続きを読む

007/慰めの報酬(2008年製作の映画)

3.9

「カジノロワイヤル」の続き。面白くて、美しく、展開もびっくりなんだけど、なんだかスッキリしないです。ストーリーはわかるんだけど、プロットがあやふやな気がしました。それこそが007と同じ目線にする手法な>>続きを読む

>|