このレビューはネタバレを含みます
時代と戦争に翻弄され、正義感から核を作り上げたはいいものの、核の使い方には関われず、権力に振り回され罪悪感だけが一生を付きまとう。
プロメテウスやシヴァ神の例えは胸に来るものがあった。
ロスアラモ>>続きを読む
ミステリーというジャンルは思った以上に裾野が広い。
北村薫の『六の宮の姫君』では、芥川龍之介が遺した言葉から、彼が作品を著した経緯を紐解いていくストーリーが展開される。
名作家の米澤穂信も、この本を読>>続きを読む
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3時間30分
マラソンを走った翌日に観に行ったので、早い人はフルを走り切る時間だな、としみじみ。
使うインディアン、使われる白人。
裏返った状況は「バービー」にも共通しているが、れっきとした史実>>続きを読む
関東大震災でゼロになった街で、朝鮮人虐殺が起き、ゼロがマイナスとなる。
ゴジラ-1.0が世間を席巻しているが、悲劇の連鎖は歴史上何度も起きている。
集団心理、こうであるはずだという思い込み、韓国併>>続きを読む
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シンゴジラと双璧をなすゴジラ、ここに爆誕。
戦後日本に追い討ちをかけるように蹂躙するゴジラは、まさに戦慄そのもの。
人間ドラマを削いだシンゴジラ。
人間ドラマを重視したゴジラ-1.0。
官制主導>>続きを読む
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意外と面白い
前半は未来に希望を抱く家族が明るく描かれ、いざ新築の家を建ててからは不穏な空気が終始流れ続ける。
意外とミステリー要素があり、増える被害者に黒幕を探す楽しさもミステリー好きとしてはあ>>続きを読む
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久しぶりの駄作。
とにかくストーリーが無い。
主人公はひょんなことから幽霊がひしめく館に足を踏み入れるが、それがひょんなことすぎる。
もともと幽霊を写すカメラを開発していたようで、それで幽霊を写せ>>続きを読む
考察に考察を重ねればどうやら深い映画であることは確かなようである。
でも、「考察すると面白い」の前に、「楽しく見れて面白い」を期待していた。
宮崎駿の人生を重ねていたり、今までのジブリ史を振り返っ>>続きを読む
遺体となって見つかった女子高生の遺体。
容疑者の男は完全黙秘。
それにより人生を狂わされる被害者家族。
容疑者の沈黙、被害者家族の沈黙、それを知る関係者の沈黙、そして刑事の沈黙。
真実への沈黙を破る>>続きを読む
ポイントで鑑賞できてよかった。
意味が分からん。
ブラッド・ピットがかっこよかっただけ。
アジア感の強い日本演出にはもう慣れてるし、新幹線に寄せようとしたけど寄せられてない設定も別に大して気にならな>>続きを読む
生田斗真が演じるのは、ネット社会の闇を斬る仕事人。snsで露呈する人間の醜さに実力で制裁を加え、その姿からシンブンシと呼ばれる存在に。
だがその手口には不自然な点があり、そもそも彼になぜ社会の闇を斬る>>続きを読む
携帯電話、押印による稟議、そして融資に翻弄する銀行員。
否めない一昔前感を、今をときめく俳優陣で中和しようとしているが、これは紛れもなく池井戸映画である。
高圧的な上司、徹夜で1人読み込む分厚い資料>>続きを読む
そんなにウルトラマンが好きになったのか、庵野秀明-。
どうしても「シン」を冠しているだけあって、シン・ゴジラと比べざるを得ない。
リアルさと特撮感が錯綜し、どっちつかずの展開に終始、特に感情移入で>>続きを読む
ここ数年で1番。
特定のキャラを推すスピンオフ仕様でもなければ、万死アクション一辺倒仕様でもない。
一見さんお断り感も無く、初見にも優しい作り。
近年のぶっ飛びアクションと、初期の頃のぶっ飛び犯人、>>続きを読む
昔のバットマンシリーズをダークにした感じ。
それは時に警察と協力し、時に警察と対立しながら治安を守る探偵的存在。
しかし、彼自身に復讐する心があるが故、太陽の下では生きられない。
ゴッサムシティに巣>>続きを読む
公開1週間足らずで2回見た。
多分また見る。
全てのスパイダーマンファンに捧ぐ。
というかむしろ、気づけばスパイダーマンファンになってしまうような映画。
感動も興奮も笑いも、絶妙なバランスで折り>>続きを読む
後半まで冗長だなーと思って観ていたら、後半怒涛の展開に目が冴えた。
ホテルにかなり治外法権が認められてるのは気になるけど、今作は前回以上にミステリーしてた。
我々が被っている仮面は1つとは限らないのか>>続きを読む
言ってみたくなるセリフが今回も多い。
そしてとにかく松坂桃李がかっこいい。
鈴木亮平の狂気もまた。
この令和の仁義なき戦い。レベルは確実に上がっている。
初めてエヴァで少し感動した。
「何十万人もの命を一瞬で奪い去った核爆弾や細菌兵器
あれだって最初は 名もない化学者の純粋で
小さな夢から始まっているんじゃないだろうか?」(Everything i>>続きを読む
佐藤浩市のいぶし銀な演技。
訳の分からないストーリー。
一層引き立つ役者たちの演技。
見た感想もサイレントである。