rumblefishさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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銭形平次捕物控 美人鮫(1961年製作の映画)

3.8

長谷川一夫版、最終作。
人身売買に麻薬の輸入の巻。

八五郎は船越英二。くねくねしてます。
また「美人蜘蛛」のコメディ路線がやや大人しくなっているのが嬉しい。

江戸での女性誘拐、麻薬のまん延を追う平
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夏の庭 The Friends(1994年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

前半は三人の小学生と老人傳法喜八の交流を描いているが、後半は趣が変わって、戦争によって壊れてしまった喜八夫婦を取り巻く小学生たちの活躍を描く。

喜八の妻古香弥生が三人の担任の先生のおばあさんだったと
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レ・ミゼラブル(2012年製作の映画)

4.4

ミュージカルなのでついていけるか心配だったが、大丈夫だった。
これは良い。

原作未読なのでチャレンジしてみたい。

愛と追憶の日々(1983年製作の映画)

3.0

独特の母娘の愛。
正直、どう評価して良いのか。
エマの夫も浮気相手も微妙。

ギャレットがコルベットのハンドルを足を使ってさばくところは面白かった。宇宙飛行士って、これも微妙な設定。

クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち(2004年製作の映画)

3.3

ナチスがキリストの財宝を見つけるって、どっかで聞いたようなインディ・ジョーンズ。
地下からニュッと出てくるマジノ線の砲塔、すごい。
面白いんやけど、キリスト教の知識がないから、いまいち入り込めない。
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山猫は眠らない2 狙撃手の掟(2002年製作の映画)

3.5

1よりも面白かった。
セルビアの車はめちゃくちゃ炎上する(笑)。
ベケットがミラーに言及するところは、繋がってるなって感じで良かった。
ヘリでの脱出は、RPGがあったら終わりやと思う。

銭形平次捕物控 美人蜘蛛(1960年製作の映画)

3.0

やじきた道中の巻

かなりコメディ路線になってしまっている。
本格的なミステリーの銭形平次がかっこよくて好きだったので、正直残念。

銭形平次捕物控 雪女の足跡(1958年製作の映画)

3.6

謎の盗賊団と一般人に化けた首魁

今回の八五郎は船越英二、お品さんは香川京子。
序盤、盗賊団花蝙蝠による江戸城の金庫破りを、瓦版売りのお仙さんが軽快な口上で解説してくれる。花蝙蝠は八五郎や町人の活躍で
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.0

結構感動するなって思ってたら、批判もあったようで驚いた。差別の問題を扱うのは本当に難しい。

ヴィゴ・モーテンセン、増量してたんや。こっちもびっくり。

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

3.4

タイトル、そういうことか
途中までは良かったけど、ラストが、って意見に賛同する

あんなことしなくても、普通に送ってあげても愛は十分伝わったのに

優駿 ORACION(1988年製作の映画)

3.8

“下手な乗り方をして申し訳ありませんでした”
“ありがとうございました”

自分は感動した。

一点だけ。馬運車を緒方直人が運転する場面だけど、競走馬専門の運送会社に頼まないなんてことが80年代にはあ
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山猫は眠らない(1993年製作の映画)

3.5

ビリー・ゼインって意地悪そうな顔してる。おじいちゃんになった今の画像をみると、そんなことなさそうなんやけど。

食料も水も十分とは思えない。
あと、トイレはどうすんのかな、とか余計なことを考えてしまう
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めぐり逢えたら(1993年製作の映画)

3.5

ラジオに出演した見ず知らずの男性に運命を感じる、という設定がレトロでいい味わい。
手紙を出す、会いに行く、やっぱ大事なのは行動することやね。
ジョナの最後の、エレベーターのドアが閉まる時の表情が、やっ
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クリムゾン・リバー(2000年製作の映画)

3.3

ジャン・レノとヴァンサン・カッセルのフランス二大スターの共演で、猟奇的な殺人の遺体もアクションもよくできてるのに、なぜか物足りない。
大学ぐるみの犯行なんだから、もっと加害者や被害者がいるはずだけど、
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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.9

