J1reviewさんの映画レビュー・感想・評価

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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

タクシードライバーとなった若者が徐々におかしくなっていき正義に取り憑かれる話。

ただただデニーロの存在感に圧倒される。ゴッドファーザー2から2年後にこの役をする振れ幅。なんか絶妙に「いそうな」弱者男
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

3.2

将軍が暴走しロシアにミサイル攻撃を仕掛け、人類の危機に陥る話。

大学生のときに授業で観せられたのが初めての鑑賞で今回は多分3回目の視聴。正直なところ、映画史上に残る傑作という評価は未だ納得できず。1
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ザ・ファーム/法律事務所(1993年製作の映画)

3.4

新米弁護士のトムクルーズが破格の待遇を提供する事務所に入るも、不審な動きに呑まれていく話。

若かりし日のトムクルーズ全力疾走が楽しめる。ちょっと何やってるかよく分からない部分もあったが、全体にテンポ
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8月の家族たち(2013年製作の映画)

3.8

父親が行方不明になったことをきっかけに娘たちが実家に戻るも、薬物中毒の母親との地獄のような時間を過ごす話。

嫌な空気がこちらまで伝播する。不快な熱さ。奇人の絡みづらさ。修羅場の重い空気。泣く直前の体
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.4

イギリスの首相に就任したチャーチルが、ドイツが攻勢を仕掛ける中で政争と苦悩の末に決断を行う話。

政治家って何をする仕事なのかますます理解できなくなっている今日この頃の自分ですが、この映画でのチャーチ
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王になろうとした男(1975年製作の映画)

3.6

未開の地に赴き王になろうとした2人の物語。

序盤は面白可笑しい珍道中の映画かと思って観ていたら、思ったより壮大で不気味な展開になっていき見入った。感想として何を書けば良いのか正直浮かばないけど、昔っ
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あなたを抱きしめる日まで(2013年製作の映画)

3.2

修道院にて子どもを産むも生き別れとなった女性が、高齢になってからジャーナリストの助けを得て息子探しを始める話。

この生き別れ、再会はあまりに辛い。母の強さを感じずにはいられない話。最後に「赦す」場
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遠い夜明け(1987年製作の映画)

3.8

アパルトヘイトの南アフリカで白人の新聞屋が黒人活動家と交流を深める話。

南アフリカって場所が辺鄙だし世界全体への影響が小さいからか世界史でもスポットライトが当たらないけど、アパルトヘイトはとてつもな
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奇跡のシンフォニー(2007年製作の映画)

2.8

孤児となった少年と生き別れの両親が、それぞれ音楽に没頭しつていたら奇跡を起きる話。

良い話で感動すべきなんだろうけど、前段の不条理さ・卑劣さへの怒りが残りすぎて素直に喜べず。感動を作るためのスパイス
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ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.0

妻が失踪し殺人の疑いを掛けられた男が困難に立ち向かう話。

ホラーではないけど人間の怖さが堪らない作品。想定した展開は①妻の思惑通り殺人で死刑になる②帰宅して殺される、くらいだったけど、そんな派手では
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.2

ブルースを愛する破天荒兄弟が、5000ドルを稼ぐべく珍道中を繰り広げる話。

狂気じみたコメディなのだけど、一方で音楽含め丁寧に作られている不思議な作品。特に終盤のカーチェイスはとんでもないことになっ
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憧れを超えた侍たち 世界一への記録(2023年製作の映画)

4.0

WBC2023で侍ジャパンに密着したドキュメント。

やっぱりこの侍ジャパン最高。ベンチ裏が観れるのが貴重で、個人的に特に良かったのは、
・大谷が試合前の国歌斉唱のときに登板前でブルペンにいたのだけど
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トランボ ハリウッドに最も嫌われた男(2015年製作の映画)

3.4

ハリウッドにおける赤狩りで爪弾きにされた脚本家が名声を取り戻すまでの不屈の日々の話。

アメリカの同調主義的で形にこだわる性質が垣間見える作品。自由で多様性の国という印象が強いけど、少なくとも上流階
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素敵な人生のはじめ方(2006年製作の映画)

2.8

寂れたスーパーで有名俳優と移民店員が出会い、1日を共に過ごす話。

フリーマンが老賢者として導くテンプレ的な雰囲気の作品。その割にあまり強いメッセージは感じられなかったけど、人と人が交わって生まれるも
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ハリー・ポッターと賢者の石(2001年製作の映画)

4.0

家庭内で虐げられてきた少年が、突然魔法学校への入学することになり奇想天外ライフが始まる話。

シリーズ全体として素晴らしいものだと思っているけど、やはり第一作のワクワク感は至高。ただただ夢がある。今改
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いちご白書(1970年製作の映画)

3.2

平凡な男子学生が、魅力的な女学生との出会いをきっかけに学生運動に入り込んでいく話。

正直60年代の学生運動はよく分からないし、この映画を観ても「どうしてこうなった」感は拭えず。ただ、大学生特有の不安
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ブロンコ・ビリー(1980年製作の映画)

2.8

西部劇ショー興行で各地を巡る古風な男が、訳あり女性と出会い旅路を共にする話。

西部劇の雄イーストウッドが現代社会において苦境を漂流する展開はなんだかメタ認知的で哀愁深い。メインはそこよりも訳あり・仲
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小説家を見つけたら(2000年製作の映画)

3.8

バスケットボールと文学的才能に恵まれた黒人少年が、引きこもりの著名作家と出会い交流する話。

自分の言葉を紡ぐという行為がとても美しいということを思い出させてくれる作品。一方で単に文学的なだけでなく青
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コッホ先生と僕らの革命(2011年製作の映画)

