soyさんの映画レビュー・感想・評価

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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.2

IMAXで鑑賞。
「ズドン」というような重たい銃声は、これまで観てきた映画では耳にしたことがなく、とても驚く。
また、FPSのような視点で描かれるD.C.の市街戦の画も挑戦的で新しい。

カリフォルニ
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憐れみの3章(2024年製作の映画)

4.1

「世にも奇妙な物語」だ。

不気味で擬悪的なシーンをふんだんに盛り込んでくるヨルゴス・ランティモス節は健在。常にキャストを中央に配置することで、不自然な程シンメトリックな構図を作り出している。また、寄
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バットマン(1989年製作の映画)

3.3

ジャック・ニコルソンに尽きる。不気味な笑みという彼のパブリック・イメージを上手く活かせている感じ。というか、役名含めて当て書きなのか?
しかし、ジョーカーがブルースの仇という設定はどうなんだろうか。
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.3

身近なことから目を背けてしまいがちな自分としては、正直やられた。
20代前半のスタッフから聞き取りをしたとのことで、若者の思考や行動パターンが非常にリアルに描かれていた。特に、金子大地演じるハヤシのキ
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ぼくのお日さま(2024年製作の映画)

4.0

全体として台詞は少なめ、表情や画面作りで魅せてくる作品だった。
逆光が多用され、キャストの顔が影に隠れることが多いが、一方で、「お日さま」=さくらのスケーティングシーンでは、それを象徴するように光が差
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.7

相変わらず圧巻のアクション映画だった。
グググっと寄るカットがたくさんあるけど、あれが最高に気持ちいい。
アニャ・テイラー=ジョイは目力強いから映える。
クリス・ヘムズワースもいいキャラしてて、出てく
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アンタッチャブル(1987年製作の映画)

3.8

ややクドさはあるが、見せ場を最大限にスリリングなものにする力技の演出が魅力だと思った。
マローンが襲われるシークエンスでは、襲撃犯の視点とすることで、一気にサスペンス度合いが増す。

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.3

面白い。このシリーズに期待しているのは、結局のところ、大勢の追手から逃げるトレーラーの画なので、大半の時間がここに費やされているだけでポイントが高い。行って帰るだけでもだ!さらに、(おそらく)編集で早>>続きを読む

フェラーリ(2023年製作の映画)

3.4

別作品ではあるが、どうしても『フォード vs フェラーリ』を意識せずにはいられない。時代設定は、『フォード vs フェラーリ』から10年近く遡る(10年後も相変わらず車は売れてないようだが)。

非嫡
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フォードvsフェラーリ(2019年製作の映画)

4.2

真のモーター企業の称号をかけた大企業同士の競争かと思いきやーーその側面も確かにあるもののーー、本質的には企業内でのポジションをかけた闘争だった。部品が噛み合わないと車は走らない。組織も同様であるが、そ>>続きを読む

マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

2.5

変な作品だった。
過去2作と比べると、バイオレンスは少なめでマイルドな仕上がり。『インディ・ジョーンズ』っぽい冒険活劇を目指して、失敗した感じ。
サンダードームってそこまで重要じゃないし、そもそもマッ
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ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリディ(2023年製作の映画)

4.0

年齢・人種・性別の異なる孤独な3人がクリスマス休暇を過ごす物語。
ありきたいな設定ではあるが、最後まで惹きつけられる。そして観終わった後には、心が温まる。脚本が巧い。
デザートだったり、爆竹だったりい
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マッドマックス2(1981年製作の映画)

3.5

前作より世界観がはっきりしたので、観やすくなった。無印では、なぜ暴走族は暴れ回っているのか謎だったので…。

圧倒的に強い奴がいない点は良い。マックスですら怪我しまくるし、ヒューマンガスも呆気ない。モ
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街の上で(2019年製作の映画)

3.5

なぜ、男は彼女が好きになった男に会いたがるのか。

個々の役者さんが上手いのは前提として、展開は結構ファンタジー。そんなわけない。でも、成田凌だけ妙にリアルだった。
固定でかつ長回しで撮ってるシーンが
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

2.8

大した事件が起こるわけでもなく、敵が強いわけでもなく、体感時間長かった。
サム・ロックウェルの子悪党は良かった。

memo: イーロン・マスクのカメオ出演

チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

4.3

三角関係と、とにかく「ヤバい」という前情報のみ入れて観た(“I TOLD YA”Tシャツが米国でバカ売れしてるという情報も知っていた)。

まず、試合シーンがヤバい。素人目でも、かなり上手いのではない
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マッドマックス(1979年製作の映画)

3.0

個々のシーン自体は面白いが、割と唐突な印象。マックス以外のキャラクターはほとんど記号なので、バックグラウンドもよく分からないし、簡単に死んでしまう。

胸騒ぎ(2022年製作の映画)

3.9

胸糞系ホラーの最新版きた!
そこまで評価高くないけど、面白かった。
割と力技、というか有無を言わせない感じはあったが(笑)
『ゲット・アウト』的な展開ではあるけど、なんのメッセージ性もない。
ぶっちゃ
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ボブ・マーリー:ONE LOVE(2024年製作の映画)

3.0

クライマックスをどこに持っていきたいのかがよく分からず。
ライブにおいて対立する両政党の党首の握手を実現したことが重要なんじゃないかなー。その背景が知りたかった。

インクレディブル・ハルク(2008年製作の映画)

2.7

MCUを通ろうと決意しなければ、絶対観なかった。人体実験で生まれたという設定が今後重要なのであれば、この話自体不要なのでは…。

トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.0

Primal Scream、New Order、Blur、Pulp、Elastica、Underworld…。90‘s UKミュージック好きにはたまらない。
Lou Reedそこで流れんの!?思わず笑
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.4

清原果耶のアナザースカイ in 台南みたいなシークエンスが最高だった。改めて清原果耶は最高だ。

ストーリーはありきたりな話。同じ36歳を題材にした『パスト ライブス』という傑作を観ちゃってたからなー
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異人たち(2023年製作の映画)

3.4

意識的に影が作られ、また、赤と青を強調した撮影がなされており、視覚的に印象に残った(レインボーフラッグでは、赤は命、青は調和を表しているとのこと)。

亡き両親の霊?が主人公アダムを抱きしめてくれたよ
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プリシラ(2023年製作の映画)

2.8

『エルヴィス』でのプリシラが野心的だった一方、今作では割と普通の女の子に見えた。逆にエルヴィスは、『エルヴィス』よりも信仰心が厚く、モラハラ男として描かれていた。

プリシラ役の方が少女から母親となる
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