Itasinさんの映画レビュー・感想・評価

Itasin

Itasin

映画(67)
ドラマ(0)
アニメ(0)
  • List view
  • Grid view

ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.8

戦後、復興中の東京にゴジラがやってくるという設定の勝利。
ゴジラが暴れるシーンはかなりのクオリティで楽しめる。この後しばらく山崎監督がゴジラを撮っていくのではないだろうか?いくつかの伏線を張っていった
>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

4.3

是枝監督の作品はどれも深く考えさせられますが、今回は観るものに主題自体を考えさせる秀逸なものでした。
何を語ってもネタバレになる作品は珍しいし、まだ観ていない人には何も語りたくない、そんな映画です。
>>続きを読む

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.5

実話の元になった主人公の持ち前の個性もあるが、明るく観れる難病医療もの。こういうアプローチで子供たちにも学ばせればいい。

亡国のイージス(2005年製作の映画)

3.5

3回目くらいかな。
福井晴敏の原作からエンターテイメント部分を強調して抜き出したものになっている。
登場人物たちの、映画の冒頭に至るまでの経緯がもう少し描写されていれば良かった。
勝地涼は、これが代表
>>続きを読む

クレイマー、クレイマー(1979年製作の映画)

3.7

公開当時に観るのと、今観るのとでは印象が違ったと思う。この時代から女性の自立を社会問題として、このような名作がうまれるほどアメリカは先を行っていた。
ビリーの心中に寄り添うだけのメロドラマではなく、ち
>>続きを読む

鉄道員(ぽっぽや)(1999年製作の映画)

4.1

高倉健が演じるファンタジー。浅田次郎の描く物語はやはり泣かせる。この作品は、静的な感動が常に流れている感じ。これぞ高倉健という佇まいと、圧倒的な透明感の広末涼子がいい。

ラヂオの時間(1997年製作の映画)

3.7

三谷映画は舞台で観たくなるものばかり。映画のほうが自由度は高いのだろうけど、この密室劇がどのように舞台で演じられたのか、体験していないのが惜しい。

飢餓海峡(1965年製作の映画)

4.0

戦後間もない頃の、貧困と格差が生んだ悲劇。現代ならあり得ないかと言えば、そうでもない。故郷の東舞鶴が舞台になっている映画を、東京の亀戸で観た。

海賊とよばれた男(2016年製作の映画)

3.8

原作を2時間半では描ききれなかったのかもしれないが、重厚な物語として楽しめた。俳優陣も良かったが、佐藤直紀の音楽が良い。

桜田門外ノ変(2010年製作の映画)

3.4

このテロの現場指揮官である関鉄之介の視点で史実を追う。
井伊直弼はそれほどの悪人としては描かれておらず、作者が主人公たちの無念さを二・二六事件と重ねたのもわかる。

秒速5センチメートル(2007年製作の映画)

3.0

この頃は岩井俊二の世界をアニメでやりたかったのかなぁ。絵は美しいが、うまい子役が演じれば実写のほうが良いファンタジーになるかも。

雲のむこう、約束の場所(2004年製作の映画)

3.0

やりたい事が多過ぎて発散し過ぎか。誰にも没入できずに何となくクライマックスを迎えた。

言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.4

淡々と流れる美しい絵と物語。一気に来るクライマックスで二人の感情が邂逅する。エンディングの「Rain」がいい。

RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語(2010年製作の映画)

3.2

昔、仕事でよく乗った一畑電車。懐かしい景色を見ながら、サラリーマンのファンタジーを。

硫黄島からの手紙(2006年製作の映画)

3.7

ハリウッドでこの映画をよく作れたものだ。反戦映画というよりも、負け戦を淡々と描くことが戦争の無意味さを伝える強いメッセージとなっている。二宮くんは、ここから爆発的に才能が開花すると思ってたんだけどなぁ>>続きを読む

父親たちの星条旗(2006年製作の映画)

3.7

戦争に対するアメリカの内省を描く一つの方法だと思う。どの登場人物に感情移入すればよいのか悩んでしまった。

JAWS/ジョーズ2(1978年製作の映画)

3.0

1と違ってなかなかジョーズは暴れない。迫ってきている恐怖が淡々と描かれる。登場人物の描き方が薄く、感情移入しにくい。ジョーズにも感情を感じない。監督の差だな。

12人の優しい日本人(1991年製作の映画)

4.2

三谷幸喜の天才ぶりを映画で再現した一つの密室劇。舞台で観たかったなぁ…。ほんとチケット取れなかったもんなぁ。
映画としてのスコアというより脚本の出来過ぎさがハンパない。

病院坂の首縊りの家(1979年製作の映画)

3.5

シリーズ最終作。これまでの因縁や宿命、呪縛といった主題と少し毛色が異なり、復讐の悲劇となっている。桜田淳子は続けていれば大女優になってただろうな。

女王蜂(1978年製作の映画)

3.6

市川×石坂金田一シリーズを変わった順番で観る3本目。
伴淳三郎と三木のり平に全部持ってかれた感が凄いが、石坂浩二の金田一にも自身が満ちてきた感じ。

獄門島(1977年製作の映画)

4.0

前半の人間関係の説明部分も比較的わかりやすく楽しめる。今の技術で撮影したら市川監督、どのシーンも美しく撮るんだろうな。

悪魔の手毬唄(1977年製作の映画)

3.8

石坂金田一シリーズを2作目から観てみる。
どれもそうだが、前半の説明部分がとにかく登場人物の関係を押さえるに必死になる。
市川崑の演出は控えめか。

恍惚の人(1973年製作の映画)

3.9

40年以上も前に認知症とその支援のあり方を考えさせる映画。
あれから社会は成熟したと言えるか?

不毛地帯(1976年製作の映画)

3.9

昭和の社会派作品。少し前までこのような作品はテレビでもやってたのに。今でも通用すると思うが、時代ではないか…。

ソーシャル・ネットワーク(2010年製作の映画)

3.8

コンプレックスを抱えた天才が成功者になるまでに、巻き込まれていく人々。

アンタッチャブル(1987年製作の映画)

4.1

骨太なアメリカ映画はやはりいい。音楽もアルマーニの衣装も洗練されている。

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.0

これでしたか!
よくアイデアが練られています。話題になった当時、観れていませんでしたが、高い評価を受けるに相応しい映画です。

白夜行(2010年製作の映画)

3.5

まさに白夜のような暗さ。主人公二人にはもっと影のある配役でも良かった。
船越英一郎は上手い。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

3.7

新劇場版3作を一気に観たけど、一気に観たからって理解が出来るものでは無いですね。
仕掛けだらけのいい作品です。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.9

金曜ロードショーで録ってあったTV版。
凄いスピード感。「シン・ゴジラ」に似てるな、と思っちゃうほどクセが強い。
この辺りから考察読み込んでからのほうが楽しめるかも。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

3.8

無料配信で久しぶりに観た。
そりゃあの時代にこれが出たら、驚くし困惑するわな。
ガンダムとは違う形で今に続いている。

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)

3.6

思ってたのと違った。横山秀夫の作品はあくまでも組織を描く。堺雅人は異才。

64 ロクヨン 後編(2016年製作の映画)

3.3

後半の後半が少し間延びする。1作にまとめても良かったと思う。

万引き家族(2018年製作の映画)

4.0

重いテーマを淡々と。
是枝作品の中では感情移入しやすいものでした。演者たちは演技力のかたまり。

三度目の殺人(2017年製作の映画)

3.5

テーマは家族。
法廷シーンがもう少しあったほうが人物に深みが増したか。

>|