4.0

ドイツの学校でイギリス帰りの英語教師がサッカーを教える話。

サッカーの歴史情報としても面白いし、人間の性質について色々と考えさせてくれる。権威と統制。解放と民主。どちらが良いと一概に言えるものでもな
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007 スペクター(2015年製作の映画)

3.8

おなじみ007が、00組織消滅の岐路に立ちつつも宿敵に挑む話。

ストーリーはあまり頭に入らなかったけどアクション・映像が高レベルで満足度高い作品。昔の007ってオープニング音楽までは良いもののその後
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恋愛小説家(1997年製作の映画)

3.8

人気の恋愛小説家である偏屈な中年男性が、行きつけの店でウェイターにちょっかいを掛ける話。

最初に犬が捨てられた際は最悪な印象だったけど、終わってみれば久しぶりに胸に沁みるラブコメディ。人間って不器用
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バグダッド・カフェ<ニュー・ディレクターズ・カット版>(1987年製作の映画)

3.2

アメリカの砂漠地帯にぽつんと佇む寂れたカフェにドイツ人女性が訪ねてくる話。

なんとも言えない違和感が常にあり自分の狭量さを実感させてくれる作品。前半は視覚的・聴覚的な不快感との戦い。終盤はこういう作
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トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.4

電車に乗っていると見ず知らずの女性に脅され、車内から1人のターゲットを探す役目を押し付けられた元警官の話。

アメリカの電車内は自由である。そんな自由な中だからこそ実現するクリエイティブな展開といえる
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招かれざる客(1967年製作の映画)

2.8

若い白人女性が結婚相手として突然黒人男性を両親に紹介し承諾を得ようとする話。

昭和のホームドラマ感に溢れ、暖かさと能天気さが押し寄せる。なんだこの娘は、というのが正直な感想。人種差別がテーマではある
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ベンジャミン・バトン 数奇な人生(2008年製作の映画)

4.2

老人として生まれ若返っていく男の数奇な人生の話。

多分10年ぶりくらいの鑑賞。ストーリーもビジュアルも衝撃的だけど、人と生きることについて考えさせられる。人って時間を共有することで愛を深めていくもの
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最強のふたり(2011年製作の映画)

3.6

全身麻痺の富豪の助手として、退廃的な生活を送る黒人の若者が採用され交流する話。

文化の融合の話としてはちょっと理想論的な感じもするけど、2人のキャラが良く違和感なく観られる。

環境の重要性を改めて
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愛は静けさの中に(1986年製作の映画)

2.4

聾者で言葉を話せない女性と、聾者教育の男の愛の話。

音の壁を超えて情熱的に男がリードする純愛物語、ということなのだろうけど、男が碌に自己開示せずに一方的に女性のプライベートな心理に入り込もうとする感
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旅立ちの時(1988年製作の映画)

4.2

反戦テロリストの両親と共に逃亡の暮らしをしてきた男子高校生が、新たな逃亡先で新たな人と出会い未来と家族に葛藤する話。

眩しいほどの青春と、薄暗い家族のしがらみ。驚くほど急に終わるのだけど、あっけな
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ワイルド・ストーム(2018年製作の映画)

3.6

最強ハリケーンが迫る中、紙幣処理場に強盗団が襲来する話。

天災もののB級映画かなと思っていたけど、思ったより面白い映画。単純にハリケーンを背景にアクションするのではなく、ハリケーンをうまく利用したア
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ミラクル・ニール!(2015年製作の映画)

2.8

冴えない学校教員がある日全能となり何でも思った通りに操れるようになる話。

コメントが浮かばない。基本的にはハートフルなヒューマンコメディ、という雰囲気なのだけど、妙にこだわって作られている宇宙人パー
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ターミネーター2(1991年製作の映画)

3.2

ジョンコナーズ少年を息絶えさせようと再び悪のT1000が未来から再び送り込まれ、T800が再び助けに来る話。

個人的には1の方が印象的だった。未来から2体が来て追いかけられながら最終的に工場で撃破、
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スコア(2001年製作の映画)

2.8

凄腕怪盗おじさんが、最後の仕事として初対面の若造と組んで厳重な警備から宝物を盗もうと試みる話。

実際の怪盗作業はなんか面倒で早送りしてしまった。事前準備や事後の人間関係の方に楽しみを感じるのはロバー
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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

4.0

父親との関係に悩む雑誌記者が、取材を通じて子ども番組司会者と交流する話。

啓発的だけど暗喩的で、正直理解しきれなかった気もする。ただ、歌にも出てくるbeautiful dayとかgood feeli
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン(2002年製作の映画)

3.6

父親譲りの才覚で詐欺師として世界を飛び回り豪遊する男の話。

華麗な詐欺エンタメ映画かと思ってたら、思いの外こころの闇と寂しさが溢れていて深みのある作品。家族への執着が切ない。犯罪もここまで手が混むと
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ミセス・ダウト(1993年製作の映画)

3.2

妻と離婚し最愛の子供たちに会えなくなった男が、なんとかして子供たちに会おうと奮闘する話。

親子が可哀想で考えさせられる上バレたらどうしよう的なドキドキがあり気楽に楽しめるコメディではない。どんな手を
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.4

新たにデビューするアーティスト彼氏の付き添いでニューヨークに来た女性が、彼氏とのいざこざの中酔っ払いプロデューサーと出会いアルバム制作を始める話。

なんか皆で作り上げる雰囲気っていいな、と思った。普
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