モードにとっては幸せな人生だったのかな

自分の赤ちゃんを抱けないなんて、男には分からない辛さがあるんやろう

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.4

ようやく見た。
いじめ、援助交際、万引き、自殺、殺人と、現実にここまで続いたら溜まったもんじゃないってことが美しい映像で描かれる。
これ、どんな10代を過ごしたかで、見方、受け止め方が全然変わってくる
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銭形平次捕物控 鬼火燈籠(1958年製作の映画)

3.8

潜入捜査の巻。

これまで与力の笹野新三郎役だった黒川弥太郎が、赤犬の巳之吉という殺し屋に。
これが格好いい。
さらに姥が池をシマにしている聖天一家の香川京子演じるおしんが、これまた格好いい。

今作
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銭形平次捕物控 八人の花嫁(1958年製作の映画)

3.5

今回は地上げの恨みです。

おきんさん演じる八千草薫がすごい美人。
八五郎はなんとエノケン、初めて見たかも。
その八五郎の子分の様な二人組がコントを始めたときは何だこれはと思ったけど、ダイマル・ラケッ
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銭形平次捕物控 女狐屋敷(1957年製作の映画)

3.8

新興宗教の巻。
ここでも阿片が登場する。
阿片を病人に使って一時的に回復したように見せかけ、最後には殺してしまう悪徳ぶり。しかも究極の目的が幕府の転覆という大風呂敷。

平次親分が相手にする敵の数が増
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アス(2019年製作の映画)

3.5

ホラーというより、非常に強いメッセージを含んだSFって感じ。主題は、アメリカの格差社会。10年くらい前にオキュパイ・ウォールストリートという格差反対運動があったけど、アメリカ政府が作ったクローン人間と>>続きを読む

(2000年製作の映画)

3.0

シリアスな話なのにちょいちょいコミカルなのは、監督、主演の関西人の性か。
最後、地の果てまで逃げてやるという正子。
笑わそうとしてます?
爆笑っていうより苦笑て感じやけど。

日本侠客伝 浪花篇(1965年製作の映画)

3.5

鶴田浩二がかっこいい。
八千草薫、めちゃくちゃ美人。
里見浩太朗は、最初分からなかった。若い。

最後の新沢との対決はあっさりだが、その後がいい。
高倉健と鶴田浩二の、藤山寛美の屋台でのくだりが、ドタ
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無法松の一生(1943年製作の映画)

4.2

二つの国に切られた作品・・・

自分なんぞが付け足すことは、最早何もない。
阪妻も園井恵子も素晴らしい。
言っても仕方のないことだけど、それでも18分のフィルムが残っていれば、と思ってしまう。
阪妻で
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現代やくざ 人斬り与太(1972年製作の映画)

3.7

深作欣二が撮ると、仁義とか任侠とかは一切ない、暴力に満ち溢れた世界になる。沖田は金儲けにいそしむ経済ヤクザなんかにはなれない、まさに狂犬。

ここから「仁義なき戦い」に繋がっていく。

旅立ちの時(1988年製作の映画)

3.5

リヴァー・フェニックスが見たくて。

左翼活動家の家族というおもしろい設定。

銭形平次捕物控 まだら蛇(1957年製作の映画)

4.0

今作は女優陣が光る。
何と言っても美空ひばり。本名はお吉だが、男装し小吉と称して船頭をしながら父を探している。船を漕ぐシーンでは毎度歌を聞かせてくれるのが楽しい。
そして木暮実千代演じる女賭博師お絹。
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銭形平次捕物控 人肌蜘蛛(1956年製作の映画)

3.8

最初見たときは、どんな犯罪が行われているのかちょっと分かりにくかった。
上総屋、尾張屋、伊勢屋、板倉屋たちによる米の買い占めと、上総屋のお絹の失踪が絡み合っている。
お絹さんは上総屋先代の跡取り娘で、
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