イリエさんの映画レビュー・感想・評価

イリエ

イリエ

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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.9

映画をみている間、『これからの「正義」の話をしよう』を思い出しました。
疑問なのは、どうしてこの映画に引き込まれたのか、わからない点です。失礼ながら、惹きこまれるほど面白い話ではないのに…。映画として
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クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険(1996年製作の映画)

3.3

「カリオストロの城」をリスペクトして、「オトナ帝国の逆襲」に影響を与えた、と予想される、不思議な印象の作品でした。
ヘンダーランドのスタッフさんの仮面マークや、トランプにデザインされた文字。一見どこに
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移動都市/モータル・エンジン(2018年製作の映画)

2.6

移動都市の動きが、彫刻家テオ・ヤンセンのストランドビーストみたい! 鋼鉄の生き物を見ているようで、ユニークです。
冒頭、なぞの少女に、移動するロンドンという衝撃。荒れ地を走り回る小都市と、圧倒して押し
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.3

ハードなサーカスの鑑賞に近い、熱くなる映画です。
トム・ハーディの発声に惹かれました。身体で表現する場面が多いのですが、たまに出す声も素晴らしい。マイクで拾っているのかもしれませんが、つぶやくような声
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

4.2

中盤、マイケル結婚式の初夜、こっちまで緊張します。いやぁ、あんな形で脱がれるとは、ねぇ。いいっすね。でも、一つの映画に結婚式が二回って、多くないっすか。
赤ちゃんと暴力など、対比に緊張感が増幅させられ
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ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.5

鑑賞後、「カイザー・ソゼ!」と発声したくて、つい言ってしまった。
ああ、ヴァーバルが手のひらに息を吹きかける仕草がたまらないっす。認識していることと、現実の差。面白いテーマですよね。
ただ、視点がやっ
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トゥモロー・ワールド(2006年製作の映画)

4.4

めちゃ面白い! 子どもが生まれない未来、という設定だけで惹かれます。この感じは『第9地区』に似てる?!(絵作りも含め)。長回しをすることで臨場感がマックスに。
乗用車が襲撃されるシーンがお気に入りです
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U・ボート(1981年製作の映画)

4.0

本物のUボートに乗せられたようなリアリティー。塹壕で戦うような閉塞感が好きな方にはオススメです。
漫画で見慣れた最強の原子力潜水艦とは違い、戦艦とは戦いません。補給艦を狙い、あとは耐えるだけです。敵の
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ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.7

「アームストロング船長を追体験」というより、「臨死体験」に近い気がします。
強烈だったのは映画の前半、ジェミニ8号に乗りこむ描写に、棺桶を連想しました。宇宙船内部からの視点のため、使い込まれた機器やス
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ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ(2016年製作の映画)

4.0

面白っ! マクドナルドを創業者した人の話。コピーには「怪物か。英雄か。」とあります。52歳(1954年)で、しがないセールスマンをやっていた男が、画期的なハンバーガー店に出会う。経営者の兄弟とフランチ>>続きを読む

チャイルド44 森に消えた子供たち(2014年製作の映画)

3.0

楽園とされる独裁国家で、歪められた犯罪。それは愛も同様に…(って、相手はトム・ハーディだよ!)。
歪められた愛がストーリーの中心で、感動的です。ロシアでは発禁なんだとか。なんたって、KGBの設立経緯が
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.9

黒人がKKKに潜入捜査!? 報道で知っているつもりが、知らないことばかり。アメリカというより、人間にこんな側面もあるのかと…。見ていて辛いシーンもコメディタッチで、わかりやすいです。
どちらかに偏った
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機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(1988年製作の映画)

3.5

機動戦士ガンダム全43話をみてから、こちらを鑑賞。映像は段違いに立体感がありました。名作だ、と言われる理由はわかります。
面白いっす。
でも、なんなんだろう。
ビッとこなかったっす。
古い人間だからで
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聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-(2011年製作の映画)

3.4

知らないことも多く、とても勉強になりました。山本五十六のカッコいいこと。こういう人に出会いたいなー。あんなに甘党だったんですね(水まんじゅう旨そう!)。
玉木宏氏が演じる新聞記者は、みんなが熱狂してい
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帝都物語(1988年製作の映画)

2.5

「学天即」が謎の紛失をしたとは聞いてましたが、納得です。こういうことでしたか。
何が原因かわかりませんが、上滑りしているように見えてしまいました(期待しすぎ?)。俳優さんは最高だし、台詞も設定も面白い
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別離(2011年製作の映画)

3.7

エンドクレジットが印象的な映画でした。普通より少し裕福な感じの四人家族。そのうち一人は進路が気になる娘さんで、一人は介護が必要なじいちゃん。夫婦はその板挟みで「別離」っていうか「別居」をすることに。た>>続きを読む

雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.9

うん、素晴らしい映画なんです。子どもと走るシーンとか、メタファーになっていて、とってもいいです。でも、なんだかスッキリしないんだよなぁ。
再出発するため、今あるものを分解してゆく、それも徹底的に。そこ
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アイアン・スカイ ディレクターズカット版(2012年製作の映画)

3.1

よくここまでおバカな作品ができたなぁ(讃えてます)。脚本家の中心に「中二」がいるとしか思えない。
SFとしてよりも、風刺画のように楽しめます。とにかく「絵」が面白いっす。
あと、レナーテが美人さんです
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禁断のケミストリー/ベター・リヴィング・スルー・ケミストリー(2014年製作の映画)

3.3

どこにでもありそうな薬局の二代目店長。半分マスオさん状態。夫婦喧嘩の元になりそうな空気感…、そこに浮気願望のある美女が現れ、主人公は薬を使って変身してゆく?!
どこか、アドラー心理学っぽいなぁと思いつ
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メッセージ(2016年製作の映画)

4.6

宇宙人とのファーストコンタクトもの。とんでもなく面白い映画なんですが、ただ、ずっと絵が地味です。主要なキャストは三人しかいません。しかも役者のオーラを抑えた演技とでもいうのでしょうか。でもですね、だか>>続きを読む

先生と迷い猫(2015年製作の映画)

3.2

面白くもない仕事にのめり込み、妻をかえりみなかった元校長。亡き妻が可愛がった野良猫を追い出してしまう。捨て猫にエサをやる人たちの心情から描かれてゆく。彼らが自分自身の身勝手を気づきつつも、寂しさや悲し>>続きを読む

パターソン(2016年製作の映画)

4.8

もっとこの映画の世界に浸っていたい!『アメリ』と同系列といいますか、「村上春樹」の空気感とでもいいましょうか…。好き嫌いがハッキリする映画かも。
定番の「ハリウッド映画」という感じではないんです。田舎
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ヘイトフル・エイト(2015年製作の映画)

3.9

やっぱ、サミュエル・L・ジャクソン、すごいっす。
前半、タランティーノってこういうタイプの重厚な監督だっけ? と思いきや、後半で納得、そして大満足!
場面は、馬車かロッジだけ、嘘に嘘が重ねられていく。
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MUD -マッド-(2012年製作の映画)

3.5

マシュー・マコノヒーが好きな人は是非って映画です。
別居しようとする父と母の間をいったり来たりする少年。逃亡犯(マコノヒー)のメッセンジャーとして、彼女との間もいったりきたり。そこで「純愛」から「実際
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クラッシュ(2004年製作の映画)

5.0


素晴らしい!! 「クラウドアトラス」と似た編集なんですが、より身近な事件を扱いつつ、より深くぶつかり、傷つけられます。
「街に出れば、誰かと体がぶつかったりする。でも心がぶつかることはない。みんな心
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クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲(2001年製作の映画)

3.9

やっと観ました。物語の主人公はしんちゃんのお父さん? 父ひろしの靴の臭いは、今を懸命に働く汗の結晶ですよね。
見ているわたしも、もう学生時代には戻れない。人生は仕事や家族で固定されてしまった。夢をもっ
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クラウド アトラス(2012年製作の映画)

4.0

星形のあざにこの展開なので『ジョジョの奇妙な冒険』を連想してしまう。あと、『火の鳥』。
長い尺の映画で、2本分くらいあるんじゃないかと思いきや、6つの短い物語が複雑に絡まってます。トム・ハンクスってや
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

腕は良いのだが、偏屈で潔癖な性格の持ち主が奇跡的に惹かれ合う話…で終わればいいのに! あのラストはどうなの!? クリスティの急行列車だけにしてほしいなぁ。別に珍しくもない古典的なオチだし。別に落とさな>>続きを読む

ファング一家の奇想天外な秘密(2015年製作の映画)

3.7

失踪した両親を探す姉弟の話、なんですが、ただの親じゃない。パフォーマンスでドッキリを仕掛けるアーティスト!? どこまでが本当かわからない。父に悩みを告白すると「その悪い習慣こそお前の魅力だ」なんてアド>>続きを読む

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.6

旧作(Ⅳ)の大ファンなので、納税だと思って映画館へ。「絵」も「音楽」も素晴らしい! アンサンブルのコンサートだと思えば大満足です。笑える絵も、泣ける絵もありました。(パンフレットのコンセプトアートも美>>続きを読む

フレンチアルプスで起きたこと(2014年製作の映画)

4.8

めちゃ面白いけど、これ何だろう、ジャンルは「コメディ映画」なんですね…。冒頭で事件というか夫婦の揉め事が発生、こんなので2時間どうするんだろうと心配しちゃいます(杞憂に過ぎない)。たいしたことは起こっ>>続きを読む

アラジン(1992年製作の映画)

3.6

ひさしぶりに鑑賞。インコの声は、神谷明さんだったんですね! 色褪せない名作だなぁ。ジーニーのテンション、やっぱ楽しい。

シンデレラ(2015年製作の映画)

4.5

リメイクの困難さをもろともせず、新たな価値を付け加え、新鮮さと懐かしさを両立! 感動っす。
とくにケイト・ブランシェットの継母は、純粋な悪ではなく、動機に説得力がうまれてます。アニメ版で、シンデレラを
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ザ・マスター(2012年製作の映画)

4.0

なんか、すげーのみた!! ポー ル・トーマス・アンダーソン監督印がクッキリ。自分の内側にある狂気に、なんとか立ち向かっていく姿がそのまま入ってきます。ただ、素材が「新興宗教」と「PTSD」なのでややこ>>続きを読む

サウスポー(2015年製作の映画)

4.6

いい映画だった~。「あしたのジョー」のアメリカ版って感じです。感極まって三度ほど落涙してしまいました。ジェイク・ギレンホールが好きで見ましたが、フォレスト・ウィティカーとの絡みは宝石クラス!
「怒り」
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ザ・コール [緊急通報指令室](2013年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

緊急通報を受けるオペレーターが主人公。コピーは「想像しろ、通話だけで 少女を救え。」とカッコいい。映画ではよくある誘拐事件が起きただけなのだが、こちらの心臓を鷲掴みにされる。電話の声だけだからか、緊迫>>続きを読む

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