前半の劇中劇はさすが三宅唱と言うべき映像ショットの連続が印象的だった。特に河合優実が洞窟を抜けて海に出る、ジョン・フォード『捜索者』を思わせるショットは圧巻。
中盤以降、雪国での撮影も素晴らしく、前半>>続きを読む
ほぼ主人公のモノローグで進行する構成と、忙しなく切り替わるカットの多用がnot for meだった。特に3話の「One More Time, One More Chance」が流れるラスト、連続性のな>>続きを読む
レッド・ツェッペリンはかなりブラック・ミュージックの影響を受けている。
【2回目: 2025.10.19 京都シネマ】
1998年生まれ(同学年!)から将来の日本映画を担う監督が現れたことが素直に嬉しい。
どのカットを切り取っても、一枚の画として洗練された美しさがある。>>続きを読む
IMAXレーザーGTにて鑑賞。
【2回目: 2025.10.9 TOHOシネマズ二条】
ストーリーは端的で理解しやすいが、「悪徳資本家がちょっと良い人になる」「娘と関係を修復する」いった展開は凡庸に感じた。体感長い。
ウェス・アンダーソンの特徴は、横移動や大胆なパンといったカメラワークに>>続きを読む
美しいショットに、キレの良いカッティング。映画らしい映画。無茶苦茶してるのにパワーで押し切っていて、その脳筋っぷりに笑わずにはいられなかった。
『テルマ&ルイーズ』の逃避行を想起(主人公の名前もルイー>>続きを読む
退屈な作品だった。
そう感じた理由として、第一に撮影が良くない。構図等にあまりこだわりが感じられず、映像にメリハリがない。せっかくNYの美しいロケーションであるのに活かしきれていないのが勿体無い。走る>>続きを読む
冒頭のタイトルバックの時点で傑作だと確信できた。スタイリッシュなデザインによって、ワンシチュエーションものながら最後まで惹きつけられる。内容よりも形式、カメラワークと編集の巧みさで魅せる映画らしい映画>>続きを読む
『アナと雪の女王』や『STAR WARS』シークエル・トリロジーにおけるレイとカイロ・レンの関係を想起させる。王道のストーリーに取り込まれ、そして本作が北米で大ヒットしているという事実は、K-POPが>>続きを読む
竹内洋『教養主義の没落』でも述べられているように、当時の大学生は文芸雑誌をひたすら読んでいた。大学進学率がまるで違うので単純には比べられないが、それでもあの頃の学生の知的水準の高さには率直に驚かされる>>続きを